あるじ 2018-01-27 15:16:38 |
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(/本来ならばそれぞれのお返事に言葉をお返しすべきところではありますが、予想以上に長いプロフとなりましたので少しでも文量を減らすべくお二方纏めての返信とさせていただきます。申し訳ございません。ロルテは天鵞絨様のものを一振り目との対面と解釈し、それとは時間軸の異なる二振り目として対面した場面を想定してみました。捏造過多やキャラらしくない等問題が見られる場合、びしっと指摘していただければと思います…!)
[ 刀剣NO. ] 55
[ 名前 ] 鶯丸
[ パ-トナ- ] 天鵞絨様
[ 性格 ] 独特のマイペースな性格と柔らかな物腰はしっかりと健在しており、一見した限りでは通常の個体とそれほどの差は認められない。相手が人であれ割とすんなり対応するが、それは彼が穏健派というだけであり鶯色の瞳に時折浮かぶ酷く冷ややかな眼差しからは他の刀同様審神者に少なからず嫌悪感を抱いていることが窺える。事を荒立てることを良しとしない為、露骨な暴言を吐き相手を煽るようなことはしない。前本丸での経験からか少々心配性な面が目立ち、相手が刀の場合擦り傷程度の軽傷であっても手入れを受けさせるべく即座に連行してしまうほど。
[ 備考 ] 所謂"レア太刀"であり、その希少性から「折れると再び顕現させるのが面倒」という理由で前任変貌後も無理な出陣は比較的免れていた。健康な己の分まで傷付き、折られていく仲間の様子を目の当たりにするのは相当なストレスだったようで、前述の心配性は主にこのことに起因していると考えられる。鬱々とした気が漂う中、皆で支え合い、励まし合いながら僅かな希望に縋り付く生活を送っていたある日、部隊長として赴いた合戦場で隊の一振りを庇い破壊寸前の重症を負う。手入れによりすぐさま全快したものの、「レアリティの高い刀が馬鹿な真似をするな」と数発の平手を喰らった上で刀の姿に封じられてしまい、本丸解体まで倉庫内に放置されていた。政府の人間に解放された後、庇った刀が前任自身の手で折られていたことを知り、前任への忠誠心が完全に消散するのと同時に審神者という存在そのものに猜疑心を抱くようになる。再び人の側で暮らすということに不満が無い訳ではないが、平和な日常を享受するためならと補佐としての役割は真っ当にこなしている模様。ただし一度目を離せば往来のサボり癖が顔を出し、長い長い休憩に入るので注意が必要。自炊はあまりせず、食事に関しては専ら他の者の世話になることが多い。自由時間にはやはりと言うべきか茶を楽しんでいる姿がよく目撃される。
[ ロルテスト ] (い草が密やかに香る畳敷きの床に四方を一直線に貫く木製の柱、敷居を越えれば日当たりの良い縁側が整然と。実際の本丸を模しているのだというこの空間はなる程、己が心中に自然と懐かしさを想起させるもので。しかし懐古と同時に現れるのはどうにも遣る瀬の無い複雑な思い、ましてこれから対面するのが審神者候補生ともなればその感情は一層の高まりを見せ。我ながら執念深い、と浮かぶ心はあれど変える心は無し、飛び出す機会を今か今かと待ち望む重たい息を押し込めるべく、掌の中ですっかりぬるま湯と化した緑茶を喉の奥へぐいと流し込み。━━ふと、人の気配。充分な間を取りゆったりとした目線を呉れてやれば、異国の雰囲気を漂わせる青年が一人。此方を見ても戸惑う様子を見せない辺り、それなりの経験を積んだ者なのだろう。脳内で弾き出した結論に僅かではあるが不安要素が一つ取り除かれる。もっとも、初見で見縊られないようそれらしく振る舞っているだけなのかもしれないが。…それにしても、パートナーとなるこの男に向け、今この瞬間自身の双眸は何を訴えているのだろうか。唐突に浮かぶ疑問を"まあいいか"と放り捨て、自分という刀らしい穏やかな声色で淡々とした名乗りを一つ。)
古備前の鶯丸。━━まあ、色々と聞いているだろうがよろしく頼む。
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