案内人 2018-04-10 23:55:42 |
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▼小高い丘へ行く
大丈夫安心して、人の手紙を勝手に読んだりしないよ。料理長が女王のとこにいるのなら、白うさぎもそこにいるかもしれないし
(読むなと釘を刺されると中身を確認したくなるものだが、とりあえずは素直な言葉を返しながら手紙を受けとる。料理長が白うさぎの知り合いならば白うさぎがどこにいるのかも知っているかもしれない。このまま追いかけても追い付く保証はなく、それならば白うさぎの帰ってくる場所で待ち伏せていた方が出会える確率も上がるだろう)
ふーん、君も女王はあんまり好きじゃないんだ…分かった、抜け道だね。これ以上体が減るのは困るし厨房への道を探してみるよ
(またも出た女王の名前、そして帽子屋の憎悪。その首は女王に切られたの?と聞こうとする言葉をすんでのところで押し留めた。せっかく今帽子屋は上機嫌なのだがらまた気を悪くしてもらっては困る。目無しのチシャ猫に首のない帽子屋…もしどちらの欠損も女王のせいだとすればこれから行く女王の城は危険極まりない場所だろう。白うさぎに会えればと思って引き受けたものの、料理長と白うさぎ以外の誰かに会うのはまずそうだ。すんなり手紙を渡せるのか少々の不安がよぎる。だが差し出した手はもう引っ込められない。皿の上にのっていたアップルパイが消えていくのを見届けると、東の方角をみた。草原はまだ暗くあまり出ていきたくはないが、このお茶会に長居するのもあまり良策とは思えない。なによりこの機を逃せば出ていくタイミングを失ってしまう。とりあえずここからはおさらばした方がいいだろう。庭の出口へと歩きながらテーブルの方を振り返るとお茶会の参加者たちに軽く手をふり)
分かったよ、それじゃ行ってくるね
(/それは困ったチシャ猫ですね笑いつまでも楽しみたい気持ちもありますがハッピーエンドを掴みとりたい欲もあり…難しいところですね。はい!こちらこそよろしくお願いします!それでは背後はそろそろ失礼しますね)
( 一歩踏み出すと闇に包まれた草原、背中越しにお茶会の楽しげな笑い声が聞こえる。それに伴ってか随分と心細いが雲の隙間から覗く月明かりがあるだけすこしはマシだろう。緩やかな坂を暫く登れば丘の頂上に到着する、高さがそれほどないため隅々までは把握できないものの漸くハッキリと知ることの出来た幾つかのもの。僅かに見えていた湖は大きな川であり暗がりでは底の深さは把握できない。右側には不安定な吊り橋が風に煽られ揺れており、正面より左にくだったずっと先に立派なアーチ状の橋が存在感を放っちその先は森そして塀に囲まれた城がこれまた存在感十分に建っているが、至るところに無理矢理造築されたような建物がぽつぽつありさながら木の枝のようなヘンテコなお城。また吊り橋の下には小舟がくくりつけられていて川の流れに沿ってゆらり揺れている。)
▼吊り橋を渡る
▼小舟で向こう岸に行く
▼立派な橋に向かう
(/ ぜひぜひハッピーエンドを掴んでくださいませ。はい、此方も一先ず失礼致しますね。)
▼立派な橋に向かう
(なんとか体を失わずにお茶会を抜け出すことができた。暗い草原を進むうち、チシャ猫の時同じ疑問が湧いてくる。どうして生かされたんだろうか、と。結局帽子屋の真意は不明だが、もし本当に翔の首を狙っていたとしたらなぜ出会い頭に首を切らなかったのだろう。お茶会に参加させてから、というルールがあったのかもしれないが、いずれにしろこの世界でひどく弱い、力のない翔が未だ生きているのは幸運なのか、必然なのか…翔には判断がつかなかった。
暗がりの中に見えてきた大きな川、そして向こう岸に渡る手段。昼間の明るい時間ならば舟で渡っても良かったが、もし川に落ちてしまったときに周囲が明るくなくては岸にたどり着けないだろう。吊り橋も同じだ。となると少し遠回りになるが、あの頑丈そうで立派な橋を渡った方が良さそうだ。手紙を無事に届けるためにも川に落ちないルートを通ろうと、翔は立派な橋の方へと歩きだした)
右よし!左よし!正面よし!真上よし!3分前と変わりなし!!
(両端にはそれぞれ人と同じ大きさの時計が立っていて、しきりに辺りを見回している。一連の流れを終えるとさん巻きはありそうな長い紙に印をつける、そしてジッと微動だにせずまたキッカリ3分後に周囲を見渡す、反対側の兵も同じ動きをしているようだ。時計兵からは今のところ暗闇に潜むアリスの姿は見えていない、ジリリ腹の時計が3分後の合図を鳴らすと時計より小さな頭を動かして更に一連の流れを静寂な闇に一際響くその音は女王の元にも届いているかもしれない。)
▼手紙をみせる
▼様子を伺う
▼丘の上までもどる
▼嘘をついて渡る
▼気を逸らす
▼気を逸らす
…
(橋の上にいたのは橋の番人とも言うべき時計がたっている。あれは空飛ぶラッパと同じ類いのものなのだろうか?どちらにせよ、橋を渡るものに目を光らせる時計に見つかって騒がれるのはまずい。彼らは橋になにかが侵入したとたんに鳴り出すのだろうか。それとも3分ごとのチェックなのか…まだどんな動きをしているのかわからない。翔は手近にあった石を手にとると時計には当たらないように橋の左端付近に向かって投げてみる。あわよくば、それに気をとられてくれるといいが…)
右よし!左よし!正面よし!真上よし!3分前と変わりなし!!
( 左端へと転がる石しかし時計兵は気づいてない、丁度真上を見上げていたようで同じ台詞を続ける。そして再び静けさが訪れるはずだったが、ザワザワと風が森を揺らし葉の擦れ合う音が聞こえ少しばかり肌寒い、とゆうよりは何とも言い難い寒気を感じるような空気感。その理由は木々の間から何かの視線によるもの。真っ白でのっぺりとしたお面、小さな穴が3つあり目と口のようになってはいるが暗闇から薄っすら浮かびあがるソレは不気味でしかない。そして時計兵を指差しゆっくり腹にある時計へと指を下ろすソレ、何かを発するわけもなく首を傾げたままただジッとアリスを見つめている。)
▼再度石をなげる
▼別の方法を考える
▼ソレとコンタクトをとる
▼ソレとコンタクトをとる
…!!
(ソレを見つけた瞬間、思わず声が出そうになった。不気味に浮かぶ白い仮面、明らかにこの世のものではない雰囲気を持っている。大時計だってこの世のものとは言い難いが、もっと違う、生気が感じられないような姿だった。だがソレは特にこちらに危害を加えようとしているわけではない。なんならこちらに何かを伝えようとしているようにも見える)
…針を止めるのか?指で針を押さえれば時計が3分進むこともない
(しばらくソレが伝えたい内容を考えてひとつの答えにたどり着いた。大時計が自分の腹にある時計を頼りに3分を測っているのだとしたら、二人の大時計を同時に止めることができればこの暗がりの中、橋を渡ることができるかもしれない。翔はソレと目線を合わせてみる。本当に協力してくれるかは分からないが試してみる価値はある。翔は片手で時計の針を模し、もう片方の手でそれを止める動作をするとソレに意図が伝わることを祈り)
( アリスがした仕草を真似てつぎは首を反対に傾けて見せるソレ、やはり言葉は発しない。ジリリと時間を知らせる腹時計にまた一連の流れをする時計兵。しかし今回ばかりは少し違う、左を向けば先ほどまで無かった石ころその小さな変化に気付いてけたたましい音で鼓膜を揺らす。その騒々しさに森の中から一斉に鳥が飛び立ち、反対側の時計兵は驚きのあまり尻もちを一度ついてから同じようにベルを鳴らす。消えていた城内の灯りがぽつぽつと明かりを灯し始め、ラッパ兵が急げとばかりに合図を鳴らす。静寂な闇が一気に騒がしくなってきた、いつの間にか真っ白なソレは姿を消してどこにも見当たらない。)
▼時計兵を壊す
▼川に飛び込む
▼立派な橋をわたる
▼小舟まではしる
▼吊り橋まではしる
(/ 遅くなってしまい申し訳ございません。暫くレスの頻度が低くなるかもしれませんが、お付き合い頂けると嬉しいです…!)
▼吊り橋まではしる
げっ?!
(時計は小石に反応を示さないと思っていた矢先、時計は石を見つけてけたたましく鳴り始めた。藁にもすがる思いで先ほどのソレの方を見てみるがどこにも姿はなく、頼れるものもなくなってしまった。森がざわめきまたラッパ達が飛び立つのが見える。城の灯りがともり、城内にいる人物…女王が目を覚ましてしまったもしれない。このままでは捕まるのは時間の問題だろう。一刻も早くここから離れなければならない。翔は不安定なつり橋めがけて闇の中を走り出した。今城の警備はあの立派な橋に目を奪われているはず、それならばつり橋を通った方が安全だろう。別の脅威があればまた話は変わるが)
(/いえいえ私も遅いことがありましたのでお気になさらず!お忙しい時期かと思いますので、案内人様がお時間の取れる時にゆっくり返信していてだければと!ゆっくりお待ちしておりますので!)
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