半堕刀剣 2018-04-15 23:28:01 |
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…ッ駄目だ。あんたは巻き込めない。俺にとっても、お前は大切な刀だから…。( ぐい、と押しやり顔を背けるも、不意に部屋外にて此方へ近付いてくる足音が聞こえ )
は…っ、ん…、( 初めから深く舌を絡ませ、弱い所を執拗に攻めて )
全く…。( 撫でなでなでなで、不満垂れながらも相当可愛がる彼氏の図 )
ぅ、ん…っ、は…、( 初めこそぎこちなく受け入れていたがぞくぞくとした刺激に歯止めは効かなくなり、積極的に舌を絡めつつ彼の細い腰をぎゅ、と抱き )
受け取ってくれ。強くなるのに、いつまでもそれに頼っていられないから。( あんたにもな、と小さな声で付け足すと布を相手の手元に強引に押し付けて手渡し、旅装束を纏って笠を目深に被り。帰るべきところを見失わないように相手の姿を目に焼き付けては )それでは、どうか…元気で。( くるりと踵を返し、そのまま玄関へと足を向け本丸を後にしようと )
…それを言うなら俺だってそうだ。あんたは大切な…ッ、来る…?( ぴく、とその足音が聞こえてくると心拍数が早まってきてどうすればいいかそのまま立ち止まってしまい )
っは…ぁ、ぅ…ぁン、( 薄っすら涙目を浮かべびく、びくと僅かに震え )
んわ…っ、国広、髪が乱れる。( なんて文句を言うも何処か嬉しそう← )
んぅ…っ、くに…ふぅ、ん( 息遣いをすべく一度唇を離すもすぅ、と一息吐いてからまた口づけ深く絡め )
…国広!( 彼の布を大切そうに両腕に抱きかかえて玄関の出口辺りで立ち止まり名を呼び。” あ…、っ…とそ、の… ”もごもごと言葉に詰まり強く強くその布を抱え込み俯き加減にもう行ってしまうのか。寂しい。そんな感情が次々に押しやられるも彼の決意を無駄にしては駄目だ。なのにこんな己の我儘を言うわけにはいかない。だからこそ彼を見送るのはできるだけ笑おう )…いってらっしゃい。
――…、( 息をひそめて己も身を硬くさせるが、どうやら足音の正体は短刀のものだったらしく。足音は次第に遠退き、ふと相手の姿を見て深々と嘆息 )…ほら。びびっているくせに。
は、ぁ……んっ、( ぎゅ、と相手を抱き締めて掴まえ、ぐいぐいと彼の身体を押してそのまま押し倒そうと )
俺は不器用だからな。…ふふ、( ぼさぼさになった相手の髪を見て思わず吹いた )
ンッ、はぁ…っ、んんぅ…!( 息継ぎする間もなく再び唇を塞がれ、身体は再び火照り始め。このままではいけないと、舌を引っ込め相手の肩を押し息継ぎの間に降参の声を )ゃ、め…待て、待って、…くれ…っ、
…。( 不意に呼び止められ、玄関の戸口に手を掛けたままゆっくりと振り返り。微笑む彼の表情は内心の本音を隠しきれておらずとても寂しそうで、溜息ともつかない吐息をふ、と小さく零せば無言で相手の元まで戻り、真っ直ぐな眼差しでじっと見詰めて。そして徐に顔を近づけると、いつかの時の様に唇を寄せて口端に触れるだけの接吻を残し。してやったりな小狡い微笑を浮かべると、旅装束をばさりと派手に翻し、今度こそ本丸を後にして )――行ってくる。遠くへ。
うるさい。びびってなんかいない。( 審神者ではないことが分かると無意識にホッ、と安堵してしまい。すると、彼にそう指摘されてはむむ、と不機嫌そうな表情を浮かべ )
っん…!( 弱い箇所をやられっぱなしで殆ど力も抜けていることもあり相手の思うがままに押し倒されてしまい )
それを言うなと言ったのはあんただぞ。( む、意地を張りお返しとばかり相手の髪を乱して )
っは…は…、( 肩で息継ぎを繰り返しつつ自身の唇をペロリ舐め。大丈夫か、という様に額へ口づけ様子を窺がい )
( 翡翠色の綺麗な眼差しに気を取られ此方も無意識にじっと見つめ返していれば、徐々に顔を此方へ近づけ瞬きする暇もなく一瞬の出来事だった故に呆然とした表情でいて。そう相手に何時ぞやされた行為だと気づいたのは旅装束で翳され時に意識が覚醒されて間もなくの事。わなわなと両腕に抱えていた相手の布を口元へ隠し力なくその場にへたり込むと )…っ~、く、くにひろの…ばか…っ、( なんて悪態つきつつももう彼は旅立った後で )
…どうだかな。( ふ、と嘲笑じみた笑み零せばずるずると足枷を引きずり部屋の隅へ。両膝を抱え蹲ったところでぐるるる、と腹が鳴り )
――可愛いな。( ぷは、と唇を離せば、酔いが回った虚ろな眼差しで相手を見下ろし頬を撫でて )
そうだったか?……ッわ、やめ…っ( 調子よく惚けていると不意に掻き撫でられ、あわわ )
ど……、したんだ、急に…ッ。いたずらがっ、…過ぎるぞ…。( 息も絶え絶えに顔を背け、口元を手の甲で隠し )
( 口付けた感触を思い出すように、無意識に自らのそれを指先でなぞる。吹き抜ける風が心地よく空を仰いだなら遠くの鰯雲をぼんやりと眺めて。此処は本丸から遠く遠く離れた過去の世界。本科と写し、自らに課せられた宿命と向き合うべく旅立ったは良いが、そう簡単に史実を受け入れられずに旅路は行き詰っており。丁度昼時で、城下町で買った握り飯を口にするも何処か味気なく、不格好ながらも愛情のこもった彼の握り飯を恋しく思いながら相手の事を考えており。あれから数か月、相手の近況も知りたい所で、彼宛てに一筆文を書いて。息災にしているか、という質問から、旅に行き詰っている己の近況も書き記して伝書鳩を飛ばし )
…腹が…減っているのか?( きょと。そうだと分かればごそごそと懐から紙に包まれた何かを取り出し )…そら、これ。そうだと思って持ってきたんだ。( 紙をそろり取ってみれば中身はパンで )
ふぁ…っ、は…( やっと解放されるとめいいっぱい息を吐いて吸っての繰り返し、そろり相手を見詰めては完全に酔いが回っていると気づくと )…国広、もう駄目だ。寝よう。( 頭撫で )
…フン、お揃い。( くすくす、満足げに跳ねた髪を見詰め )
…( しゅん。”すまない。”と目を伏せもそもそと布団の中へin )
( 此方は自本丸。パタパタと近侍である故に資料を纏めたり、分けたりと審神者の補佐をこなしそれは昼前までになり。” ありがとう、もういいぞ切国。 ”と彼のお陰でもありなんとか仕事を終わらせ一息ついている審神者に少し話があるんだ、と話を切り出す。それは分霊のこと、早朝に旅を出たということを話しては何処か表情が寂し気にみえるも” …そうか。あの子の帰りを待っていよう。大丈夫、あの子は強い。 ”と受け入れた様子で。自室に戻ろうと廊下を進んでいれば突然、羽をばたつかせる音にビクリ肩を揺らしているのにもかかわらず肩へちょんと止まる鳩。脚に括りつく紙を見つけては慌ててそれを取りその文を読めば慌てて自室に戻り机上へ腰を下ろすと文を書き出し。息災している事、此方は何かと忙しくしている事。旅に行き詰っているなら何処か気分転換に他の所へ行くのはどうかと、アドバイスを書き入れ鳩の足に括り付け飛ばし )
…?何だそれは?西洋人が主食に食うというアレか?( パンと言いたい )
あんたがそう言うなら…。( ぎゅ、と相手を抱き締めその胸元に頭を乗せすりすり )
……大人げないぞ。( じとり、不満げに訴え )
いや、あんたからしてくるのは珍しいから、少し驚いただけだ。 また、襲ってやりたくなる。( 自らの唇を指でなぞり顔を背け )
( 文は存外直ぐに返事が来て、逸る気持ちを抑えられず急いで紙を広げ。彼もまた息災にしているようで一先ず安堵し、相手の助言もあったことからこれからの行き先に少し悩んで。元主のところへ行こうかとも思ったが、己を知るにはもっと広い視野から見つめ直す必要があるとみて隣町へと進路を変え。己が写しとしての宿命から吹っ切れるまで、それから半年ほどの時間を費やし )
ああ。ぱん、というんだ。燭台切がそこに興味を持ったらしくてな。( こく )
…国広。俺は何処にも行かないから布団に行くぞ。( 背中ぽむぽむ、優しく声かけ )
フン。やり返しただけだ。( ふい )
…っ、( そろ…り布団から顔を出しては顔を赤くさせ )
( 内番や遠征、出陣――と本丸での日常を過ごして早半年が過ぎ。今日、自身は非番。自室にてぼんやりとあの文を眺めており。最初に文をくれてからは一向に彼から文が来ず何かあったのではないかと、心配と不安でいっぱいになっていて。その文を大事そうに抱えぽつり” 国広…、 ”と虚しく響くだけで )
ああ、そんな名だったな。ぱんとやらは種類が豊富なのだろう?これはどういうものだ?( 興味津々 )
…ン、分かった。( もそもそと起き上がり、自室へ戻ろうとするがまともに歩けず千鳥足で )…?何故だろう、床がふわふわとする。
…生意気だ。( 相手の布の裾をぐいーっと引っ張り )
――フン、冗談さ。( 満更でも無さそうな相手の反応に小さく笑み零せば、己の理性が働くうちに退出するべく寝台から腰を上げ )
( 主や仲間、己を必要とする者の為の刀で在ればそれが幸せなことなのだと気付くまで、随分と時間が掛かってしまった。自分はもう、あの頃の卑屈な己ではないが仲間や主、そして想い人である彼はそんな自分を受け入れてくれるだろうか。思い新たにハチマキ締めて、いざ赴くは彼の待つあの本丸。過去を飛び元の時代へ帰ってくると、あまりの懐かしさに目を細めつつ、かといって久々に彼に会うのは照れくさいので刀の気配を確認しながらそろりと正面玄関に足を踏み入れ )
めろ、ん…ぱん…と言っていた。外はさく。中はしっとりしていて甘くて旨い。( 食べてきたばかりであるのかほわわん、と味を思い出し乍相手へ伝え )
?!お、おい…国広待て。俺の肩に捕まれ。一緒に行くぞ。( 慌てて起き上がり相手の元へ行くとそう促し )
っ、やめ、…ろっ!なにするんだ。はな、せっ( あわわ )
……!( がし、と相手の手を掴み行かないでくれ、と目で訴え← )
( 一時的に預かっている彼の布を鼻先まであげては微かに香る石鹸の匂い。もう少しこの感じを堪能していたいと猫の様に丸くなって心地よくいてはいつの間にやら畳の上寝ていたようで。はっ、と起きた頃にはもう既に夕刻。洗濯物をとりこまなければと慌てて自室を出ていき玄関に向かうべく急ぎ足で廊下を進んでいると、不意に懐かしい刀の気配を感じとり。早足でかけていたのも次第に速度を落とし玄関前まで来て鉢合わせした刀は―― )…っえ?
めろんぱんなのにめろんは入っていないのか?( 説明を聞きつつ受け取ったそれを恐る恐る口に含み )
俺は酔っ払いなんかじゃない…。( ぶつぶつ、大人しく相手の肩に腕を回し )
――…。( 何の前触れも無くぱ、と手を離し )
…!…、…?な、何だその目は?行くな、…と、言いたいのか。( 訴えかける眼差しにたじたじ )
( 足を踏み入れた刹那、布の影に隠された見知った金髪が自身を出迎え。その懐かしい姿に一瞬息を呑み、驚いた顔で見つめ合う。強さを求め進化を遂げた己の全てを見せるのは照れくさいものがあったが、磨き上げた自分を見て欲しいという矛盾した気持ちも持っていて、一度軽く深呼吸したのち誇らしげに胸を張れば真っ直ぐの視線を彼へ向けて。もう、卑屈だったあの頃の自分は何処にも居ないのだ )――…久し振りだな。切国。
…俺も最初はどう思っていたんだが…、これと言ってそういう物は入っていなかった。見た目がめろんに見えるからそう名付けられたようだぞ。…どうだ?( じぃ )
一言もそんなこと言ってないだろ。( はあ、ゆっくり布団へと近づけば一言声掛けその場をしゃがみこみ )
っあ…!( 突然離されたことにより前のめりで相手の胸元へぽす )
ん。( ぱあ、こくこくこry )
…く、国広、なのか?( 分霊の筈なのにここまで変われるものなのだろうか。何処か自信ありげな眼差しで堂々とした立ち振る舞いに額にあるは紅い鉢巻を締める彼の新の姿に動揺を隠せず目を見開いたままそう名を呼び。それでも無事に此処へ戻ってきたことと、新の強さを手にした彼をこの目で見た瞬間じわり、涙を浮かべ思いっきり抱き着いて )――…お帰り、国広。
なるほどな。…ん、美味い。ぱんとはこんなにも美味いものだったんだな…!( 余程腹を空かせていたのかがつがつと食いつき、一瞬でぺろりと完食 )
…、切国。一緒の布団で寝ないか…?( のそ、と相手から離れ布団の上へ腰掛けては物欲しそうにじっと見詰め )
ふふ、捕まえたぞ。( ぎゅぎゅ )
はあ…、仕方ないな。( ばふ、相手の上へ再びのしかかり頬へ口付けて )
…ただいま。待たせてすまなかった。( 相手を抱き留め、背中に両手を回し静かに囁いたなら控えめにすり、と擦り寄り懐かしい彼の体温を目一杯に感じて。変わった自分を彼がどう受け止めてくれるのかが、正直怖くもあったが今はただ久々の再会がそれ以上に嬉しく、軽く身を離すと愛しげに相手の頬の輪郭を手の平で撫で )元気そうで何よりだ。
ふふ、余程腹が減っていたんだな。…だが、すまない。それしか持ってきてなくて、( しょぼん )
…はあ…仕方ないな。一回だけだからな。( のそりと相手の前に来てはぎゅう、と抱きつき )
…抱きついてほしかったならそういえばいいだろう。( ちら、むむ )
ん…、( 近くにある相手の顔を更に近づけ口端にぺろ、と舐め )
…国広こそ。随分…変わったな。( やっと待ち望んでいた彼が帰ってきたんだ。夢なんかじゃない、この体温も何もかもが前に抱きしめあった事が懐かしい。ここを誰が通ってもおかしくはないが、今はまだこのままで居たい。嬉しげに表情を柔らかくさせ頬にある手を重ね合わせ控えめにすり寄り )
良いんだ。何も無いよりは腹の足しにもなる。…このザマでは、主から飯を与えられるのを待つしかないからな。( 自嘲的な笑み浮かべ )
一回だけなのか…?( ぎゅう、相手ごと布団に引き込み子犬の如きうるうるとした瞳で見詰め )
何のことだ?あんたから捕まりに来たんだろ。( くすくす確信犯 )
ン…、( ビク、相手からの悪戯を誘いと受け取りじっと見つめた後徐に唇を重ね合わせ )
変わらないままでいた方が良かったか…?( 一番心配していた事。自分がどれ程変わってしまったのか、客観的に知ることは難しく相手のお眼鏡に叶うかどうか不安げに問い掛け。彼は彼で甘えたな子猫のような愛らしさは昔と変わらず、微笑ましげに表情緩めると頬から手を滑らせ懐かしの布地越しに頭を撫で遣り )
……国広、…この足枷なんとかして取れないだろうか。…助けたいのに何も出来ないなんて、な。( 目伏せ )
ぅっ、( どき / ← )…わ、わかった。わかったからそんな目で見ないでくれ…っ( 視線ふよよ )
なっ!ば、ばか…!そんなわけがないだろっ( うう )
ぅん…っ( ぴく、悪戯でしたつもりがまさか接吻されるとは思わず驚くもそのまま受け入れ )
…いや、そんなことはない。写しだと囚われずそうやって堂々としたあんたを見てると…なんだか眩しい。変わったんだ、とその姿を見たら誰とてそう思う。( 自身は未だに写しだというのがコンプレックスなところは相変わらずなわけで、目前の彼を見れば一目瞭然、何もかも吹っ切れてあそこまで変わったんだと。自身もいつか自信が付くだろうか、なんて夢のまた夢だろなんてふ、と自嘲的に然り気無く笑い )
鎖が錆び付いているから、もしかしたら断ち切れるかもしれないな。…だが、逃げたら主の機嫌を損ねることになるだろう。( 鎖へ一瞥を遣るも、ジレンマに嘆息 )
…!ふふ、切国はたやす……げふん、優しいな。大好きだ。( 言い直した )
俺は何もしていない。あんたが布を離せというから離しただけだ。( どや )
…は、っ…、( 相手の両肩を強く抑え、唇のあわいから舌を差し入れて欲望のままに荒っぽく口内探り )
…ふ、そう見えるか。でもな、切国。変わらないものも、あるんだ。( 眩しいだなんて、自分からしてみれば少し大袈裟で照れくさい気もして、恥ずかしそうにはにかむ。確かに、見目だけでなく従来の卑屈さが抜けたことは大きな変化といえるだろう。だが、彼に対する気持ちは依然と変わらずずっと胸の奥に閉じ込めてきたわけで、意味深に翡翠を細め熱の含む視線で相手を見遣りそう呟くと、改めてひょこりと本丸の奥を覗いて )――部屋へ上がっても良いか?土産話をしたいところだが…此処では何だから。
…難儀だな。( じゃり、と鎖を手に持ち溜息 )…それでもあんたをこのままにしてはおけない。あいつの機嫌が損ねようが俺があんたを守る。( 柄に手を置き切ろうとして )
今何と言った…?( むむ、相手の両頬を摘まんでにっこり笑い / 聞こえてた )
その決まり顔が腹立つのだが。( 相手の頭を弱々しくぺし )
っん、ぅ…( 息苦しそうに眉を顰めおずおずと口を小さく開き、口内を探る様に舌を追いかけるように舌を動かし )
っ、…ああ、それは構わない。( その意味も視線も何もかも悟ってはつい先ほどまでなんともなかったのに今頃になり心の蔵が高鳴り始め。動揺を隠す様に出来る限り表情を硬くしくるり向きを変え早歩きで自身の自室へ向かうべく一言告げてはそそくさと行こうと )――そら、こっちだ。
…!待てっ…俺、は…ッ、( 慌てて鎖を手繰り寄せ後退り、何かを言い掛けたところで国広、と己の名を呼ぶ主の声と共に部屋へと向かってくる足音がやや遠くから聞こえ )
……だ、だいすきだ、と…。( ぞぞ、目を逸らし誤魔化して )
本当のことだろう?いつも自分から抱き着いてくるくせに。( ぱし、と相手の手首掴み )
ん…っ、( 絡めた舌を扱くように吸い、快感を与えつつ教え込むように口付け深め )
( 己の一言でやけに彼から緊張感が伝わってきて、此方まで胸を高鳴らせてしまう。だが、好意を知られていようといまいとどの道想い伝えるのだから構いはしないだろう。相手の後を追い、かつて己の自室でもあった其処に赴くと後ろ手に襖を閉めて。修行へ行く前と何ら変わらない部屋、その中央に広げられた白の布に目が行き。先程まで彼が抱いて寝ていたとは露知らず、それを拾い上げて )…懐かしいな。この布、俺がお前に預けたものか?
…っ!( 少し刃を抜いていたものの審神者の声を耳にしては一度刃を仕舞い。バレてはマズイと押し入れの中へ身を潜め )
違う。その前に言ったことだ。( むに、と頬を強く摘まみ )
っ、離せ。意地悪が、( むむ )
ンン…っ、は…ぁ、( 気持ちよさげにとろん、とした瞳で見遣るもそのまま瞳を閉じ相手の首に腕を絡め )
ぁっ。そ…そ、うだ。すまない、丁重に扱えって…思う、よ、な。( そうだった。己はここで一度寝てしまったのだ、彼の布を抱きながら。それも忘れて彼を自室へ招き入れてしまった上に、広げられた布に疑問を持ってしまうのではないかと口を開こうとするも彼の方からそう指摘されてしまっては大袈裟に肩を揺らしては視線を逸らしもじもじ。これ以上恥ずかしい目にあいたくないとばかりに話を逸らそうと )…っ、で?俺に…話、とは?
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