吉良 楓 2018-06-26 15:57:08 |
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(相手の返答に頷き会計を済ませ袋に商品を詰めると、一度離した手を再度指を絡めて握り出入口へ向かい。本来は風呂上がりに飲む予定だったフルーツ牛乳を取り出すと、片方を相手に差し出し「桜見えるまでこっちな」と声を掛けてからのんびりと歩き出し)
( 再度指先が絡み合うと此方からも相手の手をぎゅ、と握り返し、そこから伝わる体温に幸せそうに目を細め。フルーツ牛乳を受け取ると「 ン、ありがと 」と短く礼を述べ、相手と歩調を合わせゆっくりと歩き始め。飲み始める前に相手の顔を覗き込むと「 …乾杯しとく? 」と楽しげな声色で問い掛け )
(言葉を交わすでも無く繋いだ手を僅かに揺らしながら穏やかな心持ちでのんびりと歩いていたが、顔を覗き込まれ問い掛けられればクスクスと笑い。互いのフルーツ牛乳を軽く当てながら「乾杯」と零すと一口飲み)
( つられるように笑みを零すと「 かんぱーい 」と一言呟き、同様にフルーツ牛乳を一口飲んで。稀に飲みたくなるものではあるが普段から口にするわけではない為、何処か特別感を感じる味に目を細めると、「 久々に飲んだけどやっぱ美味いわ、 」と満足気に感想を零してはまた一口飲み。特に会話が無くとも相手との空間はとても心地の良いもので、揺れる手はそのままに緩く手を握りながら外の景色を眺めて。のんびりと歩いていたが、春らしさを感じるそよ風を頬に受けるとちらりと相手を見て )…透哉はさ、どの季節が一番好き?
俺ちゃんと飲んだ記憶ねぇかも(口内に広がる甘さが懐かしいような気もするが何となく新鮮なようにも思え、頬を緩めながら独り言のような口調で呟き。前方に見えてきた桜に目を細めながら視線を向けては掌から伝わる相手の体温を同時に感じて何処か夢見心地で歩いていたが、隣から問う声が聞こえてくると「…前は夏が好きだったな」と懐かしむような声で答え)
まじ?時々飲みたくなったりするけどなァ。 …あ、でも風呂上がりはコーラも良いよね( 独り言のように呟かれた言葉を拾えば何やら楽しそうに笑み、風呂上がりに限らず口にすることはよくある炭酸飲料の名を挙げ。再び桜の木を視界に捉えるとぱあ、と瞳を輝かせ、無意識ながら歩く速度を少し速め、相手の手を引くような形になり。問い掛けに対し過去形の回答を聞けば僅かに首を捻り「 今は、…好きじゃねェの? 」と穏やかな声で問いを重ね )
…最近寒かったから風呂上がりなんかずっと紅茶飲んでたわ(相手の言う炭酸飲料さえここ最近は口にした覚えが無く、一体何を飲んで居たのかと思案すればあっさりと思い出し相手との微妙な年齢差を感じてしまいながら答え。先を行く相手に引かれるように敢えて歩調は変えないまま頬を弛めてその背を眺めるも、フルーツ牛乳を飲み終えると徐に携帯を取り出し桜へ向かって歩く姿を写真に収め。続けて振り返る姿も撮影しつつ「今は…1番が選べねぇ。まじな話なんだけどさ、楓が居るとどの季節もすげぇ楽しみで」とカメラ越しにその姿を見詰めながら述べ)
紅茶ってまたお洒落な……、あったかいやつ?冷え症だもんなァ( 最近までは確かに肌寒いと感じることも多く、相手の言うことに共感するように頷きつつも、炭酸飲料については共感を得られなかったことに少し考えるようにして上記述べ。好奇心のまま桜に向かって歩みを進めていたところで不意にシャッター音が聞こえ振り返ると携帯を構えている相手の姿が視界に入り。紡がれた言葉に胸が甘く高鳴るのを感じ、幸福感に顔を綻ばせると相手の元へ再び歩み寄り。隣に移動すると、相手の携帯の画面を勝手に操作し自撮りモードにし、一緒に画面に写り込むと撮影ボタンを押して。数枚撮り終えると満足気に笑み、相手の顔を見詰め )…今でも一緒に居れるだけで充分幸せだけど、どの季節だって楽しく過ごせるように、これからもたくさん一緒に思い出作ろーね。
そ。いつも6月頃まではあんま冷たい物飲まねぇ(振り返れば自然と風呂上がりに選んでいたのはいつも似通った物ばかりで、苦笑混じりに頷くと肩を竦める仕草をしつつ答え。不意に足を止めたかと思えば隣へ移動してくる相手を不思議そうに見下ろすも、あっと言う間に内カメラに切り替えられた画面を眺めているうちに気付けば数枚の写真がカメラロールに保存されており。頬を緩めてそれを確認しつつ紡がれる言葉に頷くと「勿論。幾らでも時間はあるしな」と常に思い描く未来に相手が居るのを思いながら目を細め)
まァ暖かい時にこそ美味く感じるよね、冷たいモンって。楓くんは炬燵ン中でアイス食うの好きだよ( 冬の時期は自分はどうだったかと振り返れば、敢えて冷たいものを選ぶことは少なかったと思い返し納得したように頷き。漸くフルーツ牛乳を飲み終えると、唯一寒い中でも炬燵に入りながらのアイスは格別だと主張し。ちゃっかりツーショットの撮影に成功したことに今も尚満足気に口角を吊り上げていたが、相手の柔らかな表情や返ってきた言葉に心が温かく満たされるような気持ちになるとつられて穏やかに頬を緩ませ。これから先の未来で相手が傍に居ないのを想像することは最早出来ないくらいには惚れ込んでしまっていることを自覚しつつ、「 そうそう、これからも透哉のこと独り占めするつもりだし 」と宣言するように呟き )
お疲れ、透哉( 手ひらり )ン、大丈夫だよ。そーやって教えてくれて安心する。忙しいのに相手してくれてありがと( 小さく頷くと頬緩ませ )俺も遅れそうな時は連絡すんね。あんま気負わないで。ちゃんと待ってるよ( 親指ぴ、と立て )
…それは俺もやった事あんな( 幼少期は尚のこと現在に至っても条件反射如く炬燵に入ればアイスを食べたくなる感覚を思い出し小さく笑みを零しながら呟いて。相手もフルーツ牛乳を飲み終えたのを見れば丁度桜が近付いてきたところで袋から缶ビールを二本取り出し、片方を其方へ差し出しつつ「じゃあこれからの俺らの未来に乾杯、って事で」とおどけた調子で口にし)
ん、ありがとな。連休はゆっくりできると思ったんだけど、最近の流行病のお陰で皺寄せ来ちまったわ(溜息混じりに不服そうに零し)別に気負ってはねぇよ。楓の事不安にさせたくねぇし、俺が早く返してぇだけ。けど楓も何かあったら無理しねぇようにな(ぽん、と相手の頭を撫で)
最高だよなァ。あれやりたくて家にも勝手に炬燵置いちゃおうか迷ったもん( 暖かい所に居ながら冷たいものを口にしたくなるのはやはり誰もが一度は経験するものなのかと楽しげに笑うと、共に暮らす家の中にも炬燵を設置するか否か迷ったことを思い出しては小さく頷き。缶ビールを受け取ればおどけたような口調にくすくすと笑みを零しつつ、缶を開けると「 明るい未来にかんぱ~い 」と楽しげな声色で言葉を返し、相手の持つ缶に自分の缶ビールを当て )
え、…流行病って、透哉が病気に罹ったわけではねェ?…大丈夫?( 相手の顔を覗き込むと心配そうに眉を下げ )
透哉がそうやって思ってくれてるだけでも充分嬉しいよ、ありがと。ん、俺も無理なんかしてねェけど何かあったら伝えるよーにする( 目を細め )
俺も寒ぃの嫌だし、今年買うか(初めて聞いた思惑に目を瞬かせるも、炬燵がある今年の冬を相手と過ごす事を思い浮かべれば利点しか無いように思え頬を緩ませながら頷き。タブを上げてビールを煽り口を離すなり深い溜息を漏らすと「桜と楓とビールは最高だわ」と何やら染々とした口調で呟き機嫌良さそうに笑い)
ふは、違う違う。色々業務形態が変わって、って話だよ(思わず肩を震わせ小さく笑いながら相手の髪に指を通し)
! うん、買お( 炬燵を購入するか判断しきれないままいつの間にか冬は過ぎてしまっていたが、相手の提案にぱあっと瞳を輝かせると数度頷き。移り変わる季節をこれからも共に過ごすことが出来るのだと思うと緩みきった表情をそのままに、「 今年は炬燵で一緒に食えんね、アイス 」と楽しげに言葉を続け。同様にビールをぐび、と呑めば喉越しの良さに目を細めていたが、染々と呟かれた言葉に小さく笑みを零し、「 ン、超贅沢な気分。…実はあんまり花見酒ってしたことねェんだよね、 」と桜を見上げぽつりと呟き )
あー……そういうことか、安心した。けど仕方ないとは言えストレスだよね、業務形態変わんのも( 心底安堵したように小さく溜め息をつき )普段はちゃんと休めてる?( 首傾げ )
ふは、可愛い奴。楽しみだな(あまりにも分かりやすく輝く表情に小さく笑い、愛しく思う気持ちを募らせながら思わずと言った様子で言葉を零し。穏やかに頬を緩めながら答えると相手の髪にそっと指を通して。缶ビールを片手に桜と相手の姿を視界に留めながら心地好い春の陽気の中を歩む時間に堪らない幸福感を覚えて弛緩した表情を浮かべているが、呟かれた言葉に首を傾げると「へぇ、ねぇのか。俺職場の花見とかで一昨年までは年一でやってたな」と懐かしむような口調で呟き)
まぁ最近はギリギリだけど、取り敢えずもうちょいで落ち着くと思うからそれまでの辛抱だな(苦笑を漏らし)
…ん、すげぇ楽しみ( 優しく髪に指を通される感触に心地良さげに目を細めながら、相手の言葉に上機嫌に頷き。暫く見惚れるように桜を眺めていたが、ゆっくりと相手に視線を移すとその言葉に耳を傾けて。ぱち、と瞬きをすると僅かに口を尖らせ、「 えー、いいなァ。…花見自体はしたことあるけどさ、それも学生の時の話だし。大人になって酒飲みながら、ってのはあんま無いかも 」と羨ましげに呟くと再びビールを煽り。言葉通り大人数で花見をするのも羨ましいと思う反面、恋人と共に缶ビールを片手に桜を眺めるこの状況にこれ以上無いほどの幸福感で胸が満たされるのを感じると片方の手で相手の手をぎゅ、と握り直し )
そっか、…早く落ち着くといいね( 同様に苦笑を浮かべると励ますように相手の肩をぽんぽんと軽く叩き )…あ、そーだ。今じゃなくてもいいんだけど…、楓くんさ、透哉に見てもらいてェモンがあんだよね( ちらりと相手を見つめ )
…でも、職場の花見より今のが全然満たされるわ(相手の反応に笑いながら聞いているも、不意に絡んだ指先に力が込められるのを感じると目を細めて柔く微笑み。大勢で騒ぐのも賑やかで楽しいが、胸に感じる温かさと幸福感を思えばやはり比べ物にならず穏やかな口調で零しながら相手の髪に口付けを落とし)
楓にも寂しい思いさせちまうしなぁ(笑みを浮かべて相手の顔を覗き込みながら口にし)…気になるから今見てぇんだけど(僅かに目を見開くとじっと相手を見つめ返して告げ)
ふは、そうでないと楓くん悲しくなっちゃうなァ( 恋人と過ごすのと大勢で過ごすのとはまた違った楽しさがあると自分の中でも感じることはあるため、元より比べるようなことでもないと理解はしていたがそれでもやはり自身の存在が相手の中での割合を大きく占めているのかと実感するような言葉に満足気に笑みを零すと、嬉しい気持ちでいっぱいになるのを感じつつも態とおどけたような口調で上記述べ )
…でも、行動は勿論、透哉は言葉にしてくれるし。それで傍にいてくれてるって実感出来るから安心する、から大丈夫。それに、会えない時間が愛を育むってよく言うじゃん?( 顔を覗き込まれると視線を合わせ )寂しいけど…時間できたら甘やかしてくれんでしょ?( くすくす )
……すげェ今更、なんだけどさ( 緊張したような面持ちながらも口を開くと、自身の横髪を右耳にかけ耳朶が見えるようにくるりと向きを変えて。きらりと耳朶に光るそれは以前クリスマスプレゼントで相手に貰った、綺麗に澄んだ緑色のもので )…これ、前に透哉がプレゼントしてくれたピアス。折角くれたのに、その後俺が来れなくなったりしてつけるタイミング失っちゃったまま、有耶無耶にしちゃってたよな、って思って。けど、俺の方は漸くちゃんと落ち着いてきたし、やっと穴開けたから、透哉に一番に見てもらいたくてさ。……いや、もう何年も前の話だから透哉も忘れちゃってるかもなんだけど、忘れてるわけじゃなかった、ってことを伝えたくて。…って、言い訳にしか聞こえねェし、何より遅すぎだよね、ごめん。( 言い出しにくそうにぼそぼそと呟くと、申し訳なさそうに眉を下げ )でもね、すげェ気に入ってんだ、これ。俺の目の色と一緒だ、って、透哉が一生懸命探してくれたやつ( ピアスにそっと触れると愛おしげに呟き )
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