吉良 楓 2018-06-26 15:57:08 |
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(重ねられる相手の唇を愛おしむようにゆっくりと柔く食み、程なくして離れれば続けられる提案にTシャツを頭から被りながら「ん、そうするか」と頷き。そのままリビングへ向かうと、ソファの下のラグの上へ腰を下ろし)
…は~い( 唇の柔らかな感触にうっとりと目を閉じていたが、離れていけば目を開き。自分もスウェットの上を着ると、リビングに向かった相手の後を追うように歩き始め。ソファ近くのコンセントにプラグを挿すと、相手が座ったすぐ後ろのソファへ腰を下ろし「 吉良美容室開店しまァす、 」と、ノリのよく分からない宣言と共にドライヤーの電源を入れると、温風を送りながらゆっくりと相手の髪に指を通し / )
お願いします(背後から聞こえる言葉をニュアンスで理解しつつクスクス笑いながら答えると、後頭部へ当てられる温かい風に僅かに顔を俯かせ。髪に相手の指が触れる心地良さについ目を閉じると、何となく眠くなりそうな感覚のまま体を相手の足へ凭れさせ)
…透哉の髪、ふわふわで気持ちいね、( 足に感じる柔らかな重みに愛おしさを感じつつ、相手の髪に触れると穏やかな声色で率直な感想を零し。満遍なく温風を送りながらふわりと相手の髪を手櫛で梳かしていたが、自身と同じシャンプーの香りが仄かに香ると何やら幸せそうに笑みを深め )
そうか?楓の手の方が気持ち良いけど(首筋が徐々に温かくなるような感覚に眠気が増していくのを感じながら、夢と現の間で微睡んでいる折に相手の声が聞こえるとぽつりと答え。しかし程なくして耐えきれなくなったように相手の膝へ完全に頭を凭れさせると静かに目を閉じ)
……あれ、( 告げられた声に満足気に口角を上げつつ相手の髪を乾かしていたが、膝に先程よりも重みを感じるとどうやら眠りについてしまったことを察したのか、くす、と笑みを零し。髪を乾かし終わるとドライヤーを自身の隣に置き、相手の寝顔を愛おしげに見詰めながらゆっくりと頬を撫でて。このまま寝てしまっては相手の体に負荷がかかるのでは、と思いつつも直ぐに起こすのも気が引けてしまい、僅かな葛藤の末「 …透哉、 」とぽつりと相手の名前を呼び )
…ん、あー…終わったか…?(頬に触れる心地良い指先の感触に微かに意識が浮上し、優しく名前を呼ぶ声にゆっくりと微睡みから覚め。目を開き幾度か瞬きをしてから頭を擡げると微妙に寝ていたという実感が無く寝惚け半分に問い掛け)
…ん、終わった( 眠りから覚めた様子を目にすればぱち、と瞬きをするも、寝惚けたような仕草や声に愛おしさが溢れるまま柔らかな笑みを浮かべ。相手の顔を覗き込むように身を屈めると穏やかな声で返答し、額に優しく口付けを落とし )…此処で寝たら風邪引いちゃうよ、
…寝ねぇよ。買い物行くだろ(目覚めれば相手の顔が間近にある上に額に唇が触れれば胸の内に温かな物が込み上げるのを感じ、嬉しげに目を細めながら相手の後頭部へ片手を添え引き寄せて唇を重ね。離れれば微笑んで伝え、小さな欠伸を零しながら立ち上がり)
ん、( 唇が重なれば胸が高鳴るのを感じ、このまま相手と触れ合っていたい気持ちがじわじわと湧き上がってしまうも、それと同時に楽しみにしていた買い物の話をされると相手の言葉に小さく頷いてゆっくりと立ち上がり。自然に相手の手を取ると指先を絡ませ、「 行こ、 」と呟き )
そこのコンビニとスーパーどっちが良い?(自然と絡まる指先に愛おしげに柔和な笑みを浮かべると、相手の額へ口付けを落としてからリビングを出て靴を履き。せっかくならば良いワインをと思う一方で手を離すのが惜しくなると、徒歩圏内のコンビニにするか車を出すか思案した末相手へ問い掛け)
んん~~…、迷う。…けどワインの種類はスーパーのが多いよなァ、きっと( 額へ感じた柔らかな感触にふにゃりと頬を緩ませつつも、同じくリビングを出ると靴を履いて。問い掛けられると二つの選択肢に悩むように視線を落としぶつぶつと独り言のような言葉を呟くも、ふと顔を上げると「 透哉はどっちがいい? 」と問いを返し。その間も手を離すことはせずぎゅう、と握ったままで / 欲張り )
(相手に判断を委ねる事は叶わず呟かれた言葉を加味しつつ悩ましげに眉を寄せるが、結局手を離す気にもなれずに「…スーパーまで歩くかァ」と家を出ながら観念したような声色で答え)
ふは、賛成( 結局判断を任せてしまったものの、悩みながらも出された結論にくすくすと笑みを零しつつ小さく頷いて。同様に家を出て鍵を閉めると相手の手をやわやわと握り )…風、気持ちいね。もうすっかり春じゃん( 心地良い気温に目を細めてはぽつりと呟き )
(結果として満足気な相手を見れば多少の億劫ささえ吹き飛び、微かに浮かれるような気分でスーパーまでの道のりを歩き始め。隣から聞こえてくる声に頬を緩めつつ、前方に淡い色の花を付けた枝を見れば「桜咲いてるしな」と頷きながら繋いだ手をゆらゆらと揺らし)
わ、ほんとだ( 繋いだ手が緩やかに揺れる心地良さに上機嫌に笑みを浮かべながらゆっくりと歩いている最中、相手の言葉を聞けば視界に桜の花を捉え。春らしい風景に微かに感嘆の声を上げるとその美しい花を見ながら「 あー……花見酒も良いなァ、 」とぽつり呟き )
ビール買って帰りに寄ってくか(あくまでメインはワインだがそれは外で飲むには適さないと思案すれば、束の間桜を見上げて黙考した後に頬を緩めて提案し)
え、いーの?( 桜から相手の方へパッと視線を移すと、提案された言葉に僅かに瞳を輝かせつつ頷き。どんどん楽しみが増えていく幸福感や充実感に表情が緩みきってしまう一方で、こんなにも自分の望みばかり叶えてもらっていていいのだろうかとふと考えると歩みを止めて。じ、と相手を見詰めると、「 …なぁんか俺ばっか透哉に色々してもらってる気ィする。…透哉は何かしたいこととかない? 」と首を傾げては問いを投げかけ )
良いよ(嬉しそうな表情に満ち足りた気分になりながら自然と笑みを零すも、ふと歩みを止める相手に合わせて立ち止まり不思議そうに其方を見遣り。神妙な面持ちに何を言われるかと思えばその問い掛けに目を細めると、相手の髪を梳かすように撫でながら「俺はもうしたい事してる。楓と居れれば何でも良いし、楓が好きな事やって楽しそうにしてるとこ見てられたらそれで良いからな」と笑みを浮かべて答え)
…っ、敵わねェなァ( 髪を梳くような指の動きに心地良さげに目を伏せるも、相手の答えを耳にすると再び視線を合わせ、ぱちぱちと数度瞬きをして。その言葉に胸が満たされるどころか溢れんばかりの愛おしさを感じ、数秒何も答えられずにいたが微かに耳を紅く染めると片手で頬を掻きながらぽつりと上記呟き。気恥ずかしさを誤魔化すように視線を逸らすも、「 …透哉と一緒なら何してても楽しいんだよなァ、…俺にとっての幸せは、透哉の隣に居られることだし。…ずっと前からだけど、あんたナシじゃ生きてけねェ、…ってくらい骨抜きにされてんですけど、 」 責任とってよね、と冗談めいた口調で付け足しつつ、小さな声で言葉を返して )
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