萩野 博臣 2018-03-30 22:53:40 |
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わーかったってー、忘れねえよー。……いって!ンだよ説教たれのオヤジかよ!
(わあわあと文句を言うが全くダメージは無さそうな様子。その証拠に笑ったままだ。尊敬の"そん"の字ぐらいはあったのだが伝わらなかったらしい、残念無念。…閑話休題。)
いっつも外から見てるだけなんだよなー。ああマンションってーとあのデカいやつ?…うげ、また増えた。
(何だかんだ話を続けてくれるからとまあよく喋る喋る。だが相手の言葉が詰まれば流石に気にした。余計窮屈になった車内の所為だろうか、それとも他の何かかと、首を傾げ)
なー、萩原サン大丈夫?えーと、酔った?
(そう尋ねてみる。事態を理解出来ていないのは明らかだが、本気で心配しているのもまた分かりやすいだろう。じり、と後退して空間を作ってやろうとしつつ)
あーあー、そうさそうさ。どうせ俺は三十路の口悪いおっさんだよばぁかばーか。(ひらひら、と手を振り身体は大きいくせに子犬のようにぎゃんぎゃん騒ぐ相手を軽くあしらい。怒ってるようで表情は笑顔なコイツは本当におつむが弱いのでは、と能天気な貴方を見上げ目を細めて)
っ、、ああ、そうだ。少し、酔っちまってな。ごめん、、あまり、気にすんなよ。、(ねっとりと自分の身体を撫でる手のひらの感触、耳許で鼻息の荒い生暖かい吐息がかかる。気持ち悪い、気持ち悪い、気持ち悪い。でも今顔に出したら、俺なんかに話しかける馬鹿に悟られる。それは嫌だ。どことなく心配そうな顔をする貴方を見上げ、大丈夫だとぎこちなく笑みを作っては少しだけ自分の身体を寄せて。『たすけてくれ』と、内心では必死に彼へと祈っていた。)
…ぶっは、ははは!いー大人がスネんなって!
(お腹抱えて大笑い。結構ヒドい感想を持たれているとは知りもせず、ついでに気にせず。こういうバカ騒ぎ、やっぱ楽しいんだよな、とは頭の隅。笑い過ぎて出てきた涙を拭った。)
マジかよ、毎日そんな酔ってんの?つか謝んなくていーのに。んー、降りるか?
(もう少し下がれるか試しつつ、次の駅までどんだけだー、と視線を萩原から窓へ移そうとして。「あ。」と声が口を突いて飛び出した。後ろの輩と視線が合い、そのまま、)
…………。
(痴漢野郎の目が逸れるまで無言で睨みつける。その頃には萩原も解放されていただろうか、此方からは判らないが、どうであれ。)
…やっぱ降りようぜ。顔色やべーもん。
(好機とばかり開いたドアの方へ、腕を掴むか何かして萩原を連れて行こうとした。)
拗ねてねぇし!、、あぁもう、いいよ。お前といると気が狂う、、(年甲斐もなく声を荒らげてしまった自分にハッとし苦い顔をして。周りの視線を感じる。全部こいつのせいだ、、とバカ笑いする貴方を悔しそうに睨んでは頭をバツが悪そうに掻いて)
いや、その、、今日は、なんか変なんだ。ほんと、大丈夫だから。、、っ、!、(まだ目的地にすら着いてないのに気を使わせて降りるなんて不自然き周りない。お前が気を利かす意味なんてないんだよ、お前はそのまま馬鹿みたいに笑顔でいろよ。そう思い否定の言葉を述べようとした瞬間、身体を撫でていた手のひらが下腹部に触れていて。尻あたりに触れる、変な汗がどっと出る。ああ、嫌だ、しんでしまいたい。、、なんで、おれだけ、こんな。泣いてしまいそうになるのをぐっと堪え、唇を再度強く噛んで。)
、、ぇ。ちょ、まてよっ、、!
(電車が止まり扉が開くと引かれた腕。呆気に取られ流されるままホームへと降りてしまい、力の込められた貴方の手を見つめ、心做しか真剣な顔つきをしている貴方の顔をちゃんと見れず無言で俯いてしまい )
(/いえいえ、大丈夫ですよ!むしろこっちは堂馬くんの名前まだ一言も呼んでませんし、、ね、、。)
なーにが大丈夫なんだっつーの。
(スネてんじゃん!なんて、悔しそうな視線にけらけら笑っていたのがかなり前に思える。自分が周囲の目を全く気にしない奴だってことはもう十分伝わっているだろうし、無理矢理取り繕っているのを半ば無視してぐいぐいと腕を引いていた。最後、降り際に車内の痴漢を思い切り睨んでやって、それからホームに降り立ち近くのベンチへ。)
んー、あー…えーと、?無事…じゃねーだろうけど、さ。座らね?
(俯いてしまった萩野にどう声をかけたものか、中身の軽い頭で悩み。結論が出ないので腕を離し、ベンチへ腰掛けると隣をぺしぺし叩いて勧めた。水もコーヒーも買えねーし、カッコつかねえなぁ…だとか思いながら顔を覗き込もうとしたが、さて叶っただろうか。)
(/ありがとうございますm(__)mそれに関してはお気になさらず!)
、、すまん。嘘を、吐いた。
(ベンチに座らされ、相も変わらず相手とは顔を合わせられないまま俯いて。救世主だ、なんて言われていた刹那、こいつに助けられてしまうだなんて。しかも、あんな最低な状況で。)
、、お前さ、あの痴漢野郎のこといつから気付いてたんだ?(沈黙に耐えられず、率直に気になっていたことを口に出して。失礼だが、こいつは人のことなど気にしない能無しだと思っていたから。少し気恥しいが、今は隣に座る彼が俺の『救世主』なわけで。とりあえずこの空気をどうにかしたいと財布を取り出し、『奢ってやる。今日はコンビニ弁当で勘弁しろな、』と、立ち上がり相手の腕を控えめに引いて)
(/単純にいつ名前を呼ぼうかと迷っております、、デレさせ時がむずかしい、、)
…いーって、気にすんなよ。んで、いつから?だっけ。えーと…酔った?って俺が聞いた後ぐらい。
(座っても尚俯いたままなら、仕方ないから無理に覗こうとするのは止めて。投げられる問いへ調子を戻して答える。借りを返す為だとかは特に考えていなくて、ただ話もしていない他人達が心底どーでもいいから、知り合った萩野を優先して動いたし、下心とかでもない…と思う。……じゃなくて。
必要ねーこと考えんなと自分へ言い聞かせていると、聞こえたワードについ表情輝かせ、)
え?弁当奢ってくれんの?マジで!…ごほん。
けどさ、駅まだ先じゃん、次の乗る?それとも歩くか?つーか、いっつもああならキッツいんじゃねーの。やっぱアイツ引きずり出しとくべきだったか…?
(立ち上がった後、歩きながら尋ねて、途中から半ば独り言。っと悪ぃ、なんて答えを待った。)
(だいぶ最初から気付いていたのか、となんだかいたたまれない気持ちになり。ちら、と隣に座る貴方の顔を見詰め。こいつは本当に表情がコロコロ変わる。あってまだ数時間もたってはいないが、少なからずはこいつに興味が湧いてきているのも事実なわけで。奢る、という言葉に目を光らせたところを見るとやはり単純か、と何回目かの呆れ顔作り首を掻きつつ口を開き。)
、、それでだ。いいことを思いついたからよく聞け。今から電車に乗る。時間も時間だし今日は俺の部屋を貸してもやる。弁当は駅弁にしてやるよ。その代わり、お前は俺の盾になれ。、、いいか?(一息で上記を一気に言い切っては深呼吸を1つ。突拍子がなさすぎるのは分かっているが、もうこうなっては仕方がないというものだ。わかっならついてこい、と言うようにベンチから腰を上げては。貴方へ手招きをし歩き出して、)
……へっ?え、マジで?萩野サン、マジで言ってる?そんぐらいやるけどさ、…マジで?
(条件が破格すぎだと喜びながらも驚いて、驚き過ぎて転びかけながら萩野について行く。頭の中身がぐるぐる回っていた。
どんだけ追い詰められてんだこの人、ってのが一つと、自分のこと言わねーのズルかな、ってのがもう一つ。それから、頭の端で邪魔なのが、いわゆる邪念。下心。本当に微かで些細なものでも、ゼロだとは言えなくて。
…判りやすく混乱しているのが顔に出ていることだろう。それでも「俺この弁当食いてえ。」だとか色々何でもない話をしながら誤魔化し、最寄り駅までは辿り着いた、後。)
…やっぱ、なー、うん。
(駅を出る頃、意を決した様子で頷いて)
なあ、萩野サン、一個聞いてくんね?
(足を止め、これまでで一番真面目な顔で声をかけた。不安のいろも、きっと隠せていないのだろう、けれど。)
、、ああ、マジだよ。お前には今から、俺を守る『番犬』になってもらう。
(こく、と頷いては。間を空けて『、、引き受けて、くれるか?』と。貴方を見上げ、静かな声色でそう問いかけて。変なことを言っていることは充分承知だ。追い込まれすぎだろ、と自分でも自分に呆れてしまうくらいである。鈍感なこいつもさすがに呆れているのではと少し不安になる。断られたら、と一抹の不安を感じつつ返答を待って。)
、、決めたか?断るなら、今のうちだぞ。
(駅前で財布を開こうかと鞄に手をかけると降ってきた声。向き直り、さっきまでちゃんと見られなかった顔をじっと見詰めて。何を言われるだろうか、と内心ドキドキしつつ首を傾げてみせ)
、、ああ、マジだよ。お前には今から、俺を守る『番犬』になってもらう。
(こく、と頷いては。間を空けて『、、引き受けて、くれるか?』と。貴方を見上げ、静かな声色でそう問いかけて。変なことを言っていることは充分承知だ。追い込まれすぎだろ、と自分でも自分に呆れてしまうくらいである。鈍感なこいつもさすがに呆れているのではと少し不安になる。断られたら、と一抹の不安を感じつつ返答を待って。)
、、決めたか?断るなら、今のうちだぞ。
(駅前で財布を開こうかと鞄に手をかけると降ってきた声。向き直り、さっきまでちゃんと見られなかった顔をじっと見詰めて。何を言われるだろうか、と内心ドキドキしつつ首を傾げてみせ)
いーって、やるやる。メシと寝るとこっしょ?……俺はいいんだけど、んん…
(二つ返事で了承する割に難しい顔をして、「犬ってなんだよ!」だとか、軽口叩くのも忘れたまま。視線を逸らして頰を掻いた。けれど、ちらりと戻せば不安な顔があるから、それがじっと見てくるから、ガシガシと自分の後頭部を掻き回して)
…ッあー、のさ、萩野サンなんでそんな俺のこと信用してンだよ。アンタを狙ったのが男だったの見たろ?見てねーの?それでも……マジで何考えてたら初対面のヤツに頼めるんだよ、守れとかさ。………、あのな、…
(続けようとした言葉が出てこない。フードを被って引き下げて、深呼吸。『やっぱ無理、気持ち悪ぃ』なんて、つい最近言われた台詞が喉を締め上げていた。)
、、お前も『そっちのクチ』だったんだな。
( なんとなく、察しがついていた気もする。昔からなにかとそういうトラブルに巻き込まれていたから。でも、なぜなのか。こいつだけは、普通に接することが出来ていた。自分は所謂ノンケというやつだし、男で年下で、、でも、人懐っこくて笑った顔はどこか憎めないところがあって。変だ、まだあって数時間しか経っていないと言うのに。今は、こいつのことであたまがいっぱいになってしまっているじゃないか。 )
、、俺も不思議だよ。お前なら、いい気がしてるんだ。お前にしか、頼めないとすら思ってる。
( す、と背伸びをしフードを被ってしまった貴方の両頬をぐいっと引き寄せて。こつん、と額同士がぶつかり、情けなく歪んでしまっている彼の顔をじっと見詰める。『おじさんの我儘に、今だけ付き合ってくれよ。、、翔。』と、最後の部分は耳許で呟くようにして言葉を投げかけ )
……、…そ、うだよ。
(流石にここまで喋ったら気付かれるかと眉を寄せ、もう一つ深く息を吐き出して…いれば、引き寄せられて近寄る顔。睨んでいるように見えただろうし、実際睨んでいた。
なんだよそれ、バカかよ、って、勝手な感想ばかりがどんどん浮かんできていたからだった。耳をくすぐる囁きに、ぎり、と奥歯を噛み締めて)
…なにが。何がどう"俺ならいい"んだよ。んなベタベタ触ってっと、喰うぞ。……なんて、アンタには言いたくねーの、アンタには。
(そこまで言ってやっとフードを取り、苦味の混じった笑顔を見せて)
つーか萩野サンさ、いい人すぎってか無防備ってか…フツーに心配になんの。で、家アレだっけ。とにかく頼まれてやっから、行こうぜほら。
(最初の駅前とおんなじように、背中をとんと押して歩き出そうと。向きはテキトーだ。違うマンションの方を向いていたかもしれない)
ぇ、俺なんか喰っても美味しくもなんともねぇと思うが、、その、なんだ。お前には心を開ける気がする、俺は単純にそう思うんだよ。
( 心なしか反抗的な視線を向ける彼に苦笑いを浮かべ目を細める。そんな怒るなよ、ときっとすぐにはらわれてしまうだろうが彼の髪をわしゃりと撫でてみたりして。彼の口許から覗く八重歯を見詰めては、俺なんて一瞬で丸呑みにされそうだと思い、不思議と胸が小さく傷んで。)
無防備、か?まあ、お前がこれから迷ってくれるのならそれも解決だしなぁ。、、ああ、いくか。風呂とか先に入りたいなら言ってくれな。
( そんなことを話しながら歩いていると着いた駅前。ギリギリで終電が出る時刻でありホッと胸を撫で下ろして。最後の1本だからかあまり混んではおらず、1番隅っこの席に腰を下ろしては『お前も座るか?』と隣をぽふぽふ叩いて )
……ほんっとに、アンタさぁ…バカじゃねーの?いや俺がか。俺がバカだな。…あー、あ。
(呆れと諸々で力が抜けてしゃがみこんでいたら頭を撫でられて、余計に脱力した。しばらく大人しく撫でられてから、「風呂とか後でいいっつかどっちでもいい」とかなんとか言いながら立ち上がったら歩き始めた。…本当に眼中にないんだな。なんて、そんな勝手な失望は頭の隅に追いやってしまえと、自分に言い聞かせる。幾度もそうしてきたように、いつも通りに。
そんな考え事のせいで、声に反応が遅れて。)
……ん?あ、ああ、座る座る。こんだけ空いてりゃ…くぁ、あ。まー大丈夫だろ。悪ぃ、ちょい寝……zzZ
(隣に腰を下ろすと疲れたのか何なのか、途端に睡魔に襲われ大欠伸。がくんと頭が落ちれば眠ってしまった。揺らされたならすぐ起きる浅い眠りだ。微かに寝息を立てて。)
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