ツンデレの風見くん 2018-02-23 23:16:08 |
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ふーん…そしたら、慣れるまでしててやろうか?(肌白く細い身体を己の腕の中に抱き締めると、再び首筋へ舌を這わし口付けし紅い印を数ヶ所付ければ満足げに笑みを浮かべ。横になり腕枕をし端正な顔を見つめ「でもこれじゃあ、俺が吸血鬼みたいだな。…ほら、甘えて来ても良いんだぜ?」相手が吸血鬼である事を知っているが故か肩竦め笑い。吸血鬼が甘えてくると言うのも可笑しな話だが、単に血を吸いやすいようにと思い言っては襟を引っ張り首筋を見せて)
ロル中って言ったがこんくらいでいいのか?あんま詰め込み過ぎるとパンクしそうだったから初回はこんな感じで。相性あるから合わなかったら切り捨てでもしてくれ。
っ、お前なァ…挑発ばっかすんなよ。この牙だってお飾りじゃねェんだからな。
(下唇を噛んで声を抑えつつも、首筋に感じる擽ったさと慣れない感覚のせいで時折吐息漏らして。続けて煽りともとれる相手の行動と言動を、少し睨むような目で見つめ。顕にされた綺麗な首へと視線移しては心臓が一瞬大きく高鳴り、牙を見せるように口角上げれば「…そっちが煽ってきたんだから手加減は無用だよな?」襟を引っ張っているその手に重ねるよう自身の手置いて、首筋に口近付けて)
大体こんなもんだろ。分かり易いロルで十分良いと思う。俺の方もこんな感じで良ければこのまま進めようぜ。
あァ…いいぜ。さっさとしろよ。(重なった手に温もりを感じ直ぐにでも繋ぎたい。しかし端正な顔立ちから想像もつかない鋭く今にも噛み千切りそうな牙が首筋へ近づくと身体を震わせ汗が滲む。束の間の恐怖なのか、噛み千切られたいと望むのか気持ちが揺らぐせいか上から目線な物言いをして「…この血は早都にやると決めたんだ。だから好きなだけ吸え。」覚悟なら好きになった時からとっくに出来ている。下唇を少し噛み締めただ待ち)
おっ、サンキュー。早都の方が上手いし分かりやすい。申し分ねェし、このまま相手してくれ。
この状況でも余裕です、って?…そりゃ流石だ。
(多少の脅しを掛けたつもりではいたが、更に求めてくるような発言を聞いて軽く鼻で笑い返し。前々からそうであった彼の余裕を漂わせた態度、この状況下においてもそれは健在かと再確認して。それならばもう遠慮などはいらない、自分の思う存分に血を吸い尽くしてやれば良い。一呼吸置いて大きく口開けば相手の首筋にずぷりと深く牙を立てて。どくどく溢れる血を吸うように舐めていき)
おっけ、ありがと。じゃあ次からここは蹴ってもらって構わねェから。
うるせェ、つべこべ言わずに…──っ!(その痛みは一瞬にして、全身に轟かせる。痛いとも言えず激痛が走ると眉を顰め、余裕どころでは無くなり相手の頭をくしゃっと掴み我慢する。やがて滴る血を舐められ少し痛みが和らいだせいか掴んでいた手を開き優しく撫でては吐息を荒々しくさせ「…なァ、俺の血は美味いのか?」己の血など飲んだ事も無いが、興味程度ならある為か一呼吸して吸血鬼である相手に聞いて)
…美味いよ。なんつーか…、甘くて味が濃い。
(痛みからなのか言葉を詰まらせている相手に、可愛らしくて良い反応だなんて考えつつ問い掛けを受けては口元に付いた血を舌で舐め取り。血液を飲む習慣など一切無い人間であるなら当然気になる事であろう。具体的にどうこうという説明は苦手である為、せめて分かり易いように抽象的な感想述べて。「─今まで飲んできた中で一番好きな味ではあるな」未だに細々と流れ続ける血を舌先で取りながら率直な気持ちを伝え)
そりゃ、どーも。人間にも甘さとかあるんだな。(己の血が美味いとの返答に意外と感じ少し驚く、傷口を舐められている感覚で時より痛む刺激に片目瞑り耐えながらも力無く返事して。次いで聞こえた言葉に一旦は納得するが再び考え直し紡いで「…今まで飲んできた中でって…もし、俺の血が不味くなったら、そいつらのとこ行って浮気とかしてねェよな?」吸血鬼とあれば血を欲しがる人種であり吸えさえいれば誰でもいいのだろう…しかし、恋仲とあれば別の話である。飛び上がり起きて問い質したい所だが痛みで出来ず、今は冷静さを保ち相手の口から真意を聞きたい為に問い掛けて)
はァ、浮気?…そもそも血が極端に不味くなるなんて事無ェだろうし、それは有り得んだろ。
(首筋に伝う血をキリよく舐めきった後、続けて受けた問い掛けの内容に少しばかり考えるような顔をし、素直に思う事を言葉にしていき。ただ、単純に彼の血液のみを頼りにして生活していきたい気持ちも強くあるのだが、それでは彼の体力や血液量が足りなくなるのではとの懸念はあり「…でもさ、お前の体に無理ばっかさせらんねェから、偶に適当な奴の血を吸う事もあるかもしんない」多少言いづらそうにしながら予め忠告しておき)
俺だって老いていくだろ?…だから、その内不味くなんのかと思ってよ。(吸血鬼の相手より己の方が早く老いて行く事、そのせいで血も朽ちて不味くなるのではと考えていて「…気持ちは嬉しいが、俺はお前を他の奴の所へ渡す気はねェんだ。だから俺の傍にずっといろ…」普段は生意気な相手が己の身体を心配している。こんな愛しい事は無く、まだ痛みの残る身体を動かし上体を起こせば手を伸ばし頬を撫で朧気に瞳を見つめ告白し)
例え少し不味くなったとしてもお前から離れたりしねェよ。
(実際のところ、人間の成長過程を気にして吸血してきた事が無い為、絶対に質が劣化しないとは言い切れないものの、血の味が変化した程度で浮気などはしないとの本心を込め改めて強く言い「…そう言ってくれんのは、まあ、有難いな。でもマジで無理だけはすんなよ」相手の言う事には心の底から愛情が滲み出ているような気がして、照れ臭くも感じつつ此方もそれに応えるように優しく先程牙を突き立てた跡を撫でてやり)
わかった…まァ、離れていっても俺が抱き締めて離さねェけど。けど、お前を信じる。(問い掛けて正解だったのか、聞かされた言葉に安堵するも顔には出さず、確りと受け止め述べて「ん…首なら大丈夫だ。それより夜だし、散歩行かねェか?デートだ、デート!」傷口を舐めてくれるのは相手なりの優しさだろうと目を細め再度、頭を撫で。痛みも少し引き、ふと窓の外を見ては綺麗な月が満ちていて、此処で見るのも勿体ないと思い恋仲のような言い回しをし相手を連れ出そうとして)
ああ…。確かに、外へ出るには良い夜だな。行くか。
(するりと指先を首から離して相手の目の向く方へ視線を移すと、眩しい程輝く月が見え、デートの提案聞けば頷き。とはいえ先程吸血をしたばかり。「貧血とかなったら直ぐ言えよ。倒れられたら困るからな!」外出の準備を整えながら、あくまで相手の体調を気に掛けるつもりでそう言っては人差し指をびしっと向けて)
そんな、か弱い俺じゃねェから。なに?心配してくれんの?(身体の事なら己が一番分かってるつもりだが、気に掛けてくれる相手が愛らしく見えるもちょっかいを出したくなるような気分で煽るように喉を鳴らし口角を上げて述べて。支度を早々と済ませ先に玄関に行けば「…早くしないと先に行くぞー?」相手の事などお構い無しに言っては、まだ少し痛む首を擦りながら待ち)
心配くらいすんだろ…大事な奴なんだから。
(すんなり準備を進めて気付けば既に玄関に立つ相手の方へ足を進めながら、ぶつぶつと本心述べて。扉を開けて一歩外に出てみると、まだ少し冷たい風が頬を撫でていき、未だに冬である事を感じさせ。そのまま扉を開きっぱなしにして相手が出て来るのを待ち「どこまで行く?近場の公園とかか?」デートといえど目的地はあるのかと気になり問い掛けて)
今、なんか言った?そうだな、遠く迄は行かねェし公園でも行くか。(相手が自分の方へ向かいながら小言を呟いているように見えて聞き取れず訊ねて。次いで相手の提案にのり扉が開くと風が吹き身体に堪えては両腕を擦り外へ出て「…さむっ、こんな寒さの中で歩いたら二人とも凍死だな。ほら…手。」せっかくのデートであり、手を繋ぎたいが為に有りもしない理由をこじつけては手を伸ばし)
なーんも。公園ね、了解。
(聞き返されたが改めて言うのが少し恥ずかしく感じて適当な返事で済ませて。公園と聞けば頷いて。凍死などとなんだか大袈裟にも思えたが、確かに手を繋いでいた方が距離が離れなくて良いと「…凍死とか有り得ねーけど。まあ、こっちのが良いかもな」半笑いで差し出されている手を握っては体を密着させ)
何だよ、言えよなー。んまァ、いいけど。寒いのには変わりねェだろ?(何もと言う相手の言い方に気にはなるも、それ以上は聞かずに納得して手を握り返し。公園へ歩く道中、密着し近付いた相手の横顔を見つめ気恥ずかしさから反らし、ふと上へ視線を向け「…この並木道も桜が咲くんだぜ?もう少し暖かくなったら、また歩きに来ような。」まだ蕾も出ていない桜の樹を見つめ春になったら満開に咲く花を想像し言っては、歩き続け)
まぁな。こうしてりゃあったかいわ。
(月が綺麗に見えるというのは空気がよく澄んでいるこの時期ならではのもの。そんな月明かりに照らされている相手の顔をちらりと見遣り、恋人繋ぎのように指絡めて。同じく桜の樹へと目を向けては「…桜か。春になるのは良いけど俺は日差し苦手だ」吸血鬼ゆえに日光が苦手である事を溜息混じりに述べ)
昼間じゃなくて、夜桜でもいいだろ?静かな時間にじっくり桜を見るのも俺は好きだぜ(相手が吸血鬼だからと言うのも有るが単に花見をするより夜に見物する方が好きな為、上記を述べて自然と指を絡めて。歩くこと数分、公園に着きベンチまで行き「…早都は、これ着てそこ座ってろ。飲み物買ってくる、何がいい?」己の上着を相手の肩に羽織るように掛け座るよう促しては好きな飲み物を聞いて)
夜桜…。確かに、そっちのが落ち着いて見れるしな。
(此方を気遣ってか相手の好みか、どちらにせよ夜桜との提案聞けば想像してこくりと頷き。公園へ到着してみると、昼間とは打って変わって子供の騒ぐ声や犬の散歩をしている風景などは無く、夜特有の静けさを感じ。問い掛けには「んー、…珈琲とか飲みてーな」と答え、相手の上着の暖かさを覚えながらベンチに腰掛け)
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