素敵帽子 2018-05-17 22:16:01 |
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>中也
ああ、中也…私を待っていてくれていたのかい?
ここ数日で少しは身長伸びたかな?
(相手の姿を見付けては近寄り相手の頭に手を置いてはそのまま撫でて、)
>中也
考えてないっていったら嘘になるかな。
でも、中也のことも考えていたよ。
(自分も相手の腰に腕を回してそっと抱き寄せて、)
>太宰
…はっ、どうだかな。
(相手の言葉は素直に嬉しいが照れ隠しなのか上記述べ乍、背側の服をきゅっと握りながら表情を緩めて。)
>中也
酷いね…そこは素直に喜ぶところだよ。
これ、なんだと思う?
(ポケットから七味とうがらしの粉が入ったビンを出しては振ってみて。何か企んでいるのかにやりと笑い、)
>中也
口に含んでみれば分かるからね。
ほら、口を開けて…どう?
(相手の口を無理矢理開けさせては瓶の中身をちょっとたけいれて相手の反応を伺い、)
>中也
ぶっははは…予想通りの反応をしてくれて私は嬉しいよ。
まあ、口直しにこれをのみたまえ。
(肩を震わせ乍笑ったあと水が入ったコップを相手に渡して、)
>太宰
…要らねえ。手前のことは信用ならん!
(差し出された水にも何か入っているに違いないとシッシと手で払い、近くの自販機で飲料を買う也一気飲みして。)
>中也
酷いなー、流石に二度もしないよ。
そこまでネジ曲がった性格してないしね。
(ちえっと口を尖らせては相手に渡すはずだった水を飲みなにもなかったことを見せつけるかのように空のコップを振り、)
>太宰
…どの口が言ってやがる。
(横目に相手を見ながらケッと呟くと空の缶をゴミ箱に投げ捨て、まだ虫の居所が悪いらしく苛立っている様子で。)
>中也
…ちょっとそっとしておいた方が良さそうだね。
やり過ぎたかな。
(相手の態度を見てやべっという顔をしてはとりあえずそっとしておくことにして、)
>太宰
…帰る、じゃあな、青鯖。
(また少しばかり口がヒリヒリするらしく何とも言えない顔をし、暫くしてから大きな溜息を零し肩を竦めるとポケットに手を突っ込み乍歩き出して。)
>中也
止めたいところだけど…私が止めたらもっと怒るだろうし。
(歩き出す相手を抱き締めたいのだが怒らせたのは自分のためそんなことは出来ずただ相手の背を目で追えば自分はある場所に向かい、)
>太宰
あー…クソ!女々しいぜ、俺。
(相手は本当に自分が好きなのか、ただからかわれているだけのでは、と色々考えてしまい帽子を取り髪をグシャグシャしてまた深い溜息を吐き出して。)
>中也
これで私の好きなように出来る…。
中也の悲しむ顔は見たくないからこうするだけでもいいか。
(向かった場所は少し深めの川。一瞬あることを考えたがそれはやめて仰向けで川に浮かんでいて、)
>太宰
…あの、馬鹿!
(通りすがりの人間が向こうの顔で人が浮いてきた、と会話をしていたのを聞けば舌打ちし、Uターンすればダッシュで其の川の方へ走り出して。)
>中也
よし、これくらいにしておこう。
ああ…一生懸命泳いでいるね。何処に行くのかな。
(数分間浮かび続けた後起き上がりたまたま近くを泳いでいた魚を見つけその魚を目で追った後川から出て、)
>中也
行き先も言わずに連れていく。
もしかして、私が行きたかったあの世?
(何処に行くのかなど分からぬままただ相手につられ頭の中の大半はあることを考えていて、)
>太宰
…。(相手の言葉を無視するが間違いなく更にイライラしており、着いたのは自宅でさっさと上がるとソファに座らせて無言でタオルを押し付けて。)
>中也
あ、なるほど。"それで拭け"と言いたいんだね。
…ありがとうと言っておこうかな。
(タオルを渡され察したのか受けとると頭やら腕やら濡れているところを拭くと何故かそのタオルを頭にかけて、)
>太宰
…風呂沸かしてくっから待ってろ。
(相手から顔を背けると風呂を沸かしに行くが、内心は風邪引かねえといいが、と心配していて。)
>中也
ふーん、あの中也が私のために…。
明日は雨でも降るのかな。
(くしゅんとくしゃみをしてはソファに横になり天井をじっと見つめ、)
>中也
うん、ありがとう。
じゃあ、行ってくるよ。
(かごに着替えとバスタオルをいれて浴室に入り肩くらいまで浸かればそのまま目を伏せて、)
>中也
やっぱりお風呂はいいね。
とても気持ち良かったよ。
(お風呂から上り着替えるとバスタオルで頭を拭きながら相手に近づき、)
>中也
…何か考え事してない?
(相手の表情から何か考え事をしているのが分かり"ねぇ、ねぇ"と頬をツンツンしたり肩を叩いたりしてみて、)
>太宰
!…俺と付き合ってる以上、自殺すンなって云っただろうが…。
(抱き寄せられると僅かに頬を紅潮させ、服をぎゅうと緩く握り乍小さく呟いて。)
>中也
ただ浮かんでいただけだよ。
自殺しよう、だなんて誰が言った?
(抱き締める力強めると"よしよし"とまるで子供をあやすかのように頭を撫でて、)
>太宰
…手前、俺のこと何だと思ってやがる。
(相手の言葉に確かに、と納得していたが何時迄も子ども扱いする相手に我慢の限界で思い切りソファに押し倒して。)
>中也
何って…中也でしょ?
なんか中也見てると撫でたくなるんだよね。
(押し倒されてもいつも通りでにやりと口角を上げれば片手を伸ばし、)
>太宰
ンなこと判ってンだよ、手前にとって俺は何だって訊いてンだよ。
(何時も余裕そうな相手に眉間に皺を寄せ乍手を避け、僅かに震える声で問い掛けて。)
>中也
ああ、なるほど。
こう答えて欲しいんじゃない?…中也は大事な人だよ。
(片手を伸ばし優しく相手の頬を撫でては空いた手で抱き寄せ、)
>中也
さあ、どうだろうね。…中也がそう思うならそうなんじゃないかな。
(相手を離しては机の上にある色んな場所のパンフレットを手に取りどこに行こうかななんて考えていて、)
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