吉良 楓 2018-06-26 15:57:08 |
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( 相手の表情も緩むのを見ては安心したような微笑を浮かべているも、ふと頬を撫でられ掛けられた言葉に対しては思わずぱちぱちと数度瞬きをして。嬉しいやら恥ずかしいやら、こそばゆいような感覚がすると微かに耳を紅くしつつ「 …不意打ちは反則じゃん 」と小さく呟いて )
じゃあ何なら反則じゃねぇんだよ(小さいながらもその声が聞こえると、可笑しそうに笑いながら再度相手へと視線を向けて。赤くなった耳元に気が付くと、クスクス笑いながら「めちゃくちゃ赤くなってるけど」とからかいつつ指摘して)
…なんつーか、透哉が言うと全部特別な意味になんの、( 自分でも何処かズレたような返しをしたと思いつつも、指摘を受けると仄かに赤い耳元は赤みを増すばかりで。苦し紛れに「 なってねェし、 」と返せば再びパスタを口に含み / 照れ隠し )…でも、ほんとに美味いよ。
(問いかけに明確な答えは得られなかったがそれが愛しい言葉である事には変わり無く、つい口元を緩めてしまいながら相手を見詰め。指摘した事で一層赤みを増す耳朶を眺めながらもそれ以上からかうことはせずに笑うに止め、改めて告げられた賛辞には嬉しげに「冷めても美味かっただろ」と頷き。一足先に完食すると一息ついてソファに深く身を沈め)
ン、透哉の言った通り。でも今度は冷めねェうちに食う( 恥ずかしさから熱くなっていた顔も幾分か落ち着いたようで、相手の嬉しげな顔に此方も頬を緩めるとさりげなく次を期待するように意気込み / ← )…ご馳走様でした( 少し遅れて完食すると小さく手を合わせ、空になった自分のものと相手の分の皿を持つとキッチンへ向かい )
いつでも作ってやるよ。ご所望なら(近々また作ることになりそうだと心の内で呟きながらおどけた口調で告げると、次は何のパスタを作ろうかと思案して。食べ終えた相手がキッチンへ向かうのを見るとその後に続き)
流石南雲クンは優しいなァ。楓くんもお返ししなきゃ( つられるようにおどけた口調で言葉を返し、手料理には手料理で返すのが良いのだろうか、とぼんやり考えを巡らせ。相手が後ろに来る気配を感じると頬を緩め。シンクに皿とフォークを置くと、ちらりと振り返り「 どうしたのダーリン、 」と嬉しげな声色で問い掛け )
俺としてはキスでも全然良いけど?(お返し、と聞けば口角を上げて相手を横目に見つつ首を傾げて答え。振り返った相手の声が何処と無く嬉しげなのに気がつくと「別に。楓クンが喜ぶと思って」と適当な事を言いながら相手の腰に腕を回し)
ふは、ンなのいつでもするよ。…そうだなァ、デートは?( くすくすと楽しげに笑みを零しながら、ふと思い付いたように一つ提案して。腰に腕を回されながら告げられた言葉に対しては、「 そりゃ嬉しいに決まってンじゃん。…キッチンでくっつくってなぁんかえっちだけどね、 」よくあるシチュエーションで思い浮かんだものを何気なく口に出しながら、腕まくりをするとスポンジを手に持ち、蛇口を捻り水を出すとスポンジに洗剤を付け食器を洗い始め )
それはお返しってより楓がしてぇ事じゃねぇの?(提案は願っても無く無論快諾するつもりではあるが、思わず頭に過ぎった事を笑い混じりに問い掛けて。相手の肩越しに手元を眺めながら聞こえた言葉に笑みを漏らすと「なぁに想像してんの、楓クン」とからかいながらするりと腰を撫でて)
あれ、バレた?( 図星を突かれると、特に否定する様子も無く寧ろ開き直った様子で笑ってしまいながら問い返し。腰を撫でられれば僅かに肩が揺れるも、ちらりと相手の方を振り返ると「 なにって、…男なら割と誰でも考えんじゃねェの? 」と口角吊り上げつつ適当な意見を述べ )
じゃあ楓からのお返しはデートってことで(開き直られれば笑ってしまいながらも頷いて。一度手を引っ込めつつ「俺はそこまで想像力豊かじゃねぇなぁ」とからかうような口調で告げると、再び相手の手元を眺め)
ん。美味いもんでも食べに行こ( くすくすと楽しげに笑み )なッ…それだと楓くんがすけべってことになんねェ?( 揶揄するような相手の言葉に唇を尖らせ態とらしく拗ねた様子を見せつつも、皿を洗い終わると水切りラックへ皿とフォークを移し。濡れた手をタオルで拭くと、ゆったりとした動きで体ごと相手の方へ向き直り )
そうだな。食いてぇもの考えとけよ(楽しげな様子を頬を緩めて眺めながら告げ)そこまでは言ってねぇよ、っと(芝居がかった仕草で肩を竦めて見せるも相手が此方へ向くとすかさず両手でその体を抱き上げ寝室へ向かい、ゆっくりと布団の上に相手を下ろし)
はいはい。透哉もね、( 小さく頷きつつも、これはあくまでも"お返し"だということを強調すべく念を押すような一言を掛けて / )わッ、( ふわりと体が浮く感覚に思わず驚いたような声を上げ相手にしがみつくように抱き着くも、程なくしてベッドの上に体を下ろされると何やら不思議そうに相手を見上げ )
…や、何でもない( 素肌を露にした相手を目の前にすれば意識せずともその姿に見惚れてしまい。指が絡み合い指先に口付けを落とされればその仕草さえもやけに色っぽく感じてしまい、自分から話し掛けたにも関わらずそそくさと視線を逸らし )
…さっきのは誘われてるもんだと思ってたけど?(視線が逸らされると笑いながら片手をベッドにつき、其方へ身を寄せればゆっくりと唇を啄み。笑みを浮かべたまま相手を見詰めると意地悪く口角を上げて告げ)
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