リズ 2018-04-11 23:10:30 |
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(綺麗になった部屋と器具達を満足そうに見渡せば貴女の頭を撫で、煙草に火をつけながらウイスキーのグラスとボトルを手に取り深々とソファーに腰掛け)
え、あ、先生?
もう_灰落とさないでね
(褒めるように頭を撫でられると少し動揺したようで、なんだかんだ完全にリラックスモードの姿を見ては諦めたように灰皿を持ってよたよたと先生の元へ)
その先生ってのやめろ
(まだ覚束ない足取りの貴女の姿を眺めれば何とも言い難い気持ちになり、灰皿を受け取ってローテーブルに置けば空いたその手首をそっと掴んで自分の胸元にそっと貴女を抱き寄せるように座らせ)
俺と距離詰めんのがそんなに怖いか?
だってリズ先生、意地悪だもん
脅すし、雑用させるし
(大人しく引かれるままに、左膝を庇うように足を崩して座ると貴方を見上げてどこか少し拗ねたように言葉を紡いではふいっと顔を背け)
可愛がって
褒めて、いっぱい甘やかして
(くすぐったいと逃げるように身を少し引いては貴方を見据え、煙とお酒の匂いを吸い込むと空いている手をそっと貴方の胸元へ)
じゃないと、また逃げちゃうよ_なんて
___
(添えられた手に自分の指を絡めれば、貴女をそのまま抱きすくめて優しく頭を撫でて)
もうどこにも行かなくていい
お前の帰ってくるところはここだからな
…先生、酔ってる?
今日はもう休んでよ、明日も患者さん待ってる
(優しくて頭の中を溶かすような言葉にぐっと一度絡んだ指に力を込めて、左膝を擦らないように気をつけつつ片膝を立ててはまるで本気にしていないかのように笑って)
そーいや、お前が居なくなった日は患者を診ようなんて微塵も思えなかったな__
確かにガキはそろそろ寝る時間か。
(ウイスキーのグラスを手に取りそんなことを口にすれば、中身を飲み干して貴女を抱き上げて)
酔ってねーよ、馬鹿
餓鬼じゃない、し_それは狡い
ある意味脅しだよ
(縛り付けるような言葉にまた目を逸らしては、餓鬼扱いというよりは人形玩具と言うように軽く持ち上げられる身体に拗ねたように唇を尖らせ貴方の手の甲に爪を立て)
他の患者さんの為にここに帰るしかないじゃん
そういうことだから、ここに帰る以外お前に選択肢はないな
(爪を立てられればケラっと笑い、抱き上げた貴女を寝室のベッドに寝かせれば自分も隣に腰掛けると、睡眠前の最後の煙草に火をつけ貴女の横顔を眺めながら)
俺はなかなか良い女だと思ってるぞ、お前のこと
だから機嫌治せ?
本当にいい女だと思ってたら脅したりしないでしょ
…でも、運んでくれてありがとう
(ベッドのシーツに顔を寄せてこちらを見下ろす貴方を見上げては笑って、貴方の脇腹あたりを左足の先で軽く蹴りつつ)
あんまり意地悪言うと今度はもっと遠くに散歩しに行くから
次は俺も連れてけよ
(遠くにいくという貴女の言葉やしぐさが愛しく、煙草の火を消せば空いた手を貴女の頭に伸ばしてそっと頭を撫でで)
そーいうのがガキっぽいっつーんだ
ほら、もう休め
(自分も貴女の隣に横になると、片腕を伸ばし貴女の頭を乗せるように抱き寄せ、頭を撫でながら目を閉じて)
次があったらまた脅す癖に
まあ、うん…おやすみ先生
(言い訳はやめて目を閉じた貴方を少しの間眺めてから同じ様に目を閉じ、そろそろ慣れ始めたこの体勢にも少しの抵抗を見せるように腕は貴方の服の裾を掴んで)
ロッタ___飯
(そのままぐっすりと入眠し、暖かい日差しの中小鳥がさえずる時間になるが、朝はめっぽう弱くうわ言を呟きながら静かに寝息をたてていて)
_ん、わかった
(鼓膜を揺らした声にぱちりと目を覚ますとまだ眠る貴方の額にそっと唇を寄せ起き上がり、パンとハム、卵があったからトーストとコーヒーでいいかとベッドから足を下ろして)
__
(額に微かに残る暖かさに頬を緩め、トーストの焼ける芳ばしい匂いと卵を焼く何とも幸せな音に目を覚ますと、ゆっくりと起き上がり寝惚けた様子で口を開き)
ロッタ
…おはよう、先生
ご飯出来た、コーヒーもあるし灰皿もあるよ
(自分の名前を呼ばれるのは少々気恥しい、トーストをお皿にハムと目玉焼きと共に乗せてテーブルへ運んでは返事、コーヒーは足のこともあるのでゆっくりとしか運べないが)
いい夢見れた?
わりといい夢だったな
灰皿とコーヒー先にもらうぞ
(ゆっくりと起きあがると貴女の元に歩み寄って灰皿とコーヒーを受け取りテーブルにおき、煙草に火をつけると咥えると貴女をそのまま抱き上げてソファーに座らせて)
飯は有り難いけど、まだ痛むなら無理するな
先生が寝言で飯って言うから
それにこれくらい平気、治療の方がよっぽど痛い
(慣れたようにソファーにおろされれば拗ねたのか頬を膨らませ、ぽすりとソファーに身体を倒して横になればそのまま横目で貴方を見上げて口を開き)
トースト、固くなっちゃうよ
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