半堕刀剣 2018-04-15 23:28:01 |
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…。( ふるふると首を横に振り )俺を庇ってくれて、ありがとう。嬉しかった。…またな。( 背を向ける彼の手を引き、頬ちゅ )
ああ、飲めるに決まっている。だが、あんたは無理をしているんじゃないのか?お前は強がりだからな。( ずい )
然し…そうは思わないか?( 肌に残る跡をつんつんと指でなぞり )
――…んん、切国…。( 覚醒には至らないもののもぞりと身動ぎ、ぎゅううと抱き締めて抱き枕代わりに )
( 両想いだと分かり嬉しいはずなのに、素直にそれを受け入れ自らも心の内を告白出来ないのは何故か。どの道修行から戻ったら打ち明けるつもりでいたのだが、想定外の衝撃に今はただ混乱するばかり。写しであり半分闇に染まった身の上故に彼と結ばれるのが恐ろしく、相手から離れるように当てもなく本丸の廊下を進んで。時刻は夕暮れ時。広間には短刀たちの手によって配膳が行われており、じきに夕餉に呼ばれるだろう )
――…!( 頬に当たる柔らかい感触に目を見開いて其方へ見やり )…ああ、また。( 控えめに笑いつつ部屋を出て。審神者に気づかれないよう本丸の玄関口から出ていき自本丸へと帰る道すじへ歩き出し )
…フン。そんなこと心配ご無用だ。まだ飲める。それを言うならあんたこそ、強がりだろう。本当に平気か?( ずずい )
…まあ…だが、ここまでされるとあんたに愛されているんだな、と思う。( 恥ずかしげもなくさらっと )
…、( 少々声が出にくいのか答える代わりに彼の髪にちゅ、と口づけ )
( 卓子に顔をひれ伏せぼんやりと考え込んでいれば、襖の向こうから” 兄弟、もうすぐ夕餉だよ。 ”と小さい声の兄弟から声を掛けられ。二言返事で返すとその刀の気配も消え大広間へ行くとなると、あの出来事があった直後だというのに彼と鉢合わせになっては気まずくなる。彼とて自身とは会話もしたくないだろう。だから避けるようにすればいい、そうと決まればと広間へ向かうべく部屋を出て廊下を歩き )
――…。( 少し寂しげに見送った後、審神者の機嫌を伺いに主の部屋へ赴いて )
誰が強がりだって?誰が。生意気な事を言う悪い口は塞いでしまうぞ。( じとり、相手の頬摘みびよんびよん )
あ…愛され…ッ。ま、間違ってはいないが…。もしや、俺の愛は重いか?( 急に不安になって半歩後退り )
ん…。ふふ、( 夢でも見ているのか滅多に見せないような緩んだ微笑みを浮かべすりすり )
( 縁側に腰掛け、何もせずただぼうとしていた折、案の定夕餉へ向かう刀連中から声を掛けられ。広間には恐らく相手の姿もあるだろう。どんな顔をして会えば良いのかわからず、気乗りはしないが腹は減っているので渋々と刀達に着いて行き。部屋にはまだ少数の刀の姿しか見えず、一先ずほっと息を吐けば部屋の隅の方の目立たない席を選び腰掛けて )
――今しがたかえっ………、( 自本丸へと辿り着き正面玄関口から入るな否や審神者が仁王立ちで然も腕まで組んではなにやら表情は自身でも初めて見る顔。" 切国 "と満面な笑みを頭を浮かべぐりぐりされ )
?!ははへ…!ははへ…!ははへふひひほっ、( うむむむ )
?いや…別に。そんなことない。嬉しいんだ。こうやってあんたから貰うのは。( ふふ )
……、( そんな様子をちらり伺い見てくすくす。どんな夢を見ているのやら、なんて思いつつ撫でる手は止まらず )
( 大広間に着くと、始めに相手が居ないかどうか確認するべく辺りをキョロキョロと見渡すも相手の姿は確認出来ずほ、と一息。此方とて相手に合わせる顔がない上にどう話しかければいいかすら分からなくなってきてしまって。一先ず中に入り何処で食べようかと歩を進めれば不意にパチリと相手と目が合ってしまい )
…ッ、( 審神者は案の定不機嫌らしく、当たり散らされながらも近侍としての業務を遂行し。明け方には、疲労のあまり審神者の部屋で転寝してしまう始末 )
何を言っているか分からん。ふふ、可愛らしい顔だな。( みょんみょん、相当酔っているらしく額へ何度も口付け )
そうか…。でも、偶に不安になるんだ。俺、あんたの言うように意地が悪いからな。嫌われても不思議じゃない。( ずうん )
…?( 頭を撫でられる違和感に、遂に目を覚ましたかぱちりと薄眼を開けて )
…!( 相手が来るかどうか、警戒気味に部屋の出入り口を眺めていれば、数分の後に彼がやってきて。暫く硬い表情で眺めていれば不意に目が合ってしまい、一度は気まずさに目を逸らしてしまうもののあからさまに避けてしまっては関係は悪くなる一方だと考え、更に端へと寄って隣の席を広く空ければ、目配せで隣の席を促して )
――、( 何も言わず出掛けて行ったことに怒られ罰として今日は出入り禁止。審神者の手伝いをしたりと慌ただしく行い1日が過ぎいつの間にかぐったりと自室で寝てしまい )
っ、( あわわ )…ふひひほっ、( 涙目 )
…国広。…ふふ、ばかなやつだな。俺はそんなあんたが好きだから、一緒に居たいと甘えていたいと思う。( 額へちゅ )
……、( おはよう、と言うように微笑み浮かべ← )
…ぁ、( それには一瞬躊躇したもののこの気まずい雰囲気のままで相手を明日見送る訳にはいかい。何度も息を吸っては吐いてを繰り返し落ち着いた頃合いを計らい相手の座る席へ向かい。隣へやってくると控え目にぺこり頭を下げつつ席をついたが、どう話しかけるべきか悩み始め )
( 翌日、外へ出ようとしても審神者の監視により足を拘束され、自由に外出出来ず縁側から見える空を見ながら相手を想い )…切国…。
ふふ、( 飽きたのか手を離せば相手の膝上に頭を置いてそのまま寝てしまい )
…っ、あんたって奴は…。俺は甘やかしたりするのもあまり慣れていない、が、こんな俺で良いのか?( 眉下げふるふる )
……ッ!( 昨夜のことを直ぐに思い出し、頬を赤く染めがばりと起き上がり。ふと、違和感を覚え心配そうに相手の顔を見下ろし )…切国…?声、出ないのか…?
( 礼儀正しく会釈され、思わず自身も軽く頭を下げ。その余所余所しさが余計に緊張を掻き立てるなら背筋を伸ばしたまま俯き気まずい沈黙にひたすら耐えて。何か話さなければ、そんな思いからふと食後の甘味である栗饅頭に視線を移すと、それを隣の相手へそっと差し出し物で惹きつける作戦を )…甘味、良かったら俺の分も一つ食うか?
――…ん…?くに、ひろ…?( 何となしに彼に呼ばれたような気がし薄っすら目を開け名を口にし、腕を使いつつ上半身を起こすとぼんやり見つめ。あの後彼は何事もなかっただろうか心配で溜まらず部屋中を行ったり来たり )
…?!たく…宵の口だというのに先につぶれてどうするんだ、あんたは。( 綺麗な金髪をするり指に絡ませ愛おしそうにその寝顔を見詰め )
そんなあんただから…俺は好きなんだ。不器用な所も何もかも、な。( 両手を握りふふ、 )
……、( ふるふる )すこ…し、こえ、が…でにく、いだけ、だ。( 心配しなくていい、と頬をやんわり撫で )
…っえ…あ、いや…それはあんたの分だろ。俺はこれで十分だ。( 気まずい雰囲気の中食事を進めていれば相手の方から話しかけてきてくれたものの自身の好物である甘味を差し出され思わずきょとり見詰めてしまい。それをも視線を逸らし差し出された甘味を相手の膳に戻しては食事を再開し )
……。( 彼の名を呟いてみたものの誰も居ぬ部屋に虚しく響いただけで。会いたいな、と思いながらも足首には枷が繋がれて自由が叶わず、部屋の隅で小さく蹲り )
…んんぅ…、( 飲み過ぎたか若干青い顔で呻き )
不器用は余計だ…。でも、ありがとう。俺もあんたが大好きだ。( ぎゅ、と握り返しこてりと相手の肩に額を乗せ )
す、すまない。少し無茶をしてしまったか。何か飲み物を持ってくる。( 脱ぎ捨ててあった浴衣を彼に渡し、自分も浴衣を羽織りながら部屋を出て )
…そうか。( 気を紛らわせる為の話題作りを提供したは良いが、無理がありすぎたかと断念。断られると素直に引き下がり、再び訪れる沈黙に目を伏せて食事を見詰めながらゆっくりと箸を運び。以降、此方から声を掛けることはなく、さっさと食事を終えるとご馳走さま、とだけ呟き他の刀達が食事を終えるのをひたすらに待ち )
――…、( やはり相手が心配で仕方がなく主に事情を話した後、相手の本丸へ向かい。そこへ辿り着くと裏口からそこへ入り審神者にバレぬよう気配を消しつつ自室まで来ると、 )…国広、居るか。
…?お、おい…国広?( おろ )
ん、俺も…あんたが大好き。( 頭を傾けすりすり、と甘え )
…、( 起きたいのは山々なのだが腰に力が入らず何度か挑戦してみるも無念に終わり。彼が帰ってくるまで仮眠をとろうとウトウトし )
( 最後に取っておいた甘味を一口パクリ、食べては手を合わせご馳走さまと。ちらりと相手の方を見やれば何かを待っているようでじっとしたまま動かず上の空。視線を別の方へやれば楽しそうに話しつつ食事をしたり、食事を終えても尚話をする刀がちらほら。そんな光景が羨ましくて思わず小さなため息をついてしまえば、自身の部屋でゆっくりしようとその場を立ち大広間から出ていき )
…!…ッ、何で、( 居るはずのない想い人の声に激しく反応するも足枷により其方へ行く事が出来ずもたついて )
…ん…。( 相手の手を掴み、その指をぱくり )
はは、甘え子だな。今日は特別に甘やかしてやる。( 頭撫で、頬ちゅ )
切国。麦茶しか無かったんだ、が…。…寝ているのか?( 話しかけながら部屋に戻るも、鈍い返事に首を傾げて )
( 不意に隣の相手に溜息を吐かれ、ろくに気遣うこともせず話題提供もしない己に対し不満があるのかと勘違いしてしまい。やはり日記を勝手に見たことを怒っているのだろうか、部屋を出て行く相手を視線で追いかけるが、部屋へ戻ろうとはせず食事の後片付けを手伝い。料理当番の刀達と珍しく会話に参加するのは、何となく彼と二人居る時間を避ける為で、自室へと戻るのはそれから数時間後のこと )
!国広、( 奥の方から鎖の音が聞こえては襖を勢いよく開くと、なんとも無惨な姿のことか。そちらへ急いで駆け寄りぎゅ、と抱き締め )
?!( ぎょぎょ )くっ、くにひ…っ、( どうすればいいか分からずカチカチ )
ん…ありがとう。( すりすり、へらり笑って嬉しそうで )
……、( 布団を鼻先まで下ろし彼をちらり )
( いつまでも経っても戻ってくる様子もなく、俺は遠ざけられてしまったのだと勘違いしてしまい。それならそれでいい。あんな想いは自身だけで充分だから。さっさと風呂に入り手短に済ませ自身に戻れば、戸棚から布団を取り出しそれを引いてから自身は眠りについて )
……っ、…!( 再会を果たしたかと思えば突然抱き着かれ、ぽんぽんと背中を撫でて。彼の身も危ないというのに、と困った顔で迎え入れ )切国、何で来てしまったんだ。俺なんかの為に…。
……、( 食べ物と間違えているのか、はむはむ )
ふふ。俺にどうして欲しいんだ?( 子猫をあやすよう顎裏を撫でて )
…そら、麦茶だ。起きれるか?( 起きていると分かると盆を脇に置き、上体を起こすのを手伝おうと )
( 自室へ戻ると、灯りが消えていることからそろりと室内に足を踏み入れ。案の定すやすやと寝息が聞こえ、彼の愛らしい寝顔に微笑ましい気持ちになり小さく笑って。もう関係は戻らないのだろうか。明日、弁当を携え笑顔で見送ってはくれないかもしれない、そう思うと無性に寂しくなり相手の傍らに腰を据えると起こさぬ程度に金髪を撫でて )――すまないな…。
国広…、( 彼の存在を確認するようにすりすりと擦り寄り、一度その行為をやめ )…心配だったんだ。あの審神者に何かされていないかと不安で仕方がなかった。…あんたに会いたかった。( ぎゅうう )
ッ、国広…!くにひろっ、( 顔を真っ赤に染めどうすればやめてもらえるかわからず必死に名を呼び )
ん…抱きしめてほしい。それだけで俺は十分満たされる。( へら、 )
…っ、( 相手に背中を支えてもらいつつ起き上がり申し訳なさげに眉下げ )…す、ま…な、い。( しょぼん )
( ――翌朝。欠伸を漏らしつつ上体を起こしてふと、隣に居るであろう彼の方へと顔をやれば心地よさげに眠る寝顔に小さく笑って。そろりと相手の傍に来ては触れる程度に頬へ口づけると何処か悲し気に表情を浮かべ静かに自室を出ていき。しんみりとした厨には誰も居ないことを確認しては中へ入り彼のリクエストに応えるべく米を洗っては炊いている間に卵焼きを…と手際よく作り始めて数時間後。笹の葉でおにぎりと卵焼きを添えてから包めば出来上がり。ふぅ、と一息つき大事そうに弁当を持ち自室へ戻り )
…切国…。俺も会えて嬉しい。嬉しいが…主に見つかる前に戻った方が良いぞ。( やんわりと相手の肩を押し身を離せばじゃらりと鎖を引きながら後退って )
……( 名を呼ばれ、指を解放しぼうっと相手の顔を見詰めつつ、不意にずい、と顔を寄せ )
よし、分かった。そら、来いよ。( 両腕を広げて )
いや、無理をさせた俺が悪いんだ。すまない。その、止まら…なくて…。( 照れたように顔を背け、麦茶を差し出し )
( 鳥の囀りにふと目を覚ませば、伸びをしながら気怠げに起き上がり。既に相手は厨房に去った後で、誰も居ない事に疑問を抱くもさして心配はせずのんびりと布団を畳み。朝、修行へ出立する為に浴衣から正装に早くも着替えてしまい、それから旅装束を纏うのだが、布を置いて行くべきかどうか心底頭を悩ませ。そんな折、自室の戸が開けば其方へと視線をやり )――切国。おはよう。何処へ行っていたんだ?
…!それ…あいつがしたのか。( 足首に付けられた鎖を見ては目を見開き )それなら俺…あんたから傍を離れたくない。( ずいと近寄り彼を抱きしめ )
ッ、( びくぅ )く、くにひろ…?なにしてる、んだ…?( ずざざ、と後退り )
!( ぱああ、ぎゅぎゅぅぅ )ん、
…、( 麦茶を受けとると同時に頬へちゅ。何事もなかったように麦茶を飲み始め )
( パッチリ目が合うと無意識に弁当を後ろへ隠し顔を背け” おはよう‥。 ”と挨拶だけ。このままだんまりするのは如何なものか。今から彼は旅に出てしまうのにこのまま気まずい雰囲気のまま見送る訳にはいかないのに。もじもじとどう接しているべきか悩みつつもそろり、そろり彼の元へ近寄りそこへ腰を下ろすと )……これ…あまり上手くできなかったんだが…それでもよければ、持って行ってくれ。( すす、と弁当を差し出し照れくさそうに言いながら彼に渡そうと )
…、主は、俺とあんたを会わせたくないんだ。だからこんな物を俺に…。あんたも、見つかったら何をされるか分からないんだぞ。( ぐい、と胸元を押しやり首を横に振って )
綺麗だな、と思って。あんたの眼。…きす、しても良いか?( 問いかけの形を取るも問答無用で相手の腕をぐいと引き寄せ )
…っぅぐ、…お、おい、落ち着け。俺は何処へも逃げんぞ。( 苦しげにされるがまま )
…ッ!あんた…そういうことをするから俺は止まらなくなるんだ。また襲うぞ。( どかりと隣に腰掛け顔面両手で覆い )
( 返答に躊躇う相手を忍耐強く待っていると、徐に差し出されたのは昨日お願いしていた弁当で。一瞬、目を丸くするもみるみる内に表情綻ばせると嬉しさのあまり相手の首裏に両腕を絡めて唐突に抱き締め。気まずかった事など忘れ、此方にぎゅ、と引き寄せつつ耳元で )…ありがとう。約束なんか忘れられていると思っていた。( すり、と擦り寄りゆっくりと身を離せば、弁当を大事そうに受け取り )切国。あんたの気持ち、無駄にはしない。修行から帰ったら、俺なりに答えを出すから…待っていてくれないか?
…俺なんてどうなったっていい。あんたが傷つく姿なんて見たくないんだ。…だから俺はあんたの傍に居る。( 押し返されてもぐい、と腕を引き此方へ引き寄せ抱きしめ )
っわ…!( 勢いあまって彼の顔が間近に来ては唇へと引き寄せられ )ン…っ、
っあ。す、すまない…つい、嬉しくて。( あわわ、いそいそと身を離し苦笑い )
…、( くすくす、全部麦茶を飲み干し脇の方へコップを置くと、彼と向き合い顔面を覆っている両手首をやんわり掴み離させてはぐいと顔を近づけ口づけ )
ッ?!くにひ、ろ…?( 唐突に抱きしめられ困惑するように彼の名を呼び掛けこの体制をどうすればいいかわからずプチパニックを起こしてあわあわしっぱなし。それでも耳元に残る心地よい声と礼を述べられては嬉しそうに頬を緩ませ )……ん、待っている。だから…( 再度彼へと抱き着いてぽそり、耳元で )…無事に帰ってきてくれ。いってらっしゃい、国広。
…強がらなくても良い。本当は俺の主が怖いんだろう。今の俺には、あんたを守ってやることが出来ない。( 言葉とは裏腹に今度は拒まず抱き締め返し )
ん、( れろ、と唇を舐め、舌を強引に割り入れようと )
がっつき過ぎだ。( でこぴん、ぎゅ )
…!んぅッ…、な、にを…っ、ン、( 咄嗟のことに身を硬くし、もがきながらも欲に流され次第に唇を薄く開いて )
( 快い送り出しの言葉を受け取り、嫌われてなどいなかったことに安堵し。抱きしめる力を強め、気が済むと何方からともなく身を離せば先程まで修行に着て行くべきかどうか迷っていた布を相手に差し出し )…これ、俺が帰るまで預かっていてくれないか。あんたに持っていて欲しいんだ。( 自身の分身ともいえる、手放すことの無かったそれを彼に渡すことで何の未練もなく修行に旅立てる気がして )
つ、強がってなんか…っ、( びく )いい…そんなことはいいんだ。俺があんたを守るから、( 段々声が小さくなるも背中に腕を回し抱きしめ )
ッ、んぁ…( 唇に当たる温かいモノが当たるとびくり、だが口を小さく開け )
あう。…すまない。( ぎゅむ )
ん、( 掴んでいた両手首を離し、彼の首に腕を回して。彼の口の中へ舌を入れ深い口付けへ )
っえ…こ、れ…( 自身の大切で欠かせない物であり何が何でも脱ごうとしなかった布。それを自身に預けるということは、何かを決意をしたということなのだろうか。 )…いいのか?あんたの大切な物なのに…俺なんかが、( そこまで手を伸ばしかけるも自身もこの布がなければ落ち着くこともできないし、かといって手離すこともできない気持ちを分かっているからこそ躊躇いを見せ )
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