半堕刀剣 2018-04-15 23:28:01 |
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――ここ、か?…!分霊、やっと見つけたぞ。やはりその布は見つけやすい目印になるな。皆にそう言われるのも分かる、気がする。…まあいい。あんたを見つけられたのならそれはそれで一安心だ。
彼方で声掛けした者だが、俺があんたに該当する刀だったようでよかった。改めて参加許可感謝する。
見付かってしまったか。…歓迎するぞ、山姥切国広。なんて。
目立つのはあまり好きじゃない…。しかし自らを隠す為の予防線が目印になってしまうというのだから皮肉なものだな。( 布ぐい、 )まあ、同じ写し相手ならば互いに気負う必要も無いだろう。宜しく頼む。
で、何から相談しようか。――まずは、あんたの地雷とするところを教えてくれないか。設定の都合上、多少の悲愴、刀剣破壊を仄めかす発言をしてしまうことも有り得る。故に何処までの闇堕描写が許されるのか初めに確認しておきたくてな。
フッ…そう歓迎されるとなんだか変な感じがするな。( 控えめにくす )
…本当だな。汚れるくらいが丁度いいのにそれでもあまり意味をなさいこともあるのも少々悩み処ではあるがな。( はぁ )…嗚呼。此方こそ宜しく頼む。
ん、そうだな…彼方に書いてあった設定で大体のことは把握しているつもりだ。多少の悲愴や刀剣破壊等のしりあす、と現世ではいうのだろうか。それは全然構わない故に地雷はそこまでない。
だからあんたは気にせずしてくれて構わない。俺はそれを受け止めていく。
…同姿と直接話すのは俺も初めての事だ。鏡を見ているようにも思う。不思議な感覚だ。
どうせいつも薄汚れた成りを好んでしているんだろう。それなのに何故意味を成さない?( 不思議そうに首を傾げて )
…そうか。まあこんな奇特な募りに名乗りを上げてくれたんだ、地雷も少ないのだろうな。…良いのか、そんな事を言って。おまえを壊してしまうかも。――…なんて、ついつい話が逸れた。逆に、其方から質問はあるか?何でもいい、設定についてでも、俺の事でも。
…俺もこういった状況を目の当たりにしたのは初めてだ。不思議な感覚だが、何処となく安心感もあるような気がする。
別に好んでいるわけではない。…只、この身なりを隠そうとわざとみすぼらしい恰好をしているのに皆からはその…、綺麗だねだと言われるのが嫌でな。何度汚れようがそういう風に言われてしまう…( 目伏せ、布ぐい )
…普段では中々目にしない募りだったからな。その募りを目にしたときは同姿との会話はどんなことになるのか。どう物語の展開を繰り広げるのかと…様々なことが気になってな。だからあんたの募りに名乗りを上げたんだ。…?それが俺の運命だというなら…それはそれで俺は構わない。あんたがそれで楽になるのならな。—―いや…いい。気にするな。…ではお言葉に甘えて。設定の事なんだが、俺達の関係性はどうなるのかと思ってな…、
同じ写しなら比較される必要もないからな。
はあ、そういうものか。生憎と常より刃毀れしている身の上故そのように言われることは少ないな。だが、本科の写しとしてこの世に存在する以上、その受難からはきっと逃れられない。あとは、あんたの受け止め方次第なのではないのか。( 朧げな瞳で空を仰ぎ )
…それは俺にも未知数だ。少し楽しみでもある。改めて、名乗りを上げてくれたことへの礼を言わせてくれ。( ぺこり、 )――ふ、お前は少し変わっているな。自己犠牲的なことでは主は守れない。
関係性か…。物語の始め方にもよるな。初対面から始めるのと、出会いからそれなりに時を経た頃から開始するのとでは親交度も変わってくる。希望はあるか?
成程、な。それならばあまり気にせずあんたと会話ができるわけだ。気が楽なのかなんなのか…( ふっ )
そう、なのか?…俺が言うのもなんだか異様なんだがあんたは綺麗だと思うぞ。…まあ俺みたいな写しがそう言うのも癪に障るだろうがな。…これでも受け止めているつもりではいるが”写し”という自縛には中々逃れられないことは分かっているつもりだ。それを背負う俺を主は受け止めてくれるのは口には出さないが感謝しているんだ。…あんたはどうなんだ?( ちらり相手を見 )
?!そっ、そんな礼をされるほどなことはしていない…!顔を上げてくれ…!( あわわ )お、俺が興味を持ってあんたと巡り合えたんだ。この縁を無駄にはできないな…俺の方こそ、その…末永く宜しく頼む。( 布下げぼそそ、 )フン。そう易々と俺が折れるわけがないだろ。…だが、主の為ならばこの命尽きても構わないと思っただけだ。それに…あんたを救いたいのもある。
やはり初対面から始めるほうが親交度も募っていくだろうな…。それからはいろんな試練が待ち受けているだろうが…俺だけ希望を言うのは気が引けるからあんたのも聞きたい。どうなんだ?
少なくとも俺は、あんたと共に居ると荒んだ心が和らいでいくような気がする。分霊と話をするのは好きだ。
――綺麗とか、言うな。よりにもよってあんたが其れを言うのか。( 緩りと瞬いて視線を貴方へ向け )まあいい。あんたの居る本丸はとても日当たりの良い処なんだな。優しい主が居て、仲間がいる。――俺は…、俺の主は、もうずっと帰って来ない。
…素直じゃないな、あんたも。( ぽつり。眼前の白布を摘まんで相手の金髪を露わにし )……、主を守り俺も救う、と?随分と頼もしい事だ。なら、俺があんたの主に刃を向けたらどうする?
成程。俺も、折角なら初対面から開始したい。その方が、設定もより活かし易いだろうという勝手な意見しか生憎と持ち合わせていないのだが。その代わり、初期はあんたに対し不信感を抱いていたり、攻撃的であったりと危害を加える可能性がある。…そうだな、後々は色んな試練を乗り越えながら徐々に心を開いていくつもりではあるが、それでも良いか?
!そ、そうか。俺みたいな写しがあんたの役に立っているというならそれはそれで嬉しいことはない。…俺もあんたとこうやって話をするのは苦じゃない。
あっ、いや、その…違う、というか前提に俺が言うのは異様だと言っただろ!( 反論をするも徐々に視線を逸らし )――ッ、すまない…、あんたの心情を考えず口走ってしまって…俺だけ幸福に浸るなんていうのは自己満足過ぎた。( 眉下げ段々俯いで )
え?――ッ、な、ななななにをする…っ!( 不意に風姿を露わにされてしまうと驚いたように声をあげ慌てて白布を戻そうとし )…そ、れ…は…あんたが俺の親交だとしても、主に刃を向ける奴は許さない。があんたを…これ以上傷つけたくない。
いや、そんなことはない。その設定で俺は賛成だ。…嗚呼、問題ない。俺もあんたに対して初期は分霊であることに戸惑うかもしれない。だが、気になりかけつつあんたと親交を深めていけばな…と。
名刀達に囲まれる生活は肩身も狭いだろう。俺の元で休んでいけば良い。
すまない、あまりにも突然のことだったものでつい。お前は俺だ、言った言葉は全て自分に返ってくるぞ。分霊。…いや、良いんだ。この状況に慣れてしまってもう何も感じなくなっている。お前が俺に合わせる必要は無い。( ふるふると首を振り )
…いや、同貌なのに隠す必要があるのかと、単純に不思議に思ったんでな。すまない。( 声に驚いてぱ、と手を離し )…折れ損なった刀に情けなど要らん。どうせ写しの刀一つ消えたところで――いや、あんたの前でこんな話をするのは止そうか。
分かった、では演練の道中対面するところから始めよう。次回、初回文を用意する故、これへの返事は不要だ。どの道本編が始まれば蹴ることになるしな。少し、名残惜しいが。
…いいのか?( きょと )では、あんたの言葉に甘えることとしよう。( 恐る恐る相手の肩口に頭を乗せ )もう慣れだな名刀達に囲まれて過ごすというのは。初めて顕現してからは俺の様な写しが誰しも興味すらないだろうと思っていたのにも関わらず何人もの名刀に気にかけられていた。…布を洗えやら色んな事言われていたりしたが…断るのも必至だ。( 溜息 )…言われてみればそうなるのか…すまない。先程言ったことは忘れてくれ。( 視線すす、ぽそ )あんた……俺の前くらいは本音を言えばどうなんだ?本当は…寂しいんだろ?( 首ゆるり、相手をじぃと見つめ )
…俺が目の前にいるとしてもこの同貌を堂々とあんたの前で見せられるものではないし、見たところで何もあんたが得するわけではないだろうに…( ささっ、と布を元に戻し顔を隠し )…俺はあんたが折れる所は見たくない。写しがどうとかじゃなく…あんたのこうやって話すのが好きなんだ。
返事は不要だと言われてしまったのにも関わらずあんたへの返事を返したこと許してくれ。…俺も名残しいんだ…。
—―大分下がってしまったな。もうあんたはいないかもだろうが上げておく…。まあ、写しの俺があげるなんて迷惑だろうがな。( 布ぐぐ、 )
…久しぶりだな、分霊。ひと月も間を空けてすまなかった。
まだ待っていてくれたこと、嬉しいと同時に恐縮した。連絡も寄越さなかったくせに、俺なんかがこんな事を思うことさえ烏滸がましいが。
許して貰わなくてもいい。幻滅したならこの縁を切ってくれても良い。俺からは何も望むまい。
ただそれを伝えに来たんだ。本当に、無責任な俺ですまない。待っていてくれて、ありがとう。
――!分霊…久し振り、だな。
…いや、そんなことはない。まさかすぐくれるとは思わなかったが、こうやって連絡をくれたこと、嬉しかった。
許すもなにも…俺はあんたがこうやって来てくれたんだ。俺もそれ以上望まない。だからまたあんたの相手をさせてくれないか…?
…ありがとう。あんたに借りが出来てしまったな。此方こそ、また改めて宜しく。( す、と片手差し出し )
前回用意できなかった初回文から始めたら良いだろうか?
べっ、別にいい。俺が好きでそうしたのだから…あんたに迷惑だと思われなくてよかったが。( 目伏せつつ差し出された手を恐る恐る手を出しては握り返し )
嗚呼。すまないがそれからお願いできるか?
迷惑なものか。あんたが頼りをくれなかったら、戻る機会を逸していたかもしれない。この借りは、どう埋め合わせたら良いのだろう…。( ぎゅ、と両手で握り )
分かった。場面は演練。ロルの長さに好みがあれば言ってくれれば合わせる。
( 各々が実力を競い合い、熱気の増す演練場を遠巻きに腰を据えて眺める刀が一振り。碌に手入れをしていない身体は血や泥に塗れ、殺気立った鋭い眼光が彼の異質性を際立たせる。それと比べ、力強く楽しげに、刀を振るい舞う刀剣達のなんと羨ましく忌々しいことか )──…どいつもこいつも。
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