吉良 楓 2018-06-26 15:57:08 |
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(桜を背に耳元を染め恥ずかしげに言葉を紡ぐ相手の姿が眩しい程綺麗で愛おしく、目を細めながら其方を見詰めてその声に耳を傾け。胸を擽られるような心地は酷く甘く感じられ、束の間人目があるかもしれないという事さえ思考から吹き飛び唇を重ねると、唇同士を付けたまま「一生かけて責任取るよ」と小さく囁き)
…っ、( 我ながら少し意地悪なことを言った自覚はあり、何となく目を合わせるのも気まずく視線を逸らしたままであったが、不意に唇に柔らかな感触があれば僅かに目を見開き。次いで小さく囁かれたまるで約束のような甘い言葉にきゅう、と胸が締め付けられるのを感じながらも至近距離で視線を絡めると、相手の頬に手を添え此方からそっと唇を重ね。最早人目を気にする余裕もない程に心臓が高鳴るのを感じつつも、ゆっくりと唇を離せば僅かに眉を下げて愛おしげに相手の瞳を見詰め )…今の言葉、言わなきゃ良かった、なーんて思わせねェくらい楓くんも努力しなきゃ。…好きだよ、透哉。……愛してる。
(視線を絡めながら甘い言葉に聞き惚れるように目を細めているものの、今更外でするような会話では無いと思い至れば「俺も愛してるよ。…でも続きは帰ってからな」とクスクスと笑いながら相手の手を握り直しのんびりと歩き始め)
、そーだね( 相手の言葉や表情で何となくその意味を理解すると、外であるにも関わらず感情の制御が効かなかったことに今更になって先程とはまた別の羞恥心に襲われるのを感じて。仄かに赤くなった顔を見られないようにと若干顔を俯かせるも、手を握られる感覚があれば此方からも柔く相手の手を握り締め、ゆっくりと歩き始め )
(相手の頬が赤くなるのを目敏く見付け愛おしく思う気持ちが込み上げるのを感じつつ、他愛無い言葉を交わしてスーパーへと向かい。漸く辿り着けば広い店内を迷い無くワインの売り場へと進み、未だ片手は握ったまま真剣な面持ちで物色し。やがて白ワインの瓶を手に取ると「これが良い」と相手に見せ)
( 徒歩では少し長く感じるスーパーへの道のりも相手とならばあっという間に感じられる程に心地良く、楽しい時間を過ごし。漸くスーパーへ到着すると真っ先に目当ての売り場へと進む相手に大人しくついていき、陳列されている商品を相手と共にじい、と見詰め。選ばれたワインを見ると小さく頷き、頬を緩めると「 うん、透哉おすすめのそれにしよ。楽しみ、 」と返答し、未だ握られた手をやわやわと握り )あとビールと……、つまみも買わないとね。
(無意識なのかわざとなのか、手を握られると強まる触れたい気持ちに蓋をしながら親指で相手の手の甲を撫で。ワインを片手にぶら下げながら緩慢に歩き出せば「つまみ何にする?白は魚が定番だけど」とぼんやりと思考を巡らせつつ問い掛け)
そっか、魚ね。…んーと、白ワインって白身魚が合うんだっけ?何が良いかなァ、( 手の甲を撫でる手付きに若干の擽ったさや愛おしさを感じ目を細めるとさりげなく指を絡め。問い掛けに少しの間考えるように宙を見詰めた後に再び相手へと視線を移しぽつりと呟くと、折角ならば提案してもらったような定番のものが良いと自分の中で結論に至り、鮮魚コーナーへと足を向け )
刺身にしようぜ。結構合うって聞いた事ある(絡まる指先に微かに頬を緩め、時折周囲からの視線を感じながらも気にする暇も無く浮かれつつ手を引かれるまま歩み。新鮮な魚が並んでいるのを視界に留めるとくい、と相手の手を其方へ引っ張り刺身の盛り合わせを手に取り)
いーね。楓くん刺身好き( 売り場に到着するなり様々な種類の魚を眺めるとその豊富な種類に胸を弾ませ、さて何の魚にしようかとぐるぐると思考を巡らせていたところに手を引かれれば相手が示す方に視線を移し。相手が手に取った綺麗に盛り付けられた刺身を見ては賛成するように数度頷き、「 …あとはー……、なんだろ、チーズとか買ってみる? 」とパッと思い付いたものを提案しつつ、相手に重たいものばかり持たせてしまっていることを気にしたのか近くに置いてあった買い物カゴを手にし )
ちょっと良いチーズにするか(賛同の言葉に満足げに頷きつつ相手が手に取った買い物カゴへ手にしていた物を入れ、そのまま買い物カゴを受け取ると片手に提げながら思考を巡らせると、提案しつつ輸入品コーナーへ足を運び)
( 買い物カゴを預ける形になると、何もかも相手に任せてしまっていることへ若干の申し訳なさを感じつつも特に何を言うわけでも無く、繋いだままの手をぎゅ、と握り直し。相手の提案にこくこくと頷き「 ン、さんせーい 」と賛同しつつ輸入品コーナーに向かうも、いざ辿り着けば様々な物が取り揃えられており、悩ましげに商品を眺め。暫しの間商品を見詰めた末にカマンベールチーズやモッツァレラチーズ、ゴーダチーズなど複数の種類が盛り付けられた商品を手に取ると相手の方へ顔を向け、僅かに首を傾けて )白ワインって割と何でも合うからめちゃくちゃ迷うんだけど、これとかどう?
良いな。それにしようぜ(スーパーの一角では中々見掛けない洒落たパッケージが並ぶ店内を何処か楽しげに眺めながら時々適当なチーズを手に取っては戻していた折、声を掛けられると相手の手にある商品へ視線を落とし。すぐ様頬を緩めて頷くと、その手から受け取りカゴの中へ入れて「つまみはこんなもんで良いか?」と思案しつつ問い掛け)
ん、充分だと思う。…あと他に何も無ければビール買って終わりかな( 相手の反応に満足気に笑みを浮かべると問い掛けに頷き。確かスーパーに来る前の最初の目的はフルーツ牛乳であったかと思い返しつつもそんなことは最早どうでも良く、相手が持つカゴの中身が段々と充実していくのを見ればこの後の晩酌を楽しみに胸を踊らせ、ゆるゆると緩みきった表情向け )
(相手の弛緩した表情を眺めて此方も自然と目を細めたが、そこで突然に今まで失念していたフルーツ牛乳の存在を思い出し「…あ、フルーツ牛乳も買わねぇと。忘れて帰るとこだった」と言葉をかけつつ売り場を移動して一先ず缶ビール二本をカゴに入れ)
楓、悪い。19日から22日までちょっと事情あって此処に来れねぇかもしれねぇわ。ごめんな。
ワインの方が楽しみで俺もついさっきまで忘れてた( 相手の言葉にくすくすと笑みを零しながら自分もつい先程思い出したということを告げると、繋いだ手を楽しげに揺らしながら「 フルーツ牛乳置いてるかな、 」と独り言のように呟き、辺りを見回し )
りょーかい。教えてくれてありがと。
気にしないで。透哉が落ち着いたらいっぱい構ってもらうから( ふふん、と口角上げ / )
ふは、忘れてんのかよ(笑みを零して告げつつ揺らされる手はそのままに乳製品のコーナーへ足を向けると「あるだろ。無かったらコーヒー牛乳で我慢だな」と答えながら様々に並ぶ乳飲料へと視線を走らせて)
言われなくてもそのつもりだ。こっちは蹴ってくれて良いからな(クスクスと笑い)
まァ楓くん的にはコーヒー牛乳でも全然──あ、あった( 楽しげに笑いながら乳飲料を眺め、目当てのものが無ければ相手の言うようにコーヒー牛乳でも構わないと主張しつつも、やがて視界にフルーツ牛乳を捉えると迷い無くそれを手にして。一つを相手の持つカゴの中へ入れると「 透哉も飲む? 」と問い掛けながらもう一つに手を伸ばそうと )
ふは、飲む飲む(問いながらも既に手が伸びかけているのを見れば笑いながら頷き、フルーツ牛乳が2つカゴに入ったところで酒類のコーナーへ足を運び。適当な缶ビールを二本カゴに入れると「よし、帰るか」と満足気に呟き)
( 相手の反応に口角上げて笑み、必要なものが揃った中身の詰まったカゴを見ると満足気に頷き「 ん、帰ろ 」と問い掛けに答えつつレジへ足を運び )
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