若き将校 2018-03-28 22:31:14 |
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(深夜、恐らく丑三つ時を過ぎた頃であろう中、深い睡眠が徐々に浅くなり薄っすらと瞼を持ち上げればそこには己に縋り付くように身を寄せる小さな頭部。柔らかな毛先を指先に絡めて昨夜堪能出来なかった分をしっかり味あわせて貰いそのまま抱き締める形で再び眠りの世界へと。次に目を覚ましたのは夜明け前、青と紫の混ざり合う空がカーテンの隙間から見えれば相手の様子を確かめて)ーー…起きてるか?
此方こそ、灯夜様が可愛過ぎて可愛過ぎて…楽しくお返事させて頂いております…!
はい、構いませんよ!激化とはどきどきしてしまいますね…、一応今後戦場に出て行く事もあるのでしょうか?
ーー…嗚呼、
(相手が起き出す気配に目を覚ますと気怠げに目元を腕で覆い、相手の問いに小さく頷き。青紫の空がカーテンの隙間から窓越しに見え、起きなければと身体を起こし息を吐くと乱れた服を整えて。)
わああそれは嬉しすぎます!
ただ流れとして、休む暇がなく病をおして働く、という感じを想定していたのでそこに持っていくまでが早くなりすぎないようにしないとなあと悩んでいます。
戦場については、今は互いに多忙になるくらいにしようかなとは思っています、事実としては戦場に出ても良いんですがその描写が難しいのと2人の絡みがなくなってしまいそうなので!
よく眠っていたな子供みたいだったぞ。
(普段の調子で軽い笑い声を上げて上半身を起こすなり片腕で頭部を掻いて。丸一日風呂に入らなかったせいで少々汗ばむシャツを摘み上げればにんまりと口元に弧を描き、気怠そうな彼の肩へと手を置き)軽く風呂にでも入りに行くか、とは言ってもうちの敷地には街のような銭湯では無くて一人用の風呂が仕切りを隔ててあるだけだが。
そうですね、色々とイベントを挟みながら進めていきましょう!二人で許嫁に会いに行くでも激しい意見の食い違いからの口論でも起こしましょうか?
かしこまりました!
ちなみになのですが、当初予定していた前編と後編の登場人物を変更するというお話ですが、総一郎は気に入って頂けましたでしょうか?
もし、お気に召して頂けましたらこのまま後編も彼に任せようと思いますが違う形で後編を進めるようであれば、前編と後編の節目という事で何らか形で別れを作りたいと思っております!まだ答えを出して頂かなくても構いませんので物語の中間あたりでお返事をお願い致します!
…久しぶり良く眠れた。
(普段はなかなか眠りに就けぬ上に眠りも浅く疲れが取れきれない事の方が多いため、こんなにゆっくりと眠れたのは久しぶりだと小さく伸びをして。相手の誘いには同意してベッドから降りると相手に案内をしてもらい風呂へと。起床時間まではもう少し猶予があるため廊下ですれ違う兵士もほとんど居なく)
良いですね!そういうのをどんどん挟んで物語を進めていきたいです!
それが、ここまででも既にだいぶ総一郎さんを気に入ってしまいまして…笑
是非後編までお付き合いいただけたらなあと思って降ります!許嫁は病を機に関係は解消という形になるので展開次第では2人が恋仲になる可能性も十分ありますし、前編の最後に2人が別れを経験して後編で再開するというのもいいですし!と、色々想像が膨らみます。
それはそれは。酔いの方は?風呂場ですっ転ぶなよ。
(一応彼の着替えも必要かと己のシャツを余分に持ち風呂の前で渡してやり。昨夜の酒が翌日に響いていないかと揶揄い混じりに様子を伺いながら浴室へと。彼と別れてさっさと済ましてしまえばいち早く出てきて髪をタオルで拭いながらそばの椅子で待ち)
なんと!それは良かったです…!ならば是非このまま総一郎で続けていきたいと思います!
恋仲も良いですね、総一郎の性分により慎ましい恋愛になるとは思えないのでその辺りは了承して頂ければと…!別れも良いですね、それなら一度戦場に駆り出され死んだと思ったが帰ってきた、なんて感じにしますか?
もうすっかり覚めてるよ、大丈夫だ。
(低血圧のため朝は機嫌が悪い、気怠げな様子のまま答えると手早く身体を流し濡れた体を拭くと相手に渡されたブラウスを羽織り。自分のものよりも一回り程度大きいため袖も長く不格好だと思いつつも髪を拭きながら相手の元へと)
ーー待たせた、
是非お願いします!
いいですね、慎ましくない恋愛!総一郎に翻弄される恋愛というのも楽しいですし。
別れはそれもすごく良いですし、あえて総一郎を傷つけないようにと灯夜が相手を突き放して一人で姿を消したのを見つけて来てくれるとかも素敵ですね!
いや、そんな待ってない。ーー少し痩せ過ぎじゃないか?
(彼の姿が見えればその場から立ち上がり近寄っていき。服の影響もあるだろうがそれにしても痩せた身体を見下ろし徐に腕を伸ばして触れては胸元から腹部まで指先で伝って確認し。)
是非是非探しに行きたいです!愛故の暴力も混じれてしまうかもしれませんが…!
…そうか?お前が普通以上に逞しいだけだろう。
(相手の指摘には緩く首を傾げそれほど痩せているとも思わないが、と相手の厚い胸元をじっと見つめるも不意に相手の指先が肌を滑ると驚いたように肩を跳ねさせくすぐったいと不服そうに文句を言い。)
では前編と後編の間はそういう方向で、後々固めていきましょう!
心から愛するが故の歪みも良いですよね、全然大丈夫ですよ!快活な相手の中に潜む僅かな心の闇という感じで素敵です。
そうだろ、間違っても惚れるなよ?……、外が騒がしいな。
(己の事は満更でも無い様子で易々と同意を。扉の方へ誘導するよう歩き出せば何やら外が人の行き交う足音によって騒がしくあり不審に思い眉間に皺を寄せて。風呂に入るだけでそんなに時間が経ったかと中途半端に止めていたボタンを第2まで止めつつ廊下へと顔を出し。廊下を慌ただしく歩くのは兵達、何事かと一度相手へ視線を向けて)
はい、畏まりました!
有難う御座います、早速新たな展開を織り込んでみましたが如何でしょうか?休戦していたはずの敵国からのミサイルが太平洋に落ちたぐらいの軽いもので被害は無いけれども今後の雲行きが怪しくなる…を勝手に作り上げてしまいましたがご変更はききますので仰って下さい!
…くそ、こんな朝早くからーー先に戻るぞ。
(只事ではない空気に一瞬にして瞳に鋭さが宿りタオルを肩に掛けたままブラウスのボタンを留めそのまま自室へと。一式服を掴み早々に着替えるとブラウスは相手のものを着たまま軍服の上着を羽織りボタンを掛けながら足早に将校室へと向かうと椅子に腰掛け電話へと手を掛け、耳に飛び込んできた休戦していたはずの敵軍が急にミサイルを撃ち込んで来たという報せに眉間の皺が深まり。一度切った電話を再び取ると自分が指揮を執る部隊へと連絡を取り先日までとは打って変わって一気に慌ただしくなり)
ありがとうございます!
大変助かります、そのまま続けさせていただきました!
(慌ただしく去って行った彼の背後を名残惜しく見届けて、己も一度自室へ戻り掛けて置いた軍服を片手に空軍の軍事基地中央へと向かい。陸軍からの電報で既に情報を得た者から話を伺えば同様にミサイルの一件。本島を敢えて外してきているようにも思える太平洋への墜落、まるで掌の上で踊らさられているかのように捉えられる事態に流石に苦笑も浮かばず。上層部からの特別な指令は無く下されたのは様子見程度の軽いもので納得もいかないが他に打つ手も無く全軍の上層部の議会が始まったのはその数時間後。何時間にも及ぶ議会にはきっと彼も参加しているだろうと考えつつ、己は太平洋付近の島の確認を命じられ向かう準備となり)
もし宜しければともに警備体制の強化という事で太平洋付近の島々を見にいきませんか?
可能でしたら一旦此方のレスを蹴って頂いて構いませんので!
(数時間後、ようやく会議が解散となると上層部からは警備の強化の為島へと向かうよう指示を受け。空軍からも警備の強化要員が向かうと聞き、表情を崩さず敬礼をして応えるもその部屋を出ればなかなか自分たちの重い腰を上げようとしない上層部に苛つきを隠しきれぬまま一旦将校室へと戻り)
良いですね!一応その流れに持っていけるようにロルだけ繋げて見ました。視察の過程でどういうことをしたいなどありますか?
(数週間分の衣服を乱雑に手箱へと詰める。ついでと言ってはなんだが思い出のアルバムも入れておき自室を後に部下の元へ。強化要員は空軍からは数人程度、列車もしくは飛行機での移動を許可を下し、身を翻して向かった先は彼がいるであろう将校室。道中陸軍兵に声を掛けられつつ扉の前へと訪れれば何時もながら軽いノックを。今度は勝手にドアノブを捻る事はせずに中から現れるのを待ち)…灯夜、俺だ。ちょっといいか?
そうですね…、敵軍のスパイが日本兵として紛れて視察中に襲われるなどは如何でしょうか?
ーー嗚呼、入ってくれ。
(陸軍から向かわせる部下の数もそう多いものではなく、その対応にも苛立たしさを募らせながらもドアをノックする音に続いて相手の声を聞けば部屋の中を簡単に整理しつつ最小限の荷物を詰めながらそう返事を返して。相手とはまたしばらく会えなくなるのだろうかとふと手を止めるも乱雑に衣服などを鞄へと放り投げ)
素敵な案ばかりありがとうございます…!展開をお任せしてばかりですが是非採用させてください!
随分と苛立っているな、議会はどうだった?お前には悪いが使用時間に相応しい案が出たとは思えない。
(部屋の中から聞こえる声に伴いドアノブを捻り中に入ればしっかりと後ろ手で施錠を。上層部の軽蔑への言葉を吐き捨て、苛立ちを隠せぬ様子の相手を見遣り側まで近寄って行き。乱雑に放り投げられる鞄を一瞥しては彼の気を落ち着かせるべく片手を取って此方へと強引に振り向かせる事にし)なあ、唐突だが俺からの誘いに乗ってくれるか?
いえいえ!寧ろ採用して下さり有難う御座います!!また何かあればお声掛け下さいませ…!
…全く話にならない、自分たちが動くのが億劫なだけだろう。俺たち兵士はあんな怠惰な奴等の駒じゃない。
(相手の言葉に同意を示すと変わらず怒りを露わにしたまま鞄を閉じていたものの不意に手を取られると一瞬バランスを崩しそうになって驚いたように相手を見上げ。相手の顔には普段のような明るい笑みはなく、抵抗することはなく手を取られたまま相手の言葉を促し)
ーー…話してみろ。
承知致しました!
お前も島の強化要員に抜粋されたんだろ?なら、俺の飛行機に乗っていけよ、空の旅だ、二人だけのな。
(飛行機で行くよりも列車の方が今は安全だが昨夜話していた事が実現出来、尚且つ彼の機嫌を良好なものに変えられるのはこれしか無いだろうと下げていた口元に再び笑みを浮かべて乱暴に頭部を撫でてやり。有無も聞かずに彼の荷物を片手にもう片手は繋いだまま踵を返して外へと)
ーー…良い誘いだ。
(相手の切り出した言葉を把握するまでに要したのは数秒、やがて相手が笑顔を見せると固く結んだままだった口元に笑みが浮かぶのに然程時間はかからず。苛だたしいこの決断も、相手が空を見せてくれると言うのならちょうどいい理由になる。相手に腕を引かれたまま部屋を出ては先程指示を下した部下たちに目配せをすると現地で会おうとだけ告げ、相手の手を振りほどく事はなく後を付いて行き)
(終始腕を振りほどかれる事は無かった故に彼の機嫌買いに成功したのだろうと脳裏の隅で思想を巡らせつつ闊歩する足は空軍基地へ。流石に飛行機での移動は怪訝されたのか列車で行く者の波に逆らい自身の飛行機へと。戦闘機が数台ある中で一番長時間の飛行に特化した非戦闘用を選び、一旦相手を塀の外で待たせて飛行機を滑走の中央へと移動させ。席は前方と後方に分かれ、一席に一人となっているが内部には通信用の機器が備わっているため会話には困る事は無いはずで。飛行機から降りれば現代の様な硬いヘルメットではないがそれなりに丈夫な物を渡して)忘れ物は?暫くは帰れないからな、それと空が怖くならばいつでも話しかけて来いよ、また慰めてやる。
大丈夫だ、忘れて困るものなんて持っちゃいない…お前が来るなら尚更な。
(相手の問いかけにはそう答えて意味深な笑みを浮かべつつヘルメットを受け取るとそれを装着して。相手に促されるままに後部座席に乗り込むと、乗り物特有の匂い、自分が今まで見た事のない大空へと親友と共に飛び立つのだと思えばこの後の任務が一瞬頭から追い出されてしまう程度には興味深そうに。今乗っているこの飛行機が戦闘に特化したものでない事は空軍の所属でなくとも理解出来、背後から見つめる相手の広い背中を見つめながら自由に空を駆け回る鳥のようだと思い目を細めて)
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