提督 2018-03-25 23:04:53 ID:84557fab7 |
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それが言えるようになっただけ紗夜は丸くなったと思うぞ。今までの紗夜は余裕がなかったというか、少し独りよがりなところがあった。なのに今はこうして支えてくれるものへの感謝を口に出来てる訳だろう?幼なじみとしては成長を感じられて嬉しいぞ(茶化すようにそう口にしながら、そんなノリのまま調子に乗って頭をそっと撫でてみて)
確かにどんなに贔屓目に見ても紗夜は愛想良くないよな、まあそれだけに今みたいに嬉しそうなリアクションとかはかなりレアだし有り難みもあったりもする訳だが…とりあえず語るにしても俺はまだ始めたばかりで基礎も怪しい状態だからお手柔らかにな(うっかり覗かせた相手の本音を聞き、朗らかに笑い共通の話題も当面は初歩中の初歩になりそうだと肩を竦め)
…と、そうだ、荷物は俺が持つからな。遠慮はするんじゃないぞ
む。随分言いますね。別に今だって余裕がある訳ではありませんし、バンドを評価するのはみんなでも努力を重ね成長し続けなければならないのは個人個人です。本質は変わりませんよ。それを独りよがりと言うならそれでも構いませ…………なっ、なんですかっ?!急に!(少し赤くなりながら目をそらし別に変わってない、と唇を尖らせようとしたが撫でられてしまって、珍しく慌てて視線を返し)……あっ、あなたは私の兄かお父さんか何かですか?……まったく…///
本当にズケズケと言いますね。その通りなんですけれど。有り難みとかレアとかまったくわかりませんが、そこまで言われて優しくすると思いますか?私が音楽に対して?(と、口では言うが口元は小さく楽しそうに微笑んでおり)
別に重いものを買った訳ではないので遠慮もなにも必要ありませんが、持つからなって確定なんですか?(そんな言葉を返しながら、少し値段が高いギターを見つめ、試し弾きはできないかなとしばらく見つめた後、視線を外して)……あなたは買い物は?なければそろそろ帰りましょうか。
観客を喜ばせるライブがしたいという目的の為に努力をすることは独りよがりなんかじゃないと思うぞ、紗夜のストイックな本質はそのままに精神的な成長を感じられるのが嬉しいんだ、昔から紗夜のことを知ってる幼なじみとしてはな(慌てた様子の相手とは対照的に、大らかに笑いながら父でも兄でもなければ幼なじみだろうと言わんばかりにそう言葉を返して)
紗夜は、こういう時ハッキリしないで適当にはぐらかされる方が嫌なタイプだろ?まあ、俺の知ってる紗夜はそういう奴だよな…(相手の反応に地雷を踏んだか、と苦笑を浮かべ)どんなに小さな荷物でも俺だけ手ぶらで一緒にいる女の子が荷物を持ってるというのは絵面的に良くないからな。とりあえず買い物も済んだんなら後は帰りにどこかへ寄って…と、雨だな…(自分の方は買い物などの用事はなく、ここへ来る前にどこかでお茶でもと話していた相手の言葉を思い返してどこへ行こうかと考え巡らせながら店を出ると外は雨が降り出していて)
…実はそれが少しわからないんです。私は観客を喜ばせるためにバンドをやっているのか、自分がどれだけ音楽の高みを目指せるかを測る為にバンドをしているのか。…どちらにせよバンドを成功させるには人を喜ばせなければならないのは変わらないのですが。………こほん、幼馴染みとはいえ年頃の女性の頭をそう気安く撫でるものではないと思うのですけれど?…遠慮がないのは変わらないのね、あなた(自分だけ男女間を意識してるのは馬鹿みたいだと苦笑しつつ、赤くなった頬と気持ちを落ち着かせようとため息をつき)
ええ、ハッキリした方が好ましいです。そしてできれば。できれば…そう、あなたの音楽も途中で諦めず習熟してもらって、いつか…………なんて期待はしませんけれどね。うん、絵面と言われても何を気にしてるのかさっぱりわかりませんが、男性特有の矜持なのでしょうね、はい(ツンとそっぽ向いたかと思えば小さく希望を呟いて。よくはわからないがそういうのならと品物が入った袋を差し出し)……む。雨……迂闊でした。今日は天気予報見てなかったんですよね。折りたたみ傘も持ってませんし……どうしましょう。ここで雨があがるまで待ちますか?同じ待つならどこかの喫茶店で飲みながら待ちたいですが、雨の中走るのも………はぁ、なんでこういつも雨になるのかしら…(と、空を見上げて物憂げにため息をつき)
俺に言わせればそんなのは些細な問題だと思うけどな、どちらであったとしても紗夜たちのやるべき事は変わらないだろう?そこに感謝とか喜びとかそういう付加価値を見出すの個人の自由ってやつだ…と、すまんすまん、つい目の前のちょうどいい位置に頭があるもんでな(言いながら思わずまた頭に手を置いてしまいそうになって手を引っ込め、悪びれず笑って)
諦めず腕を磨き続けて実力を認めて貰えたら紗夜とセッション出来る、とかだったら俺ももうちょっと本気で頑張ってみようって気になるかもな(顎に手を当て少し考えるような仕草をしつつ、冗談か本気かそんなことを言ってのけ)備えあれば憂いなしだな、紗夜と出かける以上こうなることも折り込み済みさ(不敵に笑い、鞄から折りたたみ傘を取り出して広げてみせて)
そうなんですけれど、音楽とは心を響かせるもの。演者の心持ちもまた重要なファクターだと私は思うのです。…技術でなく精神論を持ち出すなんて私らしくはないですけれど。…おっしゃる通り、やることは変わりません(とは言いつつ相手の話も最もだと苦笑して頷いて)…………ふむ。では良い位置に頭があるのであれば誰かれ構わず撫でるんですか?…あまりそういうのは感心しませんが……?
…Roseliaで、ではなく個人的にでしたらいつでも構いませんよ?それとも実力で私をRoseliaから引き抜いてみせてくれますか?(なんてね、と僅かに瞳に期待の色を滲ませながらも冗談っぽく微笑みつつ)…用意がいいですね。どうせ私は雨女ですよ。…それじやあ相合傘というのは少し恥ずかしいですけれど、入れてもらって行きましょうか
だけど逆に技術を突き詰める今のやり方が順調だからこそ精神論についても考えを巡らせる余力が出てきたともとれるんじゃないか?一つのものを極める為の道筋やアプローチを一つに絞らなければいけないという道理はない訳だし、紗夜はやっぱりそのままでいいと思うぞ…なんて、何様だって話だよな(なんとなく話しの流れで相手の在り方について意見を述べてしまっていて、流石におこがましいなと苦笑し)確かに言われてみれば…だが、その言い方だと誰彼構わずは良くないけど紗夜の頭ならいいということにならないか?
それはなんというか究極の2択だな…いちファンとしてはRoseliaとしての紗夜とセッションするなんて夢にまでみるシチュエーションだし魅力的だ。でも…そうだな、やっぱり俺としては幼馴染としての紗夜と合わせたいな、特別なことは何もない連綿と続く日々の一コマとしてな(冗談混じりの相手の提案には関心と魅力を感じながらも、望むのはやはり身近で等身大の彼女との演奏だと告げて)そうふて腐れるなって、それに俺はべつに雨は嫌いじゃないぞ?(肩が濡れるのも厭わず相手の方へ傘をやって出来るだけスペースを作ってやり、そこまでしても折り畳み傘だけあって狭くどうやっても腕同士が触れるか触れないかぐらいの距離感になってしまい)
なるほど……そういう捉え方もできますね。たしかに……あ、いえ何様だとかそういうのはいいんです。確かに納得できる部分がありますし、納得できないならないと私は言います。そういった言葉はみんな遠慮して言ってくれませんから貴重なんです。そういう部分、幼馴染の特権というか、私をよく見てくれてる…………えっ!?あ、い、いえ!!私ならなでても良いとかそういう意味ではありません!(よく見てくれてる、自分になら撫でても良い、などと思ってしまえば意識してしまい?が赤らみ、違わないけど違う、と冷静さはどこへやら、ブンブンと首を振って)
Roseliaはガールズバンドですからね?あなたが女の子というのであれば共にRoseliaを目指してくれても良いのですが……そ、そうですか、こうした変わらぬ普通さが良いのですね……て、あなた濡れてますけど、傘差してる意味がないじゃないですか(彼との日常が良い、との言葉にあったかい気持ちになり微笑んでいたが、肩が濡れてるのを見つけてしまうと無意識に濡れないようにと寄り添って)…やはり折り畳み傘は小さいから二人濡れないようにするには難し……………(と、寄り添ってしばらくしてからようやく物凄い近距離にいることに気づき、途端に言葉が少なくなって赤くなり)……お、お店はどのへん…でしたっけ?あはは…
そうか、まあ…年頃の女性の頭は気安く撫でていいものじゃない、だもんな。今後は少し控えるようにするが…とりあえず落ち着け(目に見えて取り乱す相手を見やりながら、先程の発言を思い出すように口にすれば驚くほどすんなりと聞き分けよく引き下がったかに見えたが、言いながら宥めるように早速頭をポンポンと撫でていて)
ああ、普通で十分だ。だって考えてもみろ、俺にとっては普通のことでも紗夜の幼馴染を名乗って一緒に演奏できるのはどうしたって俺だけだろう?その時点である意味特別なんだからな(自信満々に恥ずかしげもなく思っていることを素直に述べ)そ、そうだな…気を使わせてすまん…さっきよりはだいぶマシになったが…と、とりあえずあそこのハンバーガー屋でいいか?(微かに触れ合った部分から伝わる相手の体温、普段ならこれぐらいの距離感もそれほど気にしないところだが、相手が妙に意識している様子を見ればこちらまでそれに触発されて余裕がなくなり、この状況のままいるのはマズいと手近なハンバーガーチェーンの看板を指差し)
…っ……わ、わかりました。わかりましたから撫でるのをとめてください。控える言いながら全然控えてないじゃないですか。世の幼馴染ってみんなこうなんですか?なんなら私からもしてあげましょうか?(赤い顔のまま撫でられるたびになんとも言えない気恥ずかしさに悶えつつ小さくため息をつけば、やり返したらこの気恥ずかしさが伝わるかもしれないと言い返し)
言ってることも理屈もわかりますが、あなた相当恥ずかしいことを事も無げに言ってる自覚があるんでしょうか……ぅ、あ、はい。入りましょう。……な、なんでしょうね。今まではこんな気恥ずかしい気持ちになることなんてなかったんですけれど(相手の少し意識した顔を見てしまい頬の熱が収まらぬままやや二人で小走りにハンバーガー店にかけこみ)……こほん。ええと……私はお陰で濡れませんでしたが、代わりにあなたが濡れちゃいましたね。どうぞ(と、視線を合わせられないままポケットからハンカチを取り出し差し出して)
控えるのは不用意に撫でること…だからな、これはあくまでも幼馴染として紗夜を落ち着かせる為に必要な措置だからノーカウントって訳だ。それでも、俺を撫でないと気が済まないっていうんならそれならそれで別に構わないぞ、減るもんじゃないしな(そんな屁理屈をこねながら、むしろ相手の反応を窺うようにこちらからそう持ちかけて)
…うーむ…紗夜の口からそんな風に言われるなんというか、俺まで段々照れ臭いような気がしてきてしまうな…ま、まあ、それはそれとして…だ。紗夜は何にする?とりあえずこのポテトの大サイズを頼んで二人でシェアするか…食べるだろう?(いつにない相手の様子から照れ臭さが伝播して、半ば強引に注文内容について話題を切り替え。相手の要望を尋ねながら彼女は好物だということを中々素直に認めないポテトをさりげなく注文をして)お、悪いな。これはまた洗濯をして返すよ
い、いいですか?頭をぽんぽんされて落ち着くのは日菜くらい………いや、世の女性はそうなのかもしれませんが、とにかく私は落ち着きません。気が済むすまないでなくてあなたも撫でられれば私の気持ちがわかるかと思いましたが何平然と受け入れようとしているんですか。…あっ、別に嫌とかそういうものではありませんので悪しからず!控えてくださればいいのです(ガルル、とでも言いそうな雰囲気でまくし立て、ひとしきり騒ぐとぐったり疲れて)…私だけなんでしょうか、こんなよくわからない気恥ずかしい気持ちになるのは……はぁ
……たまにはそうやって私の気持ちを幾分でも体感したらいいんです。自爆技ですがね……こほん。んん…特に好き嫌いを押し付ける訳ではありませんので注文はお任せします。………この店でポテトをシェアするのは極々自然の流れですから私だって食べますよ?別に好きでも嫌いでもないですしね。でもあなたはたくさん食べそうですからなんなら特大サイズでも構いません(と、若干目を逸らしながらべつに好物ではないと強調しつつも食べられるとわかるとほんのり目を輝かせ)…少々濡れたくらいで洗えなんて別にそんな手間とらせませんよ。幼馴染なんですからそれくらい遠慮しないでください
おお、なるほど確かに…紗夜の場合どちらかというと下手に手を出したら噛みつかれそうな感じではあるな、まあ今の調子だと甘噛みってとこか?(ポンと拳を手のひらの上に置き、なるほどと相手の言い分に納得して。とはいえ、本気で嫌がったり怒ったりしない辺り、これもある種の戯れと言っても差し支えないのではと指摘しては小さく笑い)さあな、こればかりは男は基本される側じゃないしなんとも言えないな…ただ、紗夜がそうやって気恥ずかしさを感じたりするウブなところ可愛いと思うぞ
まあ、たまにはいいよな…照れ臭かったけど悪い気はしなかったしな。わかったわかった、それじゃあ紗夜のリクエストにお答えして特大サイズにしておくか。それとハンバーガーのセット、と…(あくまでもどちらでも良さそうな態度を貫きながらもさりげなく特大サイズの名前を口に出す相手にニヤリと笑い、少し意地悪な言い回しをしつつ、二人分の注文と支払いを当然の如く済ませ。ついでにハンバーガーのセットにもポテトはついているのだが敢えてその点は言及せずにおいて)とは言うが親しき仲にも礼儀ありとも言うしな…だが、あんまりこんなことで押し問答してもそれはそれで面倒くさいか…じゃあここは幼馴染特権ということで紗夜の言葉に甘えさせてもらうよ(そう言ってハンカチを綺麗に畳んで差し出して)
いやいや、噛み付くってなんですか。猛獣か何かですか私は。……はあ、甘噛みも何もしませんけど噛みつかれそうだと思っていながらやるのはどうなんでしょう。……まあそんな評価が出るあたり今更ながらに可愛いとつけられてもフォローにもなりませんが……一応世辞として受け取っておきます(本気にしてはいけない、と眉をひそめて咳払いするが頬は赤いままで)……言っておきますがあなたのその幼馴染特有……なのかどうかはわかりませんが、からかい癖はかっこいいとか素敵とは微塵も思っておりませんからね?
ち、違います。あなたは男性だからよく食べるんだろうなと気を使って特大を選んだだけですから。…ああ、でも食べきれなくともいっぱい物があるのを目の前にするのは楽しくもあり幸せな気持ちになり……ますよね?(それでは私がポテト大好き人間ではないですか、と否定しつつも言い訳がましいセリフを吐き)……む。その反応……もしかして男性の矜持に関わる問題でしたか?…だとすれば私への理解をと言えたものではないですね……(そう苦笑してハンカチを受け取り)
紗夜の場合猛獣というよりはイメージ的には狂犬ってとこだな…でも実際に交流を深めてみたら少し気難しいとこはあるけどたまにデレる猫とかそんな感じになってくるんだよな(褒めているのか貶しているのか判断に困るような評価を一切悪びれる様子もなく口にしては笑って)俺はお世辞なんて言わないぞ?幼馴染の贔屓目が入ってるかもしれんが、むしろもっと評価されるべきだと思ってる。紗夜の場合そういう少しキツめで容赦のない物言いで損してるとこあるよな、俺なんかは慣れてるけどさ
確かにそうだな、食卓とかでもそうだがテーブルいっぱいの料理というのは幸せの象徴的なイメージはある。何より一人じゃないと感じられるしな…よほどの大食いとかではない限り(あまりこの件でからかい過ぎて相手がヘソを曲げてしまってはせっかくなんとなく楽しい雰囲気だというのにそれが台無しになってしまうと考え、相手の話しに乗っかって同意をして)矜恃というか、礼儀だな。紗夜はそういうの気にすると思ってたんだが、幼馴染特権っていうのは予想以上に適用範囲が広いんだな
えぇ……私ってそんなイメージなんですか?清廉潔白に生きてきたつもりなんですけども…まあ日菜の様にはいかないのはわかってはいましたが……ここは素直にせめてあなただけでも可愛いらしく猫と言ってくれるのを喜ぶべきか……いやデレ猫って褒めてるのでしょうか。容赦ない物言いというのも私は間違ったことは言ってないつもりですが、ここまで言われるともうなんか評価だけを求めて他には希望を持たない方が幸せになれますかね(と、批評を聞いてやや遠い目をすればため息をついて自嘲気味に笑い)
大食いなんてしたら太って演奏に支障が出るじゃないですか。その辺の分別はきちんと致しますよ。最悪持ち帰るという手もありますし……あ、できたみたいですね。良い匂いがします(カウンターに目をやり、用意されたポテトと…更にセットにつく追いポテトに幸せそうに目を細めるが、思ったより多いなとやや首を傾げ)……礼儀は自分に厳しくするのは当然ですが相手にも求めすぎてはいけないと思うようになったんですよ。…とはいえ言われてみれば幼馴染だから…でしょうか?なんだかこう、あなたには手間を取らせたくないというかなんというか…………やはりしっかり分別をつけるべきでしょうか。親しみすぎたかしら…苗字にさんづけ呼びに戻した方がいかしら…(やや難しい顔をしながら馴れ馴れしすぎたかと考え自分の考えに思いを馳せ始めると、ブツブツと思考が口からこぼれて)
そうだな、紗夜の言うことはだいたいいつも正しいしぐうの音も出ない正論であることが殆どだ。でも、理屈だけでは生きていけないのもまた人間って生き物の厄介なとこでな、正しいことが窮屈に感じる奴もいるのさ。……まあ、それが紗夜の一生懸命さの裏返しだというのは親しい人はちゃんとわかっているさ、だから多少厳しい評価をされたりしても変わらず一緒にいるんだろう?ああ、それから…俺は猫は好きだ(自重気味な笑みを浮かべた相手に自分の考えを話して聞かせ、ついでに猫というのは褒め言葉だということを示すように付け加え)
そりゃ一大事だ、まあ二人でなら多少多くてもどうにでもなるさ。さて、空いてる席は…と、ここでいいか(演奏に支障が出ては相手のファンとしても困ると口にして、トレイを手にしながら空いてる席を探し、手頃な席を見つけてそこに腰を下ろし)待て待て、どうしてそうなる。俺は今のままで一向に構わないぞ?俺だって紗夜とここまで仲良くなれて嬉しいんだから紗夜は自然体で居てくれ
正しいことは正しいから正しいと言うのですけど?…と前の私なら言う所ですが、あなたと過ごしている内にあなたの言う通りそれだけではないということがわかってきた…ような気がします。日菜の行動もわからなくはないと思えるようになってきたんです。拒否はしませんが妥協するようになった、というか……まあ、あなたが一緒にいてくれて窮屈に感じないというのであれば良いです。………うーん、猫好きと言われるとどうも湊さんがよぎるのですよね………いちおう褒め言葉とのことなのでありがとうごさいますと言っておきます(相手の言葉になるほど、と聞く姿勢を見せて頷くが、私が猫なら湊さんにも愛でられるくらいになるのか?と複雑な顔をしつつお礼を言い)
…そうなのですけれど、仲は良くても自然体だと皆もあなたも私のこと硬いとかキツいとか言うのでしょう?難しいですよね、親しき仲にも礼儀ありという言葉もありますがどこまで歩み寄って良いものか…そもそも私の自然体とは分別をつけることでして、決して日菜のように馴れ馴れしくするものでは…(席に着き神妙な顔をしつつ、どうも自分自身がよくわからなくなってきたようでブツブツ告げながらも手はポテトに伸びてもぐもぐもぐもぐ…と無意識に止まらないようだ)…………おいしい……
想像していたよりも色々と俺基準で考えが巡ってたみたいで驚いた、さては俺のこと大好きだな!ははは(相手の考えの中心に自分が居ることに驚き、少し照れ臭い気がしたがそれを出来るだけ表に出さないように敢えてふざけたような茶化すような口調でそう言ってのけ)湊さんってああ見えてネコ好きなのか…それはそれとして、なんなら俺も紗夜を猫可愛がりしてやっても構わないぞ(そういいながら手をわきわき動かし)
硬くてキツくてそれで結構じゃないか、それが紗夜の個性だしらしさだろ?日菜ちゃんみたいなのは日菜ちゃんがするからいいのであって紗夜がやったらまず間違いなく気が触れたのかと心配するところだ…まあ、少なくとも俺に関しては硬いだとかキツイって言葉は紗夜が思ってるほどネガティブな意味で使ってないし、そういう中にも良いところを見出してるからここまで付き合いが続いてるんだぞ(自分の言葉に混乱して頭を悩ませる相手になんてことない調子で口にしつつ、なんだかんだでみるみる減っていくポテトの山を微笑ましげに見ては自分もチマチマ食べ進め)
へ?大好き…?何言ってるんですか?…幼馴染で遠慮のないあなたに付き合っていたら誰でもこうなりますよ。そもそも嫌いならば元から共に行動しませんし……長く居るとあしらい方も上達するのは仲間内でなら当然では…?……ああ、恋愛の好きを妄想してるのかもしれませんが、そんな少女漫画みたいなことしている暇はありませんからね(と、無自覚に自分が恋愛感情を持っていることを否定して苦笑し)……彼女の口からは聞いたことはありませんが、行動がわかりやす…………その手の動きは変質者にしか見えませんね。動物は撫でて愛でるものですが人にするものではないでしょう?(そう口では言いつつ照れたような頬は赤みが引かず、困った様に眉尻を下げて笑って)
き、気が触れたとまで言うんですか!?もぐもぐ……ま、まあべつに私は愛想も気立ても明るくも人懐こくもないのが取り柄ですからね、真似しようとも思いませんが!そうですよね、日菜の方が良いですよね!もぐもぐ!(食べるのと考えることに夢中になってしまっているせいか妙な解釈をしてポテトを食べながら憤慨していたが)……良いところ、ですか…てっきり私はあなたが私を面白がってるの幼馴染だから付き合ってくれてるのかと思いましたが………あら?結構量があったかと思うのですが、やっぱり二人だとちょうどよいくらいの量でしたね(と、自分が思い切り食べていたのにも関わらず相手も同量食べたのだと思い込んで飲み物に手をつけて)
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