半堕刀剣 2018-04-15 23:28:01 |
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いや、しかし、いつ誰に見られるかも分からないのに…ッ。せめて、せめてタオルか何かで隠す努力をだな…!( あわわわ、大判のタオルをばさっと相手に被せ )
愚問だな。あんただから好きなんだ。ばかみたいに優しくて真っ直ぐなところとか。( くす )
別に消しても夜目が利くから問題は無いんだがな。…怖いか?( 防具や上着を取り払い、ついにはネクタイの紐に手を掛け )
( 次々と紡ぎ出される慈愛に満ちた言葉にどんな顔をして良いか分からず布を深く被りながら面を伏せて。政府が許してくれるものかどうかは別として、審神者が其処まで視野に入れ自分と言う刀を救おうとしてくれているのが素直に嬉しく、聞けば聞くほど視界が潤み、涙を堪えるのが精一杯で。ただ一つ、過去に告げられた主からの一言がずっと心の中で引っかかっており、未だ一歩を踏み出す勇気が出ずに )――俺がいると、周りの者を不幸にする。以前主から言われた言葉だ。…卑屈で、へそ曲がりで、その上いわく付きの堕ちた刀でも、あんた達は俺を受け入れてくれるのか?好きでいてくれるのか…?
特にそんな気配はないが…?( きょろきょろ、 )……なあ、国広…なんでそんな焦っているんだ?( じ )
…直に言われると照れる、な。( もぞ、うう )
っ、いや…と言えば嘘になる。けど…あんたとなら平気だ。( ふへ )
不幸?ふふ、何を言うのやら。不幸がなんだ。そんなもの払い除けてやるさ。君は君で居てくれ…俺や切国、皆君を受け止める。だから、もう一度此処へ戻ってこい、山姥切。( 不幸を導く?それがどうした。此方は正々堂々と真っ向から立ち向かって行くから。難解な試練が待ち受けていようが彼の為ならばどんな手段でも切国も己も皆、君を守るからだから――此処へ戻ってこい。そう腕を広げ未だに笑みを浮かべたまま彼の答えを待ち )
いや誰のせいだと思って…――えっくしゅ、( 両腕を抱えぶるり )
そのまま褒め殺してやろうか?( 冗談っぽく笑い )
…そうか。出来るだけ優しくする。――切国、愛している。( 遂には衣服を肌蹴させ、壊れ物を扱うように触れて求めて閨を共に / 以降時間経過推奨 )
( 溜めていた涙が堪え切れず、溢れ出した雫がぽたぽたと地面を濡らし。何かを言おうと口を開き掛けるが嗚咽と啜り泣きしか出そうになく、再び閉口し自分自身が落ち着くのを待って。ふらふらと相手の元まで歩み寄り、こつんとその肩に頭を乗せる仕草は此処で暮らしたいという己なりの気持ちの意思表示であり )――俺なんかを匿って、後悔しても遅いんだからな。ばか審神者。
ったく…あんたこそ風邪、ひくぞ。( 被せられた大判のタオルを彼に被せ頭をわしゃわしゃ、だがしかし着替えの途中←)
っ、もういい…!これ以上されては心の臓がもたないっ( あうあう )
ん、俺も…国広、愛してる――…、( それからし彼の腕の中ですぴー、幸せそうに眠っており )
んん?はっはは。いやーまさか厳しい言葉がくるとはなー。( 呑気に笑い飛ばしながらも彼を受け入れ肩からは僅かな重みに責任を感じとりこの刀は絶対に手放したりしないと決意を固め。ぽんぽんと優しく頭を撫でてやりつつ彼が泣き止むのを時間等気にせずゆっくり待ち続け )
ゔっ…お前な。いつも布で顔を隠しているあの繊細さは何処へ行った…。( ずぴ、相手の半裸姿に意識してしまい赤面 )
本当だ。凄く早い。( 相手の胸元に直接耳を付けて心音を確かめ )
――…ん、( 明け方、ぱちりと目を覚まし、腕の中の相手の寝顔にくす。起こさないようゆっくり上体起こし適当に放っていた服を着て )
( 泣き顔を見られないように相手の肩口で静かに啜り泣き、どれほど時間が経った頃か。ゆっくりと首を擡げ、赤く腫れた双眸はそのままに相手から身を離すと、あの時から胸に閊えていた心残りを思い出し )俺、切国に酷いこと…言ってしまった。もう遅いかもしれないが、謝らなければならない。
?そんなこと言われても…って、おい。あんた熱まであるんじゃないのか。( ずい、顔を近づけ額同士をひっつけようと / 男前 )
っ、やめろ。聞くなっ( 相手の肩をやんわりぐぐ、 )
…ん、ぅ…?( むくり身体を起しぱさり、と肩から布団が滑り落ちぼー )
ん、それは早く行かないとな。切国、もしかしたら待っているやもしれんぞ。( 一度撫でることは止め様子を窺がう様に顔を覗き込み。ついつい口走ってしまった言葉を謝らないといけない、と心残りにを閊えているようだ。それは切国も同じことを思っている事には違いなくてあの場所で彼が来るのを待っているのではないかと。肩をやんわり置きくるり、反対方向へ向けさせ背中をバシッ、と勢いよく叩いて )…行って来い。早く行かないと切国が拗ねる。
――な、ななな……無いっ、そんなものは無い!早く服を着ろ、ばか。( ぼしゅ、ぶんぶんと首を振りつつ相手の肩を押し遣り )
…?何でだ?減るものでもないだろう。( 目ぱちぱち )
……!早いな。まだ寝ていても良いのに。…ほら、お前の服。( そのままでは寒かろうと丁寧に畳んでおいた彼の衣類を差し出し )
え、…うっ、( 優しく慰められていたかと思えば、くるりと回る視界。されるがまま背中を叩かれ、それが己への喝となると審神者の促しと共に決心したように一歩を踏み出し )…拗ねられては困る。一度拗らせたあいつの機嫌を直すのは面倒だからな。( 振り返らずそう小さく皮肉を返しては再び表門の方へと足を向け。既に出迎えの刀達は本丸内に戻っているのか、辺りは先程のような賑わいは無く人の気のしない玄関先をきょろきょろと見回し )
え、だが……( 顔真っ赤だぞ、と首傾げ。どうしたんだ、と自身のせいだとは知らず服を着始め )
ぅ、あんたに…これ以上聞かせなく、ない…っ( ふい、ぽそ )
――…ん、( くわ、と欠伸を溢し寝惚けた目で服を受け取ったままぼんやりしたままで )
( ずび。今までずっと彼と別れた所で思う存分泣いていたのだが、大分収まった様でぐしぐしと目元を乱暴に拭いてはその場から立ち上がり。あまり泣き顔を主や他の皆に晒したくないのもあり布で深く覆い隠しつつ早足で本丸内へと踏み込み…すると、そこの玄関先から刀の気配を感じ布を少しだけ捲るとそこには帰った筈の彼の姿が。段々、不機嫌な表情を表し別の所へ向かおうと )
はあ、全く…。無防備というか何というか…。( 顔ぱたぱた )
…俺が写しだからか…?写しなんかに聴かせる胸は無いと?( がーん )
――おい、大丈夫か?まさか昨夜ので気が抜けてしまった、なんてこと無いだろうな。( 相手の目前で手ひらひら )
あ…、( 審神者の言うように、彼が己を待ってくれている事は無いらしく、落胆した様子で肩を落とし。念の為玄関口も覗いてみることにすると、丁度視線を合わせた相手と鉢合わせ、急なことで驚いたように硬直。しかし先に視線を外したのは相手の方で、去りゆく彼に慌てて呼び止め、咄嗟に片手を掴み。やはり嫌われてしまったのだろうかと不安げな声で )待て…待って、くれ…。謝りに来ただけだ。さっき、酷いことを言ってしまったから…。
?何か言ったか?( 着替え終えふぅ、 )…海はいいな。冷たくて気持ちいい。( ふ )
はっ…え、なんでそうなる?!違うっ。これ以上あんたに聞かれたら…またここが早くなるんだ。( うう )
…昨晩?( 首ゆるり、蘇る昨晩の記憶← )――っわ…?!え、あ……っ、ちちちち違っ( ぼふん、 )
………態々、謝りに…来たのか?俺の事、どうでもいいんだろう。( 捕まれた手を抵抗するわけもなくそちらへ振り返り布から翡翠の瞳を覗かせ彼を睨み付け声音は大分、不機嫌そうで。 )
別に、何でもない。…そうだな、此処なら波は穏やかだし、泳ぐことも出来るだろう。( ふむ )
ほう…お前の身体、面白いな。( 他人事のように率直な感想 )
…可愛かったぞ。これでお前も一つ大人になったな。( くすくす、額へ口付け )
そ、そんなことない。どうでも良かったら、今この場に居ないだろう。まあ…お前はもう、俺のことが嫌いなのかもしれないが…。すまなかった。( 鋭い視線に一瞬怯み、思わず目を逸らし掴んだ手を離せば、その手で自らの肘を抱え歯切れ悪くもぽつりぽつりと謝罪の言葉を紡ぎ )
…ほう…それは楽しそうだな。( 海眺めつつぱああ )
他人事の様に言うな…だからあまり聴いてほしくないんだ。( ふん )
っ、か…かかかか、( ひぃぃ / 大きい方の兄弟のよう← )か、可愛いとか…言うなっ(うわあん、 / もぞもぞ布団中潜り )
――…嫌いだ。だいっきらいだっ、黙って行くあんたなんて…ッ( ふるふると震えつつそのまま睨みを利かせてみるも目元には涙が溜まり始め。そう嫌いだと連発をしていたが、口を一先ず閉じてはまた開いてぽつ )……俺も…すまない。
一応、水着というものも取り寄せたんだが…どうせずぶ濡れの身。いっそ泳いでみるか?( ちら )
それだけ俺の事が好きだということだな。…なんて。( 目伏せ小さく笑い )
綺麗だと言われるよりは良いんじゃないのか。褒め言葉だ、素直に受け取れ。( 着替え終え、すくっと立ち上がり )湯浴みに行って来る。あんたはまだ寝ていれば良い。
――…時に、切国。( 服の裾くいくい )
……お互い素直じゃ無いな。俺も、お前も。( 相手の本心を聞き、安堵というよりは意外そうに目を丸くして相手を見詰め。暫く瞠目した後、ふ、と控えめに破顔すれば自嘲的に呟き、先程審神者との出来事を思い出し嬉しそうに言葉を続けて )…お前の審神者が、俺を引き取る為に政府と話を付けてくれるそうだ。
みず…ぎ?( 聞き慣れない言葉に復唱 )そうだな。なんだかよくわからないが、泳いでみたい。( ぱあ )
――ゔっ( 図星 )ああ…そうだとも。あんたが好きさ。( ふい、むぅ )
どちらも同じようなものだろうッ…!( 布団の中でもがもが、じーと相手が出た事を確認しては布団から出てきて )…、っあの…ばか。( ぽす、と寝転び直し恥ずかしさのあまり唸り始め )
――…ん?どうした?( ちら、首傾げ )
っえ、( いつの間にそんな話になっていたのか。己の審神者と彼の間にそんな大事なことが進んでいたなんて。それは確かに嬉しいのも反面、あの政府の男が許してくれるかどうか不安なところがあり。今までの出来事を思い返してみれば、あの男が素直に頷くはずもない軽率な考えでしたらアイツの思うつぼになるのでは…。苦い表情を浮かべ顔を逸らし片方の手で腕を掴むと震え始め )……無理だ。あの男が、…お前を引き取るとなれば黙ってはいないだろう。
――それじゃあ、また着替える必要があるんだが…。人気の無いところへ行こう。( 流石に此処で着替えるわけにもいかず、かといって更衣室も見当たらない為砂浜の奥の雑木林の方を指差し )
…前々から気になっていたんだが、俺の何処が好きなんだ。意地悪で、堕ちた刀で、写しだ…。( ずうん )
――…、( 主や仲間の者に見付からぬよう浴場へ。ささっと身を清めると、厨から握り飯を拝借し数十分程の後部屋へと戻って )切国、ただいま。
…俺達もついに極修行へ行く許可が出たそうだが、あんたは行くのか。( ひそ← )
…言ってみなければわからない。大丈夫だ、あんたや審神者には迷惑は掛けないから。俺がお前や審神者を唆したことにすればいい。( 確かに、あの難癖の強い政府の男が素直に己を解放するとは思えず、一瞬自信の無い暗い表情を浮かべるものの視線を落とした先で彼の手が恐怖に震えているのを認めれば、その手を優しく包み込んで小さく微笑みかけ。これは己の問題であり、最悪全ての責任や罪は自分が被れば良いと考えており )
ん、分かった。( こく / 一回頷いてはその雑木林へと向かい )
そんなことはない。俺は、不器用で優しいあんたがが好きだ。( 真顔 )…たまに控えめに笑うのもな。( くす )
――…ん…国広?( あのまま意識を手放して居たようで彼に名を呼ばれてはふ、と目を覚ましゆっくり起き上がり )
…ああ…そうらしいな。( 遠い目 )本丸内で主の凄まじい発狂が響いていたが…どうだろう。行くかもしれないな。国広はどうなんだ?( ひそそ← )
そんなの駄目だ…!迷惑なんてこれぽっちも思ってない…!そんなことすれば罪が重くなるだけだぞ…っ。それなら俺が被るほうがいい…!( 彼だけに責任も罪も押し付けるなんて真っ平ごめん被る。そんな考えなら自身が身代わりになって被る覚悟ならできているんだ。だから、そんなこと言わないでくれ。そう必死に嫌だ、嫌だ、と何度も力強く首を振り続け )
…そら、全部脱いでこれを穿くんだ。一応、タオルも渡しておく。――見ない、けど…今度はちゃんと隠しながら着替えるんだぞ。( タオルと海水着を渡し、背を向けて )
っ、不器用は余計だ。……嗚呼、聞かなきゃ良かった、( 林檎顔隠すように机に突っ伏し )
すまない、起こしてしまったか。腹減っただろう?握り飯を持ってきたぞ。( 水も合わせて相手の前に差し出し )
あの主が発狂を…?想像出来ん。いやそれよりも行くのかッ?( ざわっ )俺は…強くなりたいとは思う。だが…俺が俺でなくなったらと思うと、少し怖い。
ふ、そんなに震えて何を言う?本当は怖くて堪らないくせに。怖がり屋は大人しく俺に護られていれば良いんだ。( どれだけ相手が強気な言葉を述べようと、この掌に包み込んだ彼の華奢な指先が震えている事実に変わりは無い。嘲笑的な笑みを形成し、小馬鹿にするよう鼻で嗤えば相手の布を取り払いわしゃわしゃと頭を乱暴に撫でて )
ん、分かった。( こく / タオルと水着を受け取り腰回りにタオルを巻いては脱ぎ始め )
なんだ。もう降参か?…あんたから聞いてきたのに( くすくす、頭撫で撫で )
――いや、目を瞑っていただけだから平気だ。…!ありがとう。丁度、腹が減っていたんだ。( ぱあ、それを受け取り”いただきます”と言ってから一口パク )
まあ…主はああ見えて結構凄まじいぞ。( こく )?行きたいとは思ってはいるが。…俺も主や皆、あんたを守れるような強さが欲しい。…俺とて怖いさ。だが、俺は俺のままだと思う。あれが、何かを決意した本来山姥切国広の姿だと、俺は思っている。
っわ…!あ、ちょ…やめっ、( 小馬鹿にするような言い草でも彼は此方を気を遣っているに違いなく、納得のいかないような表情を浮かべ反論しようと口を開きかけた処、流れる様な仕草で頭を乱暴に撫でられあわわ、と焦りだし止めようと彼の手首を掴み )…っ怖がってなんかない。だが…あんただけ嫌な思い…させたくないんだ…。
……、( 自分も上半身を脱ぎ、腰回りにタオルを巻いて黙々と海水着に着替え )
うるさい。そんなことは分かっている…ッ!( うが、相手の胸板ぽかぽか )
――今更言うのも悪いんだが、その握り飯は誰が作ったものか分からない。厨房に適当に放置されていたんだ。中身は何だった?( そしてこの仕打ち )
…俺本来の姿…?修行に出て、何を得たのかは分からないが…なるほど。俺が俺であるために修行は必要なことなのかもしれないな。…ああ、分かった。俺もいずれ主に頼んでみる。あんたも修行に出て、何か変化が有ったら言ってくれ。
…切国。俺は審神者やお前達が俺を必要としてくれることが嬉しい。だから、どんな状況になっても後悔はしないさ。――言い方を正そう。俺と一緒に闘ってくれないか。( 優しさの伝わる彼の願いに困ったように眉を下げるも、その気持ちは嬉しいに違いなく。ならば共に戦い、何が何でも相手を護り抜くという覚悟を決め敢えて言葉を変えて相手の布下の瞳を真っ直ぐに覗き込んで )
…これでいいのか…?( 首傾げ / なんとか着替え終え上半身は彼の内番服、下は海水着 )…国広、
ふふ…自滅したな。( くすくす、なでなで )
――?!( ぎょ、 / あんたが作ったんじゃないのかな眼差し向け← )…………よく…分からない。( 中身in固形物← )
かもな。どんな姿になるかは俺にも分からない。…ああ、分かった。すぐ報告があるような気がするが…変化があればあんたに言う。( こく )
…国広…っ、( その言葉にじわり涙を浮かべそれならば自身も覚悟を決めて彼と共に――彼と一緒ならば乗り越えられる。思わず抱きしめ何度も何度も小さく頷き )
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