後にも先にも、 （ 〆 ）

ただいま、楓。
気にしなくて良いって。俺も返事返すの遅くなっちまったし、お互い様。楓が寝れたんなら良かった。

別に楓の事情けねぇ奴なんて思った事ねぇけどな。寧ろいつも感謝してる。俺の我儘とか不満とか…そういうの聞いても傍に居てくれて。
楓が俺の傍に居てそう思ってくれてんなら良かった。

重たくなんかねぇよ。すげぇ嬉しい。そこまで誰かに好かれる事だって早々ねぇし…そんな事言われたら、もっと大事にしてぇなって思う。今でもすげぇ大事にはしてるつもりなんだけどな。

ん、(笑いながら小さく頷いて相手の背に腕を回すと両手でぎゅう、と相手の体を強く抱き締め。髪に頬を寄せて随分と懐かしく感じる香りに目を伏せながら「…良かった、手放しちまわなくて、」と心底安堵したような声色でぽつりと呟き)

おかえり、…とただいま、透哉。
返事の速度は気にしてないよ。前にも行ったけど透哉のこと待ってんのは好きだからさ。…ん、そう言ってくれると助かる、ありがと。

…そ？感謝すんのもこっちの方だけどな。
彼氏、でしょ。俺、好きな人のことならなーんでも受け止めてやるつもりではいるからね。…まぁ、今までそういうとこ見せてなかった、ってだけで、本当の俺はすげぇ情けないし自信も無いよ。でもそういう面知っても傍に居てくれてる透哉にすげぇ感謝してる。ほんとにありがとう。

…そう言ってくれんなら良かった、けど。え、南雲クン誰にでも優しいし誰にでも好かれるタイプでしょ。…つーかそれは俺だってそうで、こんなに想ってくれる人に出会ったことないしこんなに大事に思ってくれる人にも出会ったことないよ。…俺、だって。もっと、もっと透哉のこと大切にする、から。だから、…これからも俺の事見ててくれたら嬉しい。

…、（ 強く抱き締められれば驚いたように一瞬目を見開くも、懐かしく感じる相手の温もりに目を伏せ、その存在を確かめるように相手を抱き締める力を強めて。相手の言葉を聞いては安堵したように小さく息を吐き、目頭が熱くなるのを感じながら、「 …そう言ってくれて良かった、 」と微かに震える声でぽつりと言葉を返し ）

おかえり、楓。お疲れ。

ふは、そんなの当たり前の事だろ。少し楓が情けなくたって俺からしてみれば可愛くて堪んねぇんだから。

さぁな。好かれてたって楓みてぇに俺の事愛してはくれねぇから、
…勿論。一番傍で楓の事見てる。今まで以上に大事にするから、俺の傍に居てな。

…ごめんな、怖い思いさせて(相手の声が震えている事に気付くと胸の奥が痛むような感覚がし、僅かに眉を寄せると相手の髪にそっと指を通しながら耳元に唇を寄せてぽつりと告げ)

ありがと、透哉もお疲れ様。
…って、此処ずっと下げててごめん、そろそろ上げようと思ってんだけど…、どっちのがいい？やっぱ上げた方が分かりやすいよね、
それと、夏祭りの方はちゃんと返事したいと思ってる。…俺の自己満でもあるから、全然、無理には返さなくていいよ。だから少し待っててくれたら嬉しい。

……それ聞いて、ほんとに透哉のこと好きになって良かった、って思う。し、…そう言ってくれんなら透哉にだけは弱い所も全部、全部見せるよ？…出来るだけ余裕なとこだけ見せてたいのが本音だったんだけどね、（ 苦笑浮かべ ）

……そりゃ、俺以外に透哉を愛してる人が居たらそれはそれで複雑、なんだけど。
…ありがと。居るよ、一番傍に居る。…居なくなったりしないから、大丈夫。

や、…ちがッ、（ 耳元で告げられた言葉にふるふると首を左右に振ると、「 …違くて。俺が透哉に酷いことしたのに、…ああやって言ってくれて嬉しかった、から。流石に嫌われた、って思ってたから。……嬉しくて 」ぼそぼそと呟くと相手の肩口に顔を埋め ）

あぁ、そうだな。何と無く上げ始めるタイミング逃しちまってた。もう結構下がっちまってるし、今から上げるわ(苦笑浮かべ)
ん、分かった。いつでも良いから。俺も返すようにする。やっぱり花火は見てぇしな。

すげぇ嬉しい。そう言ってくれんなら良かった。…ていうか、そういうの気にしねぇで色んな楓の事見せてほしんだけど。もうそろそろ付き合って三ヶ月も経つのにな、(何処か不満げに呟き)

そんなの居ねぇから大丈夫。大体愛情って一方通行じゃ成立しねぇだろ。
ん、ありがとな。信じてる、

…別に酷い事はされてねぇよ。あんまり思い詰めなくて良いって。…俺の言い方が悪かったせいもあんだけどさ、(繰り返しゆっくりと相手の髪に指を通しながら呟くような声色で告げると、徐に相手の髪に唇を寄せて口付け落とし)

ん、ありがと。任せっきりでごめんね、（ こくこくと小さく頷いて ）
ありがと、…透哉もいつでも良いからね。花火、一緒に見よ、（ 嬉しそうに頬緩め ）

…色んな俺、…楓くんの情けなくて狡くてめんどくせぇとこ、とか。…そりゃあ嫌でも、ずっと一緒に居りゃ見せる時はあると思うよ。…ん、もう少しで三ヶ月、だね。…三ヶ月か、…この先も透哉と一緒がいーな、（ ぼそりと呟き ）

ん、…まぁ確かに一方通行じゃ成立しねェけどさ。…分かってても不安になるじゃん。まぁ起こってもないこと考えたって仕方ねぇんだけどね、
信じてて。

…言い方なんて全然気にしてないよ。寧ろもっと責めてくれたっていいのに、…って思ったくらい（ 髪に指を通されれば心地良さそうにゆっくりと目を閉じて、髪に柔らかい感触を感じると安心したように頬を緩ませて、ふと顔を上げては相手の顔をじっと見つめ、「 ありがと。…ずっと暗い話ばっかしててごめんね。…俺も、透哉とまたこうしてくっ付けてすげぇ嬉しいよ、 」ふにゃりと幸せそうに頬を緩ませて ）

別にそんな事ねぇよ、言い出してくれたのは楓の方だし(緩く首左右に振り)
ん、楽しみにしてる(微笑んで相手の頭にぽん、と掌のせ)

そうだろうけど、俺はもっと楓が何も気負わねぇで居られる相手になりてぇし(僅かに眉寄せ)なんか思ってたより早い感じすんな。初めて会った頃は季節変わるまで一緒に居るとか想像もしてなかったけど。…ん、俺も楓と一緒が良い。来年の夏祭りは金魚掬いのリベンジしねぇとな(頬を緩ませて頷き)

俺だっていつも起こってもないこと考えてるけどな。…大丈夫、楓以上に俺の事愛してくれる奴なんか居ないし、俺が楓以上に求める相手も居ねぇから。

まぁ一瞬責めたい気分にもなったけど、そんなの俺にできる事じゃねぇし、一日楓の事待ちながら色々考えてたらそれよりも楓に会いてぇな、って思ってたからな。…って、前言っただろ(相手の髪を撫で続ける傍ら微笑んで答え。ふと視線が絡めば緩む相手の表情に愛しさが溢れて眉を下げて頬を緩ませ、相手の前髪をよけるようにさらりと指を通しつつ「別に暗い話じゃねぇだろ。俺は楓の気持ち聞けて結構嬉しいけど。それに、また楓の笑った顔が見れて安心した」と微笑んで告げ)

…ん、…でもずっと下げてるとちょっと上がった時恥ずいね。ニヤついちゃう（ 何処か気恥しそうにしながら ）
楽しみにしてて（ 頭上に柔らかい感触を感じると思わず頬を緩め ）

…そう思ってくれてんのは嬉しい。…けど、充分なってるよ、…だからそんな顔しないで（ ちょん、と相手の眉間に人差し指で触れ ）ん、俺もそう思う。…でもほんと日に日に好きになってくし、このまま春夏秋冬、何年もずっと一緒に過ごせたらいいね、…なーんて。
ふ、そうだね。今年はお互い未達成だったから、来年こそはリベンジしよ（ 未来の約束に胸が踊るのを感じながら嬉しげに頬を緩ませ ）

…いつも、考えてんの？（ 僅かに眉を下げると相手の顔を覗き込み ）……そう言ってくれて嬉しい、安心する。俺だって透哉以上に求める相手は居ないよ。こんなに好きになんのだって透哉だけ。

…ん、前にも言ってくれたね。透哉が俺に会いたい、って思ってくれてほんとに嬉しかった（ 微笑む相手を愛しげに見つめると緩んだ表情はそのままに心底嬉しそうにぽつりと呟き。前髪に指を通されると心地良さそうに目を細めては、「 …そう？そう言ってくれんなら良かった、けど。…〜〜っ、ほんっとに透哉は俺には勿体無いくらい良い男だよ。……大切にする、から 」相手の言葉を聞き入れては幸せを噛み締めるようにぽつりぽつりと思ったままのことを告げて、きゅう、と相手の服の裾を掴んで ）

うあ、返事遅れてごめん。
…流石にもう寝てっかな、…おやすみ、透哉。今日もありがと、（ ぎゅう、と相手を抱き締め ）

ふは、なぁに可愛い事言ってんの(クスクス笑いながら額を合わせると相手の方へ軽く擦り寄り)

…なら良いけど、(何と無く腑に落ちない感じはするものの、言われるまま表情を緩ませるとぽつりと告げ)そうだな。楓となら一年先でも一緒に居るんじゃねぇかなって思えるし…何年先でも一緒に居てぇな。
…何で夏はこんな短いんだろうな、(相手の言葉に頬を緩ませつつも何処と無く憂鬱そうな口調で呟き)

…あ、いや、…別に、毎日四六時中考えてるってわけじゃねぇけど、(相手の言動に口を滑らせた事に気が付き視線を逸らしながら口籠り)…知ってる、(嬉しそうに頬を緩ませて相手の肩に額をのせ)

ふは、そうしてくれ。俺も誰よりも大切にするから(相手の反応にクスクス笑いながら頷いて言葉を返すと、服の裾を掴む相手の手を上から包むように握りつつ目を伏せてゆっくりと唇を食み)

おはよ、楓。悪い、昨日起きてたからおやすみだけ言っとこうと思ったんだけど…考えてるうちに寝ちまってた。俺は今日休みだから、楓の事待ってるな。

…ん、可愛いことなんて言ってないけど（ 額を擦り寄せられればつられるようにくすりと笑みを零して ）

うんうん、…俺だって透哉がなーんにも気負わないで自然体で居られる相手でいたいよ、（ 相手の表情が緩んだのを見ては満足げに頷いて ／ 僅かに首傾け ）俺も、…俺も同じ気持ち。何年先も透哉の傍に居れたら、って思うよ。
さぁね、…まぁでも短いからこそ、「 来年こそは、 」って思えんじゃねぇかな（ 憂鬱そうな相手の様子に笑みを零し ）

……ほんと？（ 逸らされてしまった視線は追わずに、眉を下げたまま不安そうな声色でぽつりと問い掛け ）なに考えてんの、…例えば楓くんが浮気するかも、とか？（ 付け足すように、聞こえるか聞こえないかくらいの声量でぽつり、 ）分かってくれてんなら良かった、（ 肩に柔らかな重みを感じると嬉しそうに目を細め、そっと相手の髪に指を通して ）

ん、…嬉しい。ありがと（ 唇の柔らかい感触に一瞬驚いたようにぱちりと瞬きをするも、その感触と相手の言葉に嬉しそうに頬を緩ませて。「 …もっと、したい 」愛しげに相手の瞳を見つめると、再度唇を寄せては強請るようにそう呟き ）

ただいま、透哉。…まだちょいちょい返事遅くなっちゃうとは思うんだけど、とりあえず帰ってきた。んーん、大丈夫。ちゃんと寝れたんなら良かった。…今日は休みなんだ、…ゆっくり出来た？（ ゆるりと首傾げ ）

えぇ？すげぇ可愛かったよ。俺楓クンの照れてる顔好きだし(態とらしく片眉を上げると揶揄うような口調で告げ、一度顔を離して額に軽い口付けを落とし)

俺はもうとっくに楓の前ではなんも気負ってねぇけど。見てて分かんねぇ？(相手の仕草を真似て首を傾げては微笑んで問い掛け)…居れば良いだろ。お互いそれなりに不安もあるけど、少なくとも自分から嫌になるなんて思ってねぇんだし、俺は楓が居てくれなきゃ駄目になっちまってるし。
…それもそうだな、(妙に納得してしまい小さく頷き)

ん、それはほんと。こうやって楓と二人だけで居る時は何も考えてねぇよ(不安げな声に視線を其方へ戻し、相手の髪に指を通しながら頷いて答え)そんな心配はしてねぇ。楓が俺の事好きなのは分かってるって(微かに聞こえた声に片眉を上げると即座に否定を述べ。少しの無言の後「…けど、俺じゃ物足りねぇのかも、って、たまに思う。楓はそんな風に思わねぇって分かってはいんだけどさ、」上手く言葉に表せない感覚に眉を寄せながら付け足し)心配しなくて良いから(髪に触れられる心地良さに微笑んで目を伏せ)

…ん、(こうして唇を重ねるのも随分久しい感覚に思え、相手の声に普段に増して気持ちが昂るのを感じながら繰り返し唇を食み)

おかえり、楓。お疲れ、(緩く両手広げ)あぁ、できたよ。久々にこんなに時間できるといつもより楓の事恋しくなっちまったけど、(苦笑浮かべつつ頷き)

…それ、前も言ってくれたけど。自分じゃ分かんねェんだよね（ 揶揄うような相手の言葉に何やら複雑そうな表情を浮かべながらそう呟くも、額に口付けを落とされれば無意識ながらも頬は緩んでしまって ）

…分かる、けど。南雲クンの口から聞きたかったから（ 問い掛けに緩く首を左右に振って、普段相手に言われる言葉を真似るようにぽつりと呟き ）ん、そうだね。あんま難しいこと考えてないで一緒に居たきゃ居れば良いんだよね。…ふ、俺もだよ。透哉が居てくんなきゃ駄目だ。
でしょ？来年は何しよっかな、って考えんの楽しいしね（ 楽しげに想像を巡らせて ）

…ん、それなら良いけど、（ 相手が此方を向いたのを確認しては僅かに顔を上げて相手を見つめ、安堵したようにぽつりと呟いて。髪に指を通される心地良さに目を細め ）…んん、心配してないなら良いけどさ（ 自身が発した言葉への否定の言葉を受け取っては小さく頷いてそう呟くも、付け足された言葉を耳にすると僅かに眉を寄せつつも、「 …不安にさせた俺がこんなこと言いたくないけどさ。こんな可愛くて最高な彼氏がいて物足りねぇ、なんて思うわけないじゃん、 」相手を見つめながら呟いて ）…ん、（ 相手の言葉に素直に小さく頷いて ）

ん、…ふ（ 繰り返し唇を食まれる感覚に小さく吐息を漏らしながらも応えるように、此方からも柔く啄むように相手の唇を食みながら片手を相手の後頭部に添え ）

ん、ありがと（ 広げられた腕の中へ収まると相手の背に腕を回し、緩く抱き締めて。すりすりと相手の肩口に頭を擦り寄せ ）そ？ゆっくり出来たんなら良かった。…っと、折角恋しく思ってくれてたのにこんなに返事遅れてごめん、（ しゅん、と眉下げ ）それから結構長くなっちゃってるけど、負担になってたら蹴ってくれて大丈夫だからね。

…悪い、全然負担ではねぇんだけど…ちょっと色々あって疲れちまったから一旦蹴らせてもらうな(苦笑浮かべ)けど、楓が言ってくれた事すげぇ嬉しかった。ありがと(微笑んで相手の髪をくしゃっと撫で)

ん、分かった。全然平気。…けど大丈夫？楓くんで癒せたらいいんだけど、（ 僅かに首傾けて ）んーん、俺だって透哉に嬉しいこといっぱい言ってもらったし（ 髪を撫でられれば嬉しげに頬を緩ませて ）

大丈夫、仕事関係でちょっと揉めただけだし。…けどなんかもやもやしちまっていつもみてぇに返事が直ぐ浮かばなくてさ。ごめんな。ふは、何言ってんだよ。疲れてるから楓クンと話してぇって思ってんのに(困ったような表情で謝罪を告げるも、相手の言葉に笑みを零すと髪に指を通すように撫で)喜んでくれたんなら良かった(相手の表情に充足感を得つつ頬を擽るように撫で)

そっか、…んーん、謝ることないじゃん。俺は全然気にしてないから透哉も気にしないでよ（ 謝罪の言葉を聞いてはふるふると首を左右に振って ）…そんなら良かった。俺で良ければ癒すよ、（ 相手の言葉に嬉しそうに頬を緩ませてはちらりと相手を見上げ、緩く両手広げて ）ん、…（ こく、と小さく頷いて。頬に微かな擽ったさを感じると思わず笑みを漏らし ）

…ありがと。じゃあ気にしねぇで楓クンに癒してもらうかな(微笑んで礼の言葉を呟くと、広げられた腕に目を細めて相手の背に腕を回し)…またよく分かんねぇって言われるかもしれねぇけど、俺楓が擽ったがってるとこ見んの好きなんだよな、(ぼんやりと相手の表情を見詰めているも、ふと手を離すと頬を緩ませて呟き)

ん、そうして（ 背中に腕を回されれば嬉しげに頬を緩ませ、相手の腰辺りに腕を回すとぎゅう、と相手を抱き締めて。ふと耳元に顔を寄せては「 お疲れ様、 」片手で相手の髪をぽんぽんと優しく撫でながら囁いて ）…えー？なぁにそれ、（ 相手の発言に思わずくすくすと笑みを零し、そう言葉を掛けるも、「 でも俺も好きかも。可愛いんだもん、 」徐に相手の首筋に手を伸ばしてつつ、と指でなぞって ）

ありがと、(直ぐ耳元で聞こえる声に頬を緩ませると、相手の首元に頬を寄せて目を閉じつつ「すげぇ癒される、」とぽつりと呟き)…そう言われっと反応しづらいんですけど、(ふと首筋に擽ったさを感じると反射的に肩を竦めるも、不服気に眉を寄せてぼそぼそと告げ)

…んん、俺も。…暖かくて落ち着く、（ 相手の言葉に小さく頷き同意を示し、温もりに心地良さそうに目を細め ）ふは、いーじゃん。お互い様（ 相手の反応に楽しげにくすくすと笑みを零すも、首筋から指を離してはちょんちょんと相手の眉間を柔くつつき ）