通りすがりさん 2018-06-07 12:50:01 |
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勝負がつかないね~
よっと、「アクア…神隠し…」
(しつこく追いかけてくるカラスに呟きくるりと向き直りシュバルツを壁のほうへ追いやりシオンはイヤリングを片方カラスのほうへ投げ呪文を唱えるとイヤリングが水蒸気に変わり目隠しをし)
一先ず会場は抜けましたが…。
(壁伝いに裏口を見つけ敷地内を脱出して、大通りから一本入った狭い道に落ち着くとそこで息を整え。「恐らく行き先はバレてます、どうやって帰宅しましょうか。」行きで通ったルートがもう一度使えるとは思えず、どうするか主の判断を仰いで。)
…仕方がないか~。
あいつならいると思うし。
シュバルツーちょっと同僚ところ寄るよ。
(シオンは考えるように手を額にやりため息をつき独り言をいい大通りに出てタクシーみたいな馬車を止め行き先をいい中に入っていき)
分かりました。
(馬車に乗り込んでから外の様子を伺えば、会場の上空を困惑したように旋回しているカラスが見え。念の為カーテンで外の風景を遮断すると「同僚とは、また死神幹部の方ですか。」自身の知っているアクの強い死神…主人とアゲハが真っ先に浮かび、辟易したような表情になって。)
そうよ~ちなみに、アゲハのところではないわ。ん~まぁ私の弟分みたいな死神のところ。
(幹部と聞かれそうだと笑顔で微笑み一応釘は指しておくどんな風かという説明で一瞬悩んだものもすぐに弟という答えをだし穏やかに呟き)
男性ですか。お名前…通称はなんと?
(相手の弟分とはなかなか苦労していそうだと、まだ会ってもいないのに確信めいた物を感じ思わず口角を上げて、新たに出会う死神について尋ね。)
昔の名前はキルだったかしら…。
本名はスロウよ。私たちよりかは大人しくて良い子よたぶん…。
(うろ覚えだが名前を答え本名を教えながらカーテンを開け刺々しい森たちを入るのを確認しあの子は問題児ではないと答え目的地に向かい)
シオン様レベルの強烈なキャラがそんなにいらっしゃっても困ります。
(針葉樹の森へ入り舗装されていない道路を進んで行く中、安堵した様子で言葉を返して。暫くして馬車が止まると「…あ、もう着いたんでしょうか?」と前方で馬を操っていた御者へ問い。)
あぁ、忘れてた…。
ありがとう。ここで大丈夫よ。
カラスが来ても話してはダメよ。
シュバルツ行くわよ
(屋敷にはつかない馬車にシオンははっとしたように顔をあげ馬車の運転手に少し多目にチップを与え軽い呪いをかけ帰らせ屋敷を向かうために荒れた道を歩き)
どうしてこんな森の奥にお住まいを…。
(土と砂利の道を、靴が汚れないよう気を使いつつ歩きながら文句にも似た疑問を呟き。一つ道を曲がって数分後、道の先には建物の輪郭がくっきりと現れてきて。)
あの子は大の人見知りりでね~
まぁ、性格が変わっていてね。
入るわよ…
(シュバルツの文句に苦笑いしながらキルの説明をし屋敷に近づきドアに手をかけ)
ああ、人と関わりたくなくてこんな所に。
(性格の説明を聞いて、それなら納得と返事をし。シャイな死神を驚かせない様に、取り敢えず主の後ろで様子を見ながら「失礼致します。」と開いていくドアの先に挨拶を。)
いる~!?
すろっ「うるさいなぁ…」ちょっ、
「僕の眠りを邪魔することは死にたいの?」
あぁ~らら。ご機嫌斜め?
(足を踏み入れたら急に火の玉が飛んできてとっさに魔術で防御してふと階段のほうへ見ると白髪の美しい青年が眠そうにしておりシオンはコロコロ笑いながら体調を聞き)
…えぇと、これで大人しいって言えるんですか?
(初っ端から攻撃されるとは、と引きつった笑みを浮かべると端正な顔立ちの青年の方へ視線を向け「は、初めまして…。」と控えめに言葉を掛けてみて。)
アゲハの初めて会ったときを思い出しなさい…あっちよりこっちの方がいいでしょ?
ねぇスロウ?
「……この殺気…もしかしてねぇさん?」
正解よ。久し振りねぇ~。
「わぁ、ねぇさんだ~」
(シオンはちらりとシュバルツを見てアゲハと会ったときを思い出してみろと飽きれぎみに助言しけどこのままじゃ話にならないと思い殺気を込め本名を呟くとスロウは目が覚めたようにシオンを見てシオンかと確認してそれを肯定されたら満面の笑みでシオンに抱きつき)
…あまり変わらないような気がします。
(少し考え込み、アゲハの時も今回も攻撃を受けた事には変わりないという結論に達すればハハ、と乾いた笑いを零して。殺気で相手を判別する感性や、目の前で始まる感動ドラマ紛いの場面に着いていけず「仲良しは結構ですが…いつまで私は無視されるんですかね。」とスロウからのスルーっぷりに悲壮感溢れる独り言を。)
「あぁ、ねぇさんの新しいおもちゃ?」
こらこら、殺気こめない。ちょっとヤボ用で魔界に来たんだけど訳あって帰れなくてね…スロウに相談もとい雑談をと。
「ふーん、いいよ。僕もそのおもちゃと話したかったし。」
(スロウはちらっとシュバルツを見て今気づいたように呟きシオンに問いかけそれをシオンは子供をたしなめるように微笑みスロウにお願いをしたらあっさりとスロウは受け入れパチンと指をならすと古びた舘が華やかな舘に変わりスタスタと大広間を向かい)
…シオン様のおもちゃ及び執事でございます、以後お見知り置きを。
(スロウの視線に明らかな敵意を感じ、主に気付かれない程度に挑発的な笑みを浮かべて恭しく一礼し。館の本来の姿を目の当たりにし「今まで見ていたのはただの目くらまし、でしたか。」と呟きつつ奥へ進んで。)
そう捉える人もいるけどこの舘は主人の機嫌によって装飾が変わるのよ…。ちなみにこの舘もコレクションにいれようかと悩んだけど、
「僕がねぇさんに頼んで譲ってもらったんだ、なにか飲むかい?」
(シュバルツの呟きを聞き軽く舘の説明をしながら大広間につき向かい合わせのように席に座りスロウが座るとパタパタとコウモリが寄ってきてふわりと虚ろの目をした金髪の美しい少女がメイド服を着ている現れティーセットを手にしていて)
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