提督 2018-03-25 23:04:53 ID:84557fab7 |
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そりゃそうよ。悪魔だし、夜の王だもの。……エト、あなただって負けず劣らずそういう部分あるでしょ?ある意味あなたのお陰でこうなったと言ってもいいんじゃないかしら?ふふふ。……まぁ、人間追い詰め過ぎると手痛い反撃に出るから程々にはしておくけれど………(くすくす笑いたがら言い返せた事に満足して、上機嫌に頷きつつ)……ふふ、真面目な部下を遊びに引っ張ったりしないわ。弾幕ごっこは霊夢たちが必死になって向かってくるのが面白いのだから
……ふむ、仕えるのも悪くはないけれど。なんなら私を蹴落として貴方が王に成り代わる……くらいの野望抱いてもいいのよ?(くすりと小さく微笑み、流し目をしながら試すように見上げて)……よし、わかったわ。それじゃあ準備をお願い。じゃあ私は準備ができるまで二度寝……………冗談よ。そんな目で見ないで頂戴。軽くお茶でもしてるから。……ふふふ、楽しみだわ(…30秒で支度しなさい、なんて嫌がらせに冗談を言おうとしたが、しっかり用意して貰わないと困るのはこちらなので笑って見送り、楽しみにしている子供の様にわくわくしながらも大人しく待って)
はて、なんのことやら私にはお嬢様のおっしゃることはさっぱりですが…私の何らかの言動や行動がお嬢様の人格形成に少なからず影響を与えてしまったのでしたらその点については反省をするべきでしょうか(核心を突くような相手の言動に対して涼しい顔をしてサラリとそんな風に口にしてしらばっくれては肩をすくめ)ええ、それが賢明でしょう何事も適材適所というものです。しかしまあ、この幻想郷というのは実に面白い世界ですね。ここへ来る前はお嬢様のことを知っていて手向かう輩は皆無に等しかったものですがここでは誰も彼も弾幕ごっこというルールの範疇の中とはいえ果敢に立ち向かってくるのですから…お嬢様にとって対等な友人?と呼んでいいのかは微妙なところではありますがそんな存在ができる事はとても喜ばしいことです
私にはこの紅魔館はあまりに大きすぎますよ。物理的にも精神的にも…そもそも私は人の上に立つ器ではありませんので。なによりここの一癖も二癖もある住人をお嬢様以外にまとめ上げることが出来る方がいるとは思えませんからね(自身にとってはあまりに大きすぎる野望であり、この紅魔館の主という肩書きは身に余るとそんな可能性を否定して。なにより仮に相手からここの主の座を奪ったとしてここの住人たちが黙ってはないだろうし、考えれば考えるほど困難しかない道を好き好んで歩く物好きはいないだろうと苦笑して)ここまで話しをしてもうすっかり目が覚めているように見えますが何がお嬢様をそれほどまで二度寝へと駆り立てるのか…そもそも15分では大した睡眠もとれないかと思いますがね。とにかく行って参ります、お茶の手配はメイドにしておきますので少々お待ちください(呆れを通り越して何故それほどまでに睡眠にこだわるのかという率直な疑問を投げかけつつ、正論を口にして。お茶をして待つという相手のために準備へ向かう前に手配はしておくと伝えて)
反省されても一度形成された人格は早々変わらないわ。なんなら「お嬢様は私が育てた」とか言ってもいいのよ?……というか、反省すべきかとは言っても反省するなんて一言も言ってないわね。やーね悪魔って(くすくす)…………まあ悪魔の世界なんて弱肉強食、ちょっかいなんか出したら即座に命が吹き飛ぶ場所だもの、そりゃ弱い奴は向かってこないけど……ここは狭い狭い幻想郷、命の数に限りがあるからあまり消費したくないんでしょうね、あいつは。…………私も最初はルールなんて…と思ったけど、ルールがあるからこそ新しい楽しみが出てきた……今はほんの少しだけ感謝している。……大事にしなきゃね?どうせあと数十年そこら迄の楽しみだし(くすくす楽しそうに笑っていたが、ふと遠くを見つめる様に目を細めて苦笑し)……あなただって悪く思ってないでしょう?弱い人間も、吹けば飛ぶ様な弱小妖怪も。
そう?男の夢は一国一城の主、世界最強、あとなんだっけ……筋肉最高…?とかパチェが言ってたような……でも確かにどいつもこいつも野望抱かないわね…………枯れてるのか弁えてるのか…………え?何で眠りたがるのかって?それもパチェの本に書いてあったわ!吸血鬼は基本的に眠りにつくもので、棺を開けた者に「我が眠りを妨げる者はだれじゃー、ファラオの呪いを受けるがよいー!」とか言うのがカッコイイらしいわ!…………こほん、では頼んだ(パチュリーが最近外の世界からの本を購入してはむきゅむきゅ興奮しながら悦に入っているので、その友人たる自分も側で見聞きしてみたのだが、なんだかよくわからない悪い影響を受けているようで。……とはいえ今更眠る気は流石にないので大人しく席につき優雅に足を組んで待っていたり)
悪魔の中の悪魔であるお嬢様がそれを言いますか、まあ上辺だけの反省になんの意味もありませんしお嬢様相手にそんなものが通用するとも思えませんしね(そう事もなげに口にして肩を竦め)それは私も半分は人の血を引いていますから多少なりとも同族への情というものがあるのは当然ですが、孤高の存在であったお嬢様の口からそのような言葉が聞けると少し驚きがありますね、強大な力を持つ者として持たざる者と価値観が異なるのは無理からぬことですから決して茶化している訳ではありませんよ?
それは偏った知識というか…偏見というものですが、一人決めた主のために一身を賭して忠義の限りを尽くすというのも男としての一つの道というものです。……まあそれもお嬢様がそうするに値するだけの人物であり続ける限りという前提ではあります。忌憚なく言うのなら歴史において主が間違った道を歩もうとした時にそれを諌めるのもまた側で仕える者だということです(野心はないと改めて断言しながらも、相手が間違った道を歩む時、自分は自分の成すべきことをすると敢えて本人を前に不穏な発言を平然として)……お待たせいたしました、お嬢様にとっては初めてのお召し物ですし趣味嗜好だけでなく気分や雰囲気から選びたいということもあるでしょうからいくつか見繕ってみましたのでまずは手に取ってみてください(宣言通り15分ほどで金魚柄や花火などの様々な柄や紺や白などのいろんな色合いの浴衣を手に何枚も持って戻ってきて、それをテーブルへと置き相手によく見えるように広げて)
私は後悔はしないけど反省はするつもりよ?……つもりだけかもしれないけど。……まあ誇り高き孤高の吸血鬼とて500年よ?たまに愁傷な年があってもいいじゃない。………あなたもそんな私を満更でもないと思ってるんじゃないの?握り潰すだけじゃワンパターンでつまんない……そういうことにしておいて?ふふ
……うーん、やっぱり男ってよくわからないけれど……まぁ咲夜の例もあるし尽くしたいと思う心に男女間は関係ないのか。……あー、諫めると不興を買って潰されるかもしれないけれど……運が良いわね?私はここの所愁傷で慈悲深くまさに天使もかくや、みたいに心が広いから謹んで忠言を聞こうじゃないか(何でもイエス、だけではつまらないので諫めるのも良しとし笑ってみせて。……とはいえ内容によっては頬を膨らませるかもしれないが。潰す潰さないだのコロコロ変わるのは仕様である)
へぇ、可愛いわね。コウモリ柄とかないの?……あ、こっちの色合い……そう、それ。青みがかって涼しげでいいわね。白を基調に薄青の波紋、緑の若草に金魚か……ふむ、こっちは月におぼろ雲……悩ましいわ。どれもこれも着てみたい気もする。…ねぇ、あなたこれを着て欲しいとかはないの?(触って生地を確かめたり身体に当ててみたりしながら、どれもこれも問題ないがこいつの好みとかはあるんだろうか、と少しだけ試すような事を言い)
仮につもりであっても、上辺だけの反省であったとしてもお嬢様のそのような殊勝な姿はここまでの長い付き合いでも中々に貴重なものですから一目置かざるを得ませんね。……ええ、そうですね破壊や暴虐の限りを尽くすばかりでは獣とさして変わりありませんから、そういった気まぐれな面があってこそ実に悪魔的であるというものです(一切の遠慮もなくそんな発言をするも、同時に実に悪魔らしいそんな相手の気まぐれはむしろ魅力として捉えているということを示すように微笑み)
男女間の理解というのは500年はおろか数千年単位になろうと進まない気がしますね、お互いにわかったような顔をしていながらも、お互いの間には大きな隔たりがあるなんてよくある話です。考えてもみてください、異種族間は言わずもがな同じ人間同士でさえ争いが絶えないというのにどうして理解が出来たなどと言えましょうか…とはいえ、それでも私のお嬢様への忠節だけは紛れもなく本物であるということだけは承知いただきたいところですが(相手ぐらい長く生きても理解が出来ないと語る男女間の差異についての話しを聞けばそういうものだとどことなく嬉々とした様子で語り)私もお嬢様を諌める時は相応の覚悟を以ってやりますからお嬢様の機嫌を窺ってなどとそのような半端な気持ちで忠言などしませんよ、もっとも寝起きの悪さなど多少の小言を言いたいことはいくつかあれど、お嬢様を諫めなければならないような案件は今のところありませんがね
本日は急拵えですからそのような変わり種は流石に…来年以降またお嬢様が望むのでしたらまた改めてそのような柄も用意をいたします(相手が期待するような柄はそれこそオーダーメイドでもなければと苦笑しつつ、なんだかんだウキウキした様子で浴衣を選ぶ相手を微笑ましげに眺めていたところに不意に予想もしていなかった質問を投げかけられると目を丸くし)お嬢様に着て欲しい一着ですか?そうですね…浴衣を何着か見繕っている時にお嬢様に似合いそうだと感じたのはこれでしょうか?(そう言って白地に瑠璃色の花柄があしらわれた浴衣を手に取り広げてみせて)
……フッ、これが大人になるという事よ。より一層敬って貰って結構。…………そうなのよ。ただ破壊するだけでは意味がない。そこに悪魔としての矜持があれば良いのだけど……獣と同じ、か…(地下の妹を想ったのか目を伏せて小さくため息をつきつつ)……ねぇ、エト。貴方ならアレの性格や特性を矯正してなんとか………いや、何でもないわ。そうするのは私の役目よね(と、自嘲気味に苦笑しては首を振って)
……なるほど。言われてみればその通りか………まあ争いもなく競争もなくただただ草を喰むような羊の楽園は勘弁よね。何一つ面白くない。感情の波も争いもない生き物など死霊よりたちが悪いわ。忠義も……フフッ、言わずともわかっているようね。ただのイエスマンは要らないのよ。面白くないから……そんなあなただから優秀なのよ(なんか嬉しそうね?と首を傾げつつ相手の言葉になるほどと頷き…小言は聞こえないフリして大仰に頷けば貴方はそれでいい、と微笑んで)
そ。次の為にコウモリ柄や月など夜の一族っぽい絵柄も用意しておきなさい。着る着ないは置いといて準備させるのが暴君らしいでしょ?……まあ咲夜に頼めば1ヶ月もあれば縫ってくれるんじゃないかしら?……ふむ、それが貴方のお勧めね?じゃあそれを着てあげるから感謝しなさい。……でもまさかスカーレットの従者なのに青色が好きとか、これは挑戦なのかしら?(お勧めの浴衣を選択すれば再び姿見の方へと移動し、さあ着せなさいとばかりに視線を送りつつ、赤より青派なの?と少し試すようにニヤニヤと)
確かに彼女は不安定かつ無知故の危うさは少なからずありますが…お嬢様がそれほどまでに憂う必要があるとは私は思いませんよ、話してみれば存外色々と彼女なりの考えがあることがわかりますし少なくとも理性を無くして破壊衝動に任せて…などということばかりではないと私は見ているのですがね。….今すぐは難しくても彼女に必要なのは経験と交流を増やすことなのではないかと、いいのか悪いのかこの館に入り込むネズミとの交流するようになってからは以前は見せない表情も見られるようになりましたしね(名前を呼ばずとも相手が誰のことを頭に思い浮かべているのかはすぐにわかって、実の妹との関係性について相手なりに悩んでいることを理解しつつも側から見る限りではそれほど悲観する状況ではないのではないかと、ともすれば楽観的ともとれる意見を述べて)
お褒めに預かり光栄です。確かに私はお嬢様を畏敬し忠誠を誓ってはいますがそれは何度も言いますがお嬢様がそれに値するだけの魅力を持ち私を喜ばせてくれる存在であるからなのです、敢えて言うなればお嬢様に執事として仕えるのは私にとっての娯楽の一つであり、ある種今の関係は割り切った関係であるとも言えますね……などと当人の前で言ってしまうのは我ながらどうかとは思いますが、私の選んだ主であるお嬢様であればそれを度し難いこととして怒り、容赦なく破壊するなどとそんな退屈な反応は見せないでしょう?(相手の思い通りのイエスマンに成り下がらないのは自分なりに相手に仕えることに信念があるからであり、ある意味では相手を主として尊敬するのと同時に対等の契約関係として見ているのだと平然と言ってのけ肩を竦めてみせて)
承知しました、お嬢様の仰せのままに……彼女にも相談してみるとしましょう、まあ私からの話しに彼女が素直に頷くとも思えませんがね(実に相手らしい言い回しにこちらも従者らしく殊勝な態度で頭を深々下げてから苦笑混じりにそう口にして)スカーレットだから赤いお召し物というのは安直ですし、お嬢様の夜色の髪にはこの色合いが合うと思ったのですよ。あくまで私の美的センスにしか過ぎませんが…(ニヤけ顔の相手の問いかけに対して淡々とそう答えては早速着付けを手伝い始めて)
そう……やはりあなたの目から見てもそうなのね。心配性だったか…?……いや、私が自分で確認したくないだけだけね、これは。…ちゃんと成長している…か……経験と交流、そう言うけど、会わせたそばから肉塊になってたりしない?しないの?…そぉ…。………私はここの主だから、あの子が暴走して全てを破壊して全住民の敵になったとしても、あの子を守る義務があるし、そうならないよう嫌われても監視しなければならない。……んだけど………ぅーぅー…矯正とはいえ今まで閉じ込めてたワケだし、大丈夫そうだからって、今更姉ヅラして仲良くなんてできないし……(相手の言う事はわかるし、深刻ではないのはわかったが、主としての責任と今更感でイマイチ一歩踏み出せないのだ、とちょっと目を逸らしてぼやいて)
まったく不遜ここに極まれり、ね……ふふ、何度か似たような話はするけど、主従関係の確認だから我慢しなさい。あなたが毎回同じ反応するからなんとかこう……悪戯できないかと思い悩んでいたのよ。替えはきかないし潰したりなんかしないけど……仕事が趣味、私に仕えるのが趣味とか言われると……変な性癖でも持ってるんじゃ………いや、なんでもないわ(相手の答えに満足してうんうん頷くも、なんだか妙な事を考えだして)
…むぅ、拙いとはいえ簡単な挑発にも乗らないのね。もう…で、どう?似合ってる?帽子は置いといて、髪留めなんかあったら素敵だと思うけど……うーん、もう少し髪を伸ばした方が浴衣映えするかな?(着付けてもらった浴衣で手を広げてくるりと回ってみせて)……あ、これ背中どうなってる?羽根広げたら破れるかな?だとしたらエト、あなたに運んで貰うかなんらかの移動手段がないと困るんだけど。
お嬢様もそのように思い悩むのですね、やはり肉親のこととなればより繊細な問題になるのは無理からぬことではありますが…ですが、だからこそ例え痛みを伴うとしてもお嬢様自身が向き合わなければいけない問題なのではないでしょうか?…それでももしお嬢様一人の力ではどうにもならないと言うのでしたらその時は私も微力ながら力になりますから(真剣に思い悩むらしくない相手の姿を見て少しばかり茶化しつつも、正面から向き合った末に壁にぶつかることがあれば少なくとも自分は必ず助けになると真面目な表情になって言い切って)
性癖…ふむ、そうですね広義的には間違っていないかもしれませんね。ですが、別に仕事をしたり人に仕えるのが好きな訳ではありませんよ、お嬢様という存在を、お嬢様が為すことを一番そばで見守りたい、そのための手段として貴女に仕える道を選んだまでです(相手の解釈は自分の考えとは少しばかり異なると口にしてはみるが、なんだかんだそれほどまでに執着する辺りはやはり自分自身変わり者ではあるのだろうと頷き)
そうは言いますが挑発に乗ったら乗ったであまり理詰めするとお嬢様は拗ねるんじゃないですか?(悪びれずに口にしては肩を竦め)私の見立て通り、とても似合っておりますよ……と、そうでした急拵えでしたから羽根のことは思慮の外でした。それではお運びしますのでおんぶかお姫様抱っこか好きな方をお選びください
くっ……ここぞとばかりに正論でたたみかけてくるわね…いいのよ、私はまだ子供だし?きっちり成長してからでも(真面目な雰囲気にうろたえ、逃げる様に目を逸らしつつ言い訳を小さくつぶやいて)…それになあんたの助力とか……ん?いや待って?あなた、私とフランとの間に立てるほど、その、な…仲良かったりするの?話のわかるとか言ってたし、ま、ま、まさか深い関係とかなんとか……(などと一体何を想像したのか少し目を丸くして、ややオロオロしながら見上げて)
ふーん…私だけを、私の側で…か。何か一見良いこと言ってる気がするけど、咲夜と同じ事言ってるし執着っていうか……やっぱちょっと変だけど…思えばここ幻想郷で変じゃない奴なんて一人もいなかったわ。うん。……それじゃあ、まあ、そんなあなたを使っていかに面白い事をするか…が主としての手腕の見せ所って奴かしらね(よく考えたら変かもしれないがそれを些事として抱えてみせるのが主人としての度量か、とかなんとか一人考えてうんうん頷き)
……………よくわかってらっしゃること。拗ねない保証は全くない。…子供だから仕方ないわね?(主だなんだと言う割には時折子供だからと言い訳を作りワガママ放題ではあったが、見透かされてしまえば何も言えず、さりげなく話題終了を試みて)……んー、そうね…抱っこでいいわ。でも現地についたら降ろすのよ?……見栄とかでなく、色々歩いて回りたいから。現地が人で溢れてる場合は……おんぶか肩車になさい。飛べない上にこの身長じゃよく見えないから(と、両手を差し出して抱っこを催促しながら方針を伝えつつ)…咲夜に見つかると絶対についてくるからさっさと行くわよ
ええ、お嬢様の成熟を楽しみにお待ちしておりますよ、ですが暫しは今のままでゆっくり成長を重ねていただければ幸いです、成長を見守るというのもなかなかどうして楽しいものですから(心の底から楽しみといった様子で朗らかに微笑んでは深々と一礼をして)何を想像したのかはなんとなく察しがつきますが…私にとってはお嬢様の肉親である彼女も大事な主の一人ですから少なからず気にかけるのは当然のことでしょう、私に何が出来るかではなく何か出来ることはないかを共に模索する、それぐらいはしたってバチは当たらないだろうと思ったまでです
そうですね、そういう意味では彼女と私は遠からず似ているのかもしれませんね。同族嫌悪とでも言うのでしょうか、だからこそ相容れないのやも…私としてはいがみ合う気持ちは毛頭ないのですが。それにお嬢様と共にあるためにお仕えすることが一番現実的だと思って選んだ訳ですが他の選択肢があれば別にそれでも良かったのですよ、例えば…夫婦とか、なんて言うのは冗談ですが(不敵な笑みを浮かべなんてことない口調でそんなことを言い放っては、冗談なのか本気なのか最後にそう付け加えて)なんにせよ、今の私はお嬢様の執事ですからお嬢様のどのような気まぐれや戯れにも素直に従いますよ
かしこまりましたでは参りましょう(相手をそっと抱き上げては他のメイドたちや咲夜などに見つからないように館を抜け出し村へと出て)………やはり祭りというだけあって賑やかですね、人通りもかなり多いようですからどうぞ私の肩に(いつもはのどかで騒がしさとは殆ど無縁な村のどこにこれだけの人がいたというのか、人でごった返しているのをみれば自由に見て回ろうにも相手の背丈では殆ど何も見えないであろうことは明らかであり一度は地面に下ろしたものの相手に言われるよりも先に肩車の態勢になって)
まあどうせすぐには大きくなれないよ。500年でこのくらいだから………たぶんあと5、600年はかかるんじゃない?ていうかそんな人の親みたいな事言って……こほん、確かに、私の身内だからこそ同じ様に世話を焼く……ちょっぴり思う所がないこともないけど普通の事よね……うん
ふ、夫婦……いやいやないわ、ないない、そんな未来なんて見たく………あー、いや、世には嫌よ嫌よも好きの内、なんて言葉があるそうじゃない?ならばもしそうなったらしゅ、祝福……してあげないわ、ええ。まあありえないことだし?あなたも私に従うのが趣味なんだから無意味な事を考えるのは止めましょう(冗談と言われたにも関わらず妙な想像をして首を振れば、ちょっと拗ねた様に否定して)
……………
なかなかの盛況っぷりね。人ってこんなにいるんだ………こんなにいるなら一人くらい食用に貰ってってもいいと思うんだけど(と、人の多さに目を丸くしつつ、言われた通り肩に乗ればそんな言葉を口にして)…それでどんな屋台が面白そうだと思う?…あ、なんか棒にささった紅いのが見えるわ。あれは…りんごかしら?妙にテカってるけど、蝋を塗って武器にしたとか?
親ですか…それはなんとも言い得て妙ですね。私自身はお嬢様とはほぼ同期の生まれの筈ですが人の血を継いでいるからか肉体面の成熟が早いですから気持ち的にも自然と庇護欲のようなものが湧き上がってきてしまうのです…などと言われては子供扱いされているようでお嬢様としては面白くないかもしれませんが、ですがお嬢様のその態度ではまるで妹より自分を一番に見てと駄々をこねる子供のようです(親のようだと言われて少なからずそういう気持ちになる瞬間がないとは言えないかもしれないなと神妙な面持ちで答え、同時にどことなく不満そうな反応を見せる相手をそんな風に茶化してみて)
ふむ…何か勘違いをしておられるようですが私が夫婦にと言ったのはお嬢様に対してですよ、一緒に居るのにそれが一番都合よかったというだけで別に主従関係にこだわる必要はなかった…それならば夫婦でもという話だったのですが、まあそれ自体があまりにも突飛で現実離れした話しですから混乱するのも無理はありませんね。……と、それこそあり得ない話しですから論ずるに値しませんね、お嬢様の言う通りこの話はここまでにしましょう(話の流れの中で自分と相手の認識の違いを指摘しつつも、そもそもこちらの持ちかけた話し自体があまり現実的ではなかったことも考えればそれも当然かと納得しつつこの話題を終わらせようとして)
人里で問題を起こせば私たちがここへ来た時の異変の時のようにまた大きな騒ぎになりますよ、お嬢様としてはそれもいい退屈しのぎにはなるのかもしれませんがお祭りを楽しむどころではなくなるでしょうね。そもそもお嬢様の食事量を踏まえれば私の給仕だけで事足りるはずですが私の血だけでは不満なのですか?(どれだけ多くの人がいようとそれら一人一人が誰かの家族であったり何かしらの役割を持つ人たちであり、その中から一人でも居なくなればそれは当然騒ぎになるのは間違いなく食事量的にも現状で過不足ないはずだと現実的に述べるが、どことなく自分だけでは不満なのかという口調には少しの棘が含まれており)やはりお嬢様は赤いものに一番に興味を示されるのですね。あれはりんご飴といってりんごの周りを甘い飴で包んでいる代物ですね。飴の甘さとりんごの甘酸っぱさが堪らない逸品です、物は試しですから一つ食べてみますか?
くっ、これだから身体の成長が早いヤツは……まぁいいわ。大は小を兼ねる、だったかしら?デカイヤツが小さいヤツを守るのは自然の摂理だもの。面白くはないけれど仕方ないわ。………って!?な、なにを言って…誇り高き吸血鬼の私がそんなつまらない嫉妬をするはずがないでしょう?……べ、べ、別に好きにフランと遊んだらいいじゃない、ふんっ(庇護の眼線はくすぐったい様な恥ずかしい様な、安心する反面反発したくなるという実に子供っぽい思考に囚われて思わず視線を逸らし……そんな中嫉妬心を当てられてますます拗ねた様にそっぽを向くと唇を尖らせて)
ふ、夫婦って私と!?………さ、さっきまで庇護がどうこう言ってたヤツが何言ってんのよ、もう……そ、そうそう!終わり終わり(一瞬にやけてしまいそうな自分が居て慌てて咳払いなどしつつ会話を打ち切るも、若干の頬の赤みは残ったままで)
……そうね……お祭りそのものが取りやめになる事態は避けたいわ。…ああでも異変は楽しかったのよ。人間にもあそこまで面白い奴がいるなんてねって………うん?ああ、私の食事はエトで満足してるし、それが最上だわ?けどお祭りに行ったなんてバレるに決まってるからお土産が必要でしょ?必要なのは私じゃなくて館に残した連中にあげる為よ。人間はあの子用ね。壊されても痛くも痒くもないし、食べられるなら価値もある。お土産としては上等だと思ったのよ。……そもそも、あの子が何をお土産にしたら喜ぶのかなんて想像できないし………なによ?不満そうね。楽しみを二人だけのものにしたいのはわかるけど…(と、相手の棘を別な方向に解釈し苦笑して)
……だって紅は私の色だし、一番綺麗だと思うから。……なるほど、りんご飴か。じゃあ一つ貰おうかしら?…ふふっ、楽しみ
とはいえ身体の大小だけで優劣がつくものでもありますまい…世間一般ではそういう面もあるのかもしれませんがお嬢様は紅き悪魔の異名をもつお方、力関係では明らかに私の方が下です。…まあ、だからこそそのような絶対の存在であるお嬢様が見た目相応の可愛らしい反応や姿を時折見せてくださると私としてもなんだか微笑ましい気持ちになるのですよ、例えば今のように意固地になって強がるところなんかも(どこまでいっても言葉と態度が合致しない相手のリアクションを見ていると尚更それが愛らしく見えて、否定を口にする相手のことなどお構いなしに強がりだと断じてから片膝をつき)私は紅魔館の執事である前にお嬢様に仕える者です、あくまで私はお嬢様の人柄に惹かれてここでお仕えしているだけに過ぎません…その意味はこれ以上言わずともわかりますね?(そう遠回しに自分の最優先事項はあくまで相手だと伝えて)
…ああ、そういうことでしたか、いえ、なるほど自分一人楽しむのではなく館の住人達への配慮も忘れない当主として実に立派なお考えだと思いますよ。……ある意味お嬢様の言うことも当たらずとも遠からずといったところでしょうか、少なくとも私自身少しばかり卑しい心があったのは間違いないですからその点は反省する必要がありそうです(時折幼い言動などがあってもそこは紅魔館の主、しっかりと考えがあるようでそこまで考えが及ばず利己的な考えになってしまったことを恥じつつ苦笑を浮かべて)
鮮やかで一際目を惹く色であるとも言えますね、お嬢様のように…などと言う台詞は私には似合わないですかね。まあ実際にお嬢様も目ざとく一番に目をつけられましたし(そんな風に冗談混じりに話しつつ屋台へ向かい相手の分のリンゴ飴を購入して)……と、さあどうぞ。お嬢様は少食ですしリンゴ丸々使ったそれは中々お腹に溜まるかもしれませんね
(/ふう、ついに一ヶ月開けてしまったわね…
理由は幾つもあるけれど全て言い訳にしかならないし、リアルの泣き言なんてきっとそんなの聞きたくもないと思うから言わないけど、自分の見立てが甘かったのが全てだわ
できないことを希望的観測でできるかもと言ってはいけないわね…
ごめんなさい。あちらは継続したいけど、こちらは無期限で停止するわ。これからもっと忙しくなるから…
はあ、一日が40時間くらいあればいいのに…
って愚痴っぽくなるからこの辺で。
………こほん、それじゃもう一つの方でよろしくね
…………うむむ、我ながらもの凄い図々しさに苦笑を禁じ得ないわ()
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