金 2018-01-03 22:07:55 |
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隊長!
北朝鮮からの諜報部の報告によりますと、金は最高幹部達を集め緊急の会議を開いてる模様です!!
(`∇´ゞ
あと……。
うむ…なんだ?言ってみろ。
( ̄∀ ̄)
あと…我々のSDカードとは違ったSDカードが、街中で多数発見されたとの報告もありました!
(`∇´ゞ
うむ……どうやら、韓国がSDカードをバラ巻いてるようだな……
フフフ……
わしらの思うツボじゃわい♪
( ̄∀ ̄)oO〇
たぶん、そうだと思われます!
(`∇´ゞ
ところで、最後の部隊の準備はまだか? ( ̄∀ ̄)
はい……実はタンチョウ部隊の数が思うように集まっておりません!
もう少し、時間がかかるように思われます!
(`∇´ゞ
そうか……大事な最後の作戦のタンチョウさん部隊だからな……くれぐれも鳥インフルエンザだけには注意しながら、なるべく早めに集めてくれ!
\( ̄∀ ̄)
はいっ!!
(`∇´ゞ
もちろんお前たちも、インフルエンザには気をつけるんだぞ!!
もし、お前たちのインフルエンザがタンチョウさん部隊に感染でもしようものなら……
お前たちに飛んでもらうハメになると思っとけよ!!!!
\(≧∇≦)
は、はい……(苦笑)
(;`∇´ゞ
つづく
こ、これはなんだ?
玉ねぎはあまりの事態に絶句した。
拉致被害者の携帯電話に詰め込まれたデータはてっきり情報管理のためのメタデータだと思われていたが、そこに確かな規則性を発見したことが事のきっかけだった。
そこに含まれた暗号データは通信をするたびに少しずつ拡散し、
そして、あなたのスマホにその意味の全てを改めて出力するようにプログラムが組まれていたのだ。
そこには北朝鮮に潜伏していたスパイの情報だった。今後北朝鮮も含め、アメリカ合衆国の財政政策が与える金融への影響の未来予想図が・・・・・・。
はぁ、金持ちになりたい・・・・。
210
生死が分からないので現実的に無理かもしれませんが努力はできるはずです。少なくても生死の調査くらいの圧力をかけられます。
少なくても、と、少なくとも、は意味・用法が大きく異なるから間違えると恥ずかしいゾ
キーボードのタッチミスと言うかも知れんがeとoはだいぶ離れてるから全く通じないゾ
無知は罪って誰かが言ってたゾ
>211
結局、「圧力」が君の結論なん?
にしても、日本が主導して拉致被害者救済までのシナリオを作らずに圧力だけかけてる現状では前に進まないんではないかい?
213
私は少数派の意見は鵜呑みにしない主義です。
生死が分からないのにどうやって助けるのです?
何をすれば良いのですか?
…まずは、早急にSDカードを全て回収しないと…我々の人民が諸国の余計な文明に心を奪われ……しまいには革命までも起こってしまう危険も無くはないはずではありませぬか……?
\(`∇´ゞ
いいや…、
我々の我が国、我が偉大なる指導者への忠誠心が、あのようなSDカードごときで、揺らいでしまうようなことはありませぬ……
どうか、皆さん!
ここは、これだけの数のSDカードを一体何者が、どのような手段をもってバラまいたのかを、早急に捜索しなければならないのでは……?
ひょっとしたら、とんでもない数のスパイが、我が国に潜んでいるのかもしれませぬぞ!?
\(`∇´ゞ
緊急の最高幹部会議は、さまざま意見や思惑がぶつかり合い……なかなか、どのような対策をとるのか結論を見いださぜずにいた。
うーむ……
( ̄∀ ̄)
そして金は、
最高幹部達の発言を注意深く聞きながら……
ゆっくりとタバコをふかしながら、ただ黙しているだけだった……。
そこへ、韓国がSDカードをバラまきはじめたとの報告が入った。
議会はますます紛糾していった……。
(およそ、これがこの作戦の首謀者の狙いなのだろう……
フフフ……
こういう時こそ、普段は見えない人の心が、あらわに表れてくるもだな……
ま、普段からわしはコイツらの心など十分に把握していたつもりだが……
まさか、ここまでアホやったとはな……)
( ̄∀ ̄;)
金は、うすく笑いを浮かべながらタバコの煙を吐いた……。
金が、静かに表情を少し崩しながらタバコを味わっていることに、周りの最高幹部達は誰も気がつかなかった。
つづく
主は拉致被害者の救済なんて全く考えてないゾ
道化を演じて釣り針垂らしてるだけだゾ
そしてそれがクッソつまらないことに気付いてないゾ
隊長!
最後の渡り鳥、タンチョウ部隊の準備が整いました!
(`∇´ゞ
うむ、ようやくここまできたか……
ところで、北朝鮮の動きはどうなっている?
( ̄∀ ̄)
はい、最高幹部会議の結果……やはりSDカードの回収を始めてるようですが、あまり強制的に強く回収している様子ではありません……
(`∇´ゞ
やはりな…
まあ、あんな小さい物を強制的に回収するのは無理だと悟ったらしいな……
では、いよいよトドメに……タンチョウさん達に旅立ってもらうとするか……
( ̄∀ ̄)
そう言うと、隊長はタンチョウの群の中に入って行き……なにやら、小忙しそうにゴソゴソやりだした。
た、隊長……
何をしてるんですか…?
(`∇´ゞ
部下が心配そうに、隊長に近づいて聞いた。
あっ、SDカード!
しかも、ゴールドのSDカードじゃないですか!……
隊長、まさかそれは……
(`∇´;ゞ
フフフ……
わしの特製プレミアムゴールドSDカードだ!
( ̄∀ ̄)
ま、わしのささやかな金への贈り物なんだがな……はたして、金に届くかどうかは疑問なんだが……
( ̄∀ ̄;)
もし、金がわしのSDカードを見たら…… きっと喜んでくれるだろうよ…
クックク……
(^w^)
こうして、最後の渡り鳥部隊は旅立った。
北朝鮮の全ての人達に、希望と平和を届けるために………。
つづく
準備はどうだ……
( ̄∀ ̄)
はい!
最高幹部達は、皆、自らの進路を決定して、引き上げ始めております!
(`∇´ゞ
フフフ…
さすがに、とっくに賞味期限の切れてた我が国で……やりたい放題にやってた連中だけあって、逃げ足も早いもんだな……
クックク…
( ̄∀ ̄;)
はい……
しかし、我々はこれから…いったいどうすればいいんでしょうか…?
(`∇´ゞ
心配するな!大丈夫だ!……
さっき、ロシアと中国と韓国にも連絡を入れてきた……
お前たちのことも、よくお願いしてきたから、安心してほしい!……
お前は、よくここまで働いてくれたもんだ……ありがとうな♪
( ̄∀ ̄)
はい……
委員長はどうなさるおつもりなんですか?…
(`∇´ゞ
わしは、どこかとんでもない田舎にでも行って……殺された兄貴の分まで、静かに穏やかに長生きするつもりなんだ……
ま、……
とにかく、急いで極限までダイエットをして…うまく別人のふりをせにゃならんのだがな……
ワハハハハー!
( ̄∀ ̄)
たしかに金は、ここ数週間でかなりの減量に成功し、髪型も変えて、全くの別人のようになっていた。
横から失礼ですが…報告します!
(`∇´ゞ
突然、
もう1人部下が部屋に入ってきた。
うむ…どうだった?
( ̄∀ ̄)
今回も発見できませんでした……すみません!!
(`∇´ゞ
いや、最後の任務もご苦労さまだったな……
お前たちも、なるべく早く脱出の支度を整えるんだ。
\( ̄∀ ̄)
はい!
(`∇´ゞ……
静かに、部下は出て行った。
お、隠密を飛ばされていたんですか……?
(`∇´ゞ
うむ……
わしは、奴らと一緒に脱出しようと思っているが……
さっきも言ったとおり、お前たちはここに残って……新しく統一された我が国の元で、今まで以上に活躍してくれ、頼んだぞ!!
( ̄∀ ̄)
はい!……
委員長も、どうかご無事で……
(`∇´ゞ……
失礼します!
緊急の報告があります!!!……
ハァハァ…(`∇´ゞ
また突然部下が、息をきらしながら、慌ただしく金の部屋に入ってきた。
つづく
もう少しで最終回やから……
主さん、後生だから絶対に消さんといてなっ!!
い、委員長!
たった今……
(`∇´ゞ
待て、待て!
そう、慌てるな……
どうせ、全く新しいSDカードでも見つかったんだろ?……
( ̄∀ ̄)
えっ!?……、
なんでそれを…?
(`∇´;ゞ
しかも……、
わしの名前が書いてあるSDカードで……
このわしがSDカードを通じて、国民にサヨナラを言ってるかの内容なんだろ?……
( ̄∀ ̄)
ま、ま、全くその通りでありますっ!!!!……
ハァハァ……
はっ!?……
まさか、本当に委員長がバラまいたSDカードなのですかっ!?
(`∇´;ゞ
いや、違うよ……
ま、そんなことを報告しに来る暇があったら……お前たちも少しでも早く家族の元に帰って、我が国の成り行きを見守りながら……次の新しい我が国でも、今までどおりに国民や新しい国家の為に少しでも働き抜いてほしい……
とにかく、
後のことは、任せたぞっ!
\( ̄∀ ̄)
は、はいっ!!!
委員長!
今までありがとうございました!!!!
どうか、ご無事で……
(`∇´ゞ
部下は少し涙ぐみながら、顔を赤らめて部屋を出て行った。
さあ、お前もそろそろ出て行くがいい…
( ̄∀ ̄)
はい………
では、これにて失礼します!!……
(`∇´ゞ
あ、
ちょっと待て!……
最後に、お前にこれをやるよ……
\( ̄∀ ̄)
金は、出て行きかけた側近の部下に小さなカードを手渡した。
それは、銀色に輝くSDカードだった。
博士によろしくな……
( ̄∀ ̄)
金はそれだけ言って、出て行きかけた部下に、くるりと背中を向けると、静かに部屋のドアを閉めた。
……………。
(`∇´ゞ
つづく
最後のSDカードをバラまかれた北朝鮮は、国民の誰もが浮き足立ち、何が真実でこの国に何が起こっているのか、全くわからなかった。
ただ、
いつの間にか北朝鮮の政府が、まるで煙のように消えて、夢の南北統一がなされていたことに気がついたのは、そんなに時間はかからなかった。
みんな、そろそろ少し休憩しないか?……
( ̄∀ ̄)
金は一緒に平壌を脱出した、家族や身内や、隠密の仲間達に声をかけた。
夕焼けの綺麗な、とある北朝鮮の名もない山の、峠の途中だった。
ん!?……
( ̄∀ ̄)
みんなと和やかに休憩をしている金の足元に、一枚のSDカードが落ちているのを、ふと金が見つけた。
それは金色のSDカードだった。
金は、何気にその金色のSDカードを自分のスマホに差し込んだ。
そのスマホの画面には、北朝鮮の言葉でこう書かれてあった。
『 親愛なる金委員長へ
わしより若い君が、こんなややこしい国のリーダーとして、よく頑張ったもんだとつくづく思う。
なかなか、誰でも真似なんかできやしないさ。
とにかく、今はお疲れ様!
そして……
どうか、いつでもお達者で!
さすらいの
渡り鳥の隊長より 』
ブッ……
ワッハハハ~!!!!!
( ̄∀ ̄)
金が突然大きな声で笑い出したので、周りのみんながビックリした。
(ま、まさか、渡り鳥を使っていたとはなっ!!!……
そりゃ、いくらわしの隠密を飛ばしても、東西南北いずこのスパイも出てくるわけがないわいっ!!!!!!)
アッハハハハ~!!!!!!………
北朝鮮の名もない山々に、金の大きな笑い声が、いつでも、いつでも木霊していた。
完
ちなみに、この話しの続きはわしのトピで♪
(^w^)
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