ほのか 2018-02-25 17:46:31 |
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私は泣き止むとポケットに手をいれた
いつの間にか本物だと思われる拳銃が入っていた
急に勇気が湧いてきた
ドアをバッと開ける。
そして同時に拳銃を撃つ
「ばばばばばばばば」
拳銃の音が響きわたる
周りのゾンビは全部死んでいた
奥の方に男の人が見える
しかし腕から血が出ているようだ
私は家の近くにある病院に走る
300m程しか離れていない
そして受け付けにある救急箱を握って
男の人に向かって走る
「あの・・・大丈夫ですか?」
息を切らせながら駆け寄ると、男の人は腕を押さえながら
「だ、だい、だいじょう・ぶ・・・ですよ」
と、言葉を詰まらせながら答えた。
「すぐに手当をしま・・・」
と言うか言わぬかの間に男の人は倒れた。
「そんな・・・」
膝から力が抜けてよろけ、その場にへたり込んだ。
「でもおかしい。血が流れていたのは腕だけなのに・・・」
恐る恐る男の人に近付くと、閉じていたはずのまぶたが突然開いた!
「キャー!こ・こ・来ないで!」
ゾンビを貫通した弾丸は流れ弾となって男の人の腕に当たったが、
この弾丸はゾンビウィルスを男の人に運んでしまった。男の人はゾンビと化した。
…俺は、何をしている?
目の前には、怯えた様子の女。するってえと、俺が脅している?
何故だ?意識はちゃんとしているし、意思だってあるのに、
俺 が、女を怖がらせている。
「こ、来ないで…!」
「…」
俺の両手が女の首を掴む。女は抵抗している。
俺だってこんな事したくない。
こ の 『俺』 は 、 『俺』 じ ゃ な い 。
「…や…めて…!」
こんなの、俺じゃない。
俺じゃない俺じゃない俺じゃナい俺じャないオレじゃナイオレジャナイオレジャナイオレジャナイ
「…お、れじゃないっ!!」
ゾンビになったはずなのに、涙が出た。
「バン!」
という、1発の銃声と共に、ゾンビと化したがまだ理性を忘れていなかった男の腹に痛みが走る。
男は手を離し、腹を押さえた。
「ご・ご・ごめん、ね。」
地面に落ちた彼女は、震えながら銃口を向けていた。
残りの理性を振り絞りながら男は
『お・俺から逃げろ!』
と倒れた。
「ま・待ってて。ね!?か・か・必ず助けに来るから。」
『は・早く行けえー』
彼女は銃口を向けながら、男のそばにあったバズーカを担いで走った。
「ごめんなさい。でも、必ず助けに来るから、それまでがんばって・・・。」
増えてるー!?嬉し泣き
私は再び病院に戻る
「私のせいだ私の私のせいなんだ…」
ワタシノセイワタシノセイ
頭の中でそれだけがグルグルと回る
私は屋上に向かう
柵に足をかける
しかし柵の淵に薬を見つける
「ゾンビを人に戻す薬」
これだ!これだ!これだ!
私は柵をもう一度越えて外に走る
走りながら使用法を見る
『使う人の好きな人にしか効かない』
そう書いてある
でも、大丈夫、私はあの人に一目惚れしたから。
叶わない恋に乾杯。
この薬に気持ちを込めて
私はあのお兄さんの口に薬を放り投げた
そこから先は記憶がない
>KENJI
一応流れで一人一つのキャラを持つようにしております。
けんじさんの為のキャラを作りますね?
設定は流れで行きます
少しずつ明らかにしてください
割り込みすいません(汗)
宣伝なんですが、僕がやってる『イラスト描くお(*^ω^*)』ってトピで、この小説のキャラをイメージで描いてみました(^^)よかったら見てください!
『ん、んん、ん~』
女は起き上がって、周りを見渡した。
『こ・ここはどこ・・・?』
「おい!アネキ・・・じゃなくてアニキかな?へへ!女が目を覚ましたぜ。」
女に背を向けて立っていたいたオンナが振り向いて叫ぶ。
「おい!今度あたいを男呼ばわりしたら、タマ握りつぶすよ!」
「お~こわ。へへへ。」
「こ・ここはどこですか?」
オンナは答えた。
「病院だよ。地元の医科大学の附属病院さ。」
『病院・・・。』
オンナは続ける。
「あんたがあの薬を持っていたとはねぇ・・・。道理でどこ探してもないはずだわ。」
『薬・・・。』
女の記憶がだんだんハッキリしてきた。
「ね・ねぇ、彼は?彼は今どこにいるの?」
彼。そう、流れ弾でゾンビウィルスに感染した彼だ。
「彼は今、CT”治療室”で放射線治療を受けている最中だ。」
そう答えたのは、オンナをアニキと読んだ男のカレシだった。
カレシは続ける。
「君はあの男に薬を投げただろう?」
女はうなずく。
「だが彼には届かなかった。」
女は肩を落とした。
「だがカノジョ・・・まぁ正確に言うと、元々男性だが、”心と体の性の不一致の治療”として、
韓国で全身美容整形手術を受けたカノジョがあの薬を見つけ、麻酔銃で彼を眠らせて病院へ
連れてきた。」
「で、今は”治療中”ってこと。」オンナをアニキと呼んだ男が言葉を継いだ。
カノジョは言った。
「あんた、あの薬は何か、知ってるかい?」
女は『ゾンビを人に戻す薬』としか分からない。
「あの薬はねぇ・・・HIV、つまりエイズウィルスの詰まったカプセル剤よ」
「あの…どんなウイルスにも対抗出来るとかなんとかのですか?、それで、男の人はどうなるんですか!?」
さっきから聞いている話に私が追い付かない
でも、別にこの人たちがどうだっていい
あの、男の人がどうなったのか知りたい
ただ、その事だけが頭を回る
「助けたい」
その言葉が頭をよぎった
「あ!私がもってた拳銃とバズーカはどこですか? 返してください!私はまだやることがあるんです!」
男と女に向かって土下座する
人生で初めての土下座
私の大切な初恋!どうか思いを届けてくれ!
「あそこにあるわ。」
オンナの人差し指の向こうの長いすには拳銃とバズーカが無造作に置かれていた。
「あたい達は何も、泥棒じゃないのよ。」
『よかった・・・。』
「おいアネキ。男の治療が終わったみたいだぜ。今CT”治療室”から連絡があった。へへ。」
「そう。で、男は歩けそう?」
「いや、腹を拳銃か何かでブチ抜かれているみたいで、しばらくは安静が必要だが意識は戻っているとさ。」
女はびくっとした。男の腹に発砲したのは他でもない、自分だからだ。
「彼は、彼は大丈夫なんですか?」
「聞いた通りよ。彼に会いたい?そうよね、あんたの目を見れば分かる。拳銃はあんたがやったんだね。」
女は視線を下にそらせてうなずいた。
オトコはニヤニヤしながらつぶやいた。
「”オンナの勘”は恐ろしいなぁ、”アニキ”。」
オンナはオトコをギっと睨み、オトコの股間に手を当てて力を込めた。
「い~・いて・いてて。分かった冗談さ、そんなにマジに怒んなよ。」
「分かったら男を連れてきな!」
「分かったよ、ったく。でも俺一人じゃ無理。ヤツはドテっ腹ぶち抜かれてるんだ。傷口が開いたらどうするよ?」
「そうね・・・。」
女が訴えた。
「私が彼に会いに行きます!」
「君はダメだ。君はHIVにもAKにも感染していない。」
カレシが女を制止した。
『AK?HIVはエイズウィルスよね、だけどAKって・・・。』
オンナは肌を露出して騒いでいる、いかにも風俗嬢風の3人のおんなに目を向けた。
「あのコ等を連れて行きな。4人いれば足るでしょ?」
「へいへい。お嬢さん方、ちょっと”荷運び”手伝ってくんない?」
3人は振り向いた。
「ぇえ~私らがあんたと一緒に行くの~?」
「ホモが移るからこっち来ないでよね!」
オトコがふてくされ気味に
「お前等みたいな汚ねぇフーゾクなんか、こっちがメーワクってもんだ。だがな、”女医”のご指名なんだよ!」と吐き捨てるように言う。
口を閉じていた3人目のおんながオンナを見た。”女医”はうなずいた。
オトコ1人、おんな3人の4人はCT”治療室”に向かった。
1時間後、4人は、男が横たわっているベッドを囲むように帰ってきた。
男は女の目を見て、ほほえんだ。
私は彼の目を見て顔が赤くなってしまう
でも、自分が撃ってしまった事を思いだし体が震えた
彼に合わせる顔がない。
「ごめんなさい…」
私は小さく呟き
「ありがとうございました。この男の人をよろしくお願いいたします。」
そういって病院の人達にお礼を告げ
拳銃を持って病院から飛び出る
…本当は抱き締めたかった
泣きたかった
でも、それは迷惑なだけなのだ
俺が女に怒鳴ったのは覚えている。…それで、俺は何故ここに居る?
目の前は白い天井。物騒なデカい機械やらなんやらで埋め尽くされて居る。
「あいてっ…んだよ…」
身体中に痛みが走った。腹部に目をやる、包帯がしてあって、傷が見えない。
怠くて身体が動かない。考える脳が働かない。畜生。
「最悪だ…」
呟いて居ると男一人、女四人が入ってきた。その中に、ちょっとばかし見慣れたあの女がいた。
「…」
話したいのに、話せない。
「ごめんなさい…」
謝られた。自分でも状況が理解できていない。
目が合った。自分の心臓が跳ねるような感覚に襲われた。
女が出て行った。
…抱き締めてやりたかった。
泣きたかった。
だが、そうすればアイツはきっと、嫌な顔をするんだろう。
女3人の会話。
女1「ねーねー、2人はどこでおシゴトしてたん?ウチはぁ~大阪のミナミの風俗。客からエイズ
もらっちゃってぇ~。ほら、このおシゴトってさぁ~どの客からビョーキもらうかわからへんや ん。でね、婦人科行ったらココを紹介されてぇ~・・・。」
女2「アタシは銀座のクラブ。」
女3「クラブって、おミズだけど、エロ関係の仕事じゃないでしょ?しかも銀座って高級じゃない。」
女1「美人だしねー。モデルかと思った。」
女2「銀座も最近はこの商売は難しい。客単価は日本一だし、指名が取れないと無職同然。仕方ない
から馴染み客とアフターしちゃったら、後はあなたと同じよ。」
女1「それやったら、ゾンビに噛まれたのも同じなん?ウチおっぱい噛まれた。」
女2「私は肩。ヴァンパイアじゃあるまいし、ま、こんな死に方も仕方ないわね。でさあ、噛んだゾン ビ、その場で倒れなかった?」
女1「そうそう。おっぱい噛まれた時はもう痛くて、『これでウチ死ぬの?』て思ったけどぉ~、何故 かゾンビが死んじゃった。」
聞き耳を立てていた”女医”は思った。
『やはりな。』
女2「で、あなたは?キャバ嬢や風俗嬢には見えないけど。」
女3「私はタダの専業主婦。私の妊娠中、旦那の風俗遊びが飛び火したクチ。病気のことで旦那とケン カしてたら私も旦那もゾンビに噛まれた。」
女2「旦那さんと子供はどうなったの?」
女3「この病院の産科NICUにいるわ。未熟児なの。女の子よ。」
”女医”の背筋に戦慄が走った。
『何!?新生児がこの病院に!!!!』
そういえば…あの人、名前がないって言ってたな…
こんな時にいらない事を思い出す
私の名前は…
あの人につけて貰えないだろうか
相手に取って迷惑だろう
でも、その考えが頭をよぎってしまった
さっきの人達、不思議だけど、優しいし面白い人だったな…
そう思いながらなぜか覚えてる歌を歌った
「…月明かりに照らされて、私は泣くあの人に気付かれぬように、あと人は川の近くで私に気付かれぬように泣く
でも、知ってるよ」
あ…この歌おばあちゃんから聴いたのかな…この歌…続きがあるんだよね
「私は悲しい思いをさせぬように屋根からとび降りる、彼は辛い思いをさせぬように川に身を投げる。二人の清き愛と恋はこの夜空に散って」
そこまで歌って私は病院へ戻ることにした
やっぱり男の人を諦められなかった
「先生。」
窓から外の景色を眺めながら、未感染者対策を模索していた”女医”にカレシが話しかけた。
「あの子をあのまま行かせてよかったんですか?」
「引き止める理由がないわ。」
「しかし先生、彼女は未感染だ。HIVに感染する前にAKに感染したら・・・。」
「分かってるわ。それはさっき手伝ってくれたコがこの病院のNICUに預けている新生児も同じよ。あたいも未感染者対策をあれこれ考えているの。」
「アネキ。女が気を失っている間にHIVを仕込んでおきゃあ良かったんじゃねーの?」
「それも考えた。でもね、”治験”は”患者”の同意がないとできない。」
「アネキが優秀な医者だってことぐらい、俺にだって分かる。しかし何もこんな時に医者の看板出さなくても・・・すまねぇ、言い過ぎた。」
「謝らなくても良いわ。アンタの話にも一理ある。あたいが医師免許を持っていなかったら、あたいも多分そうするはずよ。事実あたいはあの腹を撃たれた男に”治験”を施した、治るという確証のないままね。」
「男にはできた”治験”があの子にはできないって・・・。先生、それは・・・。」
「『主治医の判断』よ。男は”患者”だからあたいの判断でできた。しかしいくら医者でも”健常者”のあの子に人体実験の様なことはできないわ。だからあたいは、あの子が目を覚ましてから同意を得ることにしたの。」
「アネキ、その筋じゃあ、女が目を覚ましても覚まさなくても人体実験じゃねえのか?」
「そうよ。医者のあたいが人体実験の同意をとるなんて・・・あたいは最悪の医者ね。」
「先生、今の俺たちに何かできることはありませんか?」
”女医”はため息を1つついた。
「あの男の回復を待つ。あたいは医者として最善を尽くすつもりだけど、この病棟に保管している薬も医療器具も限られている。お2人には他の病棟へ薬や器具を受け取りに行ってもらうつもりよ。あの3人のコ等にも手伝ってもらうわ。後は・・・。」
「アネキ、アネキのためなら俺は何でもやるぜ。」
「・・・あの子が未感染のままここへ戻ってくることを祈るしかないわ、あそこに座ってる神父さんみたいにね。」
2人の”恋人同士”は”女医”の指を差す方へ振り向いた。片時も聖書を手放さない神父は、ロザリオを手に、神に祈りを捧げていた。
「あの子が目を覚ましたときの目は、初恋の目だった。そう、あの子は男に恋してる。だから、出てき行く時も、なんとなく『この男のもとに戻ってくるはず』と思ったの。」
「『だから止めなかった』ですね、先生。」
”女医”は男の方へ歩み寄った。
「調子はどう?」
「ただいまです!」
私は女医さんたちに声をかける
「そう言えばこの、薬みたいな白いのはなんですか?」
私はさっきたまたま見つけたものを差し出して聞いた
「しー!」
専業主婦の女3が人差し指を立てて女を諭した。
「あなたの彼氏さんは今寝てるわよ。」
女2は
「あなたが飛び出していったら、彼、悲しそうだったわよ。しばらく眠れなかったのね。」
と、女が出て行った後の男の様子を話した。
「昨日は昨日で、少し興奮気味だったから、多分先生が睡眠薬か何かを飲ませたんじゃないの?」
『そっか。彼もさみしかったんだ・・・。』
「でさぁ~あんた薬ってゆうてたけど、なに持ってんのん?」
女1が問う。
『あ、これ・・・。』
「ん~確かに薬みたいやけど、先生に見てもらわなウチ等は分からへんわ~。」
「あんた。何で病院のあちこちで薬を拾ってくるのさ?」
”女医”の低い男声にまたびくっとして振り向いた。
「あんたこそ泥棒じゃないの?」
「え?いや、そうじゃなくて、本当に拾ったんです。本当です!」
「どこで拾ったの?」
「え、えーと、病院の外にあった薬局のそばです。」
「・・・”院外処方”ね。残念だけど、あたいは薬剤師じゃないわ。専門外のことは分からない。これが日本の医者の現実よ。」
「しかしアネキ。薬だけが薬局のそばに落ちてたってのも、おかしな話じゃねーか?」
このオトコは勘が鋭い。
「先生。AKに感染した”患者”がHIVを探して他の外来患者を襲ったのでは?」
カレシは理性派だ。常に冷静に状況を判断している。
「私もそう思う。」
”女医”は女に尋ねた。
「あんた。あんたが男を撃ったのはこの近くかい?」
「はい。この近くです!」
「あ…出来れば…男の人の看病とかはやらせてください…」
私の手は微かに震えている。
でも、男の人をこの手で救いたい
お願い…神様!
今だけ私に力をください…
おねがい…します…かみ…さ…m…
zzz…zzz…
「わたくしも一言よろしいですかな?」
聖書を手にした神父がそばに来た。
「この子をあの男性のそばにいさせてやってはくれませんか?」
神父は、疲れて長いすに寝込んだ女に病床の毛布を掛けてやった。
「この子とあの男性が出会ったのも、天の父なる神様のお計らいだと思うのです。自分の愛する人と一緒にいることは、それだけで我々罪人を強くすることが、神様にはおできになります。かの男性も、この子がいるだけで励みになり、回復もより早くなると思いますが、いかがでしょうか?」
「神父さん。あたいは宗教に口を挟むつもりはないけど、神父さんも一緒に手伝ってくれると言うんなら、あたいは構わないよ。」
「もちろんですとも。わたくしも精一杯手伝わせていただきます。」
女と神父に男の介助の許可が出た。だが女は寝ている。
”女医は”は疲れていた。もう2,3日寝ていないのだ。
「介助は女と神父さんに任せて、先生も少しお休みになった方が・・・。」
カレシはいたって冷静だ。
「あたいもそうしたい。でもあたいが寝ている間に何かあったら、と思うと眠れないのよ。」
「医者じゃなくても、せめて看護婦の1人ぐらいいりゃあいいのにな。」
オトコはやはり勘が鋭い。
「先生。私、元看護師です。」
全員が振り返って専業主婦を見つめた。
「あんた、専業主婦でしょ?」
「ええ、今は専業主婦ですが、私はこの医科大学の附属看護専門学校を卒業しておりまして、結婚する前まではこの病院の外来看護師をしていました。ですからお産もこの病院でって、決めていたんです。」
「失礼だけど、旦那さんとはどこで知り合ったの?」
「主人はこの病院の医事課の職員です。私は外来担当でしたので、仕事中は主人とよく連絡を取り合っておりました。」
神父は顔をほころばせた。
「ほほう。これもまた神様のお計らいですな。」
「分かったわ。じゃああたいがカルテを書くから、後は任せる。頼むわね。」
「じゃあみんな、後は神父さんと看護婦さんに任せて休もう。明日はもっと忙しくなる。」
カレシが皆に休憩を促した。
職業柄か性癖か、オトコと女1は早速ベッドメイキングにとりかかった。
皆眠り込んだ。神父と看護師と、女2を除いて。
「神父。あたしを覚えてる?」
「”深夜ミサ”によくお越し下さっていたご婦人ですな。覚えております。」
「『神父はエイズに感染している』という噂は本当だったのね。」
「哀れんで下さい。神にお仕えするわたくしもまた、罪深き人の子です。」
おきたら、何故か毛布がかけられていて横に窓の方に座っていた神父さんが私の横にいた
「はっ!?し、失礼しました、私に何か御用でしょうか?」
私はとっさに起き上がり用件を聞こうとする。
でも最初の一言で他の言葉が聞こえなくなった
私が…彼の面倒をみていいの!?
私は女医さんの方に目を写す
あれ?
さっきは気がつかなかったけど顔がとてもつかれている
「女医さん。あの…少し寝たらどうです?」
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