主 2018-03-21 17:50:10 |
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(ふたりで壁の外に出ると張り詰めていた緊張がゆるんで
じわっと目に涙をためて、はなびに思いっきりしがみついて)
うぇぇぇぇん、はなびお姉ちゃんゴメンなさい~
わたしが近道させたばかりにはなびお姉ちゃんをアブナイめにあわせてしまって~
(自分を責めるどころか、いたわってくれるはなびの優しさと笑顔が心にしみて涙がとめどなく溢れて)
>このみちゃん
Σわっ!こ、このみちゃ…!?
……………。
…ううん、大丈夫…私こそ怪我させちゃって……痛かったね、怖かったね、でももう平気だよ。
(涙目で飛び込んでくるこのみに一瞬驚いた表情を見せるが、先ほどまでのこのみの不安や緊張を察すると、ふにゃりと柔らかい笑みを浮かべ、かぶりを振りながらこのみの頭をやさしく撫でては、もう大丈夫、平気だよと繰り返し囁いて)
……少しは落ち着いたかな?
それじゃあ、せっかくこのみちゃんが稼いでくれた時間だし、そろそろバス停行こうか♪
(頭をなでながら少しばかりの時間を置くと、そろそろ行こうかと笑顔で問いかけ)
……うん
(目じりにたまった涙を指先で拭って
ぐす、っと鼻をすすって)
これでバスに乗り遅れたらはなびお姉ちゃん、やられ損だもんね
(まだ少し赤い目で、くすりと微笑んで)
それより、はなびお姉ちゃん
おしり、大丈夫?
(歩き出しながら、ひょいとはなびのおしりを覗きこんで)
破れてはいないわね
少し痕が残っているけれど
>このみちゃん
あはは、そだね。
でもなんとか間に合いそうだよ。
え?おしり……Σこ、このみちゃん!?だ、大丈夫!大丈夫だから!
は、恥ずかしいからそんな見ちゃだめだよ~!
も、もう~ほら行くよ?
(このみの言葉に苦笑いで答えながら、視界の先にあるバス停を見遣ると、続く言葉には一瞬理解が追い付かず不思議そうな顔を見せるが、先ほどの失態を思い出しては恥ずかしそうに俯き、アホ毛は力なく、しなしなと萎れていて。やがて、恥ずかしさに耐えられなくなったか、このみの手を取り“行くよ”と手を引っ張り歩き出して)
……はぁ……。
お姉ちゃんなのにカッコ悪いとこ見せちゃったなぁ……。
(二人歩きながら、ボソリ呟き天を仰ぐように見上げ、自身の情けなさにため息漏らして)
(/お返事が遅くなってしまい申し訳ありません;)
はなびお姉ちゃん、カッコ悪くない!
(握った手に力をこめて
ちょっと怒った様子で、はなびの顔をのぞき込んで)
はなびお姉ちゃん、必死でわたしのことを守ってくれた
すごくカッコ良かったよ!
……はなびお姉ちゃんは、わたしの王子さまだよ
(恥ずかしそうに赤面して、横を向いて)
あっ、お姉ちゃんなのに王子さまだなんて……
ご、ゴメンなさい、ヘンなこと言って
(慌てて言い直して)
(/無問題~っ、です♪)
>このみちゃん
……ありがと♪このみちゃんは優しいや、昔っからそうだったね。
でもさ、立花館のみんなもきっと身体を張ってこのみちゃんを助けるんじゃないかな。
依子さんも、優さんも、いおりちゃんも、私も、みんなこのみちゃんが大好きだから。
だけど、王子さまよりはお姫さまがいいな♪
(このみの様子に、一瞬驚いた顔を見せるが、すぐに優しい笑み浮かべそっと頭をなでて。続く言葉は優しくゆっくりと言い、最後の言葉は少しだけいたずらっぽい笑みで付け加えて)
それを言ったらはなびお姉ちゃんだって
泣き虫だったわたしにいつも優しくしてくれて
(ちょっと昔を思い出すように)
手をつないでもらったら不思議と安心できて
今だから言うけれど、はなびお姉ちゃんに手を握ってもらいたくてウソ泣きしたこともあったんだよ~
(テヘ、と舌を見せて)
わたしも
立花館のみんなは好きだけど……
はなびお姉ちゃんは、特別
(少し恥ずかしそうに、小さく微笑んで)
だよね、あはは~
(でも
わたしにとっては、王子さまだよ
と、心の中で呟いて)
あ
はなびお姉ちゃん、バス来たよ!
急げ~
(小さく見えたバスを指さして
小走りに走り出して)
>このみちゃん
…あはは、このみちゃん、はじめの頃はツンツンしてたよね~。
それでも、引っ越してきて右も左もわからない私と仲良くしてくれて、すごく嬉しかったんだ。
…久しぶりに会った時に、忘れちゃっててゴメンね。だけど、やっぱり私にとっても、このみちゃんは特別なんだって思う。
(このみの言葉に昔を思い返す様に苦笑いを浮かべると、バツが悪そうに頬をかくが、その表情はやがて穏やかな笑みにかわり)
Σわっ!ホントだ!急がなきゃ!あ~ん…このみちゃん待って~!
(このみが指さす方向を見遣ると停留所間近まで来ているバスの姿。先ほどまでの激走に悲鳴を上げる足腰にムチ打ってこのみの跡を追っかけ走り出すが、帰宅部とバスケ部のスタミナの差は歴然でひいひいと息を荒げて)
(バスの到着とほぼ同時にバス停にたどり着いて
振り返ってみるとはなびはまだ少し離れたところをふらふらになりながら走っていて)
はなびお姉ちゃーん
もう少しだよ、がんばってー!
(大きく手を振って励まして)
運転手さん、ちょっとだけ待ってもらえます?!
(開いたドアからお願いすると、おじいさんくらいの運転手さんがにっこり笑ってゆるゆると手を上げて、運転席の脇から水筒を取り出してのんびりお茶を飲み始める
少しだけ、別の不安が頭をよぎる)
はなびお姉ちゃん!
(ようやくたどり着いたはなびの手をしっかり握ってバスに引き上げて
だれも乗っていないバスの後ろの方の席にふたり並んで座ると、お茶を飲み終えた運転手さんがゆっくりとバスを発進させる)
大丈夫?はなびお姉ちゃん
はい、お茶
(肩から下げたバッグから水筒を取り出すと、コップにお茶を注いではなびに差し出して)
>このみちゃん
ぜ、ぜえはぁ…ぜえはあ…。
や、やっぱり普段から運動してるこのみちゃんとは、ぜんぜん…ぜえはあ…ちがうね…。
うぅっぷ……つ、ついたあ…。
(息を切らせながらようやくバスへたどり着くと、真っ青な顔でこれまでの激走に息ひとつ切らせていないこのみを見上げ、口を押さえこみ上げる何かを何とかブロックすれば、このみの手に引かれ後列の椅子にぼすん、となだれ込んで)
ふうふう…はあはあ…だ、大丈夫…うぅ、運動不足が身に染みる…。
あ…お茶♪ありがと、このみちゃん!
んっ…んくっ…んくんく、んく……ごっくん。ぷはっ…生き返ったぁ~!
(座席に腰かけ、肩で息をしながら声を掛けるこのみに苦笑いで大丈夫と告げる。典型的な運動不足な自分の身体に、情けなさを覚えながら、差しだされたお茶に嬉しそうに受け取り、乾いた喉に一気に流し込み。コップの中が空になるとその表情は、水を得た魚のように生き生きとしていて)
はなびお姉ちゃん、いっぱい走ったもんね
それはノドも乾くよね
(美味しそうにお茶を飲むはなびを微笑ましく見つめて)
わたしも少し飲もーっと
(はなびから戻ってきた空のコップにお茶を少し注いで、くっと飲み干して
コップをしまおうして、ふとコップのふちにうっすらとリップのあとがふたつ重なるように付いているのを見つけて)
((こ、これは……
か、か、間接キスとゆーやつではっ?!))
(チラッとはなびを見ると、お茶でしっとり濡れた唇が目に入り
顔から炎が出そうなくらい、一瞬で真っ赤になって)
>このみちゃん
いやーほんと生き返ったよ。久しぶりだなこんなに走ったの。
でも、ちょっぴり楽しかったかも。なんて。
??どうしたのこのみちゃん?いきなり真っ赤になって。
……あ、もしかして今更体が熱くなってきちゃった?それとも熱でもある?
(このみの言葉に笑顔で言葉を返すと、突然黙ってしまうこのみに「??」と不思議そうな顔で見遣るが、真っ赤になってしまっている顔を見て何かを察したらしく、熱でもあるのかと心配そうにのぞき込み、そっと額に手を当てて)
はわわわっ
な、なんでもない、なんでもないからっ
(はなびお姉ちゃんの柔らかい手がおでこにそっと添えられ、顔が近づけられると
今まで意識したことなんてなかったのに、やたらと唇が色っぽく感じられて
恥ずかしすぎて直視できなくて
手を振り払うように窓の方に顔を向けて)
ち、ちょっと張り切りすぎて息があがっだけだから……
心配しなくて、大丈夫
(言いながら、なんとかドキドキを静めようと懸命に努力して)
>このみちゃん
…そう?
ならいいんだけど…今日はいきなりあんなことがあったし、調子が悪くなるようだったら、遠慮なく言ってね?
…ふふ、なんだかワクワクするね。
こうして、このみちゃんとお使いに行くのも楽しいし、バスから見える風景ってちょっと特別に思えるんだ。
(このみが胸の内のドキドキと戦っていることなど知る由もなく、心配そうに見遣る。とはいえ、あまり構いすぎるのも悪いかなと、このみの見てる方を向き、小さく微笑み。バスの座席から見える少し高い視点は、いつもの街を少し違って見せて。)
うん
ありがとう、はなびお姉ちゃん
だいぶ落ち着いてきたよ
(言いながらも、はなびを意識するとそわそわする気持ちが抑えられなくて
気を逸らすように彼女の言葉につられて、ふと窓外に目をやる)
はなびお姉ちゃんは都会にいたから珍しいかも知れないけれど、わたしにとっては田んぼや山ばかりの退屈な風景……
(つい、本音がぽろりと出てしまって)
あーっと
キライなわけじゃないんだけれど
都会にも憧れるとゆーか
あはは~
(せっかくはなびが楽しそうにしているのに雰囲気を悪くするようなことを言って、しまったと思い慌ててごまかして)
>このみちゃん
あはは、そんな私に気を遣わなくてもいいよ。
確かに、地元の人からしたら変わらない風景だと思うよ。
だけど、同じ風景の中で、どこに行くのか、誰と行くのか…これって結構重要なファクターだと思うんだ。
あ、変なこと言ってごめん…まあ、あれだよ。このみちゃんにとっては何気ない休日の一コマでも、私にとっては違ってて、いつか不意にこんな日もあったなって思いだすんだろうなって。あはは、は;
(このみの言葉にバツが悪そうに答える。変わり映えしない風景に辟易とする様子に、遠くを見るように呟けば、感傷的な言葉を口にする自分に気づき、慌てて苦笑いで誤魔化すように。)
都会は、便利だけど、色々忙しないよ。
でも、このみちゃんと行くなら楽しくなりそうかもね。
もし、立花館のみんなで都心に行く機会があれば、不肖この夏乃はなび、がんばって案内しちゃうよ♪
(彼女の口から出てくる「都会」というキーワード。ふとこのみと街を歩く姿を想像し、嬉しさに頬が緩む。思い立ったようにガイド役を買って出れば、嬉しそうにニコリと。)
(自分が、コンビニが辛うじてあるかないかという田舎に住んでいることに対して持っている劣等感や焦りから無意識に愚痴をこぼしていたことに気づかされて
また、はなびの言葉で今日という1日が自分にとっていかに大切であるかということを思い出して)
うん
ホントだね、はなびお姉ちゃん
今日はわたしにとっても、とても大切な日だから……
そう言われるとあのため池も
あそこの用水路も
なんだかいつもと違って輝いて見えるよ!
さすが、はなびお姉ちゃんは大人だなぁ
(キラキラと尊敬と憧れの眼差しではなびを見つめて)
(都会を案内するという言葉を聞いて
テレビでしか見たことのない渋谷や原宿といった夢のような街を、おしゃれな服を着てはなびとふたりきりでデートすることを妄想して)
行く!行きたい!
はなびお姉ちゃんと都会に行って、おしゃれな服や可愛い小物、いっぱいショッピングしたい!
(はなびの両手をぎゅっと握って
妄想で緩んだ顔でずずい、と迫って)
(/レス、遅くなってゴメンなさい orz)
>このみちゃん
あはは、そんな大げさだよ~。
でも何だか柄にもなく感傷的なこと言っちゃった。
このみちゃんとお出かけできて、嬉しいから、かな?
いおりちゃんとお出かけするときとは少し違う、ワクワクした感じ。
(このみの憧憬のまなざしに、むずかゆそうに笑う。相変わらずかわいい笑顔がちょっと眩しい。指を口元に当て、このみの顔、いおりの顔と順に思い浮かべると、何だか頬が緩み。)
わっ、このみちゃん?
私もぜひ連れて行ってあげたいところだけど、このみちゃんのお眼鏡にかなうセンスを持ち合わせてる自信がないよ~…。
私、いつもおしゃれっ気なくて、男の子みたいな恰好でしょ?顔も地味だし……。
(ずいっと詰め寄るこのみに、手を握って期待値MAXのまなざしで見つめられる。ハードル上げすぎた、とバツが悪そうに目を泳がせ言い訳がましく言葉を重ねながら、自分のいつもの格好を思い返すと、ため息と苦笑いが出て。)
(/こちらこそ、お返事遅くなってしまいました;申し訳ないです;)
(いおりの名前が出ると、一瞬不機嫌そうに眉がぴくんと動くけれどすぐに笑顔に戻って)
わたしも、はなびお姉ちゃんとお出かけ、すごくすごく嬉しいよ
こんな素敵なお使いを与えてくれた依ちゃんに感謝だよ
(バスの車窓から見える山の向こうの青空を背景に浮かぶ姉のシルエットに手を合わせて感謝して)
センスとか関係ない
はなびお姉ちゃんといっしょに、キラキラの街を歩いてお店でわいわい服を選んだり
それだけで、きっとわたしにとっては夢のような時間……
それに、地味でも、ちょっと男の子みたいでも
わたしはそんなありのままのはなびお姉ちゃんが大好きだもん!
……
(言ってから我に返って
なにかたいへんなことを口走ってしまった気がして、ぷしゅーと頭から湯気を出して真っ赤になって)
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