後にも先にも、 （ 〆 ）

……よ、っと、(相手をそっと抱き上げると慎重にベッドに下ろし布団を掛け)…ごめんな、ちゃんと返事してやれなくて(額を触れ合わせるとぽつりと静かな声で囁き)…おやすみ、(額に口付け落とし)

……ん、ごめん。寝ちゃってた、…おかえり、も、お疲れ様も、言ってやれなかった（ 薄く目を開けば目の前で眠る相手を認識して、そっと頬に手を伸ばしてゆっくりと撫でると僅かに眉を下げながらぽつりと呟き ）返事のことは全然気にしないで。それに俺も返せてなくてごめん。近いうちちゃんと返すから…、（ 眉下げ ）キスすんの気持ちい？…ふ、分かるよ、俺も一緒。…いつでもしたげる、（ 相手の言葉を聞いては胸が甘く締め付けられるのを感じつつ、その言葉に嬉しげに笑みを零して ）おやすみ、透哉。また明日ね（ ちゅ、と軽く唇を重ね ）

ただいま。楓は、…最近忙しそうだな、(ぽつりと呟き)今日は遅いから、シュークリームのは明日返させてもらうわ。ごめんな(眉下げ)

おかえり、…と、ただいま、透哉（ ぶるりと身震いをしながら帰宅するも、相手の姿を見て嬉しげに笑みを零し ）んー…、最近帰りは遅いわ、休みの日でも予定入っちゃうこと多いわだったりで。…ごめんね、寂しい思いさせて（ しゅん、と眉下げ ）ん、了解。謝んないで（ 相手の方へと歩み寄れば両手で包み込むように手を握り ）

…おかえり(安堵したように頬を緩ませ)いや、大丈夫(首を左右に振り)ありがと(小さく頷き)

ん、ただいま。今日もお疲れ様、ダーリン（ ぎゅう、と相手を抱き締め ）…んん、でも（ 未だ眉を下げたままで ）んーん。俺の方こそありがとね（ 僅かに首を傾け ）

ん、…楓もお疲れ(相手の背に腕を回し)……忙しいだけ、だよな、(躊躇うような沈黙の後ぽつりと問い掛け)どう致しまして(微笑んで頷き)

ん、ありがと（ ぽんぽんと相手の背を優しく撫で ）？ どうしたの、…なんか不安？（ 問い掛けを聞いては途端に真顔になってから、相手の肩に両手を置いて顔を覗き込むようにして問い返し ）

…冷えてんな、(首元に頬を寄せ)…俺の事、好きで居てくれてるだろ(上手く答えられず問いを重ね)

…もう、ほーんと最近寒くて。歩いて帰ってくんの段々辛くなってきた。…つーか、透哉だって冷えてるよ、…あったまろ（ 首元に感じる柔らかな頬の感触に笑みを零しつつも外の気温へ不満をぶつぶつと呟いて ）
…当たり前だよ。好き、だけじゃ表現出来ないくらい大好きだし、…余所見だってする間も無いくらい透哉が好き。…確かに最近は忙しくて帰るのが遅くなることもあるし、…寝ちゃってまともに話せない時も増えちゃってきてるから、…不安にさせちゃったり、我慢させちゃったりもしてるんだろうな、って思ってる、…本当にごめん（ 問い掛けを耳にしては一瞬目を見開くも、間を置かずに直ぐ頷くとぽつりぽつりと返答して。再び口を開くと「 …冷めたり、なんてするわけないじゃん。…不安にさせるようなこと、しちゃってた？ 」と相手を見つめながらぽつりと言葉を続け、静かな声で問い掛け ）

…ん、そうだな(笑みを零して相手の言葉を聞いた後小さく頷き)
…楓は悪くない。ごめんな、疑ってるとか、…そういうわけじゃねぇし、分かってるつもり、だったんだけど、(安堵したように表情を和らげて首を左右に振り。僅かに眉を下げながらぽつりぽつりと言葉を紡ぎ「楓は何もしてねぇよ。…俺が勝手に色々考えちまってただけだ」とゆっくりと視線を上げて相手を見遣り答え)

ん、……此処寒くない？ベッド行く？（ ちらりとベッドを見遣るとぽつり提案して ）
…疑われてる、なんて思ってないし、…透哉は俺は悪くない、って言ってくれてるけど。少なからず、不安にさせるようなことしちゃってた、ってことでしょ（ 表情を和らげる相手を見ては僅かに安堵し、紡がれる言葉に耳を傾けているも、僅かに俯き気味になりながらもぽつりと言葉を返し。続けられた言葉を聞いては同様に顔を上げ、「 …俺に話すことで透哉の不安とか不満が無くなるなら、いくらでも言ってほしい、…って思うけど、 」視線を絡めてぽつりぽつりと言葉を返し ）

…もう遅いし、そうするか(微笑んで頷くと相手の手を引いてベッドへ向かい)
……楓が忙しいのも、疲れてんのも分かってたし…けどもし、万が一飽きられたら、とか、…他に、好きな奴ができてたら、とか…色々考えちまって、そんな事考えながら楓と顔合わせんのはしんどいし、ろくに楓の事支えてもやれなくて、こんなんじゃ愛想尽かされても仕方ねぇ、(眉を下げて相手を見詰めているも、徐に相手の背に腕を回して抱き寄せると肩口に顔を埋めながら静かに囁き、相手の体をぎゅう、と抱き締め)

ん。…透哉、（ 手を引かれるままベッドに向かうと、先にベッドに座り相手を見上げては、ふと相手の名前を呼んでゆっくりと両手を広げ ）
…ばーか。飽きるわけないし、他に好きな人だって出来る暇ないくらい、こんなに透哉のことしか見てないのに。…充分、支えてもらってる。今日だって出迎えてくれたし、俺は毎日透哉に会って癒されてるし、…ずっと言ってるけど、日に日に好きになってるし、…これからだって俺は透哉のことがずっと好きだし、…一緒にいたい、って思ってる。愛想尽かしたりなんてするわけないでしょ（ 肩口に相手の温もりを感じるとふと目を細め、ぽんぽんと相手の髪を優しく撫でながら言葉を返して。抱き締められる感覚に嬉しげに笑みを零すも、なかなか上手く気持ちを言葉に出来ないもどかしさに複雑そうにしながらもゆっくりと言葉を紡ぎ ）

…ふは、体勢きついなこれ(広げられた腕の中へ身を寄せ屈みながら向かい合って相手を抱き締めるも笑みを漏らして呟き)
……こんな拗らせる前に言っちまえば良かった(髪を撫でられる心地良さに目を伏せながら相手の言葉に耳を傾けているも、不思議な程あっさりと不安が消えていくのと同時に温かな充足感で満たされ思わず頬を緩め。込み上げる幸福感に嬉しげに頬を緩ませるとぽつりと呟き)

悪い、眠すぎるからそろそろ寝ようぜ(欠伸零し)…今日はありがとな。すげぇ嬉しかった。…こんな面倒な俺の事、好きで居てくれてありがとな。俺も、これからもずっと楓の事好きだし、…愛してるから(微笑んで頷き)
おやすみ、楓(額に口付け落とし)

ん、…俺も大分眠たくなってきてたし、同じこと考えてた。一緒に寝よっか、（ こく、と小さく頷き ）
こっちこそ、話してくれてありがと。…少しでも不安が無くなったなら俺も安心だし、…俺が透哉以外を好きになるわけない、って、愛してる、ってこと伝わったんならほんと良かった。…面倒なんて思ってないよ、透哉はそう思ってても、俺はそんなとこも含めて透哉のことが好きなんだし。…ありがと、めちゃくちゃ嬉しい。これからもよろしくね、（ 幸せそうにふにゃりと頬を緩ませて ）
おやすみ、透哉（ 額に柔らかな感触を受けては嬉しげに目を細め、頬に口付けを返してはゆっくりと目を閉じ ）

ただいま、楓。遅くなっちまったんだけどシュークリームの方返しとく。…それと、昨日は悪かった、(些か気まずそうに曖昧な笑みを浮かべ)我ながら情けねぇ…けど、ほんとに嬉しかった。すげぇ安心したし…やっぱり俺は楓じゃねぇと駄目だ(困ったように眉を下げて笑い)…こんな俺でも、呆れないで居てくれんなら…傍に居て欲しい(ぽつりと呟き)

…まぁ、こんだけみっともねぇとこ見せても傍に居てくれんだから、流石に自信も付くわ(口付けを受けて嬉しげに目を細めると、すり、と鼻先を擦り合わせながら苦笑交じりに告げ)
ん？…好きは好きだけど…別に掛けてなくたって好き(不意な問い掛けに一瞬きょとんとして相手を見詰めるも、一先ず素直に問い掛けに答え。しかし耳を晒した姿やそこに光るピアスに何とも言えない色気を感じているのも確かで「そっちもエロくて可愛いけど」と口端上げて付け足し)ふは、自分の事言ってんのか？(色っぽく蕩けた表情を目の当たりにして微かに体の奥が疼くような感覚を覚えるも、平静を装い茶化すような言葉を返し。もう一つ皿にのったままのシュークリームへ視線を向けると「そっちも食いたい」とあくまで自分から手を伸ばすつもりはないのか相手の耳元に唇を触れさせながら囁き)

おかえり、…とただーいま、透哉（ 緩く両手広げ ）返事ありがと。前の、なかなか返せてなくてごめんね。もう少しで余裕出来ると思うから、…そしたら返すから、もう少しだけ待っててもらってもいい？（ 眉下げ ）今日は返してくれたのに返事すんね、（ 小さく頷き ）
それと。昨日のことは気にしないで、…寧ろ話してくれて良かった、っつーか。こう見えてもさ、…ほんと、透哉のこと、何より大切に思ってるから、…だから、安心してくれてほんとに良かった（ そっと相手の頬に手を伸ばし ）当然。呆れたりなんてするわけないでしょ？傍に居させてよ、（ 親指の腹で相手の頬をゆっくりと撫でながら、愛しげに相手を見つめては言葉を返し ）

…みっともないとこ見せてんのは楓くんも、だし。つーか、透哉のことみっともねェなんて思ったことないよ。…それに、自信無くなっちゃったらちゃーんと言って？何度でも言うから。…透哉だけが好きだよ、って（ 鼻先が触れ合う感覚が心地良く、目を細めながらぽつりと呟き ）
……、ふぅん、（ 自分から問い掛けたにも関わらず、素直な返答が返ってくると、満足げな表情から一転、気恥しそうにしながら素っ気なくも満更でもない様子で言葉を返して。付け足された言葉を耳にしては思わず表情が緩んでしまうのを感じながらも、「 、エロいとこあった？ 」と揶揄うように質問を投げかけ ）っ、違う（ 暫く惚けたような視線を相手に向けていたものの、茶化すような言葉を受け取るとは、と我に返ったようで、微かに頬を染めながら軽く首を左右に振って否定し。耳元に擽ったいような感触を感じては未だ熱の篭った吐息が漏れてしまうのを抑えながら、強請るような相手を愛しげに見つめては言われるままもう一つのシュークリームを手に取り口元に運び ）…ん、どーぞ。

…おかえり(相手の姿を見ると頬を緩めて相手の背に腕を回し)あぁ、全然大丈夫。大変だったらこっちの会話だけでも良いし。気にすんな(ぽん、と相手の頭に掌のせ)ん、返してくれてありがとな。
…ん、…ありがと(嬉しげに目を細めて相手の言葉に耳を傾けているも、頬に触れられると擽ったげに肩を竦めて笑みを零し。自らの手を相手の手に重ねながらぽつりと呟いて)

…ほんと男前、俺の彼氏(際限無く心を満たすような言葉を重ねられる度幸福感に包まれ、再度鼻先を擦り寄せた後軽く唇を重ね。僅かに顔を離すとクスクス笑いながら囁くように告げ)
俺は楓が耳出してんのとか項出してんのとか、すげぇ色っぽくて好きだから(問い掛けに頬を緩ませて頷くと、耳元に唇を寄せ軽く口付けを落としてから囁き)…ん、(相手の頬が赤く染まっているのを目の当たりにするとクスクス笑うも、要求のままシュークリームを手にするのを見れば相手の肩に顎をのせながら口を開いて待ち。差し出されれば大きく口を開いて頬張り、嬉しげに目を細めてゆっくりと咀嚼して)