名無しさん 2018-07-26 02:54:24 |
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えぇ… はぁ?
…そういうもんなのか?
(自宅まで送ろうと思っていたのに あっという間に逃げられてしまった。結局謎なままなので 帰ったら改めて調べてみよ と思いそのまま帰路につく。)
……は、なにこれ…
…もう バカだなヒロ…
(帰宅して コンビニで買ったスイーツを冷蔵庫に入れようとすると、一つ一つにコメントが書いてあるのに気付いて思わず笑ってしまう。こういうイタズラ心も、可愛いと思える。
シャワーを浴びていると 今夜の出来事が思い出されて身体が熱くなってきた。平たい胸や 柔らかくない肌 低い嬌声 男と象徴だってある身体に、本当に興奮してくれるのだろうか。相手の妄想の中で犯される幻想の自分に嫉妬してしまいそうだ。疚しい気持ちを抱えたまま 浅ましく自身を慰めるしかない夜だった。)
(以前から約束していた花火大会の日、待ち合わせの時間10分ほど前に到着した。夏祭りと同時開催の為屋台は人で賑わっていて すでに到着しているらしい相手を見つけることは難しそうだ。スマホで到着したことを連絡するとすぐに返信が来た。神社の方に移動したらしいのでそちらに向かう。)
……あー
(連絡通り 神社の鳥居へ向かうと女の子3人に声を掛けられて困っている浴衣姿の宮尾を見つけてしまう。どうしたものかと思いながらも近づいていく。)
…連れが来るんですよ だから一緒には…、
(思いの外 押しが強い女の子達で 困ってしまう。こういう時 大きく出られないのが悪いところだとは思う。そろそろ早坂が来るからだろうに 早い所撒かないといけない。)
…おまたせ〜
ごめんね お姉さん達、このお兄さん "僕の"なんだ〜 これからデートだから悪いけど他あたってね?
(背後から近寄り相手の腰を抱くと女の子達にニッコリ笑ってそう告げる。極め付けに 頬にキスをしてやれば 目を丸くした二人と目を輝かせた一人が目に入る。手を掴んでその流れで人が居ない奥へと連れ出す。)
…僕はモノじゃないんだけどね
助けてくれてありがと やっぱり早坂の方があーゆーの慣れてるから助かったよ
(少し離れた社務所の裏までくると 相手が立ち止まったのでお礼を言う。ベストタイミングで来てくれて良かったと思う。伊達眼鏡もズレてしまったのでチョイと位置を直す。)
…どーいたしましてー
でもさ俺 浴衣着てくるとか聞いてないんだけど?!それにその伊達眼鏡… 髪もいつもと違う!
(振り返ると困り笑いを浮かべている宮尾。昨晩待ち合わせの確認をした時には言ってなかったはずだ。それなら自分も実家から持ち出して着ればよかったと後悔する。)
え なんか変…?
雑誌でみたようなの真似してみたんだけど
(落ち着いた色の浴衣に合わせて髪もワックスで爽やかにまとめてきた。ついでに アクセントに伊達眼鏡もかければ大人の雰囲気があっていいかも思ったのだが 不評だったのだろうか。)
めちゃくちゃ 似合ってるよ!
すっげぇ カッコイイし 何つーか シコイい!
だから 逆ナンされるんだろ!
(自分がセレクトした伊達眼鏡を直す仕草も、首の汗を拭う仕草も 色気を感じる。最近は 素直な欲望を隠さず直接本人にぶつけている。わざとなのか天然なのか、魔性なのは知っている。)
何言ってんだお前…
漫画に触発されすぎ
(訳の分からないことを言う相手に呆れながら 場所取りはしてあるから屋台見て回ろうと言い放って歩いていく。浴衣自体は知り合いに押し付けられたものだが 上手く着こなせているようで安心した。)
うわ うなじエロ…
待て待て 置いていくなって!
(着物の後ろ姿で見えるうなじ、歩くと布が引っ張られて尻の輪郭かうっすら分かるのがまたエロい。あの後から色々調べていくうちに 更に相手に対して欲情するようになってきた。)
…最近自重しないよな。この前だっていきなりエロい自撮り送れ とか言ってきて…
(つい先日 なかなか会えないからと 写真を送るよう、送らないとひたすらLINEスタンプ送りつけると訳の分からない脅しを受けた。仕方なく適当に送り付けてやったのに 結局電話かけてくる始末。)
最近 性欲が底知れない気がする…夏だからかな…いや、智也のせいだ
…つーか 何で電話でねーの?!あの写真 なんだよ!どこで覚えたんだコレ!
(待ち受けにしているその時の写真を見せつける。陰部がギリギリ隠されるくらいまでずり下げられた下着、捲り上げられて乳首が見えてるTシャツ、眠そうでトロンとした瞳にだらし無く舌が出されている自撮り写真だった。捗るどころの話じゃないし その後結局電話にも出てもらえなかった。)
そういうの求めてたんでしょ?電話はうるさいから無視したけどね
ネットで 送るならこういう写真だって言われたから。角度とか難しいね自撮りって
ってか、待ち受けにするのはやめろ
(少し酒を飲んでいたのもあるし 気分が良かった時なのでノリノリで撮ったものだった。相手には構わないが 他人に見られるのは恥ずかしいので待ち受けはやめろと睨みつける。そろそろ 屋台が見えてきた。)
…また あーゆーの送ってくれると非常に助かります…最高です智也様…
だから 今日すげー楽しみにしてた。2週間以上会えないとか 結構キツいな…前は 連日会いに行けたけど 今はそうもいかないし…
(一人の夜もあの写メがあれば元気になる、できればもっとレパートリーが増えればな と思って。会える日を楽しみにしていたが まさか浴衣姿を拝めるとは思ってなくて 課題を速攻で終わらせた甲斐があった。)
考えとく。
…結構 屋台あるね。今年は盛大だなあ
(早坂のスケベが加速していることは置いといて、見渡すと思ったより長いスペースに屋台が並んでいる。年甲斐もなくワクワクしてくる。)
何か食う?…チョコバナナとかフランクフルトとか冷やしきゅうりとか
(なんとなくウキウキしている相手を横目で見ながら、祭りで思い浮かぶ食べモノを挙げる。何かしらの意図があるわけではない決して。)
チョコバナナいいな…
…最近のチョコバナナってカラフルだね
(ちょうど近場のチョコバナナ売りに近寄るとカラフルな光景が広がっている。ホワイトチョコに着色したのだろうかブルーやパープルカラーまである。しかし味はどれも一緒なのだろう。)
俺が買ってやるよ!
ピンクのやつ一本ください
(相手がカラフルなチョコバナナに感心しているうちに 適当なカラーのモノを購入する。すぐに食べるので 袋には入れないでおいてもらう。)
別に自分で買うのに…
…チョコバナナって 咥えるものじゃなくて 思い切り齧り付くものだと思うんだけど
(ピンクのチョコバナナを手渡され 奢られたことに首を傾げていると、ふと 漫画みたいな展開が頭をよぎったので念を押しておく。だとすれば ピンク色の理由も説明がつく。)
持ってるだけで想像を掻き立てられる…
気付いてるなら 期待通りの食べ方してくれてもいいぜ?写真…いや ムービー撮るから…!
(早速 目論見がばれてしまっていたが、こんな事では諦めない。スマホを相手に向けて 期待を込めた良い笑顔を向ける。)
…ばか、
危ないし、人通りの少ないとこで食べるよ
(相変わらずな様子に溜息しか出ない。こんな人混みの中で食べても危ないのでとりあえず手に持って歩くことにした。)
ちぇっ ま、いいや
…あっ 射的!射的やりたい!
(渋々スマホをしまうと 射的屋を見つけ、そちらに一目散に駆けていく。景品が欲しいわけではないが こういう屋台を見るとついやりたくなってしまう。)
へぇ 何狙うの?
どうせなら僕もやってみようかな
(昔はこういう屋台に関心はなかったが 良い機会なので挑戦してみようと思って。小さいお菓子でも落とせたらいいなと思って狙いを定める。)
どれが欲しいって訳じゃねーけど
…あの水族館のチケット…!
くっそ…倒れねー!
(景品を見ると 目玉景品の一つに水族館のペア招待券がある。それを見事当てられれば また宮尾とのデートの口実になるような気がして躍起になる。しかし 重しでもあるのか 当たってもなかなか倒れ落ちたりしない。)
なかなか落ちないものなんだね
(早坂が何やら射的に躍起になっている姿を後ろから眺める。片手に持っていたチョコバナナを食べながら その熱意に感心している。品物に玉が当たる時点で凄いと感心している。)
っ…あぁぁ…
全然 落ちない〜…
菓子なら当たるのに…
(お菓子を狙ってみるとバランスを崩していくつか落とすことが出来る。いつの間にかギャラリーが集まってきたので引くなら今だが 諦めきれない。ここまできたら 手に入れて帰りたい。)
そろそろ諦めたら?
なかなか落ちないようになってるんだよ
…一応落とせたんだし もう良いんじゃない?
(次へ次へとお金をつぎ込む姿を見守っていたが だんだんとギャラリーが増えていくので少し困惑してきた。これ以上無駄遣いさせるのも良くない気がする。)
ぐぬぬ…仕方ない…
もう少しで落ちそうなのに!
…って、チョコバナナ食ってんじゃん…!
(ここであまり無駄に使いすぎて 後から困るかもしれないので 仕方なしに今回は諦める。ふと 宮尾を振り返るとすでにチョコバナナを食べ終えていて またがっかりする。)
あ ごめんね。手持ち無沙汰で…
…そんなに食べてる写真見たかったら 後で取ればいいじゃん。何か買って 席取りした所で食べようか
(がっかりと気を落とす相手の子供っぽさが可愛くてつい笑ってしまう。人の視線から抜けると頭をポンポン撫でてやり 優しく促すように どうかな?と首をかしげる。)
……そうする
たこ焼きとかお好み焼き
(頭を撫でられて少し驚くが、それを心地よいと思うのと同時に子ども扱いのように感じて複雑。とりあえずその場を離れて 食べ物の屋台に向かう。)
ほら 串焼きあるよ
豚肉や牛肉、牛タンだってさ
…迷子になるよ、早坂〜
(なんだか面白くない顔をして歩く相手に よほど悔しかったのだろうなと思いながら 遠くに見える彼の好きそうなモノの屋台を指差す。このまま不機嫌になられては せっかくの花火も台無しかと思いなんとか機嫌を繕おうとする。)
ん… 買う…
牛タンと牛串一つづつ…
(子ども扱いされていよいよ機嫌が悪くなる。こんな八つ当たりしてって 意味ないし、また相手を困らせるだけだとわかっていても気が晴れない。)
…、早坂…
言いたい事があるならいいなさい
(それからたこ焼きやお好み焼きやフランクフルトなどを購入しに屋台を廻ったが 未だに相手はムッとしたまま。途中 はぐれないように手を繋いだが それでも不満そうにしている。)
別に…なんでもねーし
…さっきから こっちチラチラ見てるやつらがうざったいだけ
(先程から すれ違う人の視線を感じる。自分に向けてなのか、相手に向けているのか分からないが 自分のものをジロジロ見られるも気に入らない。)
…じゃあ、こうする?
この人 僕のですよ〜、…なーんて
(それだけではなさそうな気はするが 不貞腐れた相手に本音を聞くことはできないだろう。ふと思いついて 手を指と腕を絡めるように恋人繋ぎにする。繋いだ手を持ち上げて イタズラっぽくキスして見せる。やった後恥ずかしくなり 照れ笑ってしまう。)
……はぁー…
なんか 今日の智也 すげーかっこいいし、かわいい…はぁ…超好き。イチャイチャしたい…
(突然の行動に呆気にとられるが それがどうしようもなく愛しく思えて仕方ない。 意外と大胆な行動をしておきながら 照れて恥ずかしがってる相手を今すぐ抱きしめてキスしたい。この際 花火など見なくても良いので ひたすら触れ合いたい。)
そ そうかな…?
またそういう事言う…
(褒められて単純に嬉しいし、好きだと言われればまた恥ずかしくなる。相変わらず スケベな事を考え相手だが 正直 自分も触れたいし触れられたい気分。しかし 人が沢山いる中でそんな事をするのは嫌。)
…あとで めっちゃキスするから
早く行きたい…
(大胆な行動をする割に推しに弱い相手を今すぐぐちゃぐちゃにしてやりたい衝動に駆られるがここはぐっと堪える。ぴったりとくっついて 急かすように少し前を歩く。)
(人の居ない穴場といったような公園の高台に席を確保していた。周りに人は居なそうだが 誰か他の人が来ないとは限らない。)
…ッ 人…来るかもしれないよ…?
(場所に案内して 石ベンチに座った途端に相手の鼻先を首筋に押し付けられる。そのまま浴衣の合わせに手を差し込まれ 動揺しながら注意する。)
…むり、もう俺限界…
もう トモに触りたくて 堪んないんだわ…
(誰も周囲にいないことが分かると 自然と手を伸ばしていた。少し汗ばんだ肌から 愛しい匂いがして止められない。自分でもよく我慢出来たと褒めてやりたいくらいだ。)
でも もう三十分くらいで 花火が始まるよ
…それに 初めてはいい雰囲気の場所がいいんでしょ?僕も同じ気持ちだよ…
(浴衣をはだけさせてくる相手に少し焦るが それを表情に出さないように優しく初めてが外は嫌だなぁと笑って見せる。差し込まれた手をゆっくり降ろさせ こちらからキスをしてやり 気持ちを抑えさせようとする。)
…、ずるい…
じゃあさ…トモから沢山キスして
たまには トモから好きって言われたい
(手を降ろさせられて不服だが 優しくたしなめるように言われれば諦めざるを得ない。触れて重ねるだけのキスでは誤魔化されないと思いながらも もっと欲しくて子どもみたいに強請ってしまう。)
…うん、
八尋…僕も、好きだよ
子ども扱いなんてしてないよ。ヒロが大好きだから 一つ一つ大事にしたいんだ、ごめんね?
旅行楽しみにしてるから、今は花火みようね
(言われた様に チュッチュと頬や額や瞼にキスを落としていく。気付けば少しだけ 相手の方が身長が高くなってきた気がするが、座った状態では差はないので 存分に反応を楽しみながらしていく。)
…そっちじゃねーんだけど
分かっててやってるだろ
(額や瞼ばかりにチュッチュとされて不満げな顔をする。確信犯的に口にしてこない相手をジトと見つめ、やり直しを要求する。)
…ん、…
……僕もやられてばっかじゃいられないからね
(不満そうな相手の頬を掴み 今度は要求通り唇に重ねてやる。驚いたように半開きな唇の間に舌をねじ込んでやる相手の身体が強張るのが分かる。逃げようとするのを追う様押し倒して グチュグチュと卑猥な音を立てるように口内をかき回してやる。
相手の手が引き剥がそうと自分の体を押して来るのも御構い無しに、片手を枕代わりにするように頭に当てて ベンチに押し付けてやった。相手がそろそろ苦しそうにし始めると 唇を離してニッコリしながら 相手の勃ち始めた自身を自分のと押し付ける様にしてやる。)
…っ、くそー…
こんな時ばっか 卑怯だ…
(先程とは大違いな熱い口付けに 自分の中も熱がこもるのを感じる。少し息が上がってはいるが 余裕そうな綺麗な顔に 悔しいが完敗だ。まるでキスについていけなくて、本当に 食われるかと思って 心臓がバクバクしている。)
まだまだ 経験値が足りませんな。僕を振り回すくらいになってくれなきゃ困るよ?
……でも まだかわいい八尋でちょっと安心してる
(クスクス笑いながら身体を退くと 相手のジーンズの膨らみをチョイと押してやる。最近 どんどん知識や経験を経てかっこよく 大人になってく相手に 追い越されるなではないかと不安になっていた。まだ いじけたり、ディープキスでこんなになってるのを見ると まだ可愛いと思えてホッとする。)
っ、ちょ 突くな…!
…今に見てろよ…
っつーか 旅行の時 覚えてろよな…
(熱くなったそこをツンツンとされるとどうしても 敏感に反応してしまう。少し寂しそうに 安心した様に笑う相手に 数日後に控えた旅行の時の決意を抱く。)
…そんな意気込むほどのことじゃ…
……単純に 旅行 って考えててもいいと思う
(何かを決心したような相手の言い草に少し苦笑いしてしまう。早坂は実際に男相手に そういう事するのは初めてだろうから 上手くいかないならこちらがリードしてやるつもりだが、言うほど経験豊富でもないし まともに行為をしたのも数年前になる。どうしても上手くいかなくて 嫌な記憶になってしまうのではないかと不安になってくる。)
……初めてなんだから上手くいかなくても仕方ない、って言ったのはトモの方じゃん
俺 あれからちょっと勉強したし、トモ相手だったら絶対後悔しない
(起き上がりまた一人で何か考えてる相手を抱き寄せる。最近はようやく自分が愛されてる自覚が芽生えてきていたと思えば まだ不安になることもあるようだ。しっかりと抱き寄せて 髪にキスをしてやる。)
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