後にも先にも、 （ 〆 ）

おかえり、透哉（ 相手の姿を見るなり嬉しげに頬を緩ませて其方へ歩み寄り ）んーん、平気。今日もお疲れ様（ 緩く両手広げて ）ん、ありがと。待ってんね（ こく、と小さく頷いて ）あ、そうそう。炬燵出しといたよ（ ふふん、と何処か得意げに笑みを浮かべながらリビングの炬燵見遣り ）

…ありがと。あー、疲れた…楓クン温かい、(相手の言葉に頬を緩ませると背に腕を回しぎゅう、と抱き締め。髪に頬を擦り寄せてはぽつりと呟き)…え、まじで？(パッとリビングの方を見遣ればそこに置かれた炬燵に微かに目を輝かせ「入ろうぜ」と頬を緩ませて告げつつ相手の手を引いてリビングへ向かい)

ん、でしょ。今日はずっと此処に居たから、（ 此方からも相手の腰辺りに腕を回して、ぎゅう、と抱き締め ）ん、まじまじ（ 炬燵を見て目を輝かせる相手を見ては愛しげに目を細めてこくこくと頷くと、手を引かれるまま炬燵へと足を運び ）透哉と早く炬燵でくっつきたくて。ついに出しちゃった（ 何やら楽しげな笑みを浮かべながら、相手の手をぎゅう、と握り ）

…いい匂いする、(相手の髪に鼻先を埋めゆっくりと息を吸い込むとぽつりと呟き)さすが俺の嫁さん。仕事早いな(クスクス笑いながら告げると「ありがと」と相手の額に口付け落とし)…ん、此処来て(先に足を炬燵に入れると足の間をぽんぽんと叩き)

ふ、…ついさっき風呂入ってきたからかな、（ くす、と笑みを零すと相手の後頭部に手を添え、ゆっくりと梳くように撫でながらぽつりと呟き ）ん、…ふは、そうでしょ（ 告げられた言葉に得意げに頷くと、相手の頬にちゅ、と口付けを返して ）はーい。おっじゃまっしまーす、（ こく、と小さく頷くと促されるまま相手の足の間に座り込み ）…あー、あったかい。

まじで？髪乾かす前に帰って来たかった、(髪を撫でられる感触に心地良さそうに目を伏せるも、相手の言葉を聞くと些か落胆したように呟き)はー…すげぇ癒される…(相手の体を後ろから包み込むように抱き締めると深い溜め息と共に呟き)

ふは、乾かしてくれんの？…そんならまたの機会にお願いする、（ 落胆した様子の相手を見てはくす、と笑みを零して呟くと、顔を寄せてちゅ、と軽く唇を重ね ）…俺も。透哉とこうしてるとすげぇ癒される、（ 背後から抱き締められると何やら幸せそうに頬を緩ませ、相手の腕に手をそっと重ね ）

ん、…それもだけど、髪濡れてるとすげぇ色っぽいじゃん(唇が重なると微笑んで目を伏せるも、ふと口端上げると相手の髪に指を通しながら呟き)…このまま寝ちまいそうだな、(相手の頭に顎をのせて目を伏せるとぽつりと呟き)

ふ、…南雲クンは色っぽいの好きだもんなァ（ 髪に指を通されると心地良さげに目を細め。ちらりと相手を見上げると、親指の腹で相手の唇をつつ、となぞりながら態とらしく艶やかな笑みを浮かべて ）…んん、分かる、けど。布団入んねぇと風邪引いちゃうんじゃない？（ 同意するようにこく、と小さく頷いて僅かに其方へ体重を掛けつつもぽつりと問い掛け ）

楓クンが色っぽいの、な(唇に相手の指が触れると笑みを零し、訂正を告げた後惹かれるままゆっくりと唇を重ね)…楓が風邪引いちゃ困るな(相手の言葉は尤もで一瞬言葉に詰まるものの、諦めたようにぽつりと呟くと相手の項に唇を触れさせ)

ン、……ふ、楓くん限定？（ 唇が重なると満足げに笑みを零し、求めるように相手の唇を此方からも柔く食み ）ん、…楓くんは丈夫だから早々風邪引かないよ（ くす、と笑みを零しつつ言葉を返すも、「 …あ、でももうちょい、こうしてたい、 」自身を抱く相手の腕をきゅ、と握りぽつりと願望を呟き ）

勿論。俺を骨抜きにしちまうのは楓だけだし、抱きてぇなって思うのも楓だけ(再度唇が重なると目を細めて鼻先を触れ合わせ至近距離で相手を見詰めたまま肯定の言葉を口にし)…分かってるって。俺もそのつもりだし(相手の言葉に反論したげに眉を寄せるも、それを口にする前に続けられた言葉を聞けば直ぐに頬が緩んでしまい。相手の項へ額を擦り寄せながら告げると愛しげにぎゅう、と抱き締め「ったく、可愛いな、」と独り言のように呟き)

……、俺も。こんな好きになれんの透哉だけだし、…透哉になら抱かれたいって思う（ 期待以上の相手の言葉を聞いては愛しさできゅ、と酷く胸が締め付けられるのを感じながらも、愛しげに相手を見つめ返すと素直な言葉を吐き出し ）んっ、…まァ、風邪引かないのが一番だけど。例え風邪引いても楓くんがいつでも看病するから安心して（ 項の辺りに擽ったさを感じてくす、と笑みを零しながら何やら得意げに言葉を返して。独り言のような相手の発言には深く言及しなかったものの、再度抱き締められれば心地良い温もりにふにゃふにゃと幸せそうに頬を緩ませて ）

さっきは返すの遅くなってごめんな。嬉しい事言ってくれたしそっちに返してぇんだけど…そろそろ眠気が限界だ、(欠伸零し)久々に一緒に寝ようぜ(ベッドに横になると相手の背に両手を回し)おやすみ、楓(額に口付け落とし)

ただーいま、透哉。結局昨日は楓くんが寝落ちしちゃった、（ 残念そうに眉下げ、小さく溜め息を吐き ）でも一緒に寝れて良かった（ ふにゃりと柔らかな笑みを浮かべて ）さーてと、今日も早めに帰ってこれたし気長に待ってっかな、（ 炬燵の中に足を伸ばして座り込み ）

いや、気持ち的にはもう離してんだけどさ(密着するように抱き締めて相手の髪に頬を寄せ目を伏せると、腕の中から聞こえる声に笑みを零して冗談交じりに告げ。しかし結局のところ実行に移せていないまま未だ体は動きそうになく「こうやってんの気持ち良いじゃん、」と悪びれた風も無く呟き)

ん、…風呂沸かして来る、(直前の誘うような仕草に煽られ堪え切れずに一度唇を重ねると、風呂場へ向かい栓を確認した後スイッチを入れ。そのままリビングへ戻って来るなりソファに腰を下ろし「お湯溜まるまで続きしようぜ」と口端上げて告げては隣をぽんぽんと軽く叩き)

…うわ、楓クンのそれなんかすげぇ興奮すんな(相手の言葉を聞いた直後ぐ、と眉を寄せると何処か堪えるような声色で呟き)ふは、楓クンは優しいもんなぁ、(綻んだ表情を見れば柔く頬を緩ませて相手の髪に指を通し、何処か揶揄うような口調で告げながらも此方へ擦り寄って来る相手の髪に口付けを落とし)


ただいま、楓。…と、おかえり(炬燵に入る相手を後ろから抱き締め)…ん、俺も一緒に寝れて良かった。寝落ちは気にすんなよ、俺も結構してたし(眉下げつつ笑みを零し)

…ん、おかえり、透哉（ 背後からの相手の温もりを感じるとぱっと其方へ振り向き、相手の腕に手を重ねつつ嬉しげに呟き ）ありがと、（ 安堵したように笑みを浮かべ ）…と、返事もさんきゅ。俺も近いうち返すから待っててくれたら嬉しい、（ 其方へ振り向いたまま相手をじい、と見つめると頬に軽く口付けを落として ）

はー…楓クンすげぇ温かいな…(此方を向いた相手の額に口付けを落とした後首元へ顔を埋めると目を伏せて呟き)あぁ、さっき言うつもりだったのに忘れてた。返事はいつでも良いからな(頬に柔らかな感触があり目を細めると、言葉を返しつつ相手の体を両足で挟むようにして座り)…ん、土産(カップアイスと小さめの瓶のブランデーが入った袋をテーブルに置き)

そうでしょ。好きなだけあったまって、（ 額に柔らかな感触を受けると嬉しげに頬を緩ませて。首元に顔を埋める相手を愛しげに見つめ優しく指を通すも、僅かに離れれば「 …唇にはキスしてくんねぇの？ 」ふに、と相手の唇を人差し指で軽く押して強請るように問い掛けつつ相手の顔を覗き込み ）ん、…ありがと。助かる（ こくこくと数度頷いて安堵したようにぽつりと言葉を返し。包まれるような温もりに幸せそうに頬を緩ませると「 あー……もうずっと寒くたっていいかも、 」冗談交じりに呟いて ）え、土産？……すげぇ、美味そう（ テーブルに置かれたカップアイスとブランデーの瓶を見てはぱちぱちと瞬きしてからゆるりと首を傾げ ）

…するに決まってんだろ(髪を撫でられる心地良さに夢見心地で目を伏せているも、ふと互いの間に距離が生じた事に気付くと唇に触れて問い掛けられた言葉に僅かに息を詰め。手首を掴んで手を退かせるとゆっくりと唇を食み、一度唇を離すと至近距離のまま微笑んで囁き)ふは、それは分かる。外が寒すぎんのは困るけど(思わず笑みを零して頷くも、悩ましげに呟いた後ふと何を思ったのか冷えた手を相手の首元に添え)炬燵出したら絶対食いてぇなと思ってたからさ(微笑んで告げる傍ら早くもブランデーとアイスを開封しアイスの中心をスプーンで掬うと「ん、ほら」と相手の口元へ運び)