後にも先にも、 （ 〆 ）

う、あ…ほんとだ、そろそろ服着る？（ 髪に柔らかな感触を感じると心地良さげに目を細め、ぴとりと相手に密着してすりすりと擦り寄るも、背筋に相手の指先の感触を感じるとぴくりと肩を揺らして。心地良さに浸っていたばかりに自身の格好を気にする素振りも無く、相手に言われて初めて気付いたようで。苦笑を浮かべてはちらりと相手を見上げて問い掛け ）

ン、…脱ぐだけ、って言ったくせに（ 漸く火照りも収まってきたところだったものの、相手の言葉を聞いては触れてほしい、という気持ちは更に高まってしまうもので、何処か擽ったそうに身動ぎしながらもぽつりと言葉を返すと何処か挑発的に相手を見上げ、徐に相手の首筋へと指先を這わせ ）

…ん、楽しみにしてて。じゃあ楓くんは気ィ向いたら来年仮装する、…そうだな、狼…も捨て難いけど、猫なんてどう？（ 唇が重なれば嬉しげに頬を緩ませて此方からも相手の唇を食み。僅かに顔を離すとくすくすと笑みを零し、相手の言葉に小さく頷くと少し考えるような仕草をした後、僅かに首を傾げて問い掛け ）ん、……っ、うるさい（ 口付けを交わせば先程まで不満げにしていたものの自然と頬は緩み。返す言葉も無く、視線を落として相手の肩口に顔を埋めるとぶつぶつと可愛げの無い言葉を返して ）


ただーいま、透哉。今日は早く帰って来れた（ 嬉しげに頬を緩ませて ）昨日も寝落ちしちゃってごめん、（ しゅんと眉下げ ）あー…っと、南雲クンの帰りがまだなら気長に待ってっから。返事もしとくけどいつでも良いからね、（ 手ひらひら ）今日は俺があっためてやれるといーな（ ソファにぽすんと腰を下ろし ）