赤羽業 2018-03-19 23:49:45 |
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…そんなことより、カルマはなんでここにいるの?
(相手に話そうか迷うも、あまり思い出したくないことでぐっと口を紡げば相手のことを聞き返し)
「俺はね苛められてた先輩を助けたんだけど苛められてた先輩はE組で苛めてた方は学年トップの天才だったわけ。それで先生が怒って俺をE組に落としたんだよ。…それで雛はこっちに来た原因を思い出したくないの?もしかして誰かに絶望したり裏切られたりしたの?」
(まあ、雛が話したがらないことはこんな感じだろうね。)
あっ、えっ…何で分かったの
(誰にも話したことはないし、本校舎のやつに広められたわけでもない。何故相手が知っているのだろうと不思議に思い)
「やっぱり当たった。雛が話したがらないことは大体絶望したり裏切られたりした時のことだからね。」
(やっぱりそうだったんだ…雛の場合は友達にでも裏切られたのかな?)
「もしかして友達に裏切られたの?」
…うん、私なにもしてないんだけど
(友達がバレたらE組に落とされるようなことをしでかして、偶々そこにいた私に濡れ衣着せられちゃった、と軽く笑いながら説明して)
「それ、笑い事じゃないよね?その事先生に説明しなかったの?ああ、先生に言っても意味ないよね。それでその友達は今どうしてるの?」
(そんな大事なことを笑いながら話すことにイラついてくるな…)
ああ今?さあ、学年トップでも狙ってんじゃない?
(余程信頼していた相手だったのか悲しそうに視線おとしてそう言い、「ま、弁解できなかった私が悪いんだよねえ」と開き直ってしまっていて)
たぶん、ね
(負けず嫌いな自分にとって何も弁解できなかったことが悔しくて悔しくて、自分が嫌になった結果柄にもなく開き直っている様子で)
「雛はそれでよかったの?何で友達がやったって証明しなかったの?あの先生でも証拠を見せつければ認めてもらえたでしょ?何で…何で自分が無実だって証明しなかったの?」
(どうして無実の証明をしなかったのかな…雛ならそのぐらいできると思うんだけど…)
……私より…、明らかに頑張ってたから…
(小さいときからいつも一緒に行動してた友達、この高校に自分より遥に努力して入ったことを知っていて。それを思い出したらもう何も言えなくなってしまい)
(高校ではなく中学ですよ。)
「ふーん、それなら友達が自分より頑張ってなかったら証明してたの?」
(今まで頑張ってきてたからってそんなことをしたら許してもらえる訳じゃないのにね。)
(/あぁ申し訳ないです! 訂正ありがとうございますごめんなさい!)
…そ、れは…
(相手の言葉が心に突き刺されば、E組に転入するとき友達に「きちんと証明すればよかったのに、馬鹿だよね」と言われたことを思い出して視界が曇り、)
(大丈夫ですよ。)
「ほらね。あとその友達は雛を利用しておいて何か言ってないの?」
(まあ友達を平気で裏切るやつなんだからろくなこと言ってないだろうね。)
きちんと証明したらよかったのに、馬鹿だね…、て
(「私がいなくなったら成績も上がるもんね」そう言いながら自分は邪魔だったのかもと気付き)
(えっと…カルマ君。低浮上な僕だけど、一週間来ない事があったら僕の事はリセットしてもらって大丈夫だから、参加してもいいかな…?)
「そんなやつ友達でも何でもないじゃん。でも残念ながらそいつは多分退学になるね。」
(だってこの学校の本校舎5メートル間隔で監視カメラついてるんだから絶対にばれてるね。)
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