《　As you wish,your majesty　》〆

──！？
（多種多様なもので溢れ人々で賑わう街中にて、通りすがる人に声を掛けて回っては、とある少女の行方を尋ねるものの皆が皆、首を横に振るばかり。魔物に拐われたのではないか、彼女の正体に気が付いた何者かに連れ去られたのではないか、なかなか手掛かりが掴めずにいて不安が募っていくなか、ふと聴こえてきたのは上空で小さな風たちが楽しそうに踊る音。何の気無しに音のする方向を見上げ、清々しいくらいに真っ青な空と太陽の眩しさに思わず双眸を細めた瞬間、愉快な風はぴたりと止み、それと同時に風のベールが剥がれたかと思えば中から現れたのは予想外にも己の捜し求めていた主の姿で。あまりにも突然の出来事に脳内での理解が追い付くよりも早く身体の方が反射的に動き始めており、両手一杯に抱えていた荷物を地面に放り出すと、風の力を失って宙に投げ出され地上に舞い降りてきた羽の無い天使に向かって両腕を伸ばし、華奢な身体を衝撃ごとしっかり抱き止めて、）

ッご無事ですか！？　申し訳ございません。僕の不注意でこんな……、……！！
（主君の姿を見失うという騎士としての大失態。身の縮む思いで腕の中にすっぽり収まった彼女を見遣り。しかし、たった今危険な目に遭ったにも関わらず無邪気に笑い、立場の違いに関係なく己の頬へとキスを落とす天真爛漫な彼女の姿に拍子抜けてしまえば、無事を確認出来て安堵したこともあって、自責の念にかられ強張っていた表情も知らず知らずのうちに緩んでおり、）
本当に、姫には敵いません。……それにまさか、空から降ってくるとは思いませんでした。

（それから散らばった荷物を全て拾い上げると、主からの休息の提案に対し「仰せのままに。」こくりと頷き、後ろに付き従うようにして噴水のある広場へと歩を進め…──）


（／　改めまして、お声がけいただきありがとうございます！

試しに、某トピで回していただいたロルに応答する形で此方も回してみました。相性もあると思うので、判断材料にしていただければと……！
上記ロルは、試しに回しただけですので、一旦回収しても良いですし、このまま続けてくださっても大丈夫です。
ファンタジーな世界で、騎士と姫のほのぼの日常やら、どたばたハプニングやらをやってみたく……いずれダンスパーティーイベント的なのとか、いろいろ。ピュアな感じのを。（雑、）

それからプロフのことなのですが、作成するにあたって苦手な要素、萎え要素（？）はございませんでしょうか？　無いようでしたら予定しているままの騎士プロフを載せますね。）