匿名さん 2018-06-10 21:12:24 |
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成合
( 怒らせちゃったかも。いや絶対怒らせてる。どうしようなんて答えの出ない問いがぐるぐると頭を駆け巡り、本能がままに行動するのは良くないことだということを思い知らされた。いやだって動いちゃうんだもんなんて言い訳は誰に届くはずもなく、とりあえず声だけをかけてみようと。 )
…あー、えっと。手、アザになっちゃうかも。
一応ヒーローなわけだし、私のせいで爆豪が不恰好になっちゃうのもちょっとなー…、みたいな。
( 一歩踏み出して一歩下がった。付いて行きたい本能と言っちゃダメだという理性のせめぎ合いの結果だ。でもやっぱり本能が勝って二歩踏み出しちゃうんだけど。 )
上鳴
…今日お前やっぱ変だって。
叩いたのはわりーけど、なんかヤなことあんなら言やいーし…つか俺なんかした?
( どこかいつもと違う相手の様子に不信感だけが募る。イラついてないと言ってもイラついているのは目に見えているし、何もなくてもイラつくような奴じゃないのはよく知っている。眉を下げてそう問い、じいと相手の目を見つめる。口は堅い方だって自分で思っているし、信用に値ぐらいしてもいいんじゃねーかって、そんな自負。 )
爆豪
……あァ? ……。
( 世の中の女子はあそこまではっきり言わないと伝わらないものなのか。いや察せや。うんざりした顔で相変わらず廊下の窓を開けていく。外から流れ込む朝の心地よい風が頬を撫でていったところで、思いもよらず再び奴の声が聞こえた。だか、以前よりは随分控えめの声。しかも今度は自分の欲求ではなく此方の心配をしているようで、それで初めて壁を打った手が軽く赤く色付いていることに気が付いた。無言で手を凝視しながら「……テメェは、オレに何の目的があって絡む?」執拗に話しかける彼女に、最早怒りは湧いて来ない。顔は上げないまま、心の内で以前から薄々感じていた疑問を言葉にする。自分に声を掛ける野郎は昔から良くも悪くも多かった。断然自分を利用価値のある人間としか見ていない輩の方が多かったが。コイツは一体どちらに立っているのか、それぐらいは知っていても良いだろう。 )
耳郎
……ごめん。八つ当たり、した。
…ほんと、ごめん。ウチ先に行くわ。
( 上鳴の寂しそうな声ではっとする。同時に心臓を何かに鷲掴みされたように息苦しくなった。過去には戻れないことなんて昔からよく分かっていたことなのに、どうしていつもこうなるんだろう。自分は一体上鳴に何を求めているのか分からない。上鳴を困らせて悲しませたかった訳じゃないのに、結果がこれだ。最初から最後まで悪いのは自分なのに、何故か勝手に涙が出そうになった所を耐える。途切れ途切れに謝りながら最後に顔を上げ、苦笑いを。笑っていい場面じゃないのは分かってるけど、こうでもしないといけないような気がした。今度こそ彼を置いて、早歩きで学校へ向かう。少しだけ零れた涙を懸命に拭うと、走り出し。 )
成合
え、
( 目的ってそりゃ、100下心なんだけど。好きになってほしいから執拗に話しかけるし、心配もして見かけたら飛んでいく。それ以外にと言われれば何だろう、友達になりたいとか?いやそれだと友達止まりっぽくてなんかやだし、でもなんか爆豪の友達ってレア感あるよね。数秒その場にフリーズして何事かを考え、5秒ほど経ったところでこのまま無言だと相手は立ち去ってしまうのではと思い至る。それだけはダメだ。とにかく何かを言わなければならないと口から飛び出たのは、「…友達以上になりたくて…?」なんて曖昧な言葉と「あ、緑谷より仲良くなりたい、…とか」と彼の幼なじみを引き合いに出してのもので。 )
上鳴
え、あ、おい!
( 自分が何事かを言う前に立ち去ってしまった相手の背中を追いかけることもできず、ただ距離として中途半端な通学路の真ん中に立ち塞がることのみ。追いかけた方がいいのだろうか、いやなんかそっとしとく方がいいって聞くじゃん、なんて考えている間にも刻々と時間は過ぎ、何人かの生徒は自分を追い抜かしては立ち止まる自分に疑問の声を投げかける。曖昧な笑顔で返しているうちに切島もやって来て、そこでやっと通学路をまた歩き始めた。話す内容に返す言葉もぼんやりとしたもので、考えているのは立ち去った彼女のことだけだ。 )
爆豪
………。
( 僅かな沈黙の後に帰ってきた答えに驚きはしなかった。恐らく呆然としていたと言った方が当てはまるだろう。思い付きで返したのではないと分かってはいるが、自分にとっては彼女の返事がただの浮ついた言葉で、現実味を帯びていないとしか思えない。数十秒何も言わず突っ立っていると、次第に何処かへ飛んでいた意識が戻って来る。窓の鍵から手を離し、今度はずかずかと彼女の方へ自ら向かっていく。かなりの近距離になっても足を止めず、もう息が掛かりそうなほど近寄ったところで立ち止まる。彼女を逃がさない為に右腕を掴み、感情を示さない目でじぃと彼女を覗き込む。口だけなら何とでも言える。さっきの答えが口先だけの発言なのか、それとも。どちらに傾いても正直どうでも良い。ただこの女の反応が見たくなっただけ。 )
耳郎
…ッ、はぁぁっ……
( やっちまったとでも言わんばかりに長い溜息を吐く。あの後、彼処から学校までただひたすら走り抜けた結果、普段よりも確実に早く登校してしまった。自分の席に着いた途端に走った疲れが押し寄せてきてべちゃっと机に突っ伏す。人気の少ない教室は当然ながら静かで今の自分にはありがたい限り。そして落ち着いてきた脳裏にふと横切るのは、やはり先程の上鳴の顔。いやほんと、もうやだ。振り返ってみたら自分マジでモロに面倒臭い女発言しかしてないし。合わせる顔がない。というか会えない。申し訳ない。何であんなこと言ったんだろ。なんでこうなること考えなかったの自分。脳内に後悔と懺悔が波のように押し寄せる最中、先程より少し周囲が騒がしくなってきたことに気が付く。今の気分ではとても誰とも話す気分にはならないのもあり、周りをシャットアウトする為に鞄から音楽プレーヤーとイヤホンを引っ張り出すと適当に曲を流し始める。普段は大好きな筈のロックが、今は空元気で頑張ってる音の羅列にしか聞こえないのがまた辛い。もう何も考えないように机に突っ伏すと瞼を閉じ。 )
成合
( 怒らせてしまったか、はたまた訳がわからないと呆れられまっただろうか。どちらにせよ自分にとっては良くない結末で、彼がなにも行動しないこの何十秒かがものすごく重く感じる。教室の喧騒とはどこか空間が切り離されたような、そんな感じ。 )
っう、は、?
( 段々と近付いてくる距離を逃げることもできたし押し退けることもできたけど、それができなかった。足が接着剤でガッチガチに固められたような錯覚。これもしかして接吻というやつじゃいやいやまさかそんなことないよね分かる分かる分かる、と頭はどんちゃん騒ぎのパレード状態で、やがてぴたりと止まったそれにも頭や体は全く動かない。何故だか最初に思い至ったのは逃げたり目を逸らせばどこかに行ってしまうかもしれないということで、彼が己の腕を掴む手を空いていた片手でそっと握ってみた。もしかしたら汗臭いかもしれない自分の匂いや肌荒れを隠したかったのに頬が焼けるほどに熱を持ったのはその後で、何だかああもうダメだとやっぱり彼の腕を握っていた手を離した。 )
上鳴
( 上の空、上の空、上の空。だってこんな反応されたの初めてだし、教室に入るまでずっとそんなことしか考えらんなかった。教室に入ってから考えたのは、机に突っ伏して眠ったような耳郎のことでやっぱり考えることはほとんど変わらない。それでも近付かなきゃいけない。だって隣の席だし。 )
……、
( 声をかけるべきか、そうじゃないか。机に鞄を置いたままじいと彼女を見つめ、息を吐く。いやでも理由もなにも分かんなきゃこれからどーすりゃいーのか分かんねーし、今逃したらどうせ後々声掛けづらくなるのは目に見えてんだろ。そう割り切り、彼女の背中を片手でぽんと叩いた。「…なあ耳郎、」と、イヤホンをしている相手には聞こえないであろう、そんな小さな声付きで。 )
爆豪
……ハッ、
( 近寄ってみると奴から男子とは何か違う香りがすることにも気が付くし、腕を掴んでみると棒みたいに細い。その辺の野郎共が言ってんのはこういうことかと理解。と、急に奴が手を重ねてきたと思えばすぐに離した。何がしてぇんだコイツと不審に思って顔を上げると視界に飛び込んできたのは、奴の赤い顔面。本当に着色料使って無理やり染められたってぐらいに赤い。何だってそんな顔を晒しているのか分からなくて、可笑しい。思わず鼻で笑ったような声が出た。こんな所を知り合いなんぞに見られたらなんて言われるか分からないので、そろそろ止めにする。ぱっと奴の腕から手を離すと、さっきまでのは一体何だったのかと言わんばかりに素っ気なく一人で教室に戻って行き。 )
耳郎
……、…。
( 曲だけが過ぎていくばかりでいつまでも考えがまとまらない。流石にもうすぐ登校するでしょ、隣の席だし何か話さないとなのに失礼なことしか言えない気がする。あ、いや、もう彼処で嫌われてたら話しかけられなくて済むかも。いやいや話すのは気まずいけど嫌われてたら一環の終わりじゃんと先程からずっと同じようなことばかり頭を巡ってきりがない。それでも時間は徒に過ぎ去り、遂に恐れていたことが起こる。隣に人の気配を察知。緊張でぐっと胃に力がこもる。きっと今頃相当に顔が青ざめていることだろう。その矢先に多分、いや十中八九、上鳴に背中を押された。優しく押されただけなのに今の自分にはただの死刑宣告。心底気まずい、けど顔上げないと本格的にまずい方向へ発展しそう。もぞもぞとイヤホンを外して体を起こし、弱々しく彼を一瞥するもすぐに視線を外す。 )
成合
( 人の気配が消えれば窓にもたれ、ずるずるとしゃがみ込んだ。声も出ないくらいに緊張したし現在進行形で緊張中だし、何であんなことをしたのかがよく分からない上そういうの抜きでなぜだか変に嬉しい。 )
…〜っ、何だあの笑い方…。
( 無駄にときめきを感じるからやめて頂きたい。こちとらそちらさんのことが好きだということを分かっているのかと問いたい。いや分かられてたらダメか。そんな1人会話を繰り広げていれば顔の熱もだいぶ冷めてきたもので、よたよたと立ち上がれば習うように教室に入り。意識しないようにとは思っているものの、習慣というものは怖いもので何となく横目で彼の姿を探してしまえば。 )
上鳴
あー…、
( すごい避けられてる。誰が見てもわかるほどにすごい避けられている。何かしただろうか。いや朝のことだよな、分かる分かる。言い淀むかのようにひとつ声を出し、頭を掻いた。視線は彼女に向けたままで。 )
…何つーんだ、さっきも聞いたけどさ、俺なんかした?
や、したんなら謝るし、してねーならしてねーでお前の話も聞きてーし…。
( 何が原因で、何を感じてそう対応しているのかが知りたい。元々感情が読めないのもそうだし、ていうかそもそも俺に感情を読むスキルがマイナス方向ガン振りなこともそうだし。とにかく何をどうしてなのかが知りたい。視線は未だ彼女に向けたまま。 )
爆豪
だぁッ、しつけーつってんだろッ何もねーわシね!
( 鞄から教科書を取り出して適当に机の中へ突っ込んでいると、案の定先程の様子を見ていたであろうクラスの野郎共何人かに声を掛けられた。あんだけ成合のこと嫌ってた癖にさっきの何だよだとか、とにかく気色の悪い話ばかりで気が滅入る。思わず苛立って強く言い返すが、随分と慣れた様子で懲りずにつまらんことばかり問いてくる野郎共。癪に障るわ。クソウゼェ。事実、本当にあの女とは何も無い。あそこまで自分に絡もうとするぐらいなのだから、奴の言う「友達以上」が自分の予想と相違ないのか気になって試してみただけだ。わざわざ言葉にするまでもないが、あの顔からしてその予想も当たっていたのだろう。が、自分にはそれ以上の興味が無い。それにさっきので奴が多少なりとも自分を避けるようになってくれれば好都合。満足な結果だ。今尚騒ぎ立てる男共を適当な暴言であしらいながらHRの時刻を待ち。 )
耳郎
……上鳴はさ、なんも悪くないから、良いよ、気にしなくて。
( 上鳴の強い視線を感じる。どうしよう。朝から好きな女の人のタイプの話なんてしてたからとか絶対言えない。だってウチら付き合ってないし、自分が上鳴相手に無謀な片思いなんてしてるだけだし。言える理由なんてある訳ないのに、何かは答えないといけない空気には勝てる訳もない。少し間を置いて、できるだけ震えないような声で返事をしながら、この後言うべきことを必死に思考する。けれど相変わらず使い物にならない頭からは案が出てくる見込みがない。ならどうするのか。理由を言えないのにこれ以上話を続けてなんかいられない。 )
…、だからさ、もうこの話はやめにしよ?
( だったら無理にでも話を途切らせるしか道はない。極力明るい声音で笑いかけてみせる。少し、困ったような顔になっているかも分からないけど酷い笑顔では無い筈。上鳴は納得しないだろうけど、自分はもうこうするしか方法が無いから。ね、と改めて同意を求める問いかけを投げ。 )
成合
( 気まずい。話しかけたい。気まずい。話しかけたい。気まずい。気まずい、気まずい。堂々巡りの感情を胸に席に1人座り、小さくため息を吐いた。楽しげ_には見えない彼は周りの男の子たちと何を話しているのだろう。ふと視線を彷徨わせ、視線を外す_と、思い出した。そう言えば、アザになってしまいそうな手はどうしただろう。冷やしたりは見たところしていないようで、少し気になる。 )
……。
…_ば、
( 気になったらそのままというわけにはいかなかった。ガタンと席を立ち、彼の席の前に立つ。周りが見えていなかった。「くごう、」と残りの3文字を言い切り、ポケットに手を突っ込む。紙の感触を確認すれば爆豪めがけてそれを差し出した。「あの、その、アザ!」5枚ほどの絆創膏。リカバリーガールの足元にも及ばないけど、彼の怪我の治癒に1マイクロでも役に立てればと思った。「意味ないかも、だけど。_えっと、気持ち?みたいな、もの」綺麗な紅色の瞳は何だか逸らしてしまいそうだ。 )
上鳴
……。
( やめにしよう、そうだね、うん。なんてそんな簡単に終わる話じゃねーって、1番分かってんのは俺じゃない。俺は2番目で、1番は目の前のソイツなはずだ。俺が悪くないとしても原因の一端に俺が噛み付いてるのは間違いないわけで、だから耳郎はあんな態度取ったんだろうってバカでも分かる。いや俺はバカじゃねえけど。例えば耳郎がイラついてた時に俺がしつこくしちまったのが原因だとしても、コイツ1人で片付けていい問題じゃねえだろ。 )
…納得いかねー。…でも、耳郎がそれでいーなら諦める。
けど次はこういかねーかんな。俺もモヤモヤしたまま終わりたくねーし。
( びしいと右手の人差し指を突き付け、耳郎のデコを小突いた。ものすごい胸にわだかまりが残ったままだけど、いかにもこれ以上追求すんなって顔をしてんなら諦めるしかない。めんどい男はフラれるって相場だし、元々ネチッこく引きずるタイプでもない。返答を求めるようにじとりと耳郎の瞳を捉えた。 )
爆豪
……あ゛?
( いやそれにしても野郎共がウザすぎてダリィ。しかしHRはもう数分で始まる。数分の我慢、数分、数分と比較的怒りをセーブしながら時計に穴が開くほど見つめていたら耳に届いたのは奴の声。しかも、自分だけでなくしっかり自分の周りにいた野郎共の視線を引き付けながら、奴は此方に絆創膏を差し出してきた。しかもしかも何だか歯が浮きそうな女々しい一言を付けて。いや、いやいや多少の気まずさとかねーのかよコイツ。普通ならこんなすぐ話しかけてくるわけねーだろ。ヤベエ意味わかんな過ぎて目眩がする。呆気に取られて気が付いたら普段よりも何千倍ぐらい低いトーンの声が出た。そして次いで先程の比にならないレベルで周囲の野郎が騒ぎ始める。爆豪お前マジでさっき何やってたんだよとか流石に女子相手には手ェ挙げてねぇよなとか兎に角、下らねぇ早とちりをした野郎共による勘違いだらけの質問とか断言の波が押し寄せてくる。何だこの空間。ぼんやりとした頭で思考しながら、氷点下レベルで冷たい視線を彼女に送り付け。 )
耳郎
……、ん。
( 突然額を小突かれて多少なりとも驚く。もっとも上鳴の言葉の方が驚くものがあったけど。無自覚なのか分からないけど、彼は自分も他人も傷付けないようにして気を遣ってる。自分も上鳴ぐらい起点が利いて色々上手くやれる器用な人間になりたかった。自分の記憶が正しければ基本的にいつもそう。例え誰が相手でも。どうしようもなく優しくて、お人好し。じんわりと暖かいものが胸の内に膨らんだ。手で小突かれた額を擦りながら、見詰めてくる彼に薄らと微笑みながら頷いてみせて。 )
(/突然ですが背後です。最近大きな地震が起こりましたが背後様は大丈夫でしたか…?梅雨の時期で大雨が降っている地域もありますから色々と大変ですよね… )
成合
( 何も言われずに時が過ぎて行くものだから、逸らしてしまいそうになるもののちゃんと目を合わせて未だ絆創膏を差し出し続けた。手が攣りそうで小刻みに震えるけれど問題はない。周りの声を訂正する気も不思議と湧かない。視界は彼以外を入れようとしないのだから困りもの。「ん、」もう一度手を差し出し、受け取ってくれと意思表示をしてみる。何となくそのアザが残れば後悔する気がして、絆創膏では効果がないと分かりながらもこうして差し出してしまう。断固とした意思を持った瞳でじいと彼を見つめれば自然と周りの音はシャットダウンされてしまうもので、この喧騒の中聞こえるはずがない彼の呼吸音だとか心臓の音だとかが聞こえる気がするのだ。 )
上鳴
うし、
( これでやっと万事も解決。気まずさは自然と消え、勢いよく椅子に座れば大きな息を吐いた。何となく緊張した気がして、それがちょっとだけ意外。気が抜けたら軽口も叩きたくなるもんだし、今なら少しくらい許される気がする。「やーマジ焦ったー」なんて背もたれに体重を預ければ顔を耳郎の方へ向け「一生口聞かなくなんじゃねーかって思ってさ、それはちょっとキツいじゃん?何に怒ってるかも分かんねーしよー、つかマジで何があったん?ってそれは聞かねえっつったばっかか。やでもほんとに俺のプレッシャーやばくてさ、」今までの重かった雰囲気の反動らしい、言葉を紡ぎに紡いで1人トークを展開しつつも「でもやっぱダチ減んのは寂しいもんな!」なんて小学生のような意見で締めて。 )
(/ こんばんは!とても暖かいご心配ありがとうございます…!幸い関東の方におりますので地震の影響はなかったのですが、大雨の影響はモロに受けているところです…;;といっても朝に少し体が濡れる程度なのでほとんどないと言っても過言ではないのですが、、
そちらはお変わりありませんか?もしお忙しいようでしてもお待ちいたしますので遠慮なく!)
爆豪
…邪魔くせぇわ
( 幾ら凝視しても奴は手を引こうとしない。こんな大したことない痣を気にかけるのも、さっきの『答え』が理由なのだろうか。思いがけず、少しだけ眉間にシワが寄る。他人の好意なんて、正直慣れてない。そんなうざったいもの抱えてる人間の対応はもっと慣れてない。痣に絆創膏なんて1ミリも効果がないって言うのに、馬鹿真面目な顔で差し出すコイツを見てると胸の奥がもやついて、うざったいほど気持ち悪い。もう全部が面倒になって、絆創膏を一枚ひったくるように受け取る。上げていた顔を伏せ、気持ち静かな声で一言ぼやく。そして実に腹立たしいことにその一連の流れを見ていた男共の騒ぎが今ので更に活気づく。沈静するような気配も無く、苛立ちが最高潮に達して「テメーらもいい加減**やカスッHR始まんだろがァッ」ガタンと音を立てて席を立ち、ガァッとまるで野犬の如く野蛮な形相で男共に叫んで追い払う。自分を茶化しながらも野郎共はしぶしぶその場から散っていく。気分を落ち着かせようと、一つ肩で息をつに、眉根を寄せ付けたまま、雑な手つきで絆創膏を痣に貼り付け「これで満足かよ。…さっさと失せろや」絆創膏を見せ付けながら彼女の思いやりに感謝する様子なんて一寸も見せない鋭い睨みを利かせ。 )
耳郎
…ほんと、上鳴ってバカだね。
一生って大袈裟すぎでしょ。女子じゃないんだから、もうちょっと違う言葉選びなって。
( なんか、急にたくさん話し始めて凄く嬉しそう。本当になんとも思ってないみたいで全然プレッシャー感じてたようには見えないぐらい。そういうのもあって、上鳴が凄くいい笑顔でウチのことを友達だって言うのも、とても嘘には聞こえない。きっと、嘘じゃない。勿論分かってる。でも、やっぱり応えるものがある。自分は上鳴が好きなのに、そんな風に断言されてウチは一体どうすればいい? 笑ってた顔が強ばってないか不安になって、軽い口調で返事しながらもそっと顔は伏せる。鞄から教科書を引っ張り出しつつ、不自然に思われたらどうしようなんてちょっとだけ心配しながらトントンと高さを整えてから机の中に仕舞いこむ。 )
( /こんばんは。わわ、それは何よりです…!近頃は大きな自然災害が多くて不安ですね…。
お気遣いありがとうございます! 現在は特別多忙という訳でもなく、とても良好です。また何かありましたらご連絡させて頂くことがあるかもしれませんが、何卒よろしくお願いいたします…! )
成合
( 分かりやすいくらいに口角が上がって、頬がじんじんと熱くなる。受け取ってくれた。貼ってくれた。これもう実質気持ちを受け取ってもらえたと思っていいんじゃないか、キャー爆豪大胆なんてどんちゃん騒ぎの脳内に冷静な鶴の一声を放ったのは、無慈悲にも響くHR開始のチャイムだった。そろそろ先生が来る。早めに席に着かないといけないのだけれど、まだここにいたい。ただそれを許してくれないのが学校生活と言うもので、何とか「よっしゃ、ありがと爆豪」なんて言葉を残した。見納めに彼の顔を見ていると、いろんな感情がぐるぐると巻き起こっては口を開いてしまう。思わず、うっかりと口にした「すきだよ」という言葉を後悔するでもなく、いずれダダ漏れになってバレてしまうのだと自身を納得させながらくるりと踵を返して自分の席へと駆け。 )
上鳴
え、俺今の流れでディスられたん?
( いつもなら少しだけヘコんでしまいそうな言葉も、そうかそうかと受け入れて上機嫌になることができる。ああ良かった良かった、そうそうこの雰囲気が好きなのだ。机に頬杖をついてケラケラと笑う。「や、でもさ、耳郎も寂しくなっちゃうっしょ?日々のスパイスの俺がいなくなったら彩りなくなるじゃん」なんて冗談も織り交ぜて話すことができる。そんな平和な時間に流れたのはHR開始のチャイムで、そろそろ小うるさい俺らの担任のお出ましかと椅子に座りなおして。 )
(/ 何もお変わりないようでよかったです!
いえいえ、こちらこそよろしくお願い致します…!)
爆豪
…ッ、テメ__!?
( 途端に情けなく頬を緩めるものだから、あ、やべさっきより更に面倒なことになるんじゃないかと思わず悟る。なんでコイツはここで笑ってんだ気色わりィ。しかも人の気も知らないで弾んだ声で笑ってやがる。直にHRが始まるし良いからさっさと去ってほしいものだとそっぽを向いた。つまり奴の顔は見ていない。だから余計に聞こえた言葉には敏感になってしまった。ばっと顔を戻した頃には既に奴はこの場から去っていた。次いで担任教師から爆豪座れと指示されて、今の時間はもう何も出来なくなった。舌打ち混じりにドカッと椅子に腰を下ろす。担任の話を聞き流しながら頭では先程の四文字が浮かんだ。頭が緩い女が言いそうな言葉だ。しかしその言葉に対して何かを感じたと言うよりも、クラスのヤツらのいる目の前であんな浮かれた単語を口にする奴の気が知れなかった。これで後から一部始終を聞いていた奴らから確実に絡まれることだろう。ずもももと殺気混じりの威圧を発しなが後で覚えてろと言わんばかりに彼女に睨みを寄越して。 )
耳郎
( 顔は上鳴に向けないまま、最初の授業で使う教科書の準備。でも耳に入って来る上鳴の声が子供みたいでどうしても笑ってしまう。次いで話しかけられたけど、上鳴が言い終わった途端にHRの鐘が鳴った。ちゃんと座り直してるのがなんかかわいくて、小さく笑いが漏れた。_いや、ベタ惚れしてるみたいだし、なんか今のはヤバいな。訂正、今の無し。上鳴の可愛らしさについて考える反面、彼の言葉についても少し考える。日々のスパイス、だって。違うよ。アンタはスパイスなんかじゃなくて、って言い返したかったけど、それ以上言葉が続かなくてもやもやする。先生が教卓の前に立って話をしてる最中に「…そーかもね」確かに上鳴があのままずっと話してくれなくて、隣にいてくれなくなって、笑ってくれなくなったら。それはきっと、確かに辛い。小さな声でうなずきながら呟く。上鳴には聞こえないかもって思いながら。 )
成合
( 気分は上々、勢いに任せて言ってしまった言葉だから、何となく後悔してしまいそうだと思ったけど仕方がない。ぽろっとこぼれたのだから今言うべきだと脳が判断したはずなのだ。だったらきっといい選択だったってことで。ルンとした気分で席に着き、両手で頬を覆った。微妙に熱を持つそれに夢じゃないことをしっかりと再確認し、ちらと横目で彼の方を探ったら目が合った。睨みつけているような視線もいつもなら何かしただろうかと不安になるけれど、今はもう素敵な神様からの贈り物にしか見えなくって静かに右手を振った。と聞こえたのは担任の相澤先生が何か私語を零したらしい上鳴に怒っている声で、そろそろ私も先生に怒られるかも、なんて考えを浮かべれば視線を先生に戻し。やはり頬は緩んだままで。 )
上鳴
( もう4月からの生活で分かりきっていたことだけど、やっぱり先生の話ってのは退屈なもんで、思わずあくびが出る。目をこすって涙を拭い、頬杖をつきながらボーッと終わる様子のない話を聞いて入ればふと左から何かが聞こえて来た。「え?何つった?」思わずそう耳郎へ問い返し、顔もそちらに向ければぴしゃりと飛んでくるのは担任の咎める声。上鳴うるせえなんて短い説教にも威圧感があるのがうちの担任で、やべえやべえと意識をそちらに向ける。センセーは自由すら与えてくんねーのかよ。口にはできない文句をたれながらチラと横目で耳郎を見やれば、何だったんだろうと思いつつもやっぱり担任が怖いから目線を教卓へ戻した。 )
(/ これで一区切りついた感じでしょうか!申し訳ないのですが、お好きな場所へ場面転換をお願いしたいです…!
不都合があるようでしたらこちらが転換いたしますので、お気軽にどうぞー!)
爆豪
( 夕日差す廊下で窓を閉めていく。今は放課後。大分時刻も過ぎ、廊下には全く人が通らない。時折グラウンドから聞こえる運動部連中の声が聞こえてくる。結局、今日は朝の騒動の件でほぼ一日中その話をされ続けた。やってらんねぇ。しかも絡んできたのは野郎共だけでなく、芦戸辺りの女連中も、だ。確実に今日一日で一週間分のストレスは溜まってる。いやマジでクソ。思い出したらイライラしてきて、雑に窓を閉めた。そういえば今日の朝もこんなんだった。あの女が話しかけてくるからまた変なことになって、それで。望んでもいないのに頭の中で朝の記憶が回想される。その全部に奴の顔が浮かんできて、何だか自分のが情けない。なんでオレはアイツのことしか考えてねぇんだ。アイツがしつこいとか、馬鹿だからとかは、きっと違う。一日考えたが理由なんて分からなかった。分からないことを延々考えていても意味が無い。窓閉めも済んだし、他の仕事も終わらせた。寮に帰るべくして、床に下ろしていた鞄を背負い直し下駄箱方面へ歩き出して。 )
耳郎
あ…忘れてた!
( 放課後、教室。自分の席で荷物を片付けて、帰宅の支度を進める。それも方がついたので少しスマホを弄る。あれ、なんか通知来てる。今日なんかあったっけと些か予定に不安を抱きながらスマホを操作、そしてすぐにそんな心配は吹き飛んだ。目に入った単語を見て、無意識にもぽつりと呟く。最近ごたごたしていてすっかり忘れてたけど、今日は好きなバンドCDの発売日だったのだ。新曲だったっけ。今はネットで曲を買ってスマホで聞くのが主流だけど、やっぱり好きなバンドのCDは揃えたいから買ってしまう。今日はあまり課題もないし、街に出て買いに行きたい。早速スマホで交通ルートなどを調べ始める。学校から一番近いCDショップはショッピングモールの中の店かな、なんて鼻歌交じりにこれからの計画を立てつつ。 )
( /了解しました! ちょっと時間が飛びましたが、両方とも同日の放課後に設定いたしました。
…と、思いつきではありますが、お互いの距離が縮まるような事件とかイベントとか起こしてみたいなーと思っているのですが、いかがでしょう?
例えば上鳴くんと耳郎なら、この後一緒にお出かけしたりとか…
不具合ございましたらお申し付けくださいませ! )
成合
( いや、いつもそうだったんだけどさ。今日はそんないつもより彼の棘が多かったような気がする。多分間違いじゃないし、理由もなんとなくわかる。どう考えても朝の出来事が原因だ。どうせバレてしまうならさっさと伝える方が楽だと思って選択した道だけれど、彼にとってはそうではなかったらしい。周りの人に色々言われて大変そうだったし、何よりぐっと相手してくれる時間が減ったのだ。 )
あ、
( これはいけない、放課後には何か行動を起こさねば、と決心したのは掃除の時間で、たった今私は決心したはいいものの百と話している間にいなくなった彼を探して校内を駆けずり回っていたのである。そして見つけたのが結局教室前。すれ違っちゃったかなんて考えながらそう声を出せば、ひらひらと手を振りながら「ばくごー!」と緩みきった声をかけ。 )
上鳴
お、もしかしてそこ行く?
( フラれた。誰にって、切島とバクゴーと瀬呂と緑谷と_まあとにかく仲良い男子ほとんど全員にフラれた。何だろう今日厄日なんだろうか。というのも、今日は少しマイナーであるものの俺の好きな漫画の新刊が出る日なのだ。近くに書店はあるっちゃあるが、授業でストレスだとかそんなもんが溜まってるし何となく遊びたい気分だったからショッピングモールまで誰か一緒に_と思っていたのだけど。まあその結果が面白いくらいに惨敗。結局1人寂しく書店に行くことが決定してしまい、落ち込んだところに現れたのが救世主と書いてメシア、そう耳郎である。 )
俺もさー、本屋行きてーし遊びてーからって色んなヤツ誘ったんだけどよ、ことごとくフラれてまたぼっちなわけよ。
( やれやれと言った様子で首を振り、オーバーに落ち込んだような様子を見せる。とすぐに顔色を変え、ウザめのウインクをかませば片手の親指をグッと立て「てことでさ、そんな俺と放課後デートしねえ?」なんて常套句のナンパ言葉をぶつけ。 )
(/ 転換ありがとうございますー!
そして素敵な提案…!ぜひ一緒に遊びに行かせてください!
そしてもう片方はやりたいことが思いつかず、なんでもやれたら幸せ()だと思っているので何かご希望はございますか?)
爆豪
_、来んな
( また。最早ただの害にしかならない女の声が聞こえた。腑抜けた声でオレを呼んでいる。その事実も、この時間も、自分の運の悪さの全部が頭痛がするほどうざったくて、一言だけ吐き捨て奴を拒否してしまった。立ち止まらず、勿論振り向きもしない。不機嫌のあまり顔が歪んでいることを予想しながら歩き続ける。奴が今みたいに絡んでくるのは間違いなく己がアイツを調子に乗らせたから。なんで絆創膏なんか受け取ったのか、奴を試したりしたくなったのか、分からない。分からない、なにも。不可解だ。自分は一体何をしたい? 思考の整理ができていない今の状態で奴と話なんてできない。一人で下校口まで歩き続けて、 )
耳郎
……、いやっ、アンタマジでフラレ過ぎじゃない…? 友達少なくなったね上鳴…
( 急に声を掛けられて結構驚いた。危なかった、可愛げ皆無な声出しそうになった。いやいやていうか距離近くないですか、なんな変な顔してたの見られたかな、いや変な顔してたのかな。いや柄にもなく恥ずかしいな_と思ったら何か突然ナンパされた。しかも若干寂しい理由で一緒にモールに行こうっていう話。一分前に感じたウチのときめきは何処へ消えたのか。いや、ほんと面白いぐらいどっかに飛んでったよね。若干呆然としながら可哀想な目を上
鳴に向けながら感想を口に「アンタナンパする余裕あんなら友達作りの勉強した方がいいんじゃ…」オーバーな表現にはオーバーなジョークで返さないと。鞄を肩にかけながら何処と無く同情する雰囲気で続ける。 )
( /やった~是非ともお出かけしましょう!!
成合ちゃんと爆豪の方は一発大きい事件みたいな物を起こして無理にでも距離縮めてあげた方が今後二人の関係が発展しそうな気がするんですよね…。
学校の戦闘訓練でペア組むことになったり、実際に街で本物のヴィランに遭遇しちゃったり、あとは違うクラスの異性に告白されて断る理由の為に彼氏/彼女のフリをしたりとか…
最後のはただの主得展開ではありますが、一応の案で…。
上に記したものが今の所当方の案になりますが、どうでしょうか? 背後様も何か思いつきましたらご遠慮なく…! )
成合
( 待ってって、そんなこと言っても待ってくれないのが彼だ。そんなこと分かりきっていて、うっせえだとか何だとか言われないようにそっと後ろから付いていく。3歩引いて歩くってやつだ。きっとそうに違いない。 )
ねーばくごー、一緒に帰ろーよ
( と、ちょうど昇降口まで来たところで思いついたのがそんな名案。どうせ寮までの道なんて大した距離じゃないし、それくらいなら怒りっぽくて素敵な彼も許してくれないだろうか。そう期待を込めて下駄箱から靴を取り出す。ぱたぱたと近寄って頬を緩めてしまえば、彼の匂いがほんのり香って更にだらしない顔になった。 )
上鳴
ちげーって、全員用事あるだけだっつーの!
( 自分も微かに過ぎった言葉を耳郎に言われ、一瞬項垂れるもそう息を吹き返して反論し。口を尖らせてあからさまな不機嫌をアピールしてやれば、ブツブツと「でももしかしたら…」なんて独り言を。 )
…って、そーじゃなくて!
結局どーなんだよ、デートすんのかしねーのか!
( ネガティブに陥りそうになる思考を一気に引き戻し、バンと両手で机を叩けばそう大声で尋ね。結局相手からは行くとも行かないとも返事をもらっておらず、何か雰囲気でフラれたみたいな空気感なのがなんとも嫌だ。ここまでフラれておいて耳郎にもフラれるのはマジで笑えねえ。書店で友達の作り方の本を買うことになる。それだけは避けたい、店員に笑われる。 )
(/ 素敵…!ぜひ最後の設定でやらせていただきたく!!
と、いうことでレスを繋げてみましたが、成合と爆豪、どっちが告白された設定にしましょうか…?
大分振り回してしまった感もありますので、そちらが決めてくださって構いませんよー!)
爆豪
いー加減にしろやカスッ!! テメェの所為でオレがどんだけ迷惑したと思ってんだ死.んで詫びろッ
( 寄ってくんなって。来んなって、言ってんのが分からないのか。今一番会いたくも話したくもない奴はこの女だってのに、こいつは、何故だ? てろてろ駆け寄ってくる彼女に怒りが止まらない。外靴をべーんと床に叩きつけると彼女の方に向き直りぎゃんぎゃん喚き散らし「つーかテメェはクラスの奴らの前であんな気色わりィこと言ってんじゃねーよバカ女ァッ」見事に絶賛大爆発中。怒りが。記憶が蘇ってきて更に怒りが上乗せされる。一回ぐらい平手打ちしても死ぬ訳じゃないから許されるだろ。返事によっては間違いなく叩くなんてヒーロー志願者としては有るまじき物騒なこと考えながら、苛つきギラついた目で彼女を睨めつけ。 )
耳郎
ッ、あー、分かったから静かに! 声大きい!
( あ、落ち込んでる落ち込んでる。女々しいなー、なんでこういうとこは凄い女子っぽいんだろ。ある意味ウチより女子してるかも。…自分で言ったけどなんかそれヤバいな。何だか必死な上鳴を微笑ましく見ていると急に話を戻された。しかもデートの所を強調されて、大声で。廊下にいる生徒に聞かれてるかもと流石に少し顔が熱くなる。慌てて声を抑えるように促し「…ちゃんと一緒に行くから」急に焦ったりして、らしくなかったかも、途端にさっきよりも少し気恥ずかしさが増す。気持ちを紛らわすように一拍置いてから返事して。 )
( / えーとそれでは、当方の爆豪が告白されちゃった感じでいいでしょうか?
いつも横暴な爆豪ですが、成合ちゃんには何卒お付き合いして頂ければ…!! )
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