半堕刀剣 2018-04-15 23:28:01 |
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洒落た台詞だとは思わんが…少し気障だったか。だが、あんたはやはり素直じゃないな。( 頬杖 )
ああ。つい構ってやりたくなるような愛らしさ、というのか…。…耳、相変わらず弱いな。( ちゅ、水音立て耳朶を吸い )
俺が疎ましくなる事はないのか?あんた達の心配事の種だろう、俺は。( 部屋の前で立ち止まり、繋いだ手を解いて )
断る。ちゃんと俺が洗ってやるから、大人しく落ち着け。( タオルを相手の手が届かない位置に挙げるも残念ながら身長は同じという現実 )
駄目だ。俺達は主の為の刀だろう。まさかそれを忘れたわけでもあるまいな、切国。心中など人間だけがやることだ。( 頬なぞり )
( はたと足を止め視線のみ其方へ向ければ、自分では思い付かなかったその言葉に一瞬瞠目し。去りゆく相手の後姿を見えなくなるまで見送ると、無意識に自らの唇を指先で触れて )正夢……馬鹿な。彼奴は何も知らないからそんなことが言えるんだ。( 昨晩の記憶の内容を知れば、きっと彼に幻滅される。そう思い込み、気持ちは心の奥に封印したまま厨へと足を向け )
…その言葉そっくりそのまま返してやる。( むむ、後一口の甘味をぱくり )素直になるというのは難しいことだな。( お茶ずず )
な、んだそれ…は…ンッ、ぁ…っ、( ぴく、 )く、にひ…ろ…やめ、ろ( うんん )
疎ましい?何故だ?俺も主もそんなこと思ったことすらないが。( きょと )主はあんたの体を心配していた。大丈夫か、大丈夫かと。あの審神者のことだから無理させてるんじゃないか、ってな。( 頭ぽんぽん )
嫌だ。( ひょい、と相手の持っているタオルを奪い取りべー )
っ、忘れているわけじゃない。…だけど、俺は…あんたを失いたくないんだ。( 薄っすら涙を浮かべ )
( 審神者を起こした後、一言二言審神者と他愛のない話を交わし共に私室から出ていくと” もう朝餉はできているだろうか ”と呑気な審神者を横目に見てはくすり、小さく笑いを零し大広間へ向かい。もう既に刀達は集まっておりそれに気づいた短刀達が審神者の周りを囲み一緒に食べよう、と手を引っ張りあいに助けてくれと視線で訴えかけられても再度小さく笑って助けることもなく )ふふ、主も人気者だな。( なんて揶揄うような口調で言いのけると中へと入っていき )
あんたよりは素直だと思うが?まあ、無理に直す必要もないさ。お前はお前のままで居てくれ。( へら )
――すまない、止めるつもりはない。あんただって、満更でも無いんだろう。( がり、と耳殻を甘噛み囁いて )
…そうだ、そうだったな。お前もあの男もどうしようもないお人好しだった。…でも俺は、何も恩を返せないぞ。刀装作りも鍛刀も自信が無い。( すり、大人しく撫で受けぎゅ )
あ、こら。折角俺が気を利かせたのに。( ぶー )
おい、まだ起こってもいない事で泣く奴があるか。( 頭ぺし )…大丈夫だ、俺は強いから。あんたを幸せにするまでは一人にしないさ。
( 厨房には例の如く歌仙と燭台切が忙しなく立ち回っており、そのサポートを担う何振りかの刀も窺え如何やら今日に限っては己の出る幕も無い様子。忙しい中申し訳ないとは思いつつ、燭台切に本日の手合わせを頼み込むものの、彼は遠征や食事の準備に忙しいらしく代わりにあの一匹竜王に頼んでみるとの事。全く以て接点のない彼に未だ人見知りを発動しつつも拒みはせず了承し、一度厨房を出て広間へと向かい。其処には短刀達に取り囲まれる審神者の姿があり、遠巻きにその様を眺めていた分霊の方に近付くと肩をぽんと叩いて )……助けないのか。
それはどうだかな。…っ、本当にあんたはそういうことを( ぶわ )…んん、これからどうする?まだこの旅館でゆっくりするか?( 首ゆる )
ひっ…ぅ、くにひ、ろ…っ( 横目でちらり見やり腹部にある彼の手を自身の手と重ね )
恩なんていい。俺はあんたがここにいるだけで、それで満足だから。( 相手の肩口に顔を埋めすり )
何が気を利かせた、だ。…また意地悪するんだろう。( じとぉ )
っゔ…痛い。( あう )だって…っ、ん…約束だぞ、国広。( ぎゅうう )
…俺が助けても粟田口派の兄刀が――( 粟田口派の短刀達に取り囲まれる審神者をいつ助けようかとその様子を窺がっていたところで、食事と準備を手伝いに行っていた彼の声音を耳にすると其方へ振り返り答えると同時に粟田口派の兄刀がやってきて一喝させられ渋々といったように取り囲んでいた短刀達は一度離れるも審神者と食事を共にしたいらしく一人、短刀に手を引かれつつ中へ入っていく姿を見届けて )…な、俺が助けなくても平気だったろ。
ん、そうだな。食べ終わったことだし、荷物を纏めて帰ろうか。朝帰りなんて主もさぞ怒っ…、心配しているだろう。( げふん、目逸らし )
何だ?もっと、か?( ぴたりと動きを止めきょとり )
…俺に出来ることは何も無いのか…?( ぎゅ、悲しげに眉下げ )
意地悪じゃない、悪戯だ。( 屁理屈 )でも、もうしない。
約束する。…あんたは俺のものだ。( ちゅ、 )
ああ。流石は粟田口の長兄だな。( あれだけ個性豊かな短刀達を一喝で纏められるのはお見事という他無く感心したように尊敬の眼差しを送り。中へと入って行く彼らにつられ自らも相手の手を握ると、一瞬その温もりに昨晩の記憶が蘇るも努めて平静を装い )…さ、俺達も行こう。切国。
…国広、俺も一緒に審神者に謝ろうか?( 心配そうにじぃ )
はっ…はぁ…ん、も…むり…っ( ゔぅ、弱弱しく首をぶんぶん )
あ…え…っと…そ、の…少し…小腹が空いたんだが…あんたなにか作れる、か?( ちら )
屁理屈言うな。( すぱ )…それを信じてやるから…そら、俺の背中洗ってくれ。( 視線を逸らしタオルを差し出し )
ん、…好き、国広。( お返しとばかりちゅ )
ッ、( 不意に別の温もりを手に感じ取ると大げさに肩を揺らしてしまうのは、昨夜の事が今も新鮮に覚えているからであって酒の力の所為だと分かっていてもまさかあんな行動にうつすなんて思いもしないのだから仕方がないだろう。またも今朝の様なリンゴの様に顔を真っ赤にさせすぐさま顔を逸らしてしまい。この状態では皆と彼の前に晒すわけにはいかない。心配されるのが目に見えているからこそ手を離してほしそうに震えた声で )…ッ、国広…頼む、手…放して…くれ。
いや、良いんだ。あんたも早く帰れ。きっと審神者が心配している。( 首振り )
嘘つけ。いじめられるのが好きなくせに。( がぶ、強めに首筋に噛み付き )
…!ああ、良いぞ。厨房と材料さえを貸して貰えれば。( ぱあ、こくこく )
分かった。……冗談の通じない奴だな。( ぼそお、泡立てたタオルで相手の背中を撫で )
ん…そんなこと、知っている。( 目を細め柔和に微笑み、頬に手添え )
…っあ…すまない。…その、嫌だった、のか…。( 彼の手を引こうとしたところで弱々しい拒否の言葉を拾うと其方をゆっくりと振り返り相手の様子を窺って。顔は背けられ目も合わせてくれず、加えてその台詞にズキ、と心を痛ませると渋々手を離し消え入りそうな声で呟いて。誰よりも長く相手と過ごしてきたから、舞い上がってしまっていたのだろう。そんな自分を恥じてくるりと相手に背を向ければ努めて暗くならぬような声で一言付け添え、そのまま一人急ぎ足に広間へと入って行き )…じゃ、じゃあ、俺は先に行くから。
…、( ふるふる )俺、あんたと一緒に帰る。( 相手の手を握りじ )だから…少し寄り道しないか。昨日行った海。見に行きたい、あんたと、( ふ )
ぁ゙っ…ぅ、も…ち、が…っ( びくぅ、 )
ん、いいと思う。厨房の場所、分かるか?( 首ゆる )
…何か言ったか。( じとぉ )ん、気持ちがいい。( ふへ )
ふふ、そうだな。だが、何度でも伝えてやる。耳に胼胝ができるほどにな、( くす、頬にある手を自身の口元までもっていけば、ちゅ、と口づけ )
っあ…!ちが…くにひ――( 彼と手を繋ぐことは嫌いなわけじゃなくただあの昨晩があったから。そんな事、覚えていないであろう彼に言えるわけもなく急ぎ足で行ってしまう背中を引き留めようとするももう既に彼の姿は消えてしまって。そのままその場で立ち尽くし又彼を傷つけてしまった。どうすればいい。どう説明すればいい。そんな悩みを抱え込んでいると、ふと、後ろから刀の気配を感じ取り後ろを振り返れば一匹竜王が。二振り共きょとり、とした表情で見詰め合い先に口を開いたのは一匹竜王の方で” …あんたはあっちの山姥切じゃないな。どうした?入らないのか。 ”気まずそうに視線を逸らしては溜息をつかれ先に足を進める一匹竜王の後を追いかけるように後ろを着いて行き )
いいと言っているのに…。ああ、構わないぞ。見に行こうか、今日も良い天気だしな。( 手を握り返してはやんわりとその手を外し、席を立って )
痛いくらいが気持ち良いんだろ。そう言っていたのはお前だ。( ちゅ、と首筋に吸い付き見える位置に痕をつけ )
ああ、分かる。何か作ってくるから、少し待っててくれ。( くるり、背向け )
別に…。ん、それは何より。( 首から背を撫で、腹部にも泡を塗り付け抱き締めるような格好 )
そういうところは素直というか…大胆なんだな。( ぽぽぽ、困ったように目を逸らし )
( 布を深く被り、その表情が見えないようにして部屋の奥へと進み。広間には既に人数分の膳が据えられ焼き魚の芳しい香りを漂わせているが先の一件もあり全く食欲をそそられる事はない。好きだと思っていたのは自分だけだった――そう思い込み切なさで涙腺が緩むも何とか涙は堪え、一振りで部屋の隅の方を選んで席につき。はたと、一匹竜王と共にいる相手と視線がかち合い )
いや、一緒に帰る。( ふんす / 譲れない )…!( ぱああ / 嬉し気に自身もその場を立ち上がり部屋へ一旦戻り荷物を纏め )
っ、しらな…っン、…ば、か…あと、付けた…の、か?( 荒い息遣いを繰り返しつつちら、 )
ん、楽しみに待っている。( こくこく )
……、( なんだろう。この格好恥ずかしくなってきたんだが、 / 今更である )…っ、国広。もういい…!後は自分でする。( あわわ )
あんたも人の事言えた義理ではないだろう。…たまに大胆な時あるぞ。( くすす、相手の掌すりすり )
――!ぁっ…、( その視線に思わず顔を真っ赤にさせ思わず横に居た一匹竜王の後ろへ隠れてしまい。何が何だかわからない内にいつの間にやら挟みうちの様なことになっている一匹竜王。突然背中に違和感を感じては其方へ視線だけやればどういうことかふるふる僅かに震えていているのが見え。頭上に?を浮かべ一先ず視線を前にやれば彼と瓜二つの刀が。なんとなしに察してしまうと、声を掛けることなくいつもの場所に座る訳でなくどかり、相手の隣へ座り込み自身も同じように慌てて隠れるように隣へ。すると、一匹竜王から口を開き” …あんたか。光忠から大体の話は聞いた。手合わせ位なら付き合ってやらなくもない。 ”とだけ告げては黙々と朝餉を食べ始め )
はあ、分かった。一緒に帰ろう。でも、俺の主には会わなくていい。…ん、準備出来たか?( 己も荷物を纏めて抱え )
ああ、そうだ。これなら誰が見てもあんたに番がいると分かるだろう。( 痕を指先で愛しげになぞり )
――んん、そうはいっても、何を作ろうか…。ん、そうだ。( 冷蔵庫の中を失敬し、閃いてある物を作り始め )
何でだ?遠慮することはない。( きょと、無意識にぎゅ、と密着し )
そうだな、俺は誰かさんと違って捻くれていないから。好きなものは好きだと認める。( そのまま頬撫で )
( 視線が合うなりすぐに隠れてしまう相手に、避けられていると認識すれば益々塞ぎ込んで。更には禄に話したこともない一匹竜王を前にして蛇に睨まれた蛙の如く身を硬くして縮こまっていると、彼らが隣に腰掛ける気配が伝わってきて。およそこの一匹竜王も素直でないらしく彼の言葉に思わずぱちぱちと目を瞬かせると、初対面相手につい失礼なことを問い返してしまい )…あんた、強いのか?
えっ……ん…分かった。( しょぼん )…出来たぞ。( こく / そう頷くと荷物を抱え大事そうに相手から貰った貝殻を握りしめ )
…そんなことしなくても俺は…あんたしか見ないのに。( ぽそ / ぉ )
――…何を作ってくれるのだろう。楽しみだ。なあ、お前もそう思うだろ?( ぱあ / フラワー●ック再び← )
っ~!( ぶわわ )ち、ちかっ…( ひえ )
…悪かったな、素直ではなくて。( 頬ぷく )
……さあな。( 思わぬ問いかけに食事を進めていた手がピタリと止まり視線だけをそちらへやり一言だけ返してはまた食事を再度始め。一匹竜王の隣へ腰かけた自身はまさかあの一匹竜王が自ら話しかける事に対し珍しいと思いつつ様子を窺うだけで話の輪に入ることなく食欲が湧かないものの一口、二口食べるだけで手を合わせゆるり立ち上がりその場を後にし )
…?なんだ、俺の主に会いたかったのか?( 意外そうに )ふ、あまり握りしめると割れるぞ、貝殻。――では、行くか。
あんたがそのつもりでも、他にお前を狙っている輩が居るかもしれないだろ。( 不貞腐れ )
――残念ながら、そいつの分までは作っていないぞ。( 蜂蜜と生クリームで彩られたホットケーキを手に、彼の背後からひょこりと現れ )
……ん?( すりすりと甘え )
何も悪いとは言っていないさ。( ぷす、と相手の両頬手で挟んで空気を抜き )
( 一瞬だけかち合った黄金の瞳は、馴れ合いを好まぬ冷やかな眼差しがとても印象的で。多くを語らずとも孤高を持した彼の強さがひしひしと感じられ、燻る好戦的な欲求をこくりと生唾嚥下することで抑えつつ己も箸を持って食事を始めようとした刹那。分霊が朝餉もそこそこに立ち上がるのを視界端に収めると、慌ててその箸を膳に戻し )…大倶利伽羅、すまない。少し用を思い出した。また後で、な。( 申し訳無げにぺこりと頭を下げ、言うや否や席を立つと分霊の後を急ぎ足で追い掛けて )
…会いたかったと言うより、俺もあんたとあの審神者に一緒に謝りたいと…それでだ。( 目伏せ )…ぁ。( あわわ / 相手に言われては握りしめるのを弱めこく )――…海。( ぱあ / 旅館をでてあの時通った道を通れば青々と広がる海 )
…なんであんたはそう思うんだ。そんな奴居るわけがないだろう。( 首ゆる )
はひっ…?!( びく )っな、なんだ…国広か。脅かすな。( ほ )…?!そ、それは…( ぱああ )
っ、背中を洗うだけだっただろ。もう…いいから離れ、てくれ…( うう )
…、…( むむ / 離せと視線で訴え )
( この場から抜ける彼を尻目に一匹竜王は返事をすることなく。――大広間から抜けてきた自身は、後ろから分霊の気配をじわじわと感じとり。何しにきたんだ。俺は今会いたくないのに…。そう思っていても無意識に早足だった足取りも速度を緩めピタリと立ち止まるものの振り返ることなく布を下に下げ彼へ問いかける )…なんだ。俺に何か様か、国広。
やめておけ。そう言って、互いに傷付くのがオチだ。( ふ )……ほう、見事なものだな。きらきら光っていて、宝石みたいだ。( ぱあ、綺麗な海に暫く見惚れて )
そんな事が何故言い切れる?陰でお前を好いているものが居るかも…しれない。( 不安げにちら )
ふふ、何て声を出すんだ。ああ、ほっとけーきという奴だな。審神者の分も作った。あんた達は甘味が好きだと思って。( へへ、おずおずと盆を差し出し )
…っすまない。( がーん、渋々と離れ )
……、( 頬みょんみょん )
( 普段より明らかに冷たい態度。いや、寧ろこれまで自惚れていただけであって、彼にとってもまた闇に堕ちかけた己など厄介者そのものなのかもしれない。表情の見えぬ布の後姿を見詰めながら、今にも泣き出しそうな震え声でぽつぽつと謝罪を紡ぎ )あ、あの…その、ちゃんと…謝りたくて。安易に触れてすまなかった。もうあんたに馴れ馴れしくしない。部屋も、お前が嫌だったなら…出て行く。
…だが、またあんたは殴られてしまうのだろう。( 心配げにしゅん )朝方の海も中々の見ものだな。( ぱあ / 海の近くへ行きしゃがみ込むと片手でぱしゃぱしゃと遊び )
はあ…あんたこそ何故そう言えるんだ。写しの俺など誰も興味ないだろう。心配するな。俺はあんたしか見てない。( 頬へちゅ )
ああ…!好きだとも!ありがとう、国広。( ぱああ / 嬉しそうに盆を受け取り甘い香りが漂うホットケーキに頬がこれでもかと緩み )
っあ…い、いや…その…洗ってくれて助かった。( ぽそそ )
ふぉい…ははへ、ふひひほ。( むすぅ )
( 違う、そういうことで彼にしてしまった態度じゃない。刀である故に経験をもしたことのない未だ名もわからぬ感情に戸惑いを隠せずにいたのは事実であり。彼の声を聞く度に頬を赤く染め上げ、ドッドと心の蔵までも早く波打つのを感じるのはあの昨晩と同じだ。どうすればいいのだろう、俺は病にかかったのだろうか。そんなことを悶々と考え込んでしまうと同時に彼の今にも泣きだしそうな声を耳にしては布は下げたままそのまま後ろへ振り返りずかずかと彼の元へ )…、此処で話すのもなんだから、俺の部屋へ来い。( そういうと躊躇うことなく彼の手を取り早歩きで私室へと辿り着くと、襖を開け畳の上へ彼を座らせ自身はその前に座り )…あんたは…本当に昨晩の事、覚えてない…のか?
何、言いつけを守らない俺が悪いんだ。( 小石を蹴って )ふ、あんたは水遊びが好きだな。朝方の海水は冷たいだろう。( 己も隣に屈み、手を浸し )
…あんたがそう言うのなら、お前を信じる。痕も付けたことだしな。( 首筋つつ、 )
……ふん、どうだか。( ぷい )
柔らかい頬だな。こうしていると癒される。( 伸ばしたまま指先でさわさわ )
( 突然振り向いたかと思えば腕を取られ、問答無用で自室まで導かれると和室に二人鎮座する改まったその態度にただただ唖然とする他なく、何事かと目を瞠り。一体己が、昨晩何をしたというのだろう。知らずのうちに、何か彼に嫌われるだけのとんでもないことをしてしまったのかもしれないと背筋が凍り付いて。正座にて姿勢を改めてはぽつりぽつりと語り出し、不安げな眼差しを向けて )…風呂から帰ってきたらあんたが先に寝ていて、仕方なく一人で晩酌を始めたところまでは覚えているが…。俺、お前に何かしたか…?勝手に酒を飲んだから、怒っているのか。
…たまには言いつけを裏切ることもいいことだと思う。何かあれば俺を呼んでくれよ。すぐ駆けつけてやるからな。( ふんす )…冷たいが丁度いい具合だ。また…海に行こうな、国広。( ぱしゃぱしゃ )
ン…これを見た輩はどう反応をするのやら。特に主だが…今の時期だと蚊に刺されたとでも誤魔化しておこうか。( くす )
……はあ…俺が悪かったから機嫌を治せ。( 相手と向き合い苦笑 )
?!ひひはへふ…?ほへはひふほほひははへなひ…!( あわわ )
違う。勝手に酒を飲んだことで俺が怒っているわけではない。…というか怒ってないんだが。( 怒っていたつもりはないのだが、どうも彼の様子からひしひしと己に怯えているのが窺え。首を左右に振り表情を柔らかくしつつ彼の言ったことは否定し。やはりあの昨晩の事はよく覚えていないらしく、不安げにする彼に教えるべきか迷ったもののこのまま黙っておくわけにもいかず恥ずかし気に視線を逸らし )……あんたは酒の影響で覚えていないだろうが…………俺の…びを…えた…。( あの時の記憶が蘇り思わず言葉を濁す様に言ってしまい )
ああ、そうだな。ありがとう、頼りにしている。( 頭撫で )次に来るのは来年かな。季節の移り変わりは早いから。( 寂しげに目を細め )
蚊、か。…あの察しの良い審神者をそれで誤魔化せると良いが…。( むむ )
切国のばか。そう簡単に治るか。( くるり、背を向けぷく )
ふ、癒しさ。そうやって慌てるところも可愛い。( くすくす、手を離しぎゅう )
……え?( 怒っていないのなら先程からの態度は何なのか、益々不安に駆られ彼の言葉の続きを促すが、返ってきた言葉はあまりに小さ過ぎて上手く聞き取れず。もどかしそうに聞き返せば気持ち前のめりで相手の顔をじっと見つめ、再度その口から真相を語られるのを辛抱強く待って )
ん。( 嬉し気に撫で受け )ああ…来年、か。来年まで待てないな…あんたに会えなくなるのは嫌だ。( しょぼん )
大丈夫だろ。…多分。( ぽそ )俺達が付き合ってることも知っているし、大体は察してくれる、はずだ。( こく )
ったく…なんでそこで機嫌を損ねるんだ、あんたは( はあ、 )国広。( 後ろからぎゅう )
可愛い、可愛い言うなっ( うぅ / 相手の背中へ手を回しぎゅぎゅ )
――…俺の、指を…銜えたんだっ、( 前のめりにある彼の顔にドキッ、と高鳴りを一つし思わず後ろに一歩下がりつつ顔を逸らし正直に言った途端に真っ赤に染め上げ。もう恥ずかしすぎてこれ以上見せられないとでもいう様に布をぐいぐいと下へ下げて )
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