東郷美森 2018-03-05 10:00:06 |
通報 |
……ユーナちゃん
(好き、と言われるとかぁ~っと頬を染めて俯いて)
うん…ありがとう
あ
早くたべないと、せっかくのおうどんがのびちゃうね
(下を向くとどんぶりが目に入り、おうどんをたべることを思い出して)
どういたしまして、東郷さん。
うん、そうだね、早く食べないとうどんの麺がのびるね。
(ニッコリと笑い答えるとうどんを食べ初めて
はぁ~
おいしかった
ユーナちゃん、ごちそうさまでした
(おうどんを完食するとおはしを置いて手を合わせて)
またいっしょにおうどん、作ろうね?
食器、片付けるね
(膝の上に乗せたトレーに使用済みの食器を乗せ、流しの前に車イスを動かして
じゃぶじゃぶと食器を洗い始めて)
(/すみません
しばらく放置してしまいましたが、もしよかったら引き続きお願いします)
私も東郷さんとだったらどんな事でも楽しいよ。
(食器を洗いながらニッコリと東郷さんに笑いかけて自分の鼻の先に洗剤の泡がついていて)
ユーナちゃんったら
(彼女の顔を見て、くすっと微笑んで)
付いてるよ
(タオルで手を拭いてからから彼女の鼻の頭に付いた泡を指先で拭って)
(/上げてもらってすみません
ありがとうございます!)
えっ、どこ!?
エヘヘーありがとう、東郷さん。
(東郷さんがタオルで泡を拭いてもらえると恥ずかしそうに照れ笑いを浮かべて)
(\いえ、どういたしまして。
ねぇ、ユーナちゃん
今、わたし、すごく自然にユーナちゃんと話せた
以前のわたしってユーナちゃんとこんな感じで話していたのかな?
(洗った食器の水気を布巾で拭いながら嬉しそうに話して)
うん、そうだよ、東郷さんとこんなふうに話していたんだよ。
少しずつ思い出していけば良いんだよ。
(優しく微笑み自分も食器についている水をタオルで水を拭いて食器棚になおしていき)
そっか…
じゃあもうすぐ思い出せるかもしれないね
(そう思いながら、もし以前のことを思い出したら今の自分は、ユーナちゃんのことを好きな今の自分はどうなってしまうのかと考えて
少し怖くなり手に持った器に目を落としたまま考え込んでしまって)
うん、絶対そうだよ。
どうしたの、東郷さん?
(食器を片付け終わるとタオルをタオルかけにかけてきょとんとして東郷さんを見つめ)
…えっ?
んーん、なんでもないよ
ねぇ、それよりユーナちゃん
お家の中を探検してみない?
まだキッチンとダイニングしか見てないもんね
(ユーナちゃんに声をかけられると我に返って
イヤな思いを忘れるようになんでもないと首を振り
好奇心に満ちた笑顔を見せると広い家の中を探検してみようと提案して)
それならば良かった。
でもこの前みたいにむちゃは、しないでよ。
うん、私も部屋の中を探検したいと思っていたんだよ。
何があるか楽しみだよね!
(大きく頷いて両手を大きく広げニコニコ笑顔になり)
じゃあ行こう、ユーナちゃん
(この前、ってなんだろうと疑問に思いながらも相手も探検に賛同してくれると張り切って車イスを動かしてキッチンからリビングに向かい
廊下が二手に分かれていてユーナちゃんを振り返って)
どっちから見てみる?
じゃあ、こっち行ってみよう!
(車イスを動かしてユーナちゃんが指差す方向に向かうとすぐにドアがあって)
ここはなんの部屋かな?
(パカッとドアを開けると)
なんだ、トイレか
それに車イスでも入れるくらい広いね
助かるわ
じゃあ次、行こ
(ぱたん、とドアを閉じると隣の部屋に移動して)
ここはどんな部屋かな?
(えい、とドアを開けると中は8畳くらいの広めの洋室で大きな窓とロフトがある部屋で)
ロフトのある部屋、いいなぁ
まぁ、わたしはこんなだから意味ないんだけどね
(ロフト部分にかかる梯子と床板を下から眺めながらちょっぴり羨ましそうに苦笑いを浮かべて)
うん、ロフトのある部屋は、良いよね!
大丈夫だよ、私が東郷さんをかついでロフトを登るからね!
今からロフトを登る?
(東郷さんの肩を触りニッコリと笑い
そ、そんなのムリに決まってるよ?!
わたしはともかく、ユーナちゃんがケガをするのはイヤだよ!
(彼女の言葉にびっくりして
はしごから落ちてケガをすると首を振って拒否して)
あはは
もぉ、ユーナちゃんったら…
(彼女の気持ちが嬉しくて思わず口許をほころばせて)
ありがとう、ユーナちゃん
その気持ちだけでわたしは十分幸せだよ
それより、まだまだお部屋はあるからどんどん行こう!
(彼女の言葉に対してお礼を言って
次の部屋へ行こうと誘って)
こっちはここで行き止まりだね
(廊下の突き当りは行き止まりになっていてその横に付いているドアを開いて)
ここは…寝室だね
大きなベッド!
(広い部屋の壁にはクローゼットの扉が付いていて壁際に寄せられるように大きなベッドがひとつ置いてあり)
ふふ
ユーナちゃんったら、お行儀悪いよ?
(彼女がベッドにダイブするのを微笑ましく、少しの羨ましさを感じながら見守っていて)
どう、気持ちいい?
う、うんっ
(ユーナちゃんに誘われると体がうずうずして、いても立ってもいられなくなり
車イスをベッドに寄せると、んしょっと懸命に移動しようとして)
えい!えへへーーねえ、東郷さん、布団が気持ちが良いでしょう。
(ベッドに近づいた東郷さんの手をひいて東郷さんと一緒にベッドに倒れこむ様な感じになり
ちょ…ゆ、ユーナちゃん?!
きゃっ
(ベッドに乗り移ろうとしているところを手を引かれるとバランスを崩して、ユーナちゃんと抱きあうような格好であお向けにベッドに転がってしまい
間近で彼女の息づかいを聞き、心臓の鼓動を感じながら見つめあうと、かぁっと顔が紅くなって胸が爆発しそうなくらいドキドキして)
…友奈、ちゃん
(彼女の言葉にハッと我に返って)
な、なんでもないよ!
ほ、ホントだ
すごくふわふわだね、このベッド!
(あははー、とごまかそうとするけれど紅い顔のままで動揺は隠せずにいて)
東郷さんがなんでもないのならば良かった……
うん、このベッドふわふわしていて気持ちが良いよね!
(東郷さんの横でベッドの上にのったままポンポンってジャンプをして
気持ちよすぎて…
なんだか眠くなっちゃうよ
(隣ではしゃいでいるユーナちゃんを微笑ましく眺めながら、小さなあくびをするとウトウトしてきて)
うーん
まだ探検は半分しか済んでないから…
少しだけ、ね?
(隣のユーナちゃんと顔を見合わせて
しかたなさそうに笑うと彼女と手をつないで目を閉じて)
(──……ここは?
気がつくと周囲は木々や様々な植物で覆われ、空は極彩色に染まっている不思議な空間に立っていて
…立って?
足元を見ると自分の足で立っているのではなく不思議な服から伸びるリボンがまるで足のように自分の体を支えていて
…ユーナちゃん?
さっきまで隣で寝ていたはずのユーナちゃんの姿はどこにも見えず
彼女を呼ぶ自分の声さえあやふやで
不安と寂しさと寒さに耐えきれず自分の身を強く抱きしめて
それでも心細い気持ちは消えるどころかますます強さを増していき
そのとき、足元の木の根が不気味に蠢き、なにかを形作るように隆起して
恐怖のあまり逃げ出すことも声を発することもできず
やがてそれは人の顔のようなモノになり目の部分が開くとニヤリとこちらに笑いかけるように目が合って、おぞましい感覚が体中を駆けめぐり──)
きゃあぁーーーーーっ!!
いやぁーーーーーっ!!
(ベッドの上で体がびくんっと跳ねると精神はまだ覚醒しておらず、身体をよじるように左右に転げ回り恐怖の悲鳴をあげて)
……ゆ、ユーナちゃん
……っ!
(二度、三度と体を揺すられるとようやく目を開いて
恐怖に染まった怯える目でようやく相手を認識すると必死の勢いで彼女の首に両手を回すようにしがみつき、ガタガタと身を震わせて)
……すごく……すごく怖い夢を見て
…温かいよ、ユーナちゃん
(伝わってくる彼女の心音を聞いていると、早鐘のようにドキドキしていた自分の心臓の鼓動も少し落ち着いてきて
その心地よさにずっとこうしていたいと思って)
トピック検索 |