《 性悪執事 と 傲慢主人 》 ／ 〆

我が主様、只今戻って参りました。（ 扉開 ／ 跪き ）
＿＿ッと、また主様の元へと戻るのが遅かったですかね。（ 時計ちら ／ うーん ）今度は道に迷った女性が居らしたので道案内を少々と、喫茶店でお話を少々しておりました。（ 身振り手振り ）この数少ない有能かつ常駐である執事を解雇するのであるというならば、否、出来るのならばお好きにして下さればと思う次第で御座いますよ？（ にやり ／ 眉下げ ）

それと、私の重ねに重ねた女性との交流に関して叱って下さるそうですね。果たしてどんな御顔で、どんな仕草で、どんな風に叱ってくださるのか。このルーカス、心を踊らせておりますッ！＿＿少しばかり興奮の度を超えてしまいましたね。黙っておりますので、我が主様の仰せのままに。（ ぱぁぁ ／ 礼 ）

お前という奴は…。女の道案内までは許すとして、何故そこで喫茶店に行く必要があるのだ。道案内を少々すれば十分だろうがこの女誑しが。( 腕掴み ／ ご乱心顔 ) …どうやら今のお前を解雇したところでダメージがあるのは此方だけのようだな。不服だが、屋敷の常駐使用人としてまだ働かせてやる。( ふぅー )

随分と飛び抜けた変態のようだなルーカス…。まあ良い。何度も言うがな、お前は我が屋敷の執事としての勤勉さを著しく欠いている。お前と私との相性が合わないのは百歩譲って許すとしても、主を放ったらかしにして女と遊び歩くなど言語道断だぞ！少しは直せ！( 人差し指で相手の胸元強く突いて ／ 獣の如く唸り )

いやいや、女心を分かっていないですね我が主様は。ちょっとした出会いを逃しちゃ行けないんですよ、そこで喫茶店にてお話を少々する事で女性の心というのは擽られるものなのです。（ へらへら ／ こくこく ）ですよねぇ、こんなにも有能な執事を解雇なんて有り得ませんよね！？（ ぱぁぁ ）

変態？そんな事は有りませんよ我が主様。それにしても主様の口から変態という言葉が出るとは…、感心ですね。（ ほほぉ ／ 頬に手当てて ）我が主様、少し私について勘違いをしていらっしゃるようですね。こう見えて私めは影での努力を絶やしたことは１度も有りませんよ。（ にか ）女性の事を女と呼ぶとは＿＿いけませんね。何度も言っているじゃあ無いですか、女性の事を大切に扱って損は有りません。私が女性と交流をしているのも、将来の主様の為で御座います。顔が広い分には悪いことは無いですよね…？（ ずんずん ／ 顔近づけ ）

女心など面倒なだけだろう。知り合いの女にな、此方が良かれと誕生日に高価な酒を贈ってやったら『酒なんかよりも、同価のバッグをくれ』と言った奴がいた。あれは到底信じ難い言動だった…私はお前みたいに誰でも受け入れるほど余裕が無いんだよ。( 眉間に皺寄せて ) やめろ、その明るい顔をされると怒りが沸き上がってくる…。( 掌で顔を押し返し )

何が感心だ。お前の言動があんまりに可笑しいものだから事実を言ってやったまで。( 目逸らし ／ ふん ) ほう？私としてはお前がどの影で努力しているのやら皆目見当も付かんがな。そもそも努力など、お前には一番似合わない言葉じゃないか。( 首横に振り ) っ、確かにな、その言い分にも一理あるかもしれんが…。せめてその交流は私の言い付けが無い時にしろ。買い物を頼んだのに何時間も帰ってこないのでは私が困るではないか。( 近づく顔に思わず後ずさり ／ 肩掴んで )