龍神様のお屋敷にて。/ 〆

(/大変お待たせしてしまい申し訳ございません。
本体がテスト期間のため、顔が出せずにいました。
遅ればせなら、お返事させていただきます。

そうですね…私、お召し物が見たいです…！
(茶屋に雑貨屋も勿論回りたいが、先ずは衣類が見たい。山々の風景を眺めながら、うきうきとした様子で。)

うむ……では呉服屋へ行くとしよう。…人が多い。離れてはならんぞ(話していれば、参拝客の多い麓の神社まで着き。手を握り、騒がれないうちにそのまま鳥居をくぐり町へ。そのまま人の少ない裏道まで抜けて)

…無事か？

ふふ、いますよ！
(相手に手を握られると何となく安心する。これも神としての力の１つなのだろうか。己を心配する相手に笑顔を向けては、そうだ、と思いついたように、「私、龍神様のお召し物、選びたいです！」と。)

私の……か。面白い。私が選ばせた事はあるが…選びたいなどと言われるのは初めてだ。
(ふ、と笑うと頭を撫で、また手を引き。生贄の巫女というと、生真面目であったり、乗り気でなかったりするもの。ここまで明るく積極的な者は殆どおらず、それ故に心が擽られるようで)

…さて。まず好きなものを選びなさい。どれでも構わないぞ
(着いたのは老舗の店。龍神が来ている事は分かっていて、良い着物をあれやこれやとおすすめしてきて)

んー、迷っちゃいますね…
(確かに着物屋の店員が勧めてくるものは、己が見たこともないような良い着物ばかり。それ故にどれにするべきか決めかねているようで。うーん、と暫く唸ったあと、薄水色と白を基調とし、青色の刺繍が入った着物を選んだようで、奥でそれを着付けてもらって来ては、その場でくるりと回って、「ど、どうですか？…似合って…ます…？」と緊張と羞恥が入り混じったような表情で問い掛けて。)

…うむ。よく似合っている
(他の着物を買いながら待っていると呼ばれ、振り返ると、また違った雰囲気に包まれた優衣がおり。緊張した表情の優衣は初めて来た時ぶり、また印象も異なり自然に笑み。
「これと……何着か買う事としよう。これや、これも似合うと思うが。」
と、もう幾らか買っているのに更に何着も持ってくる。まだ買う気のようで)

えへへ…良かった…
(相手が褒めてくれるということは間違いないのだろう。照れ隠しに笑顔を浮かべては、相手の手に抱えられた大量の着物が目に付いて。)
そ、そんなに買うんですか？
(お金に困る生活でないとはいえ、流石にこれだけ買えば十分なのではないか。若干の焦りを覚えつつも、己は龍神様に似合う着物を探し、店内をきょろきょろと見回して。龍神様の事だ、何を着ても似合うのだろうが、何となく己の選んだものを着て欲しいという気持ちで。)

私が金を使えば民が潤う。使わずいても腐らせるだけなのでな…
(くくくと笑いながらも説くように伝え、持っていた着物からまた数着を店の者に渡した。)
…何を見ている？何か気になる物でもあったか？
(優衣の視線がこちらに向いていない事に気付き、彼女の側に立つと軽く顔覗き込み、肩を抱きながら視線の先を追い。)

あ、あの着物、龍神様に似合うんじゃ無いかな…とか…
(相手に顔を覗き込まれれば、その距離に思わず顔を赤くして。いざ己が選んだ着物を薦めるとなると、少し躊躇われて。村に住んでいた頃から捧げ物をするなどはしていたが、それとは訳が違う。相手の反応に期待と不安が入り混じり。)

……私に、か……面白い。
(軽く頭に手置くように撫で、その着物の前へ。結衣のものとは違い、上から下までじろ、と見定めるように眺め。満足げにうなづき、振り向けば笑いかけ)

涼しげで良い…良い物を選んだな
(店の者に奥まで持って行かせると、結衣の手を取って)

さて、そろそろ行くとしよう。まだ欲しいものはあるだろう？

よかった…！
(己の選んだ着物を、まさか龍神様に着てもらえるなんて、巫女としてこれほど嬉しいことはない。相手の返答に、安堵の表情を浮かべて。)
うーん…お菓子…かなあ…。
(確かに欲しいものは山ほどあるが、やはり1番はこれだろう。この頃は菓子の店にも行っていない。見ないうちに、新しいものが増えているかも知れない。)

菓子か……。持ち帰り清めてからになるが。
(清められていないもの、不浄とまでは行かずとも贄の巫女にとっては重要な差で。 また、人が多いのも気になる…自分の羽織っていた着物を一枚、結衣の肩にかけ)

人が多い。触れないように気をつけなさい
(身を寄せ手を取り、離れないよう注意しながら菓子屋の並ぶ通りへ向かって)

(/…………上げます。)

(/横槍失礼致します。巫女様、長らくお顔出しされていらっしゃらない様にお見受け致します。そこで、無礼を覚悟で一つ質問させて頂きます。新しい巫女さんをお探しになるご予定はございませんでしょうか…不躾な事を申しご不快なお気持ちにさせてしまいましたら申し訳ございません。)

(/……もう少し待ちたいと思います。もう一日だけ待ち、いらっしゃらなければ。)

(/御返事恐縮です。かしこまりました。また日を改めてご様子を見に参ります。巫女様がお戻りになることを願って…本日はこれにて失礼致します。)

(/…来ませんでした。)

（/…そのようですね、残念です。如何なさいますか…？）

(/別スレを立てたので、そちらで。)

(/なんだかそっくりな募集があったようで。
ええと、「今度の娘は」でお待ちしています)