包帯無駄遣い装置 2018-03-05 02:36:19 |
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食器出すくらい出来るだろ。そこのグラス、テーブルに持ってっとけ。あと大皿を二枚用意しろ。
( 冷蔵庫の中身を確認しながら相手の話を軽く聞き流すと、視線は取り出した生ハムから外さないまま食器棚を指し示し相手に指示を出して。その後も食材を幾つか用意すれば、慣れた手つきでアボカドの種を取り除いたりグリッシーニに生ハムを巻いたりとオードブルを作っていき。食材を消費したいのは本音でもある為、クラッカーにクリームチーズを塗りスライスしたアボカドやらトマトやらをトッピングしたかと思えば、目分量の味付けで帆立のマリネを作ってみたりと、ものの十五分程で大皿二枚を埋め尽くし、それらを持ち上げれば「完成だ。ほら座れ、穀潰し」と何処か機嫌良く相手を振り返り )
( / なるほど、お恥ずかしながらそこまで噛み砕いていただいて漸く、おっしゃる様に救済要素を感じる事が出来ました…!
恐らく今迄中也に対して抱いていた印象は背後様とさほど変わらないのですが、背後様が“人間味が無い”と思われた部分を私は“弱さを見せない絶対的な強さ”と捉えていたようで…。最強の異能力と身体能力、強靭な精神を持ち合わせた中也を只ひたすら強い人間なのだと安直に思い込んでいたのですが、裏を返せば確かに人間味に欠けますよね…。
だからこそ小説を読んで動揺してしまったのですが、その動揺も背後様の解釈を聞きかなり拭われました。
切ない、つらいばかりでは無かったんだな、と思うことが出来、幾分か心のしんどさが解消された心地がいたします…(;_;) )
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…毎回思うけど、意外な特技だよね、それ。
( 命令口調で指示を寄越す相手に対し咄嗟に反抗心が芽生えるも、下手な事をして食事に有りつけなくなる可能性を考え思い直すと云われた通りに大皿を二枚用意してからグラスを運びに行き。戻ってくると何の変哲も無かった食材達が美味しそうに大皿の上に盛り付けられて居て、その後も驚く程の手際の良さであっという間に品数を増やし大皿が埋まる様子を見届けては無意識に感嘆の声を洩らし。二人で使うにも少し大きく感じるようなテーブルに着くと、満足気な表情と綺麗な料理達に視線を向け「中也の手は魔法の手だね。」なんて悪戯に笑って。ㅤ)
( /ㅤすみません、今日まで少し忙しくまた間が空いてしまいました;;
わわ、私の解釈が背後様にとって何か救いになったのなら何よりです…!!あまり自分の解釈を人と語り合う機会が無く、話しても理解されない事も多いので視点が特殊なのかなと思っていたので…。
メタな話、元々中原のキャラクター性の大部分が太宰によって形成されているなという印象は受けてたのですが、本当に人間としての中原は太宰と共に育っていっていたのかと思うとそこが信じられない心地です…、、ㅤ)
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魔法の手…?そりゃ手前の手だろうが。
( 重力操作を使い器用に片方の皿を水平に浮かせ、料理に合いそうな葡萄酒を一本選んで空いた方の手に取れば、横着をして全て纏めて食卓へと運び。グラス二つに葡萄酒を注いでから相手の向かい側に座るも、相手が零した予想外の一言には思わず毒気の無いきょとんとした表情を浮かべてしまい、然も当然といった口調で訂正の言葉を返し。何の気無しに放った言葉故か直ぐに切り替えて両手を合わせると、長年染み付いた師の教え通りに「戴きます」と礼儀正しく食前の挨拶を済ませ )
( / 大丈夫ですよ〜!こちらも少し遅くなってしまい申し訳ありません;
私は本当に読解力が乏しく感覚でさらっと読んでしまう事が多いので、こうやってどなたかの解釈を伺えるのはすごくありがたいです…!
中原に関しては明かされていない重要なエピソードがまだまだありそうですし、今後の展開も見逃せないですよね…!! )
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…ううん、それは予想外の返答だ。
(ㅤ揶揄う積もりで云った筈が全く想定していなかった応えに此方が目を丸くする羽目になり、一拍遅れで考える様に口元に手を持っていくとその言葉が導き出されるに至った思考回路が読めず納得のいかない様子で唸り。自分を困らせている当の本人はさっさと食事の体制に移ってしまい何処か悔しい気持ちを抱えながら此方もつられるように手を合わせては気を紛らわせる為に手近な料理を口に運び、言葉にこそしないもののその期待を裏切らぬ味に自然と表情が和らいで。続いて注いでもらった葡萄酒に口を付けると「何だか不思議な気分だ、君と二人で食事だなんて。」と自分達には似合わぬ穏やかな時間が急に可笑しく思えてきたのか小さく笑い声落とし。ㅤ)
( /ㅤわああそして気付くのが遅くなってしまったという…!!重ね重ね申し訳ないです;
周りに同ジャンルの人がほぼ居ないので、私もこうして感想を言い合える事が本当に嬉しいです、、改めて有難うございます…。
最後の書かれ方からしてまだあの後の二人も描かれる機会が有りそうですよね。お互いを相棒と呼び始めた切っ掛けがその後の事件に有るのかな、と思わせる描写もあったのでまだまだ落ち着けません…!ㅤ)
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云うんじゃねえ。意識すると飯が不味くなる。
( 味付けが理想通りの物に仕上がった為機嫌良く晩酌に浸っていたものの、沈黙を破った相手の一言に思わず顔を上げるとあからさまに顰め面を作ってみせて。気を紛らそうと盃を呷る度に頬に差した赤みが増していき、とうとう目が据われば完全に気が抜けた様子でぼんやりと宙を見つめ、それから静かに目を伏せると「…ねむれそうか」とだけ零して。酔いが回ってきても相手の“眠れなかった”という一言が頭の片隅に引っかかっており、ゆっくり視線を上げればその双眸を見つめながら「なあ、だざい」と少々辿々しい口調で続け )
( / 大丈夫ですよ〜!忙しい時期ですし、お時間のある時にいらしてください*°
太宰サイドのバックグラウンドも更に深く掘り下げられる可能性がありますしね……楽しみな反面今後も精神的な揺さぶりがあるのかと思うと少し身構えてしまいます。心の準備をしなければ…! )
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…中也、もう酔ったの?
(ㅤ自身の発言により思い切り歪んだ相手の表情を肴にゆったりとお酒の味を楽しんで居れば向かいから芯の定まらぬぼんやりとした声が聞こえ、その一言にまるで心臓を掴まれた様な心地になり困惑した様子で顔を上げると不安げに揺れる蒼に射抜かれてしまい一瞬息を呑み。彼なりに気を遣ってくれていた事には気付いていたもののそんなにも気にさせる程だっただろうかと何と返したら良いのか分からず、頼りなく名前を呼ばれてしまえば困った様に目を細め相手の質問には応えないまま「お水、取ってこようか。」と自分にしては随分と下手糞なやり方ではぐらかすように席を立とうとし。ㅤ)
( /ㅤすみません、有難うございます…!
そうなんですよね…結局太宰の出自に関しても、分かったのはあのまま彼処に居ても心配するような親は居ない、という事ぐらいですし…
映画から怒涛の情報量なので、正直まだ処理しきれていない部分も有り、多少落ち着く時間が欲しい所です…;ㅤ)
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