半堕刀剣 2018-04-15 23:28:01 |
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き、緊張なんかしてない。ほら、早く煮るなり焼くなりしてくれ。一思いに。( ずい、と患部を突き出し )
…?……ん、( 聞き取れず一瞬怪訝な顔をするもそれも束の間、寄り添いあって直ぐに深い眠りに落ち )
…場所を変えよう。何処か二人きりになれるところで。( ぐい、と彼の手を引き自室へ向かおうと )
んん…っ、( 人の気配によりほんの少し覚醒し、髪に触れられ眠りの妨げとなる彼の手をぎゅ、と両手で握り込みそのまま眠りを再開 )
ああ。もう写しだとか、そういうしがらみに囚われるのはやめたんだ。( 相手の言葉に嬉しそうに破顔し、己の心境変化を誇らしげに語らい。彼は自身の主では無いが、この本丸で暮らしていく限りそれと同等の者のように思っており、彼の為の刀である事、使われる事が今の己の望みでもあって。だが、分霊の話題を出すと、先程恋成就したばかりでもあって少し恥ずかしげに瞳彷徨わせながらさり気無く問うて )切国にも寂しい思いをさせただろうか。あいつ、何か言っていたか?
えっ…何を言い出すんだ。…大袈裟な奴だな。湿布貼るだけで( 苦笑。そっと患部に湿布をペタリ )
――…ぅん、( ちゅんちゅんと鳥の囀りを遠くから耳にするも呻き声を小さく上げただけで起きる気配はなく )
ああ。( 彼に引かれるがまま歩を進めては自室へと辿り着き。共に自室へ入り適当な場所に座り込むと )…国広、いいか?( ちら、もじもじ )
……、くにひろ( 起きる気配のない彼に小さく笑ってしまい。握られてしまった手はそのまま顔を耳元へ近づけては名をぽそり、 )
ふふ、そうか。君がその答えを見つけたなら俺は何も言わないよ。( 己の近侍である切国の話題が出てきたと思えば、彼の様子が先程よりも動揺しているように見えてしまい。はて、何かあったのだろうか。仲睦まじいことは知っているがそれ以外の事というのは、彼と切国が恋刀同士だとはまだ気づかないでいる審神者である。近侍としての仕事はしてくれていたものの彼の事をぽつり、言ったことを思い出しては苦笑いを浮かべ )切国か?そうだな…いつも通りと言ってはいつも通りだったんだが…ん?待てよ。そういえば君からの文が来ないって嘆いていたことがあったなあ。えらく拗ねてしまって…何か変な事書いたんだろうかとか写しの俺なんぞに興味が消えたんだとか卑屈な方向へ言ってしまってな…余程心配だったんだろう。
――…っ、冷たい…。何だかぞわぞわする。( うう、と子供の様に表情顰め貼られた湿布を剥がそうとして )
( 鳥の囀りに薄く目を開け、むくりと起き上がり。二日酔い故か酷く頭が痛く、思わず呻き声を上げて頭を押さえ )…ぃっ、……つ……。
ふふ、待ちきれない様子だな。そう急かさずとも、俺は逃げないぞ。( 後ろ手に襖を閉め、焦らすようにゆっくりと其方へ歩み寄り )
んぁ……切国。おはよう…?( 起床、一時的に先程までの記憶を失った状態で寝惚けぼんやりと相手を見詰め )
ああ、それは悪い事をしてしまったな。修行に出る前、あいつと少し揉めてしまったこともあって…どう返事をしたらいいか分からなかったんだ。( 文を待つ彼が鮮明に想像出来ると、申し訳無さに胸が締め付けられるような思いで頭を垂れて。この修行は自らを高める他に彼への気持ちを整理するための旅でもあった故に必要以上の干渉は避ける必要があったのだ。何も連絡しない後ろめたさはあったが、その甲斐もあって結果彼と結ばれたのだから後悔はなく。口元には意味深に微笑を浮かべつつ、一片の桜の花弁がはらりと畳に舞い落ち )だが、今はもう大丈夫だ。あいつとは…仲直りもしたから。
こら。( 相手の手をぺし )我慢しろ。治らないものも治らなくなるぞ。( ふぅ )
…?くにひ、ろ?( 薄っすら目を開けぼんやり寝惚けた目で相手を見上げ )
うぅ…国広、( 両手を伸ばし早く来いと目で訴えて )
…ん、おはよう。( 耳元へ口づけを落としてから顔を少しだけ離し、薄っすら笑みを浮かべ )
…!ふふ、そうか。そうか。やっと、仲良くなってくれたんだな。( その意味を漸く理解しては畳の上に落ちた花弁を一片手にとってはそういう仲になったことになったことに対して嬉しくて仕方ない様子。その場から腰を上げ彼の元へ傍に寄り頭をポンポン撫でつつ )…切国の事、宜しく頼むぞ。( にっこり笑ってそういうな否や立ち位置に戻り )
……、( 不貞腐れたようにぶす、とそっぽを向き膝を抱えて )それで、これからどうするんだ。
ああ、おはよう。怠くて頭が痛いんだ。( ごろん )
ふ、仕方の無い奴。( くす、相手の元へ歩み寄り強めに抱き締め )
ん…。…っ!切国、あの、さっきは酷い事を言ってすまなかった。( 間をおいて喧嘩していたことを思い出すと、がばっと起き上がり頭を下げて )
…なっ…!べッ、別に恋仲になったとは言ってないぞ…!( 頭を撫でられ、審神者の意味ありげな言い様に此方も気付かれてしまったと早とちりし。彼はまだそういう仲になったとは一言も言ってないにも関わらず否定の言葉として口を滑らせてしまえばいその事に気付かぬまますくっと立ち上がり、くるりと踵を返して )で、では、俺はこれで。
…これから…、( ぽそ )――…あんたが此処を出たいというなら俺は一緒にここを出るし…嫌なら俺はあんたと一緒にここにいる。( 目伏せぽそ )
頭が…?( のそり上体を起こし頭を撫でて )…ちょっと待っていろ。( 布団から出ていき棚の方へ歩み寄り。引き出しを引きごそごそと何かを漁っているようで )ほら、これ。二日酔いに効く薬だ。俺も前になったことがあって薬研に処方してもらっていたんだ。
ん…やっと来たな。( ぱあ、ぎゅぎゅと抱きしめ )
?あ…いや、俺も…その、あんたの気持ちを…分かってあげられなくてすまない。( 彼を包み込むように抱きしめてはしゅん )
っふふ、そうかあ。( この彼の動揺に思わず吹き出してしまうと口元へ手を翳し落ち着きを取り戻そうと、一呼吸置いていたのだが、思わず口を滑らせてしまったらしいその言葉にまたも笑ってしまって。そう誤魔化すように上記を言い返しつつ手をひらり振り )今日はゆっくり休むんだぞ。
…俺にそこまでの義理は無い筈だ。不良品とまで言われたこんな刀を救う価値なんて無いぞ。( 主に言われた言葉を気にしている様子で )
二日…酔い…?ほう、薬研からの薬か。本当に大丈夫なんだろうな?( 受け取った小瓶を不審げに矯めつ眇めつ眺め )
あんたはすきんしっぷとやらが好きだな。いつもこうしている気がする。( 首筋にすりすり )
いや…理性を保てなかった俺が悪いんだ。あんたから、その、口吸いとかされるの、は…別に嫌いじゃない、から。( ごにょごにょ )
…また、俺を使ってくれ。( 去り際、温かい審神者の声掛けにちらりと其方を一瞥すれば小さな声で出陣願望を口にし。それを最後の挨拶の代わりにそのまま静かに襖を閉め部屋を後にすると、深々と溜息。秘密にしようと言ったのは己であるにも関わらず、審神者に彼との関係を悟られてしまった。ような気がする。面目が立たず憂鬱な足取りで彼の待つ自室へと向かい )
…何を言うんだ。あいつがあんたの事を分かっていないだけだ…!俺はあんたを救いたい。…一緒に居たいというのは…駄目か。( 眉下げ )
…俺は平気だったぞ。だから大丈夫な筈。( こくこく )
ン…あまり自覚はないが、あんたとこうするのは好きだ。( 擽ったそうに身を捩りつつ幸せそうに微笑んで )
っ国広、( ぎゅぅぅう )俺、嫌われたのかと思っていた。良かった…( すりすり )
( 自室にて、箒を手に持ちつつ辺りを見渡してみれば、畳の上に綺麗なピンクの絨毯が広がっており見る度に彼と恋仲になったことが表明されているように思うと恥ずかしさにヘロヘロと箒を軸にそのまま腰が抜けたように座り込んでは” あう ”だの” おぅ ”だの恥ずかしさを間際らすように声を漏らし始めて )
――切国…。駄目、なんかじゃ…ない。俺も一緒に居たい。でも俺、こうして偶にでもあんたの顔が見られたらそれで良いんだ。( ぎゅ、と相手の手を握りこの本丸に残る旨を暗に伝え )
そうか。…では、( ごくり、薬を一息に飲み干しおえ、と舌を出してみせ )……にがい…。
…虐められるのも好きなんだろ。( 首筋を甘噛んで )
あのくらいの事で嫌いになるわけ無いだろ。ばか。( 撫でなで )それより身体はもう大丈夫か?
( 自らの部屋でもある為気兼ねなく戸を開ければ、中では我が恋刀が箒を手に蹲っていて。どうやら二振りが出した桜の花弁を片付けようとしていた最中のようにも見えるが、この有様は一体どうしたことか。特別具合が悪そうでも無ければ部屋外からも聞こえた妙な呻き声を発する声主に、心配するような訝しむような顔をして伺いを立て )――何をしているんだ…?
…っ、俺は…嫌だ。ずっと…あんたと一緒に居たい。我儘なのはわかってる…( 空いた片方の手で彼の手を包み込み )
薬だからな、直に良くなるだろう。( 頑張ったな、と頭を撫でて )
ぅん…っ、ばか。( ぴく。弱々しく頭ぺし )
ああ、大丈夫だ。( こく )…国広、湯浴びしたいんだが借りていいか。
ッ、!あ…あ、いや…何もない。( 大袈裟な程肩を揺らし今迄緊張したこともないのに恋刀となったこともあってか動揺が隠せず。素早く立ち上がりささ、と箒で花弁を集めつつ審神者との話はどうなったのだろうと )…主とどうだった?
…あんたと俺では、住む場所が違う。慕う主も違うし、本丸も。( じわり、瞳を潤ませふるふる首を振り )
ん…。そういえば、飲み比べの結果はどうなったんだ。やはり俺の負けか。( 大人しく撫で受け、ぎゅう )
否定はしないんだな。( クスクス )
ああ、構わない。これ、俺ので良ければ貸してやる。( 着替えの浴衣とタオルを用意し相手へ差し出し )
ああ、あんたの事も聞いた。…俺の文を心待ちにしていたそうだな。すまなかった。( 先程審神者に聞いた情報を口にし、今更ながら謝罪を述べて。だが、彼が己を必要としていてくれた事は素直に嬉しく照れくさそうにはにかみ )でも、嬉しい。相思相愛とはこの事だな。なんて。
…俺は…あの本丸を出ていく覚悟はある。あんたと一緒になれるなら、( 控えめに彼を包み込むように抱きしめ )
ん…そうだ、な。引き分け、というのはどうだ。俺も大分酔っていたからな。( ふふ、ぎゅぎゅう )
うるさい。( むぅ )…急にするなばか。( 肩口へぐりぐり← )
ありがとう。( 着替えと浴衣、タオルを受け取り )じゃあ、湯浴びだけ済ませてくる。( たた )
……っへ?え、あ…っ~主なんで言うんだっ( そのことは秘密にしてくれ、と主に話していたのにも関わらずこうも容易く彼の方へ情報が流れてしまうとは。更に林檎の様に真っ赤に染め上げ手に持っていた箒にパキッ、と小さな罅が入り(←)その音にハッとすれば慌てて罅がある方へ手で隠したが、追い込まれるように彼の言葉に恥ずかしすぎて手に力がこもると箒はとうとう真っ二つに )ッ、ぅ…もう、二人してなんなんだ…っ( 色んな感情が込み上げてはじわり涙目になりつつふるふる震え始め )
ばかを言うな。本丸を抜けることはお前の主も仲間も裏切ることになるんだぞ。( どうして良いか分からず、ふるふると身体を震わせ )
引き分けか。何か一つ言うことを聞かせたかったんだが。…次は負けない。( きりっ )
嬉しいくせに。…おい。こら、( 肩を地味に攻撃してくる相手を優しく窘め )
ああ、行ってらっしゃい。( 相手を送り出すと、一息ついて )――飯でも作ってやるか。
( 泣かせるつもりもなければ勿論箒を折らせるほど動揺させるつもりで言ったわけでもなく。ただ、彼の話を聞いて嬉しかった気持ちを伝えようとしただけなのだが、小さく震え羞恥に耐える彼を見ていると可哀想な気さえして、そっと背後から抱き締めれば優しく耳元へ囁いて )落ち着けよ。そんな一途なあんただから、俺は惚れたんだ。
……、それでもいい。主に何を言われようが俺は考えを取り消すつもりはない。( すり、と寄り添い今度は強く抱きしめ )
…ふん。それはどうだかな。今度は俺が勝つ。あんたは一口、二口で酔う癖に( くす )
ちがう…っ( うぅ )うれし、くなんてないんだからな!( 顔を上げうがっ、 )
――…、( 浴槽にて体を洗ったり長く湯に浸かって数分後、上がると着物へ着替え一旦彼の自室へ )
っ…?!( 真っ二つに折れてしまった箒をぽとり、畳の上に落としてしまう。それは彼のその言葉に動揺も更に悪化してしまったらしく頭上には少な目だが桜の花弁が降り始めふるふる震えるのはそのままに顔を俯かせ )…っ、ばか。
俺は…お前を裏切り者にしたくない…。そこまでしなくとも、いつでも会えるじゃないか。例え少しの時間だとしても。( 控えめにぎゅ )
一口二口とは心外だな。日本酒の一合くらいは飲めるぞ。あんたこそ相棒に話し掛けていたくせに。( 都合のいい記憶力でフラワー●ック指差した )
では俺が下らない事を言うから、怒っていると?( 首こてり )
( その頃、相手が風呂に入っている間厨房にて遅めの朝餉を作っており。ただ普通の物では詰まらないと、少し細工も施して )
( 相手の気持ちを代弁するように舞う桜が微笑ましく愛おしく、静かに微笑んでは彼の頬へ軽く口付けて身を離し。そして何事も無かったかのように手作業にて部屋に散った花弁を拾い集め始め )ほら、早く片付けるぞ。
…あんたの審神者がもう合わせてくれないかもしれないだろう。( ぽそそ )俺の所為でこんな姿にさせたくないんだ…だからっ( 涙じわり )
なっ。あんただって人の事言えないだろ。棚の上にあるだるまに話し掛けていたくせに。( むむ )それを俺だと思い込んでたんだろう。日本酒なんてあんたには無理だ。( きぱ )
怒ってない…!もういいだろう…!離せっ( ゔぅ )
( 国広が居ない。シュンとした表情で寝台へ腰を下ろし頭の上にのせていたタオルをわしゃわしゃと拭き始め )
ッ、( 駄目だもう既に心臓に悪い。それも彼が帰ってきてからというものの想い刀だった彼に告白を受け、そしてそれが両思いだということが分かると嬉しくて即返事をし恋刀に。主に話すなというっていた事を彼にバレてしまい恥ずかしい思いをしたこと、と色んな事が起きすぎてなんだか今日はやけに心臓の音が煩い。頬に当たる柔らかな感触にもうどう反応すればいいかわからずその場で蹲り落ち着くまで数分後。折れた箒を持ちさっさ、と花弁を集め塵取りでそれを取り一度ゴミ箱に入れて )
…何度でも、あんたが鎖を断ち切ってくれればいい。俺を守ると言ってくれたろう?俺も、外出を許された時にはあんたの元へ行くから。必ず。( 相手の両頬を手で包み )
は?いつ誰がそんな間抜けな事をしたと?酔い過ぎて幻覚でも見たんだろ。あんたこそ日本酒なんか百年早い。( ふんす )
――何なんだ、あんたは。( やれやれ、すっと身を離し )
( ぱたぱたと部屋まで戻り、相手が戻って居る事を確認し喜々と目を輝かせ )…切国。腹減っているだろ?にぎり飯を作って来たぞ。
( 彼を今まで以上に意識してしまっているせいかやけに沈黙が気になり。密室に二振りきりという状況に、男として邪な考えが脳裏を過ぎらなくもなく。もっと触れていたい、あわよくば―― ぶんぶんと首を振りそれ以上を考えないように努めると、部屋を片付ける事に集中し。掌で搔き集め捨てる作業を地道に繰り返していくと、相手の協力もあって漸く元通りの部屋に戻り。修行の疲れもあって深々と溜息をつくと、畳の上にごろりと仰向けで横たわり )…やっと片付いた…。
っ、必ず…必ず来てくれよ、俺の元に。( 瞳から涙がポロポロ零れ )
あんたしか居ないだろ。…あんたよりかは大分ましだった筈、だが?( じと )それを言うならあんたこそ千年早い。( むっすう )
ふん。( ぷい )……あ。国広、とりっくおあとりーと。なにかくれ。( ぱあ、唐突← )
!ああ、丁度腹が減っていたんだ。( ぱああ )
…お疲れ様。修行から帰って来たばかりなのに…悪いな。( 彼が手伝ってくれたおかげで花弁を片付け終えては此方も溜息をぽろり。彼の隣へ腰を下ろしそちらへ振り向いては申し訳けなさそうに眉下げては )…少し仮眠を取るのはどうだ。体も大分楽だと思うぞ。
泣くなよ。……なあ、切国。この鎖を、断ち切ってくれないか。( 足枷をするりと撫で )
それがお前の幻覚だと言っているんだ。俺がそんなことする訳ない…。フン、そこまで言うなら今夜もう一度勝負するか?( 目細め )
…その言葉は仮装をして言うからこそ効果があるんだぞ。やり直し。( 相手をくるりと回し背中を押して← )
ふふ、ただの握り飯じゃないんだ。この何方かに唐辛子がたっぷり入っている。( 一口サイズの握り飯を二つ見せて )
いや、お互い様だろう。( 大の字で寝そべり、虚ろな目で天井を眺めながら呟いて。この時既に酷い睡魔に襲われており、相手の促しをきっかけに彼に背を向ける形で寝返りを打つと、少し仮眠を摂る旨を告げてから直ぐに規則正しい寝息を立て始めて )ああ、そうだな。おやすみ、切国。適当な時間になったら起こしてくれ。
っ、( ぐず )――!いい、のか…?そんなことすればまたあんたは…( 足枷と相手を交互に見やり )
ふん、望むところだ。後悔してももう遅いからな。( ふん )…今度は俺が勝つ。
っえ、仮装…と言われても何をすればいいんだ。( ぽつん。兄弟に相談してみよう、と自室へ向かい数時間後 )……、これならどうだ。( どや / 布を全体に被っただけのお化けの仮装← )――国広、とおりっくおあとりーと。( じゃじゃーん / ← )
……国広、あんた…おにぎりになんて事しているんだ。( 冷静な突込み )そんなもの辛くて食べられないだろ…!( ぷるぷる )
ん、分かった。( ”おやすみ”と返したのも束の間隣からは規則正しい寝息が聞こえると、小さく笑って。このまま体育座りのままいるのも疲れるので彼の隣にごろんと寝転がり何故だか随分と大きく見える背中を起こさない程度に腕を伸ばしそっと触れて。夢じゃない本当にここに恋刀である彼が居るんだ。彼が居ない間恋しくて、寂しくて、いつも寝るときは布を抱きしめ寝ていたのが恥ずかしいやらなにやら。もっと彼を感じたくて寄り添いここにいることを確かめるようにじーっとそのままの体勢で )
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