主 2018-06-07 00:10:05 |
通報 |
>>202 ジョニー
…そうだな。卑劣で、だが臆病者のやり方だ。僕らに勝てないのを認めているのも同然
『三流魔術師は黙っておいてもらおうか。魔術が使えなければ何もできない人間のくせに。早くしろキャプテン、タイマーは進んでいるぞ』
(申し訳なさから目を逸らしていた所に彼の手が肩に置かれて顔をあげた。今まで手のかかる後輩だとばかり思っていたのに、こちらを気遣って置かれた手はあまりに頼りになるもので数秒呆気に取られてしまった。彼に対する萎縮の念が彼への信頼に変わる。この男もヒーローなんだったと改めて思い知らされた。ジョニーとならばこの非常事態も乗り越えられる気になってくる。今自分は問題を解くことはできない。それならば別の方向からこの事態を解決するとしよう。ジョニーへの返事の中にモニターから聞こえてくる声の主を挑発するような言葉を混ぜてみると、面白いほどに反応が帰ってきた。薄々勘づいていた答えは確信に変わる。あとはどこでそれを突きつけるかを見極めるだけだ。ジョニーに続き天秤の側によると天秤をくまなく観察した。そこで彼に呼びかけようとするが言葉を一旦つぐむ。ここにきて彼の偽の名前、キャプテン・アメリカと呼ぶのがはばかられたのだ。彼は今自分のことを探偵だという、それならば彼のことは探偵の最高の相棒の名で呼ぶのがふさわしいだろう)
皿の上にものを乗せるのに回数制限はなさそうだ。10分以内に釣り合うものを見つければいい。それとワトソン、君の勘は鋭いな。みろ、天秤に『知識の箱はその者にとって金貨に等しい』と刻まれている。その袋が金貨を模しているならば君が探すべきは知識の箱、つまり知識が多く詰まった本だ。伝記やエッセイではなく、きっと辞典や図鑑のような知識の結晶と呼ぶべき本が正解だ
>>203 愛しいスー
それなら僕も君に愛を伝え続けよう。これから先、僕らが共にある限り。君を魔術で手に入れても僕の想いは満たされないだろう。きちんと僕の言葉を君に伝えて、君がそれに答えてくれて…それで良かった
(こちらに寄りかかる彼女が愛しい、腕に抱えていつまでも離したくない幸せの質量だ。魔術で人の心を惑わし意のままにすることはできるだろうが、仮に彼女にそんな魔術を使ったとして自由のままに彼女を動かせてもただ虚しさが残るだけだろう。彼女の言葉で彼女の思いで、彼女は存在して欲しかった。しばし見つめていると近づく顔と顔。彼女の意図を読み取ると思わず頬に手を添えて動きを停止させてしまった。はっきりいってストレンジは恋愛に関しては初で経験はないに等しい。初めての恋人とどう接していいのか改めて考える時間が欲しくてたどたどしい口調になりながら、しかし誠意を持って言葉を重ねた)
…スー、あ、いや……待ってくれ、その……僕は、そういうことはしたことなくて。なんというか…心の準備が欲しい
いいや、気にしないでくれスー。僕に惚れ直すのは良いが弟にその発言はいただけないな。探偵の家のイベントはもうすぐクライマックスだからもう少し待っていて欲しい。僕らの活躍を見守っててくれ
トピック検索 |