後にも先にも、 （ 〆 ）

…じゃあ気ぃ済むまでこうしてるか(相手の言葉に頬を緩ませて頷くと、相手の髪に指を通しながらぽつりと呟き。心地良さに目を伏せながら暫く髪を撫でているも、ふと笑みを零すと「…これまた寝ちまいそうだな」と笑みを含んだ子和露で告げ)

……風呂上がるまで我慢しなきゃなんねぇんだから、あんまり煽んな(頭上から聞こえる甘い吐息に胸の内が擽られるのを感じながら笑みを零すも、ふと告げられた言葉に思わず息を呑み。頬に触れる手に自らの手を重ねながら眉を寄せるとぼそぼそと苦言を呈し)

…俺が尻尾ってきつくねぇ？耳も大分だけど(相手の希望はできる限り取り入れようとは思っているものの、当日の様子を思い浮かべれば苦々しく表情を歪めて呟き。耳元に指先で触れられれば擽ったさに肩を竦めて)ん、まぁな(妙に堂々とした物言いに笑いながら頷き)


悪い、返してたら遅くなっちまった。ただいま、楓(相手の背後に腰を下ろすと肩に顎をのせてぎゅう、と抱き締め)気にすんな。続きはいつでもできるんだし(笑いながら相手の髪をくしゃっと撫で)…眠そうだな(欠伸をしていたのを思い出すと髪を撫でながら呟き)