後にも先にも、 （ 〆 ）

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……そうだな。楓がそう言ってくれんなら努力はする(真剣に伝えてくれる言葉を此方もじっと相手を見詰めて聞き、説得力云々よりも嬉しい気持ちに頬を緩ませると小さく頷いて答え)
ん、…何だよ(密着するように相手を抱き締めて互いの体温が溶け合うような感覚に心地良く身を浸し目を伏せていたが、ふと頬に擽ったさを感じると小さく笑いながら薄く目を開き。相手の髪に優しく指を通しながら短く問い掛けると一度唇を食み)

…浴衣、もう脱ぐだろ(相手の手を引いてリビングに来ると荷物を脇へ置き、電気を点けながら何やら含みのある口調で問い掛けては微笑んで相手の頬を撫で)

……あぁ、けど確かに…悪戯する方が仮装しねぇとな。なら俺は狼の恰好してやるから、甘い物用意しとけよ。お菓子があっても悪戯はするけど(本来のハロウィンの在り方からして何方か一方を選ばなければならないと思い出すと、にや、と口端を上げて一方的に言い切り)そりゃ可愛い恋人に可愛がって、なんて言われて断れる男なんか居るわけねぇだろ(少々勝手な解釈を交えて揶揄うような口調で告げると同様に相手の腰に腕を回し額に口付けを落とし)

ただいま、楓(相手の姿を見れば頬を緩めてその場で緩く両手を広げ)夏祭りの返しとくな。悪い、結局昨日も返せなくて今日になっちまった。楓も返事はいつでも良いから(微笑んで頷き)ん、俺も昨日は遅かったのに待っててくれてすげぇ嬉しかった。ありがとな(相手の額に口付け落とし)