主 2018-08-09 18:49:12 |
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( サンドイッチを手にして口に入れる彼の感想が気になり、横目でちらりと見つめてしまい、息を飲んで。隣に座る相手はクラスメイトであり、当たり前だが異性。共通の友人がいるわけでもなく、恋心を抱いてる訳でもない。男子と横並びで過ごしているのは未だに違和感があるが、何故か落ち着いて言葉を交わしているのが不思議なくらい。「濃いめが好き。」と聞けば口に合わなかったかな、と気づかれないようにしゅん俯く。仕方ないよ?他人の味覚なんて知らないし、まして、彼のご機嫌を伺いながら出したものでもない。と自身に言い聞かせながらマイナスをプラス志向に移行して、肩を竦めてくすりと笑む。次の瞬間、「次は俺の___……」くだりを聞けば、ぱぁぁ頬を緩ませて。)
紘くん、好きな味って?
(また、次の機会があるのかと思えばつい、彼の膝に手を乗せて前のめりになり、じっと見つめ好みの味が気になり尋ねて。さっきより彼に興味が湧き上がり )
私、君のこと……『紘くん』と呼んでいたけど、嫌じゃなかった?もし、嫌なら苗字で呼ぶよ。
(自身の二人称は基本、名前に『くん、ちゃん付け』であって、たまに無意識であだ名をつけてしまうくらいであり。彼の呼び名まで気にしてしまう有様で。興味が湧くと、相手のペースなんて御構い無しのところがあり、グイグイと進む傾向がたまに傷で。)
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