……入ってこいよ(BL)

べ、別に何だって良いだろ。ちょっと考え事してたら遅くなったんだよ……(長風呂の理由を聞かれボッと更に顔を火照らせ招かれるも相手の前に立てば)髪ぐらい自分で拭けるしもう乾いてんだろ……(素直に拭いて欲しいと言わず相手にタオルを渡すと相手の座る膝の間に座り)先に寝てんのかと思った。

へぇ…何を考えてた？(彼のこのわかりやすい反応を見るのが癖になっているようで、笑いを堪えながら敢えて訊ね) 待ってるって言っただろうが。…ああ、ベッドを暖めておいた方が良かったか？(タオルを受け取ればすぐ目の前にある金髪を拭きながらふっと笑って)

あ、明日の朝何作っかなーとか色々考えてたんだよ(問われると苦し紛れな他の理由を考え答えながら自分の髪を拭う相手の手は心地良く目を閉じかけるも更なる言葉には一瞬で目を覚まし)べ、別に……そこまで言ってねえだろっ(顔を赤らめながら振り向けば直ぐに前を向くとそのまま相手の方に身体を倒していき背中を預けるように少し身体を密着させ)風呂上がりだから……あったけえ(お互いの体温か温もりに目を閉じ)

朝は簡単でいい。パンと珈琲さえあれば十分だ。(苦し紛れな言い訳に対し普通に返しながらある程度乾いた髪を手櫛で整えてやり) ああ…こうしていると眠くなるな。(預けられた身を緩く抱くと、伝わる温もりやその慣れた抱き心地に気持ち良さそうに瞳を閉じ。相手の肩口に顔を埋めるようにし、首筋に軽く唇を押しあて)

ち、ちゃんと……米とか食わねえと昼前にとか腹減ってくんじゃねえの？(話を合わせてくれる相手には、免れたと思い安堵の溜息を吐いて)寝るなよ？ベッドまで運んでやれねえからから、なっ！ちょ、擽ってえ(首筋にジワリと感じた相手の吐息と唇の感触に弛んでいた身体にビクッと力が入って小さく吐息洩らし)はっ……。

言われなくともベッドで寝るさ。…夏、お前はどうする？(腕の中で素直に反応するのが楽しくて、故意に耳元を擽るよう唇を触れさせながらわざとらしく問い)

ひぁっ…っ！バカヤロっ、変な声出ちまったじゃねえか(擽ったい感触が続くと耐えきれず相手の声にもゾクリと身体を震わせれば首筋に手を当て逃げるように相手から少し離れようと)お、俺もベッドに行くに決まってんだろ！……ね、寝るぞ！寝るだけだからなっ、何もしねえし……本当に寝るだけだからな。(先に立ち上がると寝室へと向かいながら相手の方を見て)でも、今日寒いから、くっ付いてやっても良い。

お前の感度が良すぎるだけだ。(騒がしい相手を前に笑いを堪えられず、くくっと可笑しそうに笑いながら立ち上がり後に続き) …あ？それはお前なりのアピールか？(寝るだけだとやたら強調されればからかってやり)

うるせえ……あんなん、誰だって擽ってえに決まってんだろ(まだ、首元や耳に残る熱を僅かに感じながら首筋を撫で)アピール……？は？別に、んなつもりねえし！(何を意味するか察すると顔を赤らめたまま先に布団の中へと潜ってしまい)



/あのっ、もう過ぎてしまいましたがバレンタインイベント……大丈夫でしょうか！？(； ･`д･´)

わかった、寝るだけな。(相手を追って布団に潜ると、意外に大人しく後ろから緩く抱くだけにし)…寒くねぇか？


(/はい勿論です！どんなのがやりたいとかありますか？)

お、……おう。……そっち狭くねえか？俺のせいでベッドから落ちるとか……胸くそ悪いだろ(背後から抱き締められると少し緊張したまま顔を少し相手の方へ向けて)そういや、明日……仕事遅くなんのか？


(そうですね……とりあえず、夏樹が内緒でチョコ作るとこまで考えてます！)

ああ…こうしてれば寒くない。(暖をとろうと腕をきつくし身体を密着させ) 明日は予定ではそんなに遅くならない筈だが…どうかしたか？


(/了解です！このままの流れで繋げられそうですかね？また別の方がいいですか？)

つーか、逆に暑いぐらいだろ(互いの身体が密着してる故に恐らく熱いのは自分だけだろうと言葉を返すも離れる事は無く身体に力を入れて相手の方へ向き合うように)こ、こっちの方が話しやすいだろ……明日、俺もバイト無いし大学も午前中で終わるから晩飯作って待っててやる。(普段通りの時間に帰ってくる事が分かれば分かったと頷いて)


/ありがとうございます！このまま繋げれると思います！！((( *´꒳`* )))

わかった。楽しみにしてる。(相手が待っていると思うと仕事も不思議と捗るもので、柔らかい笑みを浮かべるとそっと頭を撫で) お前が寝るだけだって言うから敢えて後ろから抱いたんだが…？(向かい合う形になった相手に意味深な言葉を掛けると、頬を撫でながらじっと見つめ)


(/折角バレンタインイベントならお楽しみは明日にとっておくよう滉にはおあずけさせなきゃですね(笑))

べ、別に……こっちのが話せるだろ、まだあんまり眠たくねえし……お前の顔見てえとか…そんなんじゃねえからな(頬を撫でる相手の手を意識しながら赤らんだ顔で相手の目を見るも視線が合うたびに右へ左へと泳がせ)


＼夏樹も頑張ってサプライズを暴露させないようにします！！それではっ！失礼しますね((( *´꒳`* )))

その割にはろくにこっち見ようとしねぇな。(落ち着かない様子の相手とは真逆に余裕ある笑みを浮かべながら唇を指でなぞり) …今日は大人しく寝てやる。ただし、キスくらいさせろ。


(/はい、また何かありましたらいつでもどうぞ！此方も失礼します！)

しっ、仕方ねえだろ……近すぎんだよっ(振り向けば思っていた以上に距離が近い相手には、まともに顔を見る事が出来ず余裕な相手には眉根寄せ)何か、すげえムカつく……(軽く相手の頬を引っ張り離した直後に自分から相手に口付け)…っ、ばーか(余裕無い笑みを浮かべて余裕があるように見せようとするも直ぐに顔赤らめ)俺だって、お前と…してぇとか思ってんだからな。キスの話な！

…もう終わりなのか？(口づけを受ければ名残惜しそうにも挑発にも取れる調子で問い) お前が来ないなら今度は俺からいくぞ。(僅かに口角を上げると額や目尻に唇落とし、頬や唇の端にはじゃれるようにちゅ、と口づけ始め)

ちょ、お前……まっ、擽ってぇ、ﾝｳｯ…滉ぅ(様々な箇所に次々と唇が落とされ擽ったく、もどかしく相手の服をキュッと握り)早く……く、口にしろよ(下手な誘い方をしながら相手の目を見つめ)

そう急かすなよ。お前、甘やかされるの好きだろ？なぁ…夏、(決して巧い誘い方とは言えなくても、こんな相手がいとおしく思える瞬間で。同時に意地悪もしたくなり、キスと呼べるようなものは敢えて避け上唇に舌先で軽く触れ)