パンドラの家【非募集】

少年は父親と一つ屋根の下暮らしていた。家は古いアパートであったり海辺の別荘であったりしたけれど、家族は変わらず父一人。それでも少年は大好きな父さえいれば母親も、兄弟も、友人も要らなかった。学校の先生だって、物知りな父さえいれば十分だった。
しかし一つ歳を重ねる度にわからないことは増えていく。自分の父親が、世間一般の父親と比べてひどく若く美しいこと。そんな父に抱き締められた時に生まれる不思議な感覚のこと。そして、ベランダへ風に乗ってやってきた"行方不明者"の張り紙に映る、自分そっくりな少年のこと。
知ってしまえば今まで通りの親子でいられなくなることを少年は感じていた。けれども少年は謎のふちへと手をかけ、少しずつ秘密を探り出す。その果てにあるものは──。


※某募集板の23150様のみお待ちしております。

この度は参加許可並びに個スレ作成ありがとうございます！
舞台は日本ということで承知致しました。年代に関してご了承くださりありがとうございます。

こちらこそ移動ありがとうございます！改めてよろしくお願い致します。
早速おおまかな流れや設定について相談させていただきたいのですが、その前にあらかじめ決めておいた少年と父親の情報を書かせていただきます。少しでもキャラ作成や設定のお役に立てれば幸いです……！募集板に記載し忘れた部分もありますので、イメージと違う場合は遠慮なく仰ってくださいませ。


「少年」
・物心ついた頃から父親と二人きり、それ以前の記憶は無い（もしくは思い出せない）。
・父親以外との関わりはゼロに等しい。
・外出は基本禁止されており学校にも通っていない。
・テレビや本は与えられているが、ニュースと新聞は見てはいけないと教えられている。


「父親」
・少年の親というより兄と言ったほうがいい不自然な若さ（20代〜せいぜい30頭）。
・ほとんどの時間を少年と共に過ごしている。
・とうに幼児ではなくなった少年に対しても手を繋ぐ、抱き締める、彼が家の外に興味を示すのを嫌うなど、過保護にも似た奇妙な態度を見せる。


ファンタジー要素の無い日本が舞台ですので、以上の設定を取り入れれば例に挙げた通り「誘拐犯の男と被害者の子供」あるいは「（登場しない第三者に）監禁されている被害者同士」といったストーリーになるかと思います。
特にはっきりとは決めず、ミステリー小説のように話が進むにつれ明らかになる形も有りですが、その場合でもこういう設定はちょっと……というものだけ事前に教えていただけると有り難いです。もちろん上記以外にもご希望の関係性がありましたらぜひ教えてください。

恋愛要素の有無につきましては「父親」へのご希望や萌え萎えを伺ってから決めていきたいと思っております。
たとえば誘拐犯という設定だった場合、「小児性愛者」「歪んだ同性愛者」、「家族を求める狂人」「少年を息子にしたい血縁者か関係者」などのはっきりしたもの以外はなりゆきに任せてどちらも選べるようにできたらと……。

はじめから長々と失礼致しました。
あれこれ書き連ねてしまいましたが、あくまでまだ構想ですのでご意見やご要望はいただけるほど助かります！

（/下がってしまったので一旦上げさせていただきます。）