半堕刀剣 2018-04-15 23:28:01 |
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っな…?!、べ、べべべべ別に…戸惑ってなんて、なかった、筈、だ…が。( バレバレな動揺 )
怒ってない。…離せ。後はあんたの好きにすればいいだろ。( ぶん、と腕を振り離させようとし )
……俺は平気、だ。俺より国広の方が大分傷付いただろ…なにもしてやれないで、すまなかった。( 退室する前に審神者に頭を撫でられ執務室へと向かう審神者を横目に見ては見おくり。長い沈黙を破るように彼から話しかけられ。蔵の中の出来事のことだと分かれば力強い首を降り自身よりも彼の心の傷が深い筈なのに俯きつつそう彼に謝罪をし )
…フン。どうだかな。まあ、そういうことにしといてやろう。( 頭ぽんぽん )
心配してやっているのに、その言い方は気に入らないな。ああ分かった、勝手にさせて貰う。( 振り払われるとム、としたように顔顰め。自ら相手から離れ、その場を後にし )
俺を救ってくれたじゃないか。お前が謝ることはない。( 相手が居なければ今頃どうなっていた事かも分からない事。それなのに謝られてしまえば困ったように笑って彼の頭を撫でてやりつつ、そのまま見つめ合う内に半ば衝動的に彼を強く強く抱き締めて。彼の匂い、温もりを直に感じられると何故だか分からないが心が安らぎ )――少しの間、こうしていても良いか。
…なんなんだその上から目線は( むむ、 )
フン…( 相手が去った後、少ししゅんとした表情を浮かべて。行く宛もないまま反対方向へ行き )
――!く、くに…ひ、ろ…?( 彼の腕の中へと収まっている――そんな状況に困惑気味に彼の名を呼び。突然のことだった故に頭が回らずにいたのもほんの数分でやっとのことで理解したのはいいものの抱きしめ返すべきか、どうするべきかと彼の背にてさ迷う腕のままで。だが、じわじわと感じる彼の体温に此方もホッとすると同時にあれだけの酷い怪我を覆った彼はこうやって生きてこの場に居るという実感からじわり、涙を浮かべそれを隠そうと肩口へと顔を埋め小さく頷き )…お帰り…国広。
切国が子供っぽいから。( 冗談っぽくお道化てみせ )
――…( 少し進むと綺麗な小川が見え、その水際で蹲っては物憂げに水流を見詰め )……帰り方、分からなくなってしまったな。
…ただいま。( 此処が新しい己の居場所なのだと実感できる彼の台詞がほんの少し面映ゆく、照れたように挨拶を交わせば今一度ぎゅ、と力を込めて掻き抱いて。何度も引き裂かれそうになった相手との絆を確かめるように、長い間そうして密着していれば満足したのかゆっくりと身を離し、至近で相手の顔を見詰めて。数日振りに見る彼は心成しかほんの少し痩せた様にも感じ )そら、どうせ朝餉もまだなんだろう?行ってこいよ。腹、減ったろ。( そう勧めてみるものの、本調子でない己は食事を摂る気にもならず一人で審神者が来るのを待っていようと布団に潜り込み )
は…は?!こ、子供…?!っ、俺は童じゃない!( むむむ
)
……( やはりあのままでは駄目だと歩みを止め、向きを変えると彼を探すことに。それからし彼の姿は見当たらず途方に暮れては小川にやってきてすると彼の姿を見かけ )…ぁ。
…いや、あんたとここにいる。あまり食欲が湧かない。( この一時の空間が長く続けばいいのに――そんなことを思うのも彼から身を離されては少しだけ寂しくもう少しこのままで居たかったなんて言えずに彼をじーと見詰め返し。此方もまだそこまで本調子ではなくなんとなしに体が怠く感じるも気のせいだろうと決めつけては彼の側を離れず。 )
すまない。それだけウブで可愛らしいということさ。( どうどう )
……!( 気配を感じ振り返れば相手と目が合い、少し睨んでからふいと顔を背け )
でも…少しは腹に入れておいた方が良い。どうせ、ずっと何も口にしていないんだろう?( 逆の立場だったなら、目の覚まさぬ相手を前にして食べ物が喉を通るとは思えず、お人好しの相手ならば尚のことだろうと考え。相手の不調には今はまだ気付けずにいるが、余計な気を遣われるのは本意でなく首を横左右振り尚促しては横になりながら彼の手を握って )
…それは俺を写だからとバカにしてるのか…?( むすぅ )
…、( 此方も頑固なところがある故に同じようにふい、と顔を背け気の傍まで歩み寄ればそこへ背を預け )
…いや、本当に食欲がないんだ。あまり食べたいとも思わない。( 確かに彼が目を覚ますまで食べ物でさえ手を付けずに傍に居たのだが、喉を通らない理由はそれであるもののそれとは別に違うことで食欲が湧かずにおり相手の促しに首を横へ左右に振り握られた手を弱々しく握り返し。すると、手紙一式を持ってきた審神者が帰ってくると何やら様子がおかしいと気づいたのだろう。不思議そうに切国を見詰め”…切国、お前…熱あるんじゃないのか?”と彼の方へ歩み寄りしゃがみ込むと額へ手を添えては確信したように”…ある、ね。あの時濡れたまんまだったからそれが駄目だったんだな。切国、布団出すからそこで横になって休んでなさい。”と布団を出し彼は嫌々ながらと言ったようにそこへ横になり )
別に…そんなつもりで言ったんじゃない。それとも冗談に聞こえたか?( 首傾げ )
そんな所で何をしている?俺が気に喰わないのなら、何処へでも行けば良いだろ。( 小川を見詰めたまま冷たく声を張り上げ )
え…。( 相手の体温がやけに温かく感じたのは他にも原因があったからだと、皮肉にも審神者の言葉により漸く気付けば再び上体を起こして隣に寝込む彼を心配そうに見下ろし。――お前は周りの者を不幸にする刀だ、以前主から言われたそんな言葉がその瞬間に頭を過ぎると彼と彼の主に深々と頭を下げ )すまない。俺のせいで…こんな…。( 謝罪しても病状は良くならない事は分かっている為、顔を上げては緩慢な動きで自分の寝ていた布団を畳み始め。手入れ部屋にも限りがあるゆえ、いつまでも寝ている訳にもいかないからだ )――なあ、審神者。俺に出来る事はあるか?
……冗談で言ったんじゃないのか?( ちら )…俺はそういった…感情には疎いんだ。未だにその感情さえよくわからない。主や兄弟に聞いたところで俺には理解し難いかもしれん。( 伏目 )だが…何故だろうな…ここが変に早い。( 心の蔵のある所へ手を置き )
…別に。俺がどこに居ようが勝手だろう。( ふん、と言い返しては体育座りで蹲り内心何故こんなことしか言えないのだろうと、小さな溜息を吐き )
――…国広のせいじゃない。俺が管理不足を怠ったのが悪いんだ。( 審神者に言われ横になってはふと、横へ視線をやってみれば彼が心配げにしているのを目にしては何やら追い詰めたように謝罪をする彼。なぜそこまで自分を責めるのだろう。そんなことを思いつつゆっくり腕をあげ頭を撫でてやり。目覚めたばかりだというのに切国の心配をする彼の気遣いを断るのも失礼に思うと”…そうだな。薬は薬研に貰うとして、着替えは俺が堀川に直接伝える…ん、じゃあ山姥切。桶とタオル持ってくれくれるか?厨に居る燭台切に言えば貸してくれるはずだ。…厨の場所分かるか?”とここへ来たばかりのこともあり未だここの刀剣男子達とは話してもいないのだから正直心配のようで )
…俺は本気でそう思ったんだ。口下手だから、そもそも冗談を言おうとも思わんが。…ほう?興味深い話だな。心の臓も暴れている、と。――あんた…それ、何かの病じゃないか。( そして此奴も鈍感だった件 )
……だからって何で俺の傍で、( 文句垂れつつも場所を移動する事もなく適当な小石を川に向かって投げ )
…しかし…、( 結果的に彼らが巻き添えを食った形となった事実は変わらず撫でられ慰められても納得のいかない表情で口籠もり。何か言いたげに口を開閉していた折、審神者から頼み事を託されると男へ視線を遣ってこくりと首を縦に振り。正直なところは他刀と関わり合いになる事に少し抵抗は覚えるが他ならぬ分霊の為。素直に従い、早速手入れ部屋を後にして )分かった。…道は何となく覚えている。すぐに戻る。
…あんたがそういうのなら…そう、なのだろうな。だが、俺は童じゃない。( 引きずるタイプだった )えっ…俺の心の蔵はなんらかの病に…かかっている、という、のか…?( 段々不安になる打刀。いつ気づくのやら )
……国広、すまない。( あの時の事を謝っているようでぽそり謝罪し )
ん、分からなければ此処へ一旦戻ってきていいからな、( そう彼の後姿を見送るもやはりまだ慣れていないこの本丸に内心心配で心配で溜まらなく。切国も彼の事が心配なようでここを出る際心配げに見つめていたのも知っており。だが、切国を一人にはできないし、山姥切の事も気になるしとこう両立できないものかと項垂れていた処、それを見かねた切国が一人で平気だと様子を見に行った方がいいと背中を押してくれては彼の言うことを聞き手入れやを後にし山姥切の後ろをさり気なく着いて行き )
もう少しこれが上手くなってから言うんだな。( 自らの唇へ人差し指添え、接吻の事を暗に示し )…それは俺にも分からん。主か薬研に相談したらどうだ。…どんな時に心が騒ぐんだ?( じ )
――謝りに来たのなら素直にそう言えば良いだろう。( くるりと振り向き、ばつの悪そうな笑み浮かべ )俺も、言い過ぎた。すまなかった。
( 審神者に見守られている事など露知らず、記憶と感覚を頼りに厨房へ目指し。幸い自身の本丸と建物の造りが似ていることから、それ程苦も無く目的地へ辿り着くことが出来ると直ぐに目当ての人物を見付け。朝餉の後片付けに終われ忙しそうにしている燭台切光忠に事情を説明し、桶に水を張りその中へタオルを入れて準備して貰うと、最後に二振り分の飴玉を拳に握り込まされて。とことんまで親切な相手、すんなりと意気投合し珍しくも警戒を解いて少しの間会話を楽しめば再び手入れ部屋へと戻るべく踵を返して )
ゔっ…そんなのどうしろというんだ。( その意味を知ると恥ずかし気に視線を逸らし )…あ。もう少しでも国広の相手ができるように…兄弟に相手になってもらう…とか、か。( 顎に手を当てさり気なく兄弟を巻き込もうとする子← )…そうか。あんたなら何でも知ってそうな気がしたが…( しゅん )…どんな…先程の接吻とか。あんたと目が合うとき…とか?( 首傾げ )
……!く、国広は悪くない。俺が…一方的に機嫌を損ねたのが悪かった、んだ。( バッと顔をあげるものの後半から段々小声になりまたも顔を俯かせ )
( 大丈夫か、大丈夫だろうかとそろり相手にバレぬよう忍びの如く壁に隠れたりとを繰り返し何処か不審者の様に見えるのは言うまでもない。相手が厨へと辿り着くとそこから様子を窺がってみれば燭台切と楽し気に会話をしている姿に内心ホッと胸を撫でおろし。これなら大丈夫だろうと判断しては堀川が居るであろう自室へと行くべく厨を後にし )
え゙っ…。それは、イヤイヤ、待て、違う。( ツッコミが間に合わない )口吸いは…その、恋仲になった者とするものであって兄弟間でするものじゃない。断じて違う。兄弟にするくらいならこの俺にしておけ。( 撃沈する五秒前 )…それは、俺もだ。お前の事を考えていたり、今こうして話している瞬間にも鼓動が高鳴る。何故だろう?( 相手の手を自身の胸元へ導き )
何か機嫌を損ねさせるような事をしてしまっただろうか。だとしたら俺も悪い。( 目伏せ )
( 厨を出る際に聞いた自分の物でない微かな足音。其方へ目を遣れば一瞬だけ審神者の背中を捉えることが出来、しかし直ぐにその背中も柱の陰に隠れてしまい。彼の行動を疑問に思いつつも手入れ部屋に戻ると変わらぬ姿勢で横たわる相手の耳元へ優しく声を掛け )――切国。戻ったぞ。( 桶を畳みに置き、冷たい水に浸したタオルを適度に絞って彼の額の上へ乗せてやり。冷たいか、と伺いを立てつつも不意に長船派の刀から貰い受けた菓子の存在を思い出すとのど飴を一つ相手の手に握らせ )そら、土産だ。長船派の一振りがくれた。これは何と言う名の菓子だったか…。とにかく、喉の痛みに利くそうだ。
えっ、そういうもの…なのか?( ぎょ )…ん?だが、あんたの言う恋仲になった者と、口吸いとか言ったよな?なあ…国広。恋仲で口吸いするならば何故俺にあんなことしたんだ?( 純粋に疑問に思ったことを問いかけ / ぁ )…!同じだな。俺もこんな風に早い…やはりなんらかの病にかかっているに違いない。( 違 )
っ、!ちが…っ…あ、その…俺があんたの事を意識したとかどうとか言ったことが…恥ずかしいと思ってだな。( うぐ )
――…ん…?国広…か( 審神者と彼が戻ってくるまでの間だけ眠っていたようでふと、聞き覚えのある声が聞こえては薄っすら目を開け其方へと視線をやり。額にヒンヤリとした冷たい感覚に思わず小さく声を漏らしてしまうもそれも徐々に気持ちよく感じ今迄熱が籠っていたのがすんなりと退いていくように気持ちよさそうに小さく笑みを浮かべ )…?これは…そうか。ありがとう。( 風邪の初期症状である喉の痛みも少しあったのもありこういう事も想定していたのだろうか。あの長船派の刀、それはあの刀だろうといとも簡単に想像できてしまうとこの風邪が治ったら礼をいわなければ。掌にのせられたのど飴を口に入れ少し掠れ気味乍らも彼にも礼を言って )
っそ、それは…――したかったから、だ。…俺のものに、したかった。艶っぽいその唇も、綺麗な目も…あんたの全てを。…すまない、自分でも変な事を言っているのは分かってる。( 居た堪れず布を深くかぶって屈み )…あんたは至急主に相談しろ。俺は…薬研に相談することにする。
そう、だったな。その話の途中だった。切国が俺を好いていてくれたとは。…まさか、先程あんたが不機嫌だったのはあの娘に嫉妬を…?( 奢る写し )
( 濡れタオルを乗せただけで幾らか心地良さげな表情に変わったのを嬉しく思いながら相好を崩して礼を受け止め。とはいえ普段よりも覇気のない相手に不安要素は無くなることなく、己もまた相手の傍に居たいと望めば )…暫くゆっくり休むといい。その、邪魔でなければ俺も暫く此処に居て良いか?( 念のため伺いを立てつつも既に居座る気持ちでいるのか先程審神者から受け取った手紙一式を胸に抱き、部屋の片隅にぽつねんと据えられていた文机へそれを置いて )
した、かった…?お、おい国広なんだ。何いっ――っえ?( きょとからの段々意味が解ってくればぶわ、と顔を真っ赤にし )――い、いや…変ではないんじゃないか。俺も…その…なんだ、あんたの事が……っ、なんでもない。( 顔を横へ逸らし口もごもご )っ、わ、分かった。主に早速相談してくる。( ぱたぱた )
ぅ…あの感情が嫉妬、だったのか…確かにあんたと、あの娘が話してたのを見たらここがむかむかした。
( 胸元に手を添え )
…うつっても知らないからな。( 彼の行動範囲を横目で見てはここへ居座る気持ちでいるようで。伺いの言葉をも断る理由もなければ内心、彼らが来るまで寂しいとさえ思ったのはもしかしたらこの病のせいではないかなんて決めつけ。それでも彼が此処に居てくれることが嬉しくて仕方がなく無責任なことを言いつつも何処か嬉し気に小さく笑って )
…俺のことが、何だ?俺ばかり告白してあんたが言わないのは、ずるいぞ。( うう、ちらりと顔を上げ )ああ、俺も本丸へもどるか…。( 彼を見送りぽつ )
はは、俺にはどういうものなのかまだあまり経験が無いが…そうか、悪い気はしないな。( くす )
これ以上迷惑は掛けないさ。( 傷の治癒だけでなく風邪まで引いてこの本丸の手入れ部屋を占領するわけにもいかず苦笑を零しながら軽口混じりに答え。そのまま目の届く位置で文机に腰掛けると硯を使い出来るだけ静かに墨を擦りながら相手の様子を何となく視界に捉え。その語調は何処と無く嬉しげで、彼もまた満更でないことが分かり小さく笑って )…何か欲しいものとかあったら、いつでも言え。
っ~――…き…だ。っあんたが!す、き…なん、だ。( これでもかと顔を真っ赤に染め暫く黙りして小さく唸り声を上げるも決意したように彼へ顔を向け告白を )――主。あの…少し相談があるんだ、が。( 本丸へ帰還し早速主の元へ。少し恥ずかしげにあのことを相談すれば突然笑い出す審神者。"笑っちゃいかんな"となんとか笑いをこらえその説明を受ければぶわわと顔を染める打刀さん )
…俺もよく分からないんだが( じとぉ )…う"っ…何故だ。恥ずかしい…( うぐぐ )
…ん、ありがとう。今はないから大丈夫だ。( コロコロと口の中で飴玉を転がし少しでも気を紛らわせようと目を瞑り遊んで、耳からは静かに筆を滑らせる音、なんだろこの空間が落ち着く。目を瞑っていたのもあり少しばかり眠気が襲うとそのまま意識を手放し )
やっと言ってくれたな。その言葉を待っていたんだ。( 紅潮した頬緩ませ相手の両手を包み込むように握り )――ふむ。( 本丸へ戻り薬研藤四郎へ事情を説明するが、いずれ分かる と意味深な笑みを浮かべるのみで何の解決にもならず )結局、緩和させる方法しか教えてもらえなかったな。切国はどうだろうか。
そうか?あんたに妬いて貰えるなら、もっとあの娘と話していれば良かった。なんて。( ふ )
( 束の間の静謐な時間を楽しむように、相手の寝息を聞きながら筆を滑らせてゆく。これまでのこと、この本丸に暫く留まること、彼らを責めないで欲しいということを紙にしたため、最後に主と本丸の皆が無事であるか心配だという旨を記せば、出来上がったものを送るべく席を立って。部屋を出る際、彼の寝顔をちらと見やり、一目見てその愛らしさに満足すると音も無く部屋の戸を閉めて )
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