後にも先にも、 （ 〆 ）

ん、…けどほんとに可愛いよ、色っぽいし(相手の首筋へ口付けを落として告げ)ふは、任せろ(笑いながら頷き)…ふは、楓クンに釣り合う男になってんなら良かった(笑み零して相手の頬に口付け落とし)…よし、行くか(顔を離すとエンジンを掛け車を発進させ)

ッ、…南雲クンに付けられた痕もギリギリ見えちゃいそうだしね（ ゆるりと首を傾げ、自分でくい、と軽く襟元を引っ張り首元を晒すと態とらしく艶っぽい笑みを浮かべて ）ん、任せたよ。南雲クンこそ不安になったら楓くんに言うことね、（ 相手の唇に人差し指を触れさせ ）ふ、釣り合う、っつーか素敵なおにーさんに釣り合うように必死なのは楓くんの方だったりするかもよ？なーんて（ 頬に柔らかな感触を感じると笑みを浮かべて ）はーい、（ 楽しげに笑いながら緩く挙手 ／ ← ）

…ったく、止めろよ。手え出しちまいそうになる、(相手の仕草に耐えるように眉を寄せると肩口へ顔を埋めてぽつりと呟き)分かってる。…て言うか、俺は結構直ぐ言っちまってるだろ(苦笑浮かべつつ相手の手首を掴むと掌へ口付け落とし)へぇ、かぁわい。…祭りも行きてぇけど、見せたくねぇな(柔く唇を重ねてぽつりと呟き)もう結構浴衣着てる奴居るな(相手の仕草にクスクス笑いながら少し車を走らせればちらほらと見える鮮やかな浴衣姿に頬を緩ませ)

へぇ、透哉が手ェ出してくれんなら本望かも、…なぁんて。家に着くまでお預けでーす、（ くすくすと笑みを零すと相手の髪を優しく撫でながら囁いて ）ン〜、まァでももっと口にしてくれてもいいんだよ？不安になんてさせたくないけど（ 掌に感じる柔らかい感触に愛しげに目を細め ）ん、…そんな風に言われたら楓くんだってこのまま此処でずーっと透哉を堪能してたくなっちゃうなァ（ 唇が重なると嬉しげに頬を緩ませ、唇が触れ合うくらいの距離でそう囁くとちゅ、ちゅ、と柔く啄むように相手の唇に口付け ）ほんとだ。…すげぇ夏、って感じ。夏祭りなんていつぶりだろ（ 窓から様々な浴衣姿を眺めつつ楽しげに呟いて ）

…分かってる(相手の肩に顔を埋めたまま何処と無く不満げな声色で短く答え)どっちかって言うと楓クンの方があんまりそういう事言ってくれねぇと思うけど。…我慢してるとかそういうわけじゃねぇなら良いんだけどさ(微笑んで首傾げ)ったくお前は…あんまり煽んなって。まじで脱がせるぞ(ぐ、と耐えるように眉を寄せて顔を引くと相手の髪をくしゃっと撫で)俺も何年も行ってねぇな。…この辺から歩くか(徐々に車が多くなってくると近くの駐車スペースに車を停め)

…、ん？どうしたの（ ぽんぽんと髪を撫でながら、何処か不満げな様子の相手を気にかけるように問い掛け ）ん"、…我慢してるわけじゃないし、南雲クンが大事にしてくれてんのすげぇ伝わってくるからそんなに不安になることはないけど…（ ふむ、と考えるようにしながら ）前にも色んな人に言われたことある気がするんだよなァ、楓くんは嫌なことあっても我慢しそう、って。ンなつもりはないんだけどね（ けらり ）…煽るも何も、思ったこと言ってるだけなんだけど（ 髪を撫でられれば頬を緩ませて ）つーか南雲クン、あんまり顰めっ面してっと皺残っちゃうぞー？（ 揶揄うように笑いながらぐりぐりと相手の眉間に人差し指押し付け ／ こら ）へぇ、南雲クンも久々？（ ゆるりと首を傾げては、相手の提案に小さく頷くとドアを開けて「 運転ありがと、 」と感謝の意を伝えると助手席から降りて ）

…我慢しろって言う割に随分煽ってくるからさ(顔を上げても尚不満げに眉を寄せていたが直ぐに破顔すると相手の額をつん、とつついて告げ)俺にまで我慢してねぇならそれで良い。なんかあったら直ぐ言えよ(微笑んで額を触れ合わせ)…自覚あるくせに。祭り行きてぇならあんまりそういう事すんな(じと、と相手を見据えて呟くと溜息混じりに付け足し)…楓クンのせいなんですけど、(抵抗はせずに幾らか表情を和らげつつぽつりと呟き)まぁ行く機会もねぇしな。…ん、どう致しまして(微笑んで言葉を返すと相手と同様に車を降り)

…だぁって南雲クンの反応があんまり可愛いからつい。寸止め、ってのも興奮するでしょ？（ 額をつつかれれば少し驚いたように何度か瞬きをするも、にまりと口角を上げては意地の悪い問い掛けをして ）ん、南雲クンには嘘つかないし無理しない、って決めてますから。ありがとね（ 相手の言葉を素直に聞き入れるとこく、と頷いて、額が合うと何処か嬉しげに頬を緩ませ ）…、仕方ないなァ。透哉と車ン中でいちゃいちゃすんのもすげぇ魅力的だけど、この辺でやめといてあーげる、（ 相手とは対照的にくすくすと楽しげに笑いながら相手の頬に手を添えて ）えー、俺のせい？（ 表情を和らげる相手を見ては何処か安堵したように笑いながらゆるりと首を傾げ、相手の額から指を離し ）んあー……それもそうか。あ、南雲クン、屋台もたくさんあるっぽいよ、人もすげぇ多そうだけど（ 確かに、と納得したように小さく頷くととてとてと相手の方へ歩み寄り、祭りの屋台で購入したであろう食べ物を持っている人々を眺めながらぽつりと呟き ）

…するけど、今その気になったら祭りは無しだからな(渋々認めつつも口端上げると相手の方へ顔を寄せながら告げ)ん、いい子(満足げに微笑むと軽く唇を重ね)…別に俺は此処で一日過ごしても良いんだけどな。最高に興奮すんじゃん、(何となく相手に主導権を握られているような感覚が癪に触り、相手の浴衣の合わせの隙間から僅かに手を差し込み肌を撫でつつ呟き)他に誰が居んだよ(態とらしい仕草で肩竦め)へぇ…結構豪勢なんだな。俺綿飴食いてぇ(擦れ違う人が持っている様々な食べ物を見てぽつりと呟きつつ人の多さと日が落ちた暗さに紛れて相手の手を握り)

…その気になってくれんのは嬉しいけど、祭り行けなくなっちゃうのは残念だなァ、（ む、と僅かに眉を寄せると葛藤を口にして ）…ん、（ 唇が重なると嬉しそうに頬を緩ませて ）此処で一日？ふは、普段と違う場所だしそんなの楓くんだって最高に興奮する、けど…ッんん、ずっと此処にいたら汗かいちゃいそ、（ 僅かに首を傾げて相手の呟きに同意を示すようにこく、と頷いては艶っぽい笑みを浮かべ囁くようにそう述べるも突如肌を撫でられる感覚にぴく、と僅かに身体を仰け反らせ ）ン、…まぁ他の人が南雲クンをそんな風にさせるなんて俺が許さないけど（ 相手の仕草に笑みを漏らすと微妙にズレた返答をして ）綿飴？可愛いなァ、楓くんりんご飴食べたい（ 相手の呟きを聞いては微笑ましげにちらりと其方を見遣り、ぽつりと呟き。ふと握られた手の方に視線を移しては嬉しげに目を細め、ぎゅ、と相手の手を握り返して ）

ん、…そうだろ。まぁ俺は生殺しなわけですけど(一度唇を重ねると溜息混じりに付け足し)…エアコン付けとけば良いだろ、(ぽつりと言葉を返すも意識は殆ど其方へ向いておらず、艶のある表情や声に誘われるまま耳朶を唇で食み)ふは、最近の楓クンは前よりも分かりやすく俺の事独り占めしてくれるよな(相手の言葉に何処と無く嬉しそうに頬を緩ませると目元へ口付けを落としつつ呟き)…りんご飴も大分可愛いと思うけど。……お、賑わってんなぁ。すげぇ人多いけど人酔いとか大丈夫か？(相手の言葉に何処と無く釈然としない様子で返すも、手を握り返される感触があれば思わず頬を緩ませ。暫く歩いていると遠目に夏祭りの会場が見え、ふと相手の方へ視線を移しては問い掛け)

…ん、ふは、生殺し？まぁ楓くんだって今すぐあんたとあーんなことやこんなこと、したいけどね。こんな色っぽい姿見せられて何とも思わないわけないじゃん（ 唇が重なると嬉しげに頬を緩ませて、ぽつりと独り言のように呟くと僅かに首を傾け ）、んッ…ぁ（ こく、と小さく頷いて返答しようと口を開くも直ぐに与えられた耳朶への刺激にびく、と身を震わせて。平静を保とうとするもそれは叶わず、相手を求めるように熱の篭った視線を向けて ）えー？だぁってこんな良い男、放っておく人いないだろうし。…あ、今度こそ楓くんの、って印つけておかなきゃ（ にまりと口角を上げてそう呟くと、相手の首筋に手を滑らせ ）んん？南雲クンのがかぁわいいじゃん、（ くす、と笑みを零して ）うあー……まだ平気。この夏祭り中に花火も上がるらしいからそん時のが混みそうだな、はぐれないようにしなきゃね（ 相手と視線を合わせると小さく頷き返答をすると、苦笑を浮かべながらも相手の手を握る力を僅かに強め ）


南雲クン、今日はもっと早く返せそうだったのにこんな時間になっちゃった、（ しゅん ）
けど今日も起きてられるだけ起きてるつもりだし、南雲クンの無理ない範囲で構ってくれたら楓くん喜ぶ、（ へらり ）

…こら、やっと帰るまで我慢する気になったんだから煽んな(困ったように眉を寄せると相手の鼻先を柔く摘み)…そんな顔したら駄目だろ(いつも気持ちを昂らせられる相手の艶のある声も今は普段に増して理性を奪い、その上熱を孕んだ目を向けられては一溜りも無く。明らかに余裕を失った声色で呟くと、半ば強引に唇を食み)ん…どうぞ、好きなだけ(首筋に擽ったさを感じると熱の篭った息を漏らし、口端を上げて相手を見詰め)へぇ、花火もあんのか(微かに弾んだような声色で呟いた後繋いだ手の指先で相手の手の甲を撫でると｢離さねぇから大丈夫｣と微笑んで告げ)

気にすんな、俺も遅くなっちまったし(苦笑を浮かべて相手の髪をくしゃっと撫で)
ん、勿論。けどもし返すのが大変だったら無理しなくて良いからな(微笑んで相手の髪に頬を寄せ)

んむ、…仕方ない、なァ（ 鼻先を摘まれるも抵抗することはなく、苦笑を浮かべて小さく頷いて ）ん、っ…ふ（ 余裕を失ったような相手の声を聞き入れるとぞくりと胸の奥が疼くのを感じつつ、強引に唇が塞がれると一瞬驚いたように目を見開くも、直ぐに受け入れるよう目を細めると相手の下唇に舌を這わせ ）、…それじゃ遠慮なく（ 熱の篭った吐息に気持ちが昂るのを感じながら、妖しく笑うと相手の首筋に顔を寄せちゅ、と吸い付くように口付けを落として ）ん、そうみたい。楓くん、南雲クンと一緒に花火見たかったから調べちゃったんだよね。そしたら運良く祭りに組み込まれててほんとラッキー（ くす、と笑みを零して。手の甲を撫でる優しい感触に頬を緩めると、「 ん、頼りにしてる 」と嬉しげに呟いて相手を見つめ ）

ありがと、…全然へーき。今日もお疲れ様、透哉、…ってこれだけ言いたかった、（ 心地良さそうに目を細め ）
ん、分かった。でも楽しいし続けたいからこのまま返させてもらうー…って、南雲クンも無理しないでね？（ ふ、と嬉しげに頬を緩ませて ）

ん、いい子。…帰ったらな(微笑んで手を離すと労わるように鼻先へ口付けを落とし)ん…っ(下唇に舌を這わされると熱の篭った息を漏らし、唇を開くと相手の舌先に軽く吸い付き)っ、…付いたか？(首筋に感じる擽ったいような快感に僅かに肩を震わせると、目を細めつつ相手を見遣り)ふは、ほんとかぁわいい事するよな。なら今日は花火見てから帰るか。…あ、りんご飴あったぞ(相手の言葉に思わず頬を緩ませてしまいながら頷き。祭り会場に着くと道の両側に様々な出店が並んでおり、すぐ手前に相手が先程食べたがっていた物を見付けると指差しつつ其方へ歩み寄り)

ふは、かぁわいい。ありがとな(頬を緩めて額に口付け落とし)
ん、ありがと(微笑んで頷き)

ん、帰ったら（ 鼻先へ柔らかい感触を受け取ると頬を緩め、大人しく頷いて ）…ふ、（ 熱の篭った吐息が耳に入るとぞくりと背筋が震えるのを感じ、舌を吸い付かれる快感に微かに顔を歪ませるも、ふと相手の後頭部に片手を添えると舌を絡め取り ）…まーだ。こんなんじゃ足りない（ 肩を震わせる相手を見ては満足げに笑みを浮かべるも、再び首筋に口付けると今度は先程よりも強く吸い付き痕を残し、何度かそこへ軽く口付けを落とすと顔を離して ）ふは、キュンキュンした？（ くす、と笑みを零すと僅かに首を傾けて揶揄うように問い掛け ）ん、花火見てから帰ろ。…穴場でもあれば良いんだけど、（ 相手の言葉に思わず瞳を輝かせて小さく頷くと、きょろりと辺りを見回し ）…あ、ほんとだ。南雲クンも食べる？（ 様々な出店に気を取られ何処か忙しない様子で辺りを見渡すも相手の指した方向へと視線を向ければりんご飴の出店を視界に捉え。嬉しげに頬を緩ませ相手と同じように歩み寄る途中、ゆるりと首を傾げては 買ってこようか、と問い掛けてみて ）


んーん。……落ち着く、（ 額に柔らかい感触を感じると安心したように頬を緩め、きゅ、と相手を抱き締め ）
どういたしまして、…って楓くんが寝落ちしちゃったらごめんね、（ しゅん ）

は、…ん、(目を伏せて深く舌を絡めては時折相手の舌に柔く歯を立て)っ、ん…欲張り、(微かな痛みを感じ息を詰めて僅かに体を強張らせるも、その痛みが擽ったさへと変われば笑みを零しつつ呟き)ん、した。…いつもしてるけど(素直に頷いた後ぽつりと付け足し)あぁ、穴場は知ってる。そこからも見えると思うから大丈夫だ。あんまり人居ねぇと良いけど(笑みを浮かべつつ頷き)食べる(頬を緩ませて頷くも問い掛けには｢いや、俺も行く｣と出店へ歩み寄り、さっさと二人分の支払いを済ませると｢楓が選んで｣と何本も並ぶりんご飴を眺めながら告げ)

悪い、結局また俺が寝落ちしちまった(眉下げ)続きから返しとくな。今日は楓クンの出迎えできたら良いけど。…取り敢えず待ってる(微笑んで片手ひらりと揺らし)

…っ、んぅ（ 深く舌が絡み合う感触に溺れるように蕩けたような瞳で相手を見つめつつ、柔く歯を立てられればぴくりと肩を揺らし僅かに開いた口の隙間から熱の篭った吐息を漏らし ）ふ、知ってる。…けど、欲張りな楓くんを好きになったのはあんただよ？（ 相手の反応を見ては愛おしさは増す一方で、にまりと口角を上げて相手の耳元に唇を寄せるとぽつりと意地悪く囁いて ）ふぅん、…いつもキュンキュンしてくれてんだ、（ 素直な様子の相手と付け足された言葉に嬉しげに頬を緩ませて ）…まじか、穴場知ってんの？流石南雲クン、出来る男だなァ（ ぱちぱちと目を瞬かせるとつられるように笑みを浮かべ ）、え、…俺が？（ 素早く会計を済ませてくれた様子の相手と出店に並ぶりんご飴を交互に見つめゆるりと首を傾げるも、嬉しそうに破顔すると「 じゃあ、…これとこれ、 」少し悩むような仕草をしてから二本を指して ）

寝落ちのことは全然気にしないで。俺もすぐ寝たし（ へらり ）ん、ありがと。…って待っててくれたのに結局こんな時間になっちゃった、もう寝てっかな？（ きょろり ）…ただいま、透哉。

おかえり、楓(後ろから相手の腰に腕を回し顎を相手の肩にのせ)まだ起きてる、けど、祭りの方は明日返すな。今日はもう寝るまでゆっくりしてようぜ(微笑んで相手の首筋に口付け落とし)

――…うわ、ごめん（ 時計見遣り サーッと青ざめ ）また寝落ちしちゃってた、ぽい（ しゅん、と眉下げて ）せっかく出迎えてくれたのにごめんね。…ベッドでゆっくりしたかった、な（ 苦笑浮かべ ）明日こそ出来るといいけど、…それじゃおやすみ、透哉。今日もお疲れ様（ ちゅ、と相手の額に軽い口付けを落として ）