風紀委員長 2018-05-22 20:30:25 |
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どの口が言ってるんだか…というか、お前にだけは言われたくない。 ( 指差し ) 何かあれば何処へでも行っちゃいそうだから…心配なんだよ。 ( ぽつ ) …なに、まだお仕置きが足りなかった? ( 口許に笑みを浮かべてじりじりと距離を詰め )
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発作…
(互いに会う予定ではなかったが、偶然か必然か顔を合わせたことにより余計な心配を掛けてしまったかと少し反省。続けられる言葉に後ろ髪引かれつつ一歩踏み出そうとした足が止まったのは、掴まれた手と発作という単語。彼の息苦しそうな姿を見掛けたのはたった一度だけ、それでもあの時のことを忘れたことはない。一瞬血の気が引いて心臓が嫌な音を立て始めたものの、次々と零れていく言葉の暖かさに表情を和らげていけばゆっくりと振り返って困ったような笑みをみせ。「先に言い出したのは俺だったのにな…。嫌とかそういうことじゃないから。…それから、ごめん。なんか、感情のコントロールが上手く出来なくてさ…すげえ変な態度取ってよな?悪かった。」一歩歩み寄って肩口に軽く額を乗せては、ぽつりぽつりと言葉を紡いで)
この口(自分の口を指さし楽しそうに笑って)心配してもらえんのは嬉しいけどな。大丈夫だって(背中ぽん、)いや足りなくない。十分、十二分過ぎるほどです(両手で頬をガードしながら後退)
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ま、それは冗談として…。変な態度っていうか、気になったというか。別に謝って欲しいわけじゃねーんだ、本当に大丈夫だって言うなら、俺も気にしないんだけ…ど。
(振り返った時に見えた困り笑顔。自分がそうさせているのだろうと何とも言えない気持ちになる一方で初めて見る表情にぶわりと熱くなった心臓が少しだけ苦しさを訴えてきて。赤面しないように留めながら冗談だと一言。嫌がられていないことに安堵しながら、自分はどうするべきか悩んでいる時に感じた肩の重みで、必死に押しとどめようとした熱が溢れそうになり硬直し。軽くパニックになりつつもここが廊下であることを思い出すと、相手の背中にぐっと手をかけそのまま支えるように階段横の掃除用具入れの影へ。放課後とはいえ人目のあるところで男二人が立ち止まっている理由はなんとも説明し難いと笑いながら「…こうしてれば落ち着く?」と背中を数回さすって)
……塞ぐぞ。 ( 真顔で暫し停止しつつ告げて ) 心配掛けられんのは良いけど…お前の大丈夫、は信用出来ないからなー。 ( 肩竦め
) ふーん、なら足りなくなったら言ってよ。…また摘まんでやるから。 ( 立ち止まり指先でジェスチャーして )
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(何を思ってなのか自分でもよく分かってはいないが、寄り掛かってしまった己を拒むことをしない彼は優しいのかお人好しなのか。小さな笑みを浮かべつつ触れた手に支えられて移動して来れば、今の状態も弱っている姿見も誰かに見られるわけにも見せるわけにもいかないため此処なら安全か、なんてぼんやりと考えて。背中を擦り始めた相手に無意識のうちに手を伸ばしかければグッと堪えるように強く握り締め、そこで漸く己が取った行動をしっかりと認識して気恥ずかしさを感じ始め。落ち着いていたはずの胸の鼓動が徐々に忙しくなっていき子供かよ、なんて内心悪態をつきつつ「…かなり、ホッとする。さっきまで頭の中でごちゃごちゃしてたものも、今はすっきりしてる。…ありがとう、烏城」この束の間は己にとって大切にしたい時間で、噛み締めるように瞼を閉ざしながら穏やかな口調で述べてはゆっくりと顔を上げて柔らかい笑みをみせ)
悪かったって、ジョーダンです(くすくす)えー、そんな事ねーって。(うーん)二度と訪れないと思ってください(片手を前にぴしゃり)
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(数秒なのか数分なのか、自分には分からないくらいの時間が過ぎて漸く落ち着いたらしい様子にほっとして。面と向かってお礼を言われるのは擽ったい気がしてふい、と僅かに視線を逸らしながらも「いいよ。…あんま詰め込みすぎんなよな」最後にぽん、と叩いてから手を離しつられて微笑んで。結局のところ、相手が何を考えていたのかまでは分からなかったが、すっきりしたのであればそれでいいかと納得し、「…でも、今日はやっぱりあんま遅くなる前ちゃんと帰れよ?」念を押すようにじっと見つめて)
あんまからかうと、どっかからガムテープ借りて来るからな。 ( じと ) よっぽどの事でもない限り、大丈夫で済ませそうだし。 ( ため息 ) それは非常に残念です。 ( へらり )
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…努力はしてみる。
(別の理由で高鳴った鼓動は直ぐには落ち着かないものの、モヤモヤとしていたものがなくなると一息ついて。逸らさせれた視線に不思議に思いつつ、それが彼の機嫌に左右したものではないと分かれば離れていく温もりに寂しさのようなものを感じつつ。詰め込んでいるつもりは全くなかったが、今回の事で反省点が見付かり思わず苦笑い。意識していると直せることも、思考と動作が別の働きをしていれば少し難しいため視線を逸らして。よほど心配を掛けたのだろうか、念を押すように言われてしまい途端に頷いてみせ「これ以上心配させるわけにはいかないからな。けど…万が一発作でも起こされたら、今度は俺が心配だからな…。一度断っておいて何だけど、一緒に帰らないか?…もう少し、お前と居たいなー…って」せっかくの彼からの誘いだ、そう思うと同時に芽生えた想いは寂しさを感じてしまうほどの温もりをが伝わってきたからか。いずれにせよ口から零れた本音に照れくささを感じてはにかんで。)
お前の場合、本当に持ってきそうで怖ぇよ(汗)あー…(そんな気もしなくもないと言葉を濁し)…俺もほっぺ引っ張っていい?(じ、)
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おー、それでいいよ。今のところは。
(素直な返答に満足そうな表情で頷くと、ぐいっと伸びをして鞄を持ち直し。いつの間にか自分が心配される立場にいると気付けば慌てて手を振り「さっきのは冗談だよ。そんな簡単に起こったりしないって。…でも、まあ。生徒会長さんからのお誘いですし、折角ならお受け致しましょう?」嬉しくて顔が綻びそうになるのを感じながらも照れ隠しで誤魔化しつつ頷いて。はにかむ柔らかいその表情に再び騒がしくなりそうな心臓をぽんぽんと叩きながら「そんじゃ、帰るかー。」とゆっくり歩き出し)
いやー、いくら俺でもそんなことはないって。 ( 白々しく ) ほら、これだから心配なんだよ。 ( すかさず指摘 ) 俺の?…まさか仕返し… ( 疑いの眼差し )
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(未だに手元にある書類を丁寧に仕舞っていき、誤解を解くような仕草に首を傾けながらも次第に笑みを浮かべて「…分かってるよ。けど念には念だろ?だからせめて、一緒に居る間ぐらいは心配させてよ。…ははっ、それはどうも。まぁ…先に誘ってくれたのは委員長だけど。」限られた時間でしか会うことは出来ないものの、互いに手を取り合うと決めた以上、仮にそうでなくても己にとって気に掛けるべき相手なため自身に負けず劣らず詰め込んでしまいがちな彼にせめてもと告げ。照れ隠しなのか何なのか彼らしくない物言いに可笑しくなり小さく吹き出しつつ、せっかくの誘いを一度断ってしまったことには何ともいえない表情をみせれば歩き出した相手に歩幅合わせるように歩いて「そうだな…あまり長く残ってると、二人仲良く先生方に捕まりかねないし。」と冗談混じりに述べながらへらり、と笑って)
本当かよ…(じと)いや、ほら…大丈夫なんだよそれはきっと(あはは)お前の。仕返しっていうか、うーん引っ張りたくなった(手伸ばしながら素直に)
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多少はセーブかけられるんだけどな。でもお前がいてくれるんなら心強いか。ふは、そうでした。でも別に気にしてないって。
(普段心配されるのは自分が迷惑をかけていると思い知らされる瞬間でありあまり良くは思わないのだが、相手からの心配は不思議と嫌な気持ちにはならないとぽつり。先程のことを振り返ってか、難しそうな表情の相手に笑って気にしていないと告げ。居残りしていて捕まるのは高頻度で慣れているところでもあるが、今は折角の時間を邪魔をされたくないと冗談混じりの話に苦笑いを浮かべながら頷いて。「そういえば、神城の家ってどの辺?方向一緒かねー」朝門の近くで相手を見かけることはあっても一緒に帰るのは初めての為、いまいち場所が分からず尋ねてみて。)
それはまぁ、烏城次第かな。 ( くすっ ) 頼むから、目の届く範囲内に居てください ( 片手ゆるりと掴んで ) …まっ、減るもんでもないからいいけど ( 小さく頷いて伸ばされた手を目で追い )
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そういう約束、だからな。…それなら、まぁ…いいんだけどさ。
(何かあればお互いを頼る、という口約束は言い出した己が守れていなかったものの改めて再確認しては自身にも言い聞かせるようにしっかりと述べて。先ほどの態度や誘いを断ってしまった事に対し、あまり気に留めた様子が見られない彼には少し安心しつつそれならばいいか、という考えには至らないため僅かに引き摺り。ただ相手が何も言わないならとそれ以上何か言う事はなく廊下を歩いて行けば、不意に自宅のことを聞かれて思わず首を傾けるも相手とこうして顔を合わせる機会が増えて少しずつ互いを知れていっている一方で、まだ限られた部分しか知れていないことに今更気付き。「そっか、こうして一緒に下校するの初めてだったな…。俺は最寄り駅付近だよ、交通機関を使わないにしろ…朝は人通りが多くて大変です。そういう烏城はどの辺なの?」この時間帯に顔を合わせたことによって出来た彼との時間に、緩みそうになる頬をグッと堪えてしみじみと呟いてはゆっくりと応えながらも気になったように問いかけて)
俺っ…?(うげ、)…お前は俺の保護者かって(掴まれた手を見つめながら恥ずかしそうにぽつり)おお、じゃあお言葉に甘えましてっ(ふにふにと遊ぶようにゆっくり引っ張り)
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はい、忘れてませんって。ん、だからこの話はここでおしまいにしとこうなー!
(約束であると告げられればしっかり胸には刻んでますと笑って。言葉では納得しつつも、表情がそう言っていないことに気付かないはずもなく。それでも相手から突っ込まれることもなかった為そのまま気付かなかったフリをして。「まさかこうして一緒に帰る仲になるなんてなー。去年までのあの雰囲気の中じゃ考えられないわ。…あ、なんだ一緒か。確かにあそこは人通り多いもんな。俺は駅前のバス停からバスで帰ります。そっからは数十分程度だよ。バスはそんなに混んでないからやっぱ大変なのは学校までの道。」名前程度の認識でしかなかった上、仲良くなんてならないだろうと思っていた頃が数週間前までとはいえ懐かしく感じて。せっかく一緒に帰れるなら途中まででも、と思って聞いてみれば殆ど一緒だったことに嬉しくなり、もしや今後も一緒に帰れる機会があるのではと思う程には相手のことを考えてしまっているようで、そんな自分に気が付いた途端に恥ずかしさで思わず俯いて。)
他に誰が居るんだよ。精々その口塞がれないよう頑張って? ( へら ) ちゃんと守ってやれるなら、保護者でも何でもなってやりますよ。 ( 掴んだ手をぎゅっと握り締め ) …烏城って、時々幼くなるよな ( されるがままになりぽつり )
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忘れてないならよし。
(交わした約束が今でも彼の胸にあると分かり、つられるように笑って。直ぐには切り替えが出来ないものの、いつまでも引き摺っているわけにもいかず区切りを付けるように小さく頷いてみせれば彼の言葉から、打ち合わせをしたあの日からこれまで出来事を振り返り。懐かしむような表情を浮かべる反面思わず小さな笑みを溢し「…そうだな、俺も全く考えられなかった。誰かさんは敵陣に乗り込んできたのか、ってほど敵意剥き出しだったしな。…へぇー、方向が同じなぐらいかと思ってた。今まで会わなかったのは時間帯の関係だろうし、もし重なることがあったらその時は…また付き合ってよ。」一度登校中に会ったとはいえ門の手前辺りだったため正確な事は分からず、相手の口から聞いたことによって方向のみに限らずほぼ自宅が同じ辺りだと知り思わず表情を和らげて。登校はそれぞれの時間の関係で中々重なる可能性は低いものの、下校であればさほど時間帯は変わらないため淡い期待を抱き始めて途端に零れた本音に、照れくささを感じはにかんで)
分かってるけどさぁ、頑張らないといけないことなのか…(ぐぬぬ、)わかった!わかったからもう、その辺にしといてくれよ。そういうの、好きな相手とか女子相手に言うセリフじゃねーのかよ(僅かに赤らんだ頬を隠すように、じと、)そうかー?どの辺が?(いまいち理解出来ず不思議そうにしながらも手は動かして)
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し、しょうがないだろっ?実際お互いに良い印象なんて何一つなかったんだから。あの扉くぐるのにだって勇気がいるんだぞ?
(敵意剥き出しというのは自分でも理解しており、今思えば幼稚であったと少し反省。ただ素直に認めるのはプライドが許さないため上記を述べて。自宅が近い件については本当によく今まで合わなかったものだ。朝は自分がゆっくりであるから察しはつくものの、帰りくらいはもう少し合っても…なんて今更考えても仕方ないと自己完結し。今の今まで自分が考えていたことが相手の口から聞こえてくれば驚き半分嬉しさ半分に「そうだな、その時は俺が付き合ってやるよ」と何故か上から目線の合意を。夕方の時間は朝ほど賑やかではないが、同じく帰宅する人達の波が駅までちらほら続いており、その流れに沿うように足を進ませながら暫く。「…なあ、お前にちょっと聞きたいことがあるんだけど」とふと思い出したように目線をちらりと相手に向けて)
頑張らなくても俺はいいけどさ。お前がガムテープ貼られても俺は困らないし ( 楽しげに ) はいはい、ほんっと直ぐ照れる…。守りたいやつが男なんですけどねー…言っちゃダメ? ( 小首傾げて様子窺い ) どの辺…まぁ、今も含めると反応とかさ。たまに年齢疑う。…中身しっかりしてるから、ある意味ギャップかもしれないけど ( 考えるような素振りみせつつ小さく呟いて )
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…勇気必要だったんだ?けど、まぁ…あの時から少しずつ表情が柔らかくなってるからさ…ちょっと嬉しかったりするんだよ。
(風紀委員を率いて生徒会室へ訪れた彼に、堂々としていて物怖じしないような印象を抱いていた。そんな彼から告げられた言葉に意外そうな表情を浮かべて頬を緩めつつ、あれから顔を合わせる度にほんの僅かに感じていた和やかな雰囲気は相手から来るもので。少しは心を開いてくれているように思えて素直にそのことを伝え。つい零れた本音、それに対する返事が返ってくるまで落ち着かない鼓動を何とか押さえていたものの何処と無く上からの物言いをする相手に、それすら相手らしいと思え。「ありがとな。危なっかしい所あるけど、案外頼もしいよな。」危なっかしい所だらけのように感じるのはきっと、彼の性格と苦しげな姿を見てしまったから。それでも彼が居たから救われたところもあるため、感謝の言葉も忘れはていない。いつも通りなはずの下校が違うように思えるほど彼との時間は心地良いもので、一秒でも長く続けばいい、なんて思っていれば向けられた視線に首を傾け「聞きたいこと?…応えられることなら勿論聞くよ。」相手から何か聞かれることは必要な事を除くと珍しく感じて不思議に思いながらも、大丈夫だと告げて頷いてみせ)
しぬ!下手したらしぬ!!!(ぶんぶんと首を振り)うるせぇうるせぇー!だめってお前…(きゅーん)男である以上、俺だって守りたい側だぞ?(じ、)おいおい疑うな、タメだよお前と俺は(くはは)ギャップ…あ、ギャップ萌え?(聞いたことのある言葉にキラリと目を光らせ指パチン)
つーかここ長々続けちまってるけど大丈夫か?ついつい続けちゃうんだよな(頬掻き)前も言ったけどいつでも蹴っていいからな(に、)
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無駄に威圧感あるもんよ。風紀室は平和だぞー?ま、今はそんなに抵抗は無いからな。
(返された言葉に独特な雰囲気の扉を思い出し。ホームであるから当たり前といえば当たり前なのだが、自分達の部屋の方が落ち着くと素直な感想を。表情が変わったことへの自覚はあまりないが、抱いている感情が前と違う以上は態度にも何かしら変化があるのだろうと頷いて。上から目線の言葉にも怒る素振りは見られず、お礼まで添えてくる相手の器の大きさを感じながら「危なっかしいだの案外だのは余計だよ」と思わず笑ってしまい。自分から聞いておいて突然切り出してもいい内容なのか不安になりつつ、「神城はさ、同じ夢を何度も見ることってあるか?夢占いとかそういのはあんま信じてないんだけど、こう、やっぱ意味って実はあんのかなと思って」オレンジ色の空をぼんやり眺めながら最近の悩みである一つを持ち出して)
しなねえよ。というか、しなれたら困る。 ( 困ったように笑い ) たくっ、どっちがだよ…。( ため息 ) …お前は大人しく守られてなさい。 ( 真顔で暫く見つめつつぽつり ) いや疑うわ、年下にしか思えない時があるし。 ( へら ) …いや、別に萌えっていうか…ギャップあるなってぐらいで。 ( しまったと言わんばかり目逸らして、歯切れ悪そうに )
大丈夫だよ、俺も反応が面白いからつい長く続けてたからさ。あと、本文?との差が激しくてすげえ楽しくて仕方ない。( ふは、) けど負担になりそうなら蹴るように。お互い様だからその辺は気にしなくて大丈夫だし。
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威圧感ねー…まぁ、生徒会室よりは居心地良さそうな感じがするな。
(言われて咄嗟には思い当たらないが、己が会長になる以前から何処と無く重たい空気を感じていて。打ち合わせを行ったあの日、初顔を合わせたにも関わらず前後の事もあり何ともいえない雰囲気のまま進めていったため、相手を含めて風紀委員の彼らにとってはあまり心地よい場所ではないかもしれない。その点息の合ったような彼らの纏まり感には感心しつつ少し羨ましくも感じて、率いている人物が関係してくるのだろうかと思うと同時に自身を見詰め直す必要がありそうだと苦笑いして。発した言葉にすかさず返って来れば案外、は余計だったと理解しつつも危ない所があるのは否めないため口にはしないものの、つられるように笑みを浮かべ。話を切り出した相手に耳を傾けていれば聞こえてきた夢の事…彼の問いには勿論頷けるが己にとって繰り返されるそれは、夢と言うには何処か遠くも感じるもので。「…そうだな、俺も何度か同じ夢を見るよ。烏城がその夢を見て、大切なことだなって思えたなら…きっと何か意味があるんじゃないかな。夢占いは俺も信じてないし、大事なのは自分の気持ちだと思うけどな。」ただそれを伝えることは出来るはずもなく、己にとって大切な夢の話と照らし合わせながらをゆっくりと紡いでいき。)
じゃあお前は俺にガムテ貼るの禁止なー(にたり)大人しく守られるつもりはない!俺だってお前を守りたいって思ってるからな(びし、)嘘だろ…年相応だろ(真剣に考え始め)なーんだ、うっかり惚れたとかそういう流れになるのかと思ったけどな(くく、)
そうか、それならいいか!俺も楽しいし。それは思ってた、最初の頃もこんな風に話してたけど、それともまた少し違うよなー(頷きながら)わかった、じゃあその時はその時な!今はまだ付き合っててよ(ふは)
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ま。生徒を束ねてまとめて企画していく生徒会だから、そのくらいの威圧感はないと立場がないか。ってなると、ちゃんとその立場になれてんだよお前は。すげーな。
(威圧感があることに対してはただ単に嫌味として思ったわけではなく、そうあるべき姿なのかもしれないと付け加え、苦笑いを浮かべる相手の肩をぽんぽんと叩き、自分もそんな風に自分の役目と向き合いたいと。なんの脈絡もない夢の話にまさか頷いてもらえるとは思っておらず目を瞬かせ、「え、お前もっ?じゃあそんなに不思議なことでもないのかな…。大切にしたいなっていうのは何となく。夢の中は客観的なんかじゃなくて、きっと俺のことなんだろうけど、でもあれは絶対俺じゃないんだよ。風景もなんつーか…。だからとりあえず図書館に行って調べてみようかなって思ってたわけ。」他の人も経験するようなことなのかと自分の考えすぎも疑いつつ、曖昧なところが多い今のままでははっきりとした気持ちも持てずどうしたものかと困ったように笑い。数時間前に考えていた用事はその為だったと付け足して)
だからガムテぐらいでしなねえって。それに、それはお前次第ですから。 ( くすっ ) …まっ、気持ちは有り難いし、しょうがないから…たまーになら守られてやってもいいよ。 ( 何故か上から ) いやー…年下じゃないかな?どっからどう見ても。 ( 悪戯心から告げて口許隠しながら笑い堪え ) …はっ?いや、お前のギャップは今更し…。幾つもあるのに、そん中の一つで萌えてたらキリがないだろ。…ってそもそも、そんな流れないんで。 ( 僅かに熱集まった頬冷ますように手で扇いで視線逸らし )
それなら良かった。そうだな…あの時も砕けてはいたけど、まだ固かったっていうか…あれはあれで気に入ってたけどな。委員長の威嚇とか愛らしくて。 ( さらり ) 勿論、幾らでも付き合ってあげますよ。 ( へら )
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そんな立派なものでもないと思うけどな…。でも、お前が言うと何かそんな気がしてくるよ。
(本来あるべき姿は未だによく分からず、胸を張って言えるようなことも今一つないが前向きなその言葉は不思議とスーッと入ってきて受け入れられ。肩に触れた手に一度視線を移しながら微笑んで、同じではないにしろ近しい立場である彼の言葉だから聞き入れられるように感じ。口にした夢の話に驚いた様子が見えて、そう誰しもに訪れる事でもないと己自身思っているため当然な反応かと納得し。「皆が皆…ってわけではないと思うし、珍しい事ではあるんじゃないかな。…そうか、それで…。烏城のさ、気になった事をそのままにせず早いうちに自分で答えっていうか…見付けていこうとする所、俺も見習わなきゃなって思ってる。それに何か、お前らしくていいな…。」てっきり勉強何かだろうと思っていたものの目的を知り、誰かに任せるわけでも放っておくわけでもなく自らの足で探っていく彼には我ながら感心して。一度気になると原因を突き止めたいのかもしれないが、それこそ誰にでも出来ることではないため時折心配になる行動力も、たまには見習うべきだと言い聞かせると相手らしいと口にして)
………(頑固、意地悪、悪魔、と胸の中で本音を叫びながらじと、)うーわ、ちょっと生意気なんですけど??(くす)頑張ってんのに…あいつらにもそう思われてたらショックだ…(肩落としながら風紀委員の面々を思い浮かべ)そんなにねーだろ、俺は単純明快だから!…ち、可愛くねーの(ぶす、)
お前すぐ挑発めいたことふっかけてきてたもんな、そりゃ威嚇もする…て、愛らしいとか言うな(ぐ、)おー、さすが会長お心が広い(ぱちぱち)
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だろ?でもお前がそんなに実感ないって言うんなら、俺がその分代わりに誇ってやるよ
(いまいちピンときていないのかと思いつつ、そんな気がすると受け止めてもらえば自分がそうすると胸を張り。「ふーん、じゃあお互いに凄いことなんだな!喜んでいいのかわかんないけど。」珍しいことであるならば尚更どういう事なのか知りたいと改めて感じ、そんな状況が相手もだとすると、あまり気にしていなさそうな様子にどんな夢を見ているのか気になって。図書館に行く何となくの理由がそこまで感心されるとは思わずぽかんとして、「行動力が多少あってもさ、解決までなかなか辿り着けないのが俺の難点なんだよな…お、そろそろ駅だ。お前この辺?」今までを振り返るように苦笑いを浮かべ。やがて前方に駅が見えてくれば駅付近だと言っていた言葉を思い出し尋ねてみて)
…なに、そんなに口塞がれてえの? ( 口許に小さな笑み浮かべ ) 委員長様には負けますけどね。 ( へらっ ) いや、冗談だって。たまに見えるってだけだし、普段は年相応っていうか落ち着いて見えるし。 ( 慌てたように弁解して ) それ自分で言うのかよ。…そこはほら、烏城が惚れたとかじゃないの? ( ちら )
乗っかる誰かさんも誰かさんですけどねー。あれ、照れた?悪い、うっかり口が滑った。 ( くすっ ) 褒めても何も出ないって。…いや、褒めてないのか? ( ぽつ )
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それなら、まぁ…お願いしようかな。案外頼りになるし?
(貰った言葉だけで十分過ぎるにも関わらず代わりに、と言う彼には当然頭なんて上がらなくなる。嬉しさ反面照れくさく感じておどけてみせながら告げて。「そうだな、悪いことではないと思うから…喜んでもいいんじゃない?貴重な体験っていうか、夢が見れたって。」同じ夢を見る、ただそれだけの事だが一体何人がそれを経験しているのだろうか。仮に人数が多かろうと稀な事だと己は思っていて、相手の様子や言葉から悪いような夢ではないように思えたからか何気なく呟いてみて。話を続けていれば何処か間の抜けた表情に思わず小さく吹き出してしまいつつ、「その行動力、はそれこそ誰にでも出来ることじゃないし…俺は凄く大切なことだと思う。だから、胸張ってもいいんだよ。あぁ…此処から数分歩けば直ぐ着く。烏城はバスだっけ?乗客に揉みくちゃにされないようにな。」時折相手に視線を移しながらゆっくりと紡いでいけば見えてきた駅に、小さく頷き返すものの相手との時間にも終わりを告げるため少し寂しくも感じて。湿っぽくならないようくすり、と笑ってからかうような言葉を投げ掛け)
別に何も言ってないだろ!(首振りながら)たく、素直にありがとうって言えないのか(言いつつさほど気にはしておらず)はー、怖い冗談はやめろよな(安堵のため息)まーな!はあっ?なんで俺がお前に惚れんだよ(慌てて)言い出しっぺが悪いって相場は決まってんだろ?…知らねーよ!(ふい、)褒めてる褒めてる(あはは)
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任せろって。俺なんだからすげー心強いだろ?
(案外という単語は聞き流し都合のいいところだけを拾って鼻高々に自分の胸をドンと叩き。「それじゃあそういうことにしておくかな。急に悪かったな、変な話持ち出して。聞いてくれてサンキュー。」相手の言うように、貴重な体験だと思っておこうと納得し理由がいずれその理由も知れたらなと思い一旦胸にしまっておくことにして。聞いてもらえただけで少しはスッキリしたような気がしてお礼を述べ。胸を張っていいと慰めてくれている相手の言葉はまだ素直に受け止められないものの、そう思ってもらえるのはありがたいことだと笑って返し。「そんじゃ俺はこの辺でいいよ。そう、バス停は駅の向こうだからさ。…て、誰が揉みくちゃにされるかって。そんな弱くもなければチビでもないっつの!」向こうまで突き合わせることもないだろうと一旦立ち止まり隣を向いて。からかわれたとすぐに気付けばわーわーと騒いで返し、余計なお世話だと相手をじとり。)
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