主 2018-08-09 18:49:12 |
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>守本さん
…まあ、どれだけキミが気を付けているかは知ったことじゃないけど。俺はキミの剣道の腕を知らないから。
( 強いらしい、なんて曖昧な話は聞いたことがある。生徒会長といっても全ての部活に気を配れるわけじゃないし、問題が起これば調べ上げて解決に向かうくらいだ。「もっと努力すべきだと俺は思うよ。満足しちゃいけない」彼女が体質と上手く付き合えているかは別として、まあその努力くらいは褒めてやってもいい。そう思いつつ褒めにあたるかもわからない言葉を投げかけた。 )
…ふうん、好きにすればいい。
( 少しだけ忍ばせておいた悪意は何も効果をなさなかった。この間だってそうだ、間違いを指摘しても、眠りやすい点を注意しても困ったように笑うだけで彼女は何もリアクションを取らない。つまらない、なんて思いとどうやってその顔を歪ませてやろうかなんて想像が少しだけ頭をかすめて。 )
>綾瀬
( 数少ない話した回数じゃ分からなかったけれど、彼女は結構人を気にするタイプらしい。俺なら自分が作ったものを他人に与えても味なんて特に気にしないし、他人とものを分ける時は自分の皿を蓋になんてしない。それまでクラスメイトなんて位置付けで止まっていた相手の色が少しだけ濃くなり、少しだけ興味が出てきた彼女が作ったらしいサンドイッチを手に取れば一口口に入れて。 )
んー…、俺はもーちょっと濃いめのが好き。
( 己の口の端についた食べかすを親指で拭い取って舐めると、そう素直な感想を言った。昔から味の濃いものを食べることが多かったからそれが好みに反映されているのだ。残りを口に入れて飲み込むと彼女の双眸と自分のものを合わせ、「次は俺の好きな味で作って来てよ」なんて口角を緩ませて。 )
>ひめ先輩
飽きないよね、楽しくてやってんの?
( 自分の中の委員長って大体仕事をしてるか怒ってるかの二択しかなくて、後者は大体自分がやらかすんだけど前者は好んでやっているとしか思えない。だって自分なら少しでも仕事はやりたくないし面倒だから他人に押し付けたりするのだ。 )
へえ、残念。じゃあキスする?
( 最善策と思われたものが断られた。それなら第二案を提示するまでだ。額を小突いた彼女の腕を左手で軽く掴み、キュッと引き寄せて首を傾げる。こうやって先輩をおもちゃにするのは日課で、反応が面白いからついやってしまう。変わんねえなあ俺なんて思いながらも笑みは崩さないままで。 )
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