吉良 楓 2018-06-26 15:57:08 |
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(相手の声が耳に届き頭の芯が痺れるような昂揚を覚えて目を細めると、そのまま重なる唇をゆっくりと吸い。恍惚と目を閉じ相手の髪を撫でた手を首後ろへ添えると、唇を啄み下唇を柔らかく甘噛みして。一度僅かに隙間を開けて掠れた声で「楓…」と相手の名前を呟くと、再度噛み付くように唇を重ね相手の唇へ舌を這わせ)
…ッ、ん( 髪を撫でられる感覚や下唇への甘い刺激も酷く愛おしく、その感覚にいつまでも浸っていたいと思いながら、此方も恍惚とした表情で目を細め。掠れた声で呟かれた相手の声が脳に響き、胸が高鳴るような、胸の奥が疼くような感覚を覚え。口内に相手の舌が侵入してくると、堪らず熱を持ったような小さな吐息が漏れ。背に回していた手を相手の腰辺りまで撫でるように滑らせ、応えるように自身の舌先で相手の舌を絡め取ると、僅かな水音を立てながらそれを深く絡ませ )
(相手の息遣いや漏れる吐息を間近に感じ際限なく溢れるような愛おしさと昂りに、意識が絡め取られるまま深くその熱を感じ。背を辿る相手の指先の感触にさえ煽られながらより一層求めるように強く抱き寄せると、時折角度を変えながら舌を絡ませ。一方で首筋から耳元へ指を這わせると、指先ですり、と撫でるように耳の輪郭をなぞり)
はっ…、ん( 先程までの不安や戸惑いは何処へやら、幸福感で満たされるような思いでありながらも、もっと触れたいと、欲は湧き上がる一方で。角度を変えられるまま夢中で舌を絡ませていたものの、ふと耳へ相手の指が触れるとゾク、と身体の奥が疼くのを感じて。ふるりと小さく肩を震わせるも、それを拒否することはせず、誘うように相手の腰をゆっくりと撫で )
(相手の体が僅かに震えるのを感じ顔を出した欲が膨れ上がる一方である最中、腰を撫でられると体の芯が途端に熱を持ち。堪らず唇を離すと間髪入れずに相手の体を抱き上げ、寝室へ向かう余裕も無く傍らのソファへ相手を寝かせ。無意識に眉間に薄らと皺を寄せながらその上へ覆い被さり首元へ顔を埋めると、口付けや甘噛みを繰り返しながら服の裾から片手を滑り込ませ素肌を撫で)
( 互いの唇が離れ、名残惜しさを感じる間も無く続けて体が浮き上がるような感覚に驚いたように瞬きをするも、ソファへ寝かせられると火照ったような表情で相手を見詰め。首元への甘い刺激や素肌への愛撫に既に脳が蕩けてしまうような感覚に陥り、余裕無く小さく艶っぽい吐息を漏らしつつも、片手を相手の髪へ伸ばすと梳くように指を通し )…透哉、愛してる。
(自らでも驚く程に歯止めが効かないまま、つぅ、と指先で肌をなぞり上げ衣服を肌蹴させていくも、ふと耳に入った言葉に一層強く鼓動が鳴り。体温が上がる感覚と同時に何故か目頭が熱くなると、相手の頬に鼻先を擦り寄せ微かに息を詰まらせながら「楓、…楓…っ」と堪らない想いで繰り返し相手の名前を呼び。一度互いの間に僅かな隙間を作って視線を合わせれば、片手で相手の指を絡め取りそこへ口付けを落としながら「俺も、…愛してる」と答え)
( 指先で肌をなぞられる感覚に体は甘く痺れるような感覚で、脳ではもう快感としてしか認識出来なくなりつつある中、鼻先を擦り寄せられれば甘えられるような感覚に愛しさは益々募るばかりで。自身の名前を繰り返し呼ばれることに嬉しさを感じつつも、何処か息が詰まったような相手の様子に胸が締め付けられるような感覚を覚え。指が絡み合ったかと思えばそこに落とされた柔らかな感触と相手の返答に、どくん、と胸が高鳴るのを感じつつ、ほぼ無意識に此方からゆっくりと顔を近付けると、相手の唇を食み )
(重なった唇を僅かな水音を立てながら幾度か繰り返し啄み、一方で握った手をソファに押し付け体を支えると、再度相手の滑らかな肌へ指を這わせ。上へ上へと滑らせていき、程なくして襟元から指先を出すと、首筋から鎖骨にかけてゆったりと撫でて。しかしそうゆっくりと愛撫をする余裕も続かず、素肌の感触を楽しんだ後は再び手を撫で下ろし腰から下腹部へと指先を這わせ)
…んッ、ぁ( 甘い口付けに意識が集中している最中、握られている手をソファへ押し付けられてしまえば、されるがままにぼんやりと惚けた顔で至近距離の相手を見詰めつつも、せめてもの反応をと、ぎゅう、と強く指先を絡め。首筋や鎖骨をなぞられる度に熱を持つ身体は言うことを聞かず、ぞくぞくと腰を僅かに浮かせてしまいながらも甘ったるい吐息を漏らし。腰から下腹部へとなぞられるような感覚に、相手を求める気持ちは膨れるばかりで、「 ──も、限界。 」と余裕無さげに絞り出したような声で呟き )
(鼓膜を震わす相手の声がどうしようも無く欲を煽り、体の内から湧き上がるような熱に耐え兼ねたように眉を寄せ。耳に届く声にゾクッと背筋へ震えが走ると、喉元まで迫り上がる熱を吐き出すような吐息を零し「は…っ、俺も、」と苦しげにさえ響く声色で告げ。互いの衣服を取り払い素肌を合わせては相手の存在を実感する程溢れ出す欲を自制できないままに相手を求め、一度では飽き足らずに体を重ねた後漸く相手の腰へ腕を回したままベッドに横たわり、眠るように浅い呼吸を繰り返して目を閉じ)
( 未だ何処か夢心地でありながら、ぼんやりと目の前の相手を見詰め。視界に入るは端正な顔立ちと、滑らかな肌へ自分が付けたのであろう、首筋、鎖骨の辺りの数箇所の紅い痕。無我夢中だったとはいえ、我ながら自制が効かないにも程があると薄ら苦笑してしまいつつも、それと同時に、独占欲が満たされるような何とも言えないような気持ちになり。片手をゆっくりと相手の背に回し、もう片方の腕でベッドに肘を着き、僅かに上体を起こすような体勢になると、徐に相手の閉じられた瞼に触れるだけの口付けを落とし )
(相手の体温と匂いにえも言われぬ安心感を覚えて夢現の中を心地好く漂っていたが、ふと瞼に柔らかな感触が触れると吐息混じりな笑みを零し小さく瞼を震わせて目を開き。視線を絡めて相手の頬を片手で包むと、軽く引き寄せてゆっくりと唇を啄み)
…ん、( 視線が絡むと幸福感に満ちたように顔を綻ばせたのもつかの間、引き寄せられ唇が重なるとうっとりと目を閉じ。唇が離れると小さく吐息を漏らし、此方からも啄むように相手の唇を食み )
(口付けに応えるように相手の唇を吸い、幾度か食むような口付けを繰り返した後そっと離れ。相手の髪に指を通しその感触に目を細めながら「何か飲むか」と短く問い掛け)
( 暫く相手との口付けを堪能していたが、ふと唇が離れればゆっくりと目を開けて。髪に指を通される感覚が心地好く、そろそろ起きなければいけないという意思とは反対に、気持ち良さげに目を細め。問い掛けに対して小さく頷くと、「 ン、…腹も減った 」と返答し )
んん、…俺はね、パスタ食いてェかも( 額に柔らかな感触感じれば何やら幸せそうに頬を緩め、問い掛けに対してはパッと思い浮かんだものを伝え )
パスタかー…了解。寝てて良いからな(相手のリクエストに応えて直ぐに作れるものを思案し、少ししてから小さく頷いて。ゆっくりと起き上がり放り出したままだった衣服に袖を通しながらソファの上で遠慮も無く思うままにしてしまった後ろめたさを今更感じては、一言添えて相手の体にブランケットをかけ)
、作ってくれんの?( 自身の要望が通ったことに嬉しさを感じながら一言問い掛けるも、相手も少なからず身体に倦怠感を感じているのではないか、このまま至れり尽くせりなのもどうかと数秒考えを巡らせると「 …いや、俺にも手伝わせて、 」と、ブランケットを掛けてもらったにも関わらず手伝いをしたいと申し出を )
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