東郷美森 2018-03-05 10:00:06 |
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あ
わたしも手伝うよ
(彼女のおなかが鳴るのを聞くと思わず笑ってしまいそうになるのをこらえながらあとを追って)
……キッチン、広いし綺麗だね
お部屋もたくさんあるし
(家の中を車イスで進みながら呆気にとられたように話して)
うん、そうだよね、二人で住むには、広すぎるよね。
それならば東郷さんも料理を作るのを手伝ってね。
東郷さんは、何か食べたいものとかあるの?(東郷さんは、うどんが好きだったけれども今は、どうなのかなって思い
お部屋、使い放題だね
(くすっと笑顔浮かべて)
ん~
……おうどん?
(たべたいもの、と聞かれてなぜだか真っ先におうどんが思い浮かんで
ポツリと呟いて)
ユーナちゃん、粉からおうどんを作れるの?
スゴいっ
おもしろそう!
(彼女の言葉を聞くと目をキラキラと輝かせ)
わ、わたしも
なにか手伝えること、あるかな?
(遠慮がちにおうどん作りを手伝いたいことを伝えて)
「うん、うどんを作るのは、意外と簡単なんだよ。
うん、もちろん東郷さんに料理を作るのを手伝ってほしいかな?
それならば薄力粉をこねる時に手伝ってくれる」
(東郷さんの車椅子を後ろから押して台所に向かって
わ、分かった
がんばるから、やり方教えてね?
(後ろの相手にうどん作りをがんばることを伝え
ふんす、とひそかに気合いを入れて)
「うん、良いよ。
良かった、ちゃんとうどんの作る材料は、あるみたいだね」
(東郷さんの車椅子を押して台所に着くと棚の中からうどんを作る材料を出して)
冷蔵庫の中にもいろんな食材が入っているよ?
なんだか至れり尽くせりって感じだね
(冷蔵庫を少し開けて中を見るとお肉や野菜や調味料など一通りの食材がそろっていて)
なにか必要なものはあるかな?
「うんん、材料は、これで足りると思うよ。
それならば東郷さんは、これをこねてくれない?」
(ボールに薄力粉を入れて塩と水を入れると少しだけこねると後の事を東郷さんに頼んで
こねる……
うん、分かった
やってみるね
(ボールに入った生地を受け取ると膝の上に乗せて
手を洗ってから両手で懸命に力をこめてこねこねし始めて)
……けっこう
……力が……いるね?
「うん、でしょう。
これをした後は、軽く筋肉痛になるんだよ。
私は、その間にうどんを入れる出汁を作ってしまうね」
(うどんを入れる為の出汁を作り初めて
でも…
わたし、意外と…力あるみたい
車イスを動かすのに腕の力を使うからかな
(生地をこねる手を止めて服の袖を腕まくりすると、腕は細いものの二の腕にはぜい肉はついてなくて意外と硬くて)
「うん、こんな物で大丈夫だよね。
東郷さん、どう疲れていない?」
(うどんの出汁とうどんに入れる厚揚げを作り終わると東郷さんの所に戻ってきて
うん、わたしは大丈夫
それよりも生地のほうはこれでいいのかな?
(とりあえず一通りこねた生地が入ったボールを、ちょっと不安そうに相手に見せて)
「うん、うどんの生地は、大丈夫だよ、ありがとう、東郷さん。
それならばこの生地をこの棒で伸ばして……包丁で細く斬ったて……!
後は、このうどんの出しで煮込んだら完成っと!
東郷さん、お箸をテーブルに並べて置いてくれない?」
(自分の言葉を話した作業を着々とこなしていき
うわぁ…
ユーナちゃんの包丁さばき、職人さんみたい!
(相手の見事な包丁さばきに思わず目を輝かせて見とれ
彼女がおうどんを火にかけると言われた通りに食卓の準備をして)
ユーナちゃん
こちらは用意できたよ
「ありがとう、東郷さん。
こっちももう少しで料理が出来るから待っていてね」
(料理が大分と完成すると強火で煮詰めて最後の味を確認をして
(食卓の準備を済ませると友奈ちゃんが調理をしているそばに近づいて)
だしのいい匂いがするね
おいしそう……
(調理をしている鍋を見ながら目をキラキラと輝かせて)
「うん、これで良いかな?
東郷さん、だしの味見をしてみてくれない?」
(お玉で鍋のうどんのだしを小皿に注ぐと東郷さんにだしの入った小皿を渡して
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