受付 2018-05-18 19:58:36 |
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(/初めまして!以前より素敵なトピだと思いひっそりと覗かせて頂いた上、キャラも練っていたのですがなかなかに希望させて頂く度胸が無く、ついに今回満を持して希望を出させて頂きました…!少々難のあるキャラクターになってしまいましたが、よろしければ検討して頂けると幸いです!)
[ 本 ]
「 不用意な興味は持たねぇ方が良い。…信じるか信じないかは、お前次第だけどな 」
名前:怨嗟(エンサ)
年齢:20代半ば
容姿: 指通りは乾いたものだが、見目は常にしっとりと雨に濡れたような黒髪。毛先が肩に着く程の長さで、前髪も同様に伸びたまま。長い前髪の隙間から覗くのはいつも緩やかに垂れた八の字眉と生気を失った伏し目。瞳は赤黒く、目の下には濃い隈が刻まれている。仄かに青みがかった白い肌には劣化故の小さな傷が所々にあり、それらを覆い隠すようにほつれた白い着物を身に纏う。足元は常に裸足。人の形をとっている時はいつも微妙に透けており触れてもすり抜けてしまうが、任意で実体を持つこともできる。ただ少し疲れるらしい。触れた感触は人と何ら変わり無いが、肌は常に冷たい。
性格: 些か気性が荒く口調も粗暴だが、基本的には大人しい。好んで他者との接触はしないものの、根は好奇心が旺盛なために拒む事もしない。ただ他の書物に対する劣等感が強く、彼らを前にすると萎縮しがち。強い憧憬と羨望を抱いていながら、それに勝る畏怖の念からどうしても気安く接する事ができない。しかし図書館という場所の性質上多くの本との接触は免れず、できる限り彼らの目に触れてしまわぬよう書架の奥の奥にひっそりと居る事が多い。日の下に晒される事を嫌い、暗く涼しい場所や狭い場所、部屋の隅等を好む。
備考:随分と古くから存在しており量産される事無く何年もの時代を過ごし、多くの人の手に渡りながら持ち主を転々とした所謂“曰く付き”の本。所有者に災いをもたらすとされ「怨嗟の書」等と呼ばれていたが、中身は実話を元にした怪談話。特に呪いに纏わる物を扱っている。一度火を点けられたものの燃え残り、それが人々からの恐怖意識を余計に煽る結果となった。その際の火傷跡が背中に残っている。現代に至ってはコレクターや研究者の元を行き交い、いつの間にかこの図書館に居た。災いを起こしていた元の根底にあったものが“寂しい”という感情だったため、此処で人形を取れるようになり他者との接触が増えると、自ずと何も引き起こさなくなり、どうやら備わっていたらしい何らかの力も既に失われている。今ではただの本。
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