主 2018-06-07 00:10:05 |
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>>209 ジョニー
『なにっ?!』
今だ!
(ずっと息を潜めていたジョニーは発火と共に自分の正体を現した。この部屋にいるもの全てを焼き尽くさんとする炎が眼前に迫った時、もう1人の相棒に合図を送る。それは胸でブローチの形になって控えていた浮遊マントで、ブローチからみるみる間に元の姿へと戻るとジョニーの炎からストレンジを守った。部屋全体に炎が行き渡った時、2人の背後の位置でガタンと誰かが倒れる音がする。その瞬間にストレンジの腕に絡んでいた黒い煙が一瞬緩み、その気を逃さず術式を展開すると黒い煙をうち払った。ドクター・ストレンジの服装に早変わりすると両手に魔法陣を展開する。全てを燃やそうとするジョニーの炎を魔法陣のもとに集めると異空間へと繋がるゲートを開き、炎をそこへと逃がした。部屋は少々焦げはしたもののほとんど被害はない。同時に浮遊マントは素早く音の方へ走り、この部屋にいるはずのない第三の人物の全身に巻きついた。マントに拘束され暴れる人物へゆっくり近づきながらストレンジは静かな口調で謎解きを始める)
さぁ、答え合わせをしよう。僕らを閉じ込めたのはヒドラのはずだが、ヒドラが僕の魔術を封じ込める技術を持っているはずがない。そんなことをできるのは僕と同じ魔術師だけだ。僕に恨みをもつ魔術師は僕の知る限り2人。1人は僕を本気で殺しにかかるだろうから除外。だがもう1人ならこんな馬鹿げたことをやり、僕らを戦わせて部屋の隅で笑うこともするだろう。そしてそいつは僕のことを「三流魔術師」と評したことがあったな。そうだろう、トリックスター。あるいは…悪戯の神、ロキ
(マントは中の人物を拘束したままするすると動き、やがて拘束した人物の顔を顕にする。そこにいたのは雷神ソーの弟にして学園の生徒、魔術師ロキだった。ロキは忌々しげにストレンジを睨みつつも謎の炎を発したキャプテン・アメリカ、もといジョニーを信じられないといった目でみていた)
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