後にも先にも、 （ 〆 ）

ん、おかえり透哉（ 窓際にて、窓を開けて風を感じながら涼しさに心地良さそうにしていたものの、相手の声を聞いては振り返って。窓を閉めて相手の方へ歩み寄り ）全然へーき。今日もお疲れ様、（ 首を緩く左右に振ってはぎゅう、と包み込むように相手を抱き締め ）追い上げ、か。ほんと忙しい時期なんだね、（ ぽんぽんと髪を撫でつつ ）楓くんにはこうやって出迎えてあげることくらいしか出来ないけど、ダーリンが疲れたら癒してあげるくらいは出来っから頼ってよ（ ゆるりと首を傾げ ）ん、分かった。いつでも良いし透哉のタイミングでいいから焦んないで、（ 手ひらひら ）

……邪魔しちまったな、(相手が気付き此方を振り返るまでの一瞬の間柔らかな風に吹かれる相手の姿に束の間目を奪われているも、視線が合うと我に返ったように一度瞬きし破顔して。僅かに残念そうな声色で呟くと、相手の背に腕を回して抱き締めつつ「ただいま」と言葉を返し)ん、まぁな。これがなきゃ乗り切れねぇわ(苦笑を浮かべつつ頷くと、相手の首元へ鼻先を寄せ微かな香りに浸りながらぽつりと呟き)ふは、それで充分。好きな奴に毎日出迎えて貰えて、これ以上贅沢な事なんか他にねぇよ(クスクス笑い)ありがとな(頬を緩めて頷き)

…ん、邪魔なわけないじゃん。それより結構ずっと窓開けてたから部屋ん中寒くなってるかも、ごめん（ 残念そうに告げられた相手の言葉を聞いてはふるふると首を左右に振って否定して。ふう、と小さく溜め息を吐いて相手の温もりに心地良さそうに目を閉じるとぽつりと呟き、抱き締める腕の力を僅かに強めて ）ふは、…そんだけあんたの中で大きい存在になれてんなら嬉しい限りですけど。あーあ、これで美味い飯でも用意してあげられてたら最高な彼氏なのにね（ けらり ／ さらりと相手の髪に指を通して ）…そ？まァでもそれは楓くんもそう思ってんだけどさ、（ 僅かに首を傾げるも、直後安堵したように笑みを零して ）ん、どーいたしまして（ ぽんぽんと相手の髪を撫でて ）

…良いよ、楓クンとくっ付いてられるし(普段よりも新鮮な空気を感じる室内に若干の肌寒さは感じているも、相手を抱き締めていれば然程気にならないのは事実で、答えつつ相手の体を抱き締める力を強め。「暑かったか？」と僅かに体を離すと相手と顔を見合わせつつ問い掛け)別に。飯なんか作ってくれてなくても、俺が出迎える側でも、楓は最高の彼氏だろ(髪に触れられる心地良さに目を伏せながら緩く首を左右に振り)知ってる。俺が居れば良いもんな(何処か得意げに頷くと微笑みつつ平然と告げ)

……んーん。南雲クンの体温丁度良いし、気持ちい（ 相手の返答と抱き締められる力が込められるのを感じては幸せそうに頬を緩ませ、問い掛けにぱちりと一つ瞬きをすると緩く左右に首を振って上記をぽつりと呟いて ）…あー……なんかその言葉すげぇ沁みる、ありがとダーリン（ 相手の言葉を聞いては嬉しそうにふにゃりと柔らかな笑みを浮かべ、すりすりと相手の肩口に頭を擦り寄せ ）…ん、透哉が居れば良い、（ つられるように微笑を浮かべると素直にこくんと頷いて ）

当り前だろ。俺は彼氏なのに(あっさりと肯定されてしまい眉を寄せて不満を露わにすると、僅かに唇を尖らせながらぽつりと呟き。ふと顔を逸らすと「…俺はどんな楓でも好きになんのに」と先程よりも潜めた声色で付け足し)
…別に。惚れ直す暇も隙もねぇくらいずっと惚れてるし(問い掛けに一度は頷こうとするも、何となく
その言い回しに違和感を覚えて一時口を噤み。髪を撫でられる心地良さに目を伏せてはふと答え)うわ、…なら良いけど(突然髪を撫で回され驚いたような声を漏らすも、思わず笑みを零して小さく頷き)……楓クンこそ、そんな顔してたら周りの奴らに俺の事が好きだってバレちまうぞ(聞こえた言葉に期待を込めた視線を其方へ向けるも、ふと時々目にする表情を目の当たりにして口端を上げ。屋台の店主の意識が他のところへ逸れているのを良い事に耳元へ顔を寄せて囁くと、微かなリップ音を立てつつそこへ軽く口付け落とし)…あぁ、そういう事か(途端に表情を和らげると小さく頷き。かと思えばその瞬間が待ちきれないとばかりに「ほら、あと一匹早く捕っちまえよ」と相手を急かし)

待たせちまって悪いな。夏祭りのやつ返しとく。返事はいつでも良いから(微笑んで片手ひらりと揺らし)

ふは、…気持ちい？(思わず笑みを零し復唱するように問い掛けると、一度ゆっくりと唇を食み)いーえ。俺は思った事を言っただけだからな(クスクス笑いながら相手の髪に指を通し)ん、素直で宜しい(頬を緩ませて相手の髪をくしゃっと撫で)

…ん、気持ちい。あんたとこうしてんの落ち着くし、…声も肌も全部好き、（ 唇を食まれれば嬉しそうに頬を緩ませ、素直な気持ちを言葉にしては此方からも相手の唇を食み ）…そういうとこ嬉しいけどさ。南雲クンてば無意識誑しなんじゃねぇの（ 心地良さそうに目を細め髪を撫でられる感覚を堪能しているも、ふと口を開けば揶揄うように口角上げぽつりと呟き、 ）…あー、餓鬼扱いされてるみたい（ 撫でられる感覚に心地良さそうに目を伏せるも、態とらしく不満げにぶつぶつと呟いて ）


ん、全然。祭りんとこ返してくれてありがと。明日辺り空いた時間に返すね、（ へらり ）

…余裕なくて情けない楓くんを見ても好きで居てくれる？（ 不満を露わにする様子の相手を見ては愛しさが溢れるのを感じつつ、態とらしく首を傾げては笑みを浮かべつつ相手の顔を覗き込むようにして問い掛けて。付け足された言葉は聞こえなかったようで、何処か不思議そうに何度か瞬きをして ）
……〜〜、ほんとそういうとこ（ 期待以上の言葉が返ってくると驚いたように一瞬目を見開き、嬉しそうに破顔すると照れ隠しかわしゃわしゃと相手の髪を撫で回し、「 楓くんも惚れ直す暇なんてないくらいに透哉に夢中だけど、 」素っ気ない声色ながら相手を愛しく想う気持ちは確かなもので、自信満々といった様子でぽつりと呟き ）ふ、…南雲クンが思ってるほど人誑しじゃないからね、俺（ こく、と小さく頷いて冗談ぽい口調で述べて ）ッん、…別に、いいけど。俺は透哉のことが好き、って自信持って言えるし、（ 耳元へ口付けを落とされればぴく、と一瞬肩を揺らし目を細めるも、相手の方を向いた時には既に平然を装いつつ相手を真似るように口端を上げて何処か得意気に呟いて ）ん、…そーだった。よし、あと一匹…（ 相手の言葉に我に返ったように水槽に向き直るとじっと泳ぐ金魚を見つめて格闘し始めるも、呆気なく紙は破れてしまい。「 …あーあ、残念、 」苦笑を浮かべると相手の方を見て ）


祭りんとこ返しとくね。返事はいつでも良いから焦んないで、（ 頬を緩ませ ／ 手ひらひら ）

ただいま、楓。悪い、昨日また寝落ちしちまった。最近こんな事ばっかりで悪いな(眉下げ)夏祭りのは明日返すな。…早速で悪いけど、癒してくれ、(苦笑浮かべつつ腕広げ)

おかえり〜南雲クン、（ ひょこ ／ 手ひらひら ）んーん、気にしないで。眠い時は寝とくのが一番、（ に、と口角上げて ）はーい、待ってんね。ん、勿論。おいで（ 相手に歩み寄ればぎゅう、と抱き締め ）

そう言ってくれると助かる。ありがとな(微笑んで頷き)ん…、…(頬を緩ませて相手の腰に腕を回して抱き締めるも、ふと｢俺前から思ってたんだけどさ、｣と呟くように告げ)

いーえ。今日もお疲れ様、（ ゆるゆると首を左右に振って、相手の髪をぽんぽんと撫でて ）…ん？なーに？（ 呟くように告げられた言葉にきょとん、と首を傾げ ）

…まじで楓クンは嫁力高いよな、(頭を撫でられる感触に頬を緩めている中、ふと口を開くとたった今思い付いた造語を呟き)今の楓クンも大分抱き心地良いし気持ち良いんだけど、もう少し肉付き良くても良いんじゃねぇかな、って(徐に相手の腰回りを両手で掴み)

…っふ、嫁力？なぁにそれ、（ 相手の髪に指を通しながら掛けられる言葉に意識を向けているも、小さく吹き出してはゆるりと首を傾げ ／ 満更でもない ）……肉付き、か（ ふと視線を落としては自身の腰回りを掴む相手の両手を見つめてぽつりと呟き ）…んー、でも楓くんも結構ちゃんと食ってるよ？（ くす、と笑みを零し ）

…嫁さんとしてすげぇハイスペック、って感じ。俺がして欲しい事を口に出さなくてもしてくれんだよ楓クンは(相手につられてクスクス笑いながら肩口に額を擦り寄せながら呟き)そうかもしれねぇけど、俺楓クンの事抱き上げられちまうし(感触を確かめるようにぎゅう、と抱き締め)

…当然でしょ。だぁいすきなダーリンのして欲しいことくらい分かるよ、…ってのは冗談で、そんな風に言ってくれんならもーっと魅力的なお嫁さんになれるよーに楓くん頑張っちゃおー、っと（ 相手の言葉に嬉しげに頬を緩ませて ／ ぽんぽんと髪を撫でながら ）ええー？それは南雲クンが力持ちなだけじゃないの、…楓くんだって男だから結構重いと思うんですけど、（ くすくすと楽しげに笑いながら相手をきゅう、と抱き返し ）

…うわ、骨抜きにされちまう(今に増して魅力的になるつもりらしいと分かると、その際の自分を何となく思い浮かべては脱力するように相手の方へ凭れながら呟き)そりゃ楓クンも異様に軽いわけじゃねぇけど…可愛いから良いか、(何処か納得し兼ねる様子で言い淀むものの、ぽつりと呟いては相手の髪に指を通し)

え〜？まぁだ骨抜きになってなかったわけ？手強いなァ南雲クンも、（ 体重が掛けられるのを感じては愛しげに相手の体を抱き締め、くすくすと笑みを零しては揶揄うように告げて ）…楓くん、最近透哉の可愛いの基準が分かんなくなってきた、（ 心地良さげに目を細め、髪に指を通される感覚に意識を向けているもぽつりと思ったことを呟き ）…これじゃ狙って南雲クンのこと射止めらんないじゃん（ むむ、と僅かに困ったような表情を浮かべつつ勝手な独り言を付け足すように呟いて ）

まだ返せてねぇんだけど、また寝落ちしちまいそうだしそろそろ寝ようぜ(眉下げては堪えきれず控えめに欠伸零し)…おやすみ、楓(額に口付け落とし)